上 下
42 / 66

42日目 漫画について その2

しおりを挟む
実際に挑戦してみるとわかるのですが、漫画を描けるようになるためにはとんでもなく高いハードルがいくつもあります。

これがかなりの難易度であって、どのように難しさを伝えたらいいのかわからないのですが、そもそも私はまだ描けるようになっていません。だから伝えようがないですが、まあ、とにかく難しいのです。

難しいはずなのに、私たちのまわりには漫画が溢れています。
漫画家志望の方もたくさんいますし、私たちが知らないプロの漫画家もたくさんいるはずです。

どのくらいの人数がいるのかは不明ですが、漫画を描ける人がたくさんいるように錯覚してしまいます。

漫画を描ける人の数は少ないはずなんです。

これは完全に私の推測でしかないのですが、漫画を描きたいと思う人と小説を書きたいと思う人の母数は、圧倒的に漫画が多いのではないかと思います。

適当な数字を当てはめて考えてみましょうか。

学校のクラスを想像してみます。40人いたとします。

漫画はほぼ全員の40人が読んでいる。一方で小説は10人が読んでいる。

漫画を描きたいと思う人は30人くらい。
小説を書きたいと思う人は5人くらい。

そのなかで漫画が描けるようになったのは1人。
小説が書けるようになったのは3人。

こんな感じでしょうか。完全に私の勝手なイメージですが。

そして描かれた漫画はクラスのほぼ全員、40人が読む。
書かれた小説は4人が読む。

漫画は読者数も多く、漫画家志望も多いけれど、作者になれる確率は低い。描かれた作品はたくさんの人に読んでもらえる可能性がある。

小説は読者数が少なく、志望者も少ないけれど、作者にはなれる確率は高い。書いた作品はそんなにたくさんの人に読んでもらえるわけではない。

少し話がそれますけど、小説の読者数は漫画に比べると少ないですね。
例えばカクヨムではWeb小説短編賞のコンテストを開催していたり、カクヨム甲子園という高校生限定のコンテストも行われています。

あなたはそれらの受賞作、どれくらい読んでいますか?
『【高校生限定】カクヨム甲子園2023』
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomukoshien2023
『カクヨムWeb小説短編賞2022』
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2022

上のほうの受賞作はPVもそれなりにあります。
けれど、奨励賞など下のほうを見てみますと。
Web小説短編賞の特別賞とか。

何人が読んでいるのでしょうか。

カクヨムWeb小説短編賞なんて1万作以上の応募があります。
応募者の何人が読んでいるのでしょうね? 応募するなら読め、ということが言いたいわけではありません。
ぶっちゃけ、私も読んでいません。(まったく読んでいないわけではなく、作者名やタイトルをほかで見かけた人は読んだりしています)

伝えたいのは、私たちが思う以上に読者が少ないのではないかということです。

というよりも、本当は読者はいます。
けれど、そのほとんどが異世界や悪役令嬢、恋愛・ラブコメに偏っています。
またもや私の勝手な推測ですが、95%くらいがここに偏っているのではないかと思っています。

なんだか漫画を描くことの難しさを伝えたかったのに、小説読者の偏りに対する愚痴のようになってしまいました。

明日は話を漫画に戻そうと思います。

(カクヨムの賞について言及しておりますが、この記事はアルファポリスにも投稿しています。)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

SNS依存症タイプ

月澄狸
現代文学
 夢と現実を縫い合わせる糸。SNS上で演じた私はどこまで私だったのか。あなたはどこまであなただったのか。  けれど作品ならば「私」も「あなた」もすべて嘘で、存在してもしなくても良かったわけだ。  創作では作者不在が許される。半分幻想の世界。 「作品」を書き、「作品」を読み、自身も作品と化す。上手に取り繕えば良いのである。着ぐるみのチャックみたいな、ほつれ糸を引っ張ってはならない。

ネオンブルーと珊瑚砂

七草すずめ
エッセイ・ノンフィクション
初めての海外旅行、行き先は常夏の島グアム。旅のおともは家族にカメラ、それから妹の彼氏……!? ぽんこつな長女すずめと彼氏連れの次女つぐみ、マイペースな三女ひばりとちゃっかりものの末弟、羽斗。爽やか彼氏に行動的な父、天然の母が加われば、ただの旅行では終わらない! 筆者が見たグアムの四日間を切り取った、初の長編エッセイ。他人の家族旅行なのに、なぜかおもしろい!?

処理中です...