15 / 165
フレイムドラゴン討伐編
第15話 ドラゴンの最期
しおりを挟む
逃げて、逃げて、逃げまくる。
ドラゴンのブレスは、計12回。12回でいったんは打ち止めということだ。
次のブレスまでの時間はわからない。
そして洞窟の奥に引っ込んだ私に対して、何もできないドラゴンのイラつきは頂点に達しているだろう。
まあそうだよな。
わざと怒らせているのだもの。
ドラゴンは思いっきりマグマを口に含み、上層から流し込んでくる。
だけど、きっと喉の奥まではマグマから保護されていないだろう。
さすがのドラゴンも必ず弱点がある。
どこもかしこも硬いなんてことは絶対にありえない。あったなら、勝つのは不可能だ。
しかしまあ、誤算というか、予想通りというか。
このフレイムドラゴン・ロードはロードの名を冠しているだけあって知力が高い。
フレイムドラゴン・ロードのいる場所はマグマが貯まっていて、その周囲が壁になっている。壁には洞窟の入口が何個も口を開けている。
その口をドラゴンは最初に岩で塞いだのだ。
そして、今は上層からマグマを注ぎ込んでいる。
すると、まずは215層がマグマで満たされるだろう。次に、214層、213層が沈む。
最後に212層。
時間こそかかるが、私が移動できる範囲は完全になくなる。
どうやらマグマはさらに下の層から湧き出ているらしい。ドラゴンがマグマを汲み上げたところで、その分は補給される。
私はドラゴンに見つからないように、こっそりと顔を出す。
ダンジョンデバイスをドラゴンに向ける。
なるほど。
マグマをめいいっぱい口に含んでいるだけあって、ドラゴンも無傷で済んでいないようだ。
HPは99.4%、99.3%、99.2%と若干だが減っている。つまり、喉はマグマに耐えることはできず、当然、飲み込むなんてありえないだろう。マグマを飲んでしまうと致命傷になりかねないはずだ。硬い皮膚の内側は弱いのだ。
もちろん、私が魔物石を埋め込んだ右眼もね。
マグマを飲み込ませるのは難しいだろう。狙うのは右眼だ。ここしかない。
フレイムドラゴン・ロードがマグマに頭をつけないことはわかっている。右眼からマグマが入ったら致命傷になる。だからこそ、私はやつの頭を下げさせ、マグマに沈めなければならない。
作戦はうまくいくだろうか。
そもそもこの作戦が成功する保証なんてどこにもない。
私の罠が発動し――。
思惑通りにドラゴンの頭を下げさせ――。
そして、傷を負った眼球にマグマを注ぎ込む――。
そんなことが可能なのだろうか?
魔物石を使って?
ドラゴンがマグマを注ぎ込むことを予期して?
洞窟の入口を塞ぐことを見越して?
そして、いつでも破壊できるようにしかけをして?
やるだけのことはやった。もう、あとは見守るしかないのだ。
「では、カウントしましょうか」
■その前にどういう作戦か説明してよ
■ハルナっちの邪魔しちゃだめだよ
■さっき見始めたばかりで状況がわからない
■誰か 説明plz
「5」
■アイテム生成で爆発玉を作った
■爆発玉を洞窟の出口全部に置いた
■それじゃ、モンスターすら倒せないよ
■別にいいんだよ 岩を割るだけだから
「4」
■魔物石は? ドラゴンの右眼に埋め込んだやつ
■あれ、使えねー。ゴミアイテムじゃん
■モンスターをポップするやつ?
■ポップ数は乱数だったよね? でも最低10匹は湧く
■ああ、そういうことか
■そういうこと
■頭いいね
「3」
■ドラゴンに、通路をマグマで満たしてもらったんだ
■それを一気に放出ってことか なるほどね
「2」
■でも意味なくない?
■ドラゴンの右眼を狙える?
