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ダンジョン部の姫
第103話 敗北
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「お主らはどう思っておるのじゃ? 筑紫春菜を狙っておるんじゃろ?」
ユカリスさんが部員たちに問いかけると、みんなは俯いてもじもじしてしまう。
「ぼ、ぼ、僕はそんな……」
「拙者は……拙者は……姫のことは……」
「拙者も……」
「拙者……」
「せっ……」
「もごもご、もごもご、と。何を言いたいのか、わからんのじゃ。ユカちんが翻訳をするのじゃ。みんな『筑紫春菜とおてて繋いでデートしてみたい』じゃ。日本語に訳すと、こう言っておるぞ」
「な、何を言って!!」
顔を真っ赤にしたのは部長だ。
「だがなあ。経験豊富な恋愛マイスターのユカちんから言わせてもらうとじゃなあ。みんな、筑紫春菜の〝体〟狙いじゃぞ」
その言葉に驚いたのは私だ。
「え……!?」
それから、私はジト目で部員たちを見てしまった。
部長は慌てながら、否定するように手を振っている。
「ち、違うよ! そんなことないよ! やめてえー!! 春菜さん、違うからね!」
「そんなことあるじゃろ。みな、手を繋ぎたいと思っておるじゃろ。思っておらんのか?」
ユカリスさんの言うところの〝体〟というのは、単に私の〝手〟のことだった。
「か、体って……。まぎらわしいよ……」
部長はか細い声で抗議する。
私はホッとしながら、みんなに声をかけた。
「びっくりさせないで、ユカちん。みんな、手くらい握ったことあるでしょ? ねえ?」
ところが一同は俯いて黙り込む。
今度は驚いた顔をするのはユカリスさん。
「な、な! 筑紫春菜は男子と手を繋いだことがあるのかあ!?」
「普通にありますけれど……」
幼稚園の時は幼なじみのまーくんと手を繋いで通っていた。
中学校に入ってフォークダンスの練習をしたこともある。
確かこのダンジョンでも、巨大鼠の群れに追われた時に、部長に手を引っ張られたし。
「部長が、早く逃げようと手を引いてくれましたね」
「な……。そ、そこまで経験豊富だったとは……。最近の女子中学生は早熟だと聞いておったが、まさかそこまでとは……。」
「ユカちんは手を繋いだことないの?」
がくっ、とユカリスさんは膝を折る。頭が深く垂れ落ちた。
「ユカちんの敗北じゃ……」
ユカリスさんは両手両膝を地面につき四つん這いの態勢になった。この世の終わりと言わんばかりに落ち込んでいる。
その時、通信が復活。コメント欄が流れはじめていた。
■お、つながった
■おーいハルナっちー
■オーガ、死んでるやん
■つか、警備隊が多すぎ
■全部終わったあとかあ
■というか、その両手両膝を地面について項垂れているのは誰?
■天橋立ユカリス?
■もしかして天橋立ユカリスがすべての首謀者? 悪の親玉?
■ハルナっちに打ちのめされて、敗北したところ?
視聴者から見たら、まるで私がユカリスさんのことを倒したように見えてしまったのかもしれない。
「違いますからねー。私は何もしていませんよー。ユカちんが勝手に敗北を宣言したのです」
■何もせずに倒した!?
■精神干渉系の魔法でも獲得したのか?
■そんな魔法は聞いたことがない
■ハルナっちならあるかもしれない
「まだ魔法は開花していません。残念ながら」
私の配信画面に、ユカリスさんが頭を持ち上げてきた。
視聴者へ向けて話し始める。
「筑紫春菜の不純異性交遊が発覚したのじゃ……。そもそも、男子高校生を5人もはべらせてダンジョンデートなど、小悪魔すぎるのじゃ。将来が末恐ろしいのじゃ。これは大変なことじゃ。冬夜隊長にも報告を。いや……もう遅すぎるのじゃ……。なにしろ……筑紫春菜は……あんなことまでしておっただなんて!」
■え? 何? 何をしたの? ハルナっち?
■ユカリスさん、春菜さんは何をしたのですか?
■なにをしでかしたの?
「ユカちんの口からはとても言えないようなことじゃ。体の関係……。おっと口が滑ってしもうた……。もう遅いのじゃ。取り返しがつかないのじゃ」
■体!?
■※?♡&$
■H*+H@*H??
■NO!!
「あれ? また電波障害?」
私はダンジョンデバイスを小突く。だが、特に電波の問題はないようだ。
「えーと、みなさん。見えておりますか? オーガはハンターたちの金品を狙ったMPKでした。首謀者は取り押さえられ、おそらく死刑になるでしょう」
■いや、そんなことよりも、『あんなこと』の内容は?
■ダンジョン内のピーは禁止されているはずだよ
■しかも6人でピーするとかピーするとかピーまでしてしまうとか、バレずにするのは難しいよね?
■あ、そうか電波障害か
■うわあ、俺達が見ていない隙にピーを!
■うわあああ、俺の嫁がああ。ピーするなんてぇ。傷ものにいいぃぃ
■くそおぉ。犯人は死刑だ。ダンジョン部も死刑だあ。うらやまぴー
■相手は5人? 5人なの? ねえ、5人? 5人でピー? うわあああ!
「いやあ、拙者たちはそのようなことはしておりませぬ」
「その通りでござる」
部員たちが誤解を解いてくれようとしている。
ところがユカリスさんは変なことを言ってしまう。
「ユカちんは聞いたのじゃ。筑紫春菜は結合したそうなのじゃ。がっちりと」
単にモンスターから逃げる時に手を引かれただけだ。そのことを、ややこしくしてしまう。
これには「いやいやいや」と否定をしてくれるダンジョン部員たち。
だが、
「部長だけでござるからして」
石田さんの余計な一言が、完全に誤解を招いてしまった。
■!?
