どうして小説が書けないのか？ どうすれば小説を書けるのか？

６２日目 何が苦悩を生むのか？ その２

思考を外すというのは、思考を手放すという意味です。

思考が勝手にブレーキを掛けてくると考えました。

野球に興味があろうがなかろうが、小説を書きたいと思おうが思わなかろうが、始めたばかりだろうが先にすすんだ段階だろうが、全く関係ないはずだと思いました。

私たちは思考がなければ生きていけないと思いこんでいます。

思考は自分で生み出し、だからこそ手放せないと思っています。

考え方を変えて、思考は自分とは違うなにか別のもの、たとえば宇宙サーバーが作り出した言語情報であり、自分の頭に放り込まれたもの、と考える。
つまり、自分以外の何かが作り出したもの、という考えです。

これが現実にそうなっているのかどうかは、どうでもいいことです。

事実かどうかは関係ありません。ちなみに、まったく事実ではありません。
いや、事実なんてどうでもいいのです。

大事なのは！

役に立つかどうか！
です。

「自分の思考が、自分以外の何かが作り出したもの」という考え方が、実生活において役に立つかどうか、それだけなのです。

そして目的は「思考を手放す」ことです。

思考を手放すことができれば別の考え方を持ち込んでも構いません。なんでもいいのです。

要は、どんな手段を用いても苦悩なく生きられればいいわけです。
そのためには常識外の発想すら利用する、ということです。

ただし、役に立たなければ意味がありません。

私が今何をしようとしているかというと、一種のメンタルケアです。心の治療です。

たとえば強いトラウマを抱えている人がいたとします。トラウマは消すことができます。しかし、従来の考え方をずっと抱えていたら消すことはできません。

具体的なトラウマの消し方については専門家の領域ですので、専門家の情報をあたってください。

トラウマを消す方法が論理的であるかどうかはどうでもよくて、患者にとって大事なことは実際にトラウマが消えていくかどうかです。結果だけが大事だということです。

私がやろうとしているのは、苦悩を消すという試みです。トラウマを消すことと少し似ています。

行動にブレーキを掛けるような思考が生まれた時、その瞬間を捉えます。
ここが非常に重要です。
すぐに察知する必要があります。

そして生まれた思考に対して、自分以外の外側の、たとえば宇宙サーバーが作り上げた考えであって、これは自分の考えではない、自分以外の何かが過去の体験や希望や願望を元にして、高度な演算情報で作り上げた言語情報なのだと認識します。

私ではないもの、として捉えます。

目的は「思考を手放す」ことです。分離をすることです。
分離をするために、宇宙サーバーという概念を使います。概念はなんでもいいのです。

ここでやっているのは「心のブレーキを外す方法」です。
ブレーキを外す方法は本当に無数にあって、数え切れないほどあります。

心のブレーキはメンタルブロックと呼ばれることもあります。
興味がある方は調べてみてください。

私の経験上、現実的な方法では無理でした。
理論的で、納得できる、合理的で論理的な、一見すると正しいと思える考え方では無理でした。

非常識的な概念に鍵がありました。