「1」
着火……
私は212層の高さから、フレイムドラゴン・ロードを見下ろす。
マグマはじゅうぶんに貯まっていた。
215、214、213層の洞窟の出口が次々と爆発し、ドラゴンに向かってマグマが放出される。
その時だった、フレイムドラゴン・ロードの頭部が強力な力で押さえつけられたかのように、マグマの海に沈んだ。
やつの右眼の中では215層で出現するモンスターがポップしている。当然ながら、モンスターの層間移動はできない。ドラゴンの頭ごと、215層の高さで固定されたのだ。
頭を上げようとするフレイムドラゴン・ロード。見えないなにかに押さえつけられるかのように、首が上がらない。
その間にもマグマがやつのもとへと流れていく。ドラゴンの体が頭ごとマグマに埋もれていく。
グ、グオオオォ……
くやしそうにドラゴンは声を漏らす。
右眼にマグマが触れる。
グギャガガガ……………………
それと同時にポップされたモンスターも死んだのだろう。少しだけドラゴンの首が上がった。けれど、すぐに次のモンスターが産み出された。
がくっとドラゴンの首が落ちる。
マグマはドラゴンの右眼へ流れ込む。
グギャガガガ……………………
グギャガガ……………………
215層のモンスターは上層に運べない。これはドラゴンをしても不可能なことだ。ダンジョンの摂理には何者も逆らうことはできない。よって、フレイムドラゴン・ロードは頭を持ち上げられない。
奴が死ぬのが先か、魔物石の効果がなくなるのが先か。
ドラゴンの右眼の中で、モンスターが生まれては死んでいく。
グギャ……………………
グギグ……
グ……
フレイムドラゴン・ロードが動かなくなった。
おそらくはマグマは脳へと達しただろう。脳を焼き、フレイムドラゴン・ロードは絶命した。
終わってみるとあっけない。
見下ろしている一面はマグマの海。
そこに沈むは巨大な龍の死骸。
ダンジョンデバイスをフレイムドラゴン・ロードへ向ける。
残存HP0%
私は勝利した。
ドラゴンのブレスは、計12回。12回でいったんは打ち止めということだ。
次のブレスまでの時間はわからない。
そして洞窟の奥に引っ込んだ私に対して、何もできないドラゴンのイラつきは頂点に達しているだろう。
まあそうだよな。
わざと怒らせているのだもの。
ドラゴンは思いっきりマグマを口に含み、上層から流し込んでくる。
だけど、きっと喉の奥まではマグマから保護されていないだろう。
さすがのドラゴンも必ず弱点がある。
どこもかしこも硬いなんてことは絶対にありえない。あったなら、勝つのは不可能だ。
しかしまあ、誤算というか、予想通りというか。
このフレイムドラゴン・ロードはロードの名を冠しているだけあって知力が高い。
フレイムドラゴン・ロードのいる場所はマグマが貯まっていて、その周囲が壁になっている。壁には洞窟の入口が何個も口を開けている。
その口をドラゴンは最初に岩で塞いだのだ。
そして、今は上層からマグマを注ぎ込んでいる。
すると、まずは215層がマグマで満たされるだろう。次に、214層、213層が沈む。
最後に212層。
時間こそかかるが、私が移動できる範囲は完全になくなる。
どうやらマグマはさらに下の層から湧き出ているらしい。ドラゴンがマグマを汲み上げたところで、その分は補給される。
私はドラゴンに見つからないように、こっそりと顔を出す。
ダンジョンデバイスをドラゴンに向ける。
なるほど。
マグマをめいいっぱい口に含んでいるだけあって、ドラゴンも無傷で済んでいないようだ。
HPは99.4%、99.3%、99.2%と若干だが減っている。つまり、喉はマグマに耐えることはできず、当然、飲み込むなんてありえないだろう。マグマを飲んでしまうと致命傷になりかねないはずだ。硬い皮膚の内側は弱いのだ。
もちろん、私が魔物石を埋め込んだ右眼もね。
マグマを飲み込ませるのは難しいだろう。狙うのは右眼だ。ここしかない。
フレイムドラゴン・ロードがマグマに頭をつけないことはわかっている。右眼からマグマが入ったら致命傷になる。だからこそ、私はやつの頭を下げさせ、マグマに沈めなければならない。
作戦はうまくいくだろうか。
そもそもこの作戦が成功する保証なんてどこにもない。
私の罠が発動し――。
思惑通りにドラゴンの頭を下げさせ――。
そして、傷を負った眼球にマグマを注ぎ込む――。
そんなことが可能なのだろうか?
魔物石を使って?
ドラゴンがマグマを注ぎ込むことを予期して?
洞窟の入口を塞ぐことを見越して?
そして、いつでも破壊できるようにしかけをして?
やるだけのことはやった。もう、あとは見守るしかないのだ。
「では、カウントしましょうか」
■その前にどういう作戦か説明してよ
■ハルナっちの邪魔しちゃだめだよ
■さっき見始めたばかりで状況がわからない
■誰か 説明plz
「5」
■アイテム生成で爆発玉を作った
■爆発玉を洞窟の出口全部に置いた
■それじゃ、モンスターすら倒せないよ
■別にいいんだよ 岩を割るだけだから
「4」
■魔物石は? ドラゴンの右眼に埋め込んだやつ
■あれ、使えねー。ゴミアイテムじゃん
■モンスターをポップするやつ?
