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38日目 なぜネタが尽きたと思ってしまうのか?

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小説を書いていたりエッセイを書いていると、もうこれ以上新しいネタが思い浮かばないように感じることがあります。
何もアイデアが考えつかずに、苦しい状態に陥ります。

ネタもアイデアも、まったく出てこないと感じます。

誰でも同じような状態になることがあるのではないかと思うのですが、このことについて分析してみようと思います。

まず、大前提として「本当にネタが尽きているのだろうか?」と考えてみます。

もちろん違います。
実際に書き出せばなんとか絞り出されてくるからです。

では、なぜ「ネタが尽きてしまった」と思ってしまうのか?

これは現実とは違う間違った状態です。それが真実の状態であると誤認させられているのです。

誰に?
そりゃ、自分によってです。

じゃあ、自分の何が? 何がそんな意地悪をするのか?
思考です。

ではなぜ思考がそんなことをしてくるのか? どうして私に書くことをやめさせようとしてくるのか? なぜ邪魔をしてくるのか? なぜ妨害してくるのか?

思考はけっして邪魔をしたいわけではありません。
そういう側面もあることにはあるでしょう。
しかし、これは単なる思考の性質です。
私たちは思考の性質をあまりよくわかっていないまま、いっしょに暮らしています。

そもそもの原因として、このエッセイのストックが尽きていることにあります。

ストックがたくさんあったときは心に余裕がありました。
この余裕こそが、「ネタに溢れている」という思考を生み出していました。

ところがストックがなくなると「ネタが尽きている」という思考になりました。

私自身は何も変わっていないはずなのに、外部の環境の影響を受けて思考が操作してきたのです。

私たちは自分の思考が正しいものと信じ込んでいます。
「ネタに溢れている」と思えばそう信じ、
「ネタが尽きている」と思えばそれが真