■!?
■!?
ユカリスさんが部員たちに問いかけると、みんなは俯いてもじもじしてしまう。
「ぼ、ぼ、僕はそんな……」
「拙者は……拙者は……姫のことは……」
「拙者も……」
「拙者……」
「せっ……」
「もごもご、もごもご、と。何を言いたいのか、わからんのじゃ。ユカちんが翻訳をするのじゃ。みんな『筑紫春菜とおてて繋いでデートしてみたい』じゃ。日本語に訳すと、こう言っておるぞ」
「な、何を言って!!」
顔を真っ赤にしたのは部長だ。
「だがなあ。経験豊富な恋愛マイスターのユカちんから言わせてもらうとじゃなあ。みんな、筑紫春菜の〝体〟狙いじゃぞ」
その言葉に驚いたのは私だ。
「え……!?」
それから、私はジト目で部員たちを見てしまった。
部長は慌てながら、否定するように手を振っている。
「ち、違うよ! そんなことないよ! やめてえー!! 春菜さん、違うからね!」
「そんなことあるじゃろ。みな、手を繋ぎたいと思っておるじゃろ。思っておらんのか?」
ユカリスさんの言うところの〝体〟というのは、単に私の〝手〟のことだった。
「か、体って……。まぎらわしいよ……」
部長はか細い声で抗議する。
私はホッとしながら、みんなに声をかけた。
「びっくりさせないで、ユカちん。みんな、手くらい握ったことあるでしょ? ねえ?」
ところが一同は俯いて黙り込む。
今度は驚いた顔をするのはユカリスさん。
「な、な! 筑紫春菜は男子と手を繋いだことがあるのかあ!?」
「普通にありますけれど……」
幼稚園の時は幼なじみのまーくんと手を繋いで通っていた。
中学校に入ってフォークダンスの練習をしたこともある。
確かこのダンジョンでも、巨大鼠の群れに追われた時に、部長に手を引っ張られたし。
「部長が、早く逃げようと手を引いてくれましたね」
「な……。そ、そこまで経験豊富だったとは……。最近の女子中学生は早熟だと聞いておったが、まさかそこまでとは……。」
「ユカちんは手を繋いだことないの?」
がくっ、とユカリスさんは膝を折る。頭が深く垂れ落ちた。
「ユカちんの敗北じゃ……」
ユカリスさんは両手両膝を地面につき四つん這いの態勢になった。この世の終わりと言わんばかりに落ち込んでいる。
その時、通信が復活。コメント欄が流れはじめていた。
■お、つながった
■おーいハルナっちー
■オーガ、死んでるやん
■つか、警備隊が多すぎ
■全部終わったあとかあ
■というか、その両手両膝を地面について項垂れているのは誰?
■天橋立ユカリス?
■もしかして天橋立ユカリスがすべての首謀者? 悪の親玉?
■ハルナっちに打ちのめされて、敗北したところ?
視聴者から見たら、まるで私がユカリスさんのことを倒したように見えてしまったのかもしれない。
「違いますからねー。私は何もしていませんよー。ユカちんが勝手に敗北を宣言したのです」
■何もせずに倒した!?
■精神干渉系の魔法でも獲得したのか?
■そんな魔法は聞いたことがない
■ハルナっちならあるかもしれない
「まだ魔法は開花していません。残念ながら」
私の配信画面に、ユカリスさんが頭を持ち上げてきた。
視聴者へ向けて話し始める。
「筑紫春菜の不純異性交遊が発覚したのじゃ……。そもそも、男子高校生を5人もはべらせてダンジョンデートなど、小悪魔すぎるのじゃ。将来が末恐ろしいのじゃ。これは大変なことじゃ。冬夜隊長にも報告を。いや……もう遅すぎるのじゃ……。なにしろ……筑紫春菜は……あんなことまでしておっただなんて!」
■え? 何? 何をしたの? ハルナっち?
■ユカリスさん、春菜さんは何をしたのですか?
■なにをしでかしたの?
「ユカちんの口からはとても言えないようなことじゃ。体の関係……。おっと口が滑ってしもうた……。もう遅いのじゃ。取り返しがつかないのじゃ」
■体!?
■※?♡&$
■H*+H@*H??
■NO!!
「あれ? また電波障害?」
私はダンジョンデバイスを小突く。だが、特に電波の問題はないようだ。
「えーと、みなさん。見えておりますか? オーガはハンターたちの金品を狙ったMPKでした。首謀者は取り押さえられ、おそらく死刑になるでしょう」
■いや、そんなことよりも、『あんなこと』の内容は?
■ダンジョン内のピーは禁止されているはずだよ
■しかも6人でピーするとかピーするとかピーまでしてしまうとか、バレずにするのは難しいよね?
■あ、そうか電波障害か
■うわあ、俺達が見ていない隙にピーを!
■うわあああ、俺の嫁がああ。ピーするなんてぇ。傷ものにいいぃぃ
■くそおぉ。犯人は死刑だ。ダンジョン部も死刑だあ。うらやまぴー
■相手は5人? 5人なの? ねえ、5人? 5人でピー? うわあああ!
「いやあ、拙者たちはそのようなことはしておりませぬ」
「その通りでござる」
部員たちが誤解を解いてくれようとしている。
ところがユカリスさんは変なことを言ってしまう。
「ユカちんは聞いたのじゃ。筑紫春菜は結合したそうなのじゃ。がっちりと」
単にモンスターから逃げる時に手を引かれただけだ。そのことを、ややこしくしてしまう。
これには「いやいやいや」と否定をしてくれるダンジョン部員たち。
だが、
「部長だけでござるからして」
石田さんの余計な一言が、完全に誤解を招いてしまった。
■!?
■!?
■!?
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