■ポップ数は乱数だったよね? でも最低10匹は湧く
■ああ、そういうことか
■そういうこと
■頭いいね
「3」
■ドラゴンに、通路をマグマで満たしてもらったんだ
■それを一気に放出ってことか なるほどね
「2」
■でも意味なくない?
■ドラゴンの右眼を狙える?
「1」
着火……
私は212層の高さから、フレイムドラゴン・ロードを見下ろす。
マグマはじゅうぶんに貯まっていた。
215、214、213層の洞窟の出口が次々と爆発し、ドラゴンに向かってマグマが放出される。
その時だった、フレイムドラゴン・ロードの頭部が強力な力で押さえつけられたかのように、マグマの海に沈んだ。
やつの右眼の中では215層で出現するモンスターがポップしている。当然ながら、モンスターの層間移動はできない。ドラゴンの頭ごと、215層の高さで固定されたのだ。
頭を上げようとするフレイムドラゴン・ロード。見えないなにかに押さえつけられるかのように、首が上がらない。
その間にもマグマがやつのもとへと流れていく。ドラゴンの体が頭ごとマグマに埋もれていく。
グ、グオオオォ……
くやしそうにドラゴンは声を漏らす。
右眼にマグマが触れる。
グギャガガガ……………………
それと同時にポップされたモンスターも死んだのだろう。少しだけドラゴンの首が上がった。けれど、すぐに次のモンスターが産み出された。
がくっとドラゴンの首が落ちる。
マグマはドラゴンの右眼へ流れ込む。
グギャガガガ……………………
グギャガガ……………………
215層のモンスターは上層に運べない。これはドラゴンをしても不可能なことだ。ダンジョンの摂理には何者も逆らうことはできない。よって、フレイムドラゴン・ロードは頭を持ち上げられない。
奴が死ぬのが先か、魔物石の効果がなくなるのが先か。
ドラゴンの右眼の中で、モンスターが生まれては死んでいく。
グギャ……………………
グギグ……
グ……
フレイムドラゴン・ロードが動かなくなった。
おそらくはマグマは脳へと達しただろう。脳を焼き、フレイムドラゴン・ロードは絶命した。
終わってみるとあっけない。
見下ろしている一面はマグマの海。
そこに沈むは巨大な龍の死骸。
ダンジョンデバイスをフレイムドラゴン・ロードへ向ける。
残存HP0%
私は勝利した。
113
お気に入りに追加
289
あなたにおすすめの小説
【短編】追放した仲間が行方不明!?
mimiaizu
ファンタジー
Aランク冒険者パーティー『強欲の翼』。そこで支援術師として仲間たちを支援し続けていたアリクは、リーダーのウーバの悪意で追補された。だが、その追放は間違っていた。これをきっかけとしてウーバと『強欲の翼』は失敗が続き、落ちぶれていくのであった。
※「行方不明」の「追放系」を思いついて投稿しました。短編で終わらせるつもりなのでよろしくお願いします。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最底辺の落ちこぼれ、実は彼がハイスペックであることを知っている元幼馴染のヤンデレ義妹が入学してきたせいで真の実力が発覚してしまう!
電脳ピエロ
恋愛
時野 玲二はとある事情から真の実力を隠しており、常に退学ギリギリの成績をとっていたことから最底辺の落ちこぼれとバカにされていた。
しかし玲二が2年生になった頃、時を同じくして義理の妹になった人気モデルの神堂 朱音が入学してきたことにより、彼の実力隠しは終わりを迎えようとしていた。
「わたしは大好きなお義兄様の真の実力を、全校生徒に知らしめたいんです♡ そして、全校生徒から羨望の眼差しを向けられているお兄様をわたしだけのものにすることに興奮するんです……あぁんっ♡ お義兄様ぁ♡」
朱音は玲二が実力隠しを始めるよりも前、幼少期からの幼馴染だった。
そして義理の兄妹として再開した現在、玲二に対して変質的な愛情を抱くヤンデレなブラコン義妹に変貌していた朱音は、あの手この手を使って彼の真の実力を発覚させようとしてくる!
――俺はもう、人に期待されるのはごめんなんだ。
そんな玲二の願いは叶うことなく、ヤンデレ義妹の暴走によって彼がハイスペックであるという噂は徐々に学校中へと広まっていく。
やがて玲二の真の実力に危機感を覚えた生徒会までもが動き始めてしまい……。
義兄の実力を全校生徒に知らしめたい、ブラコンにしてヤンデレの人気モデル VS 真の実力を絶対に隠し通したい、実は最強な最底辺の陰キャぼっち。
二人の心理戦は、やがて学校全体を巻き込むほどの大きな戦いへと発展していく。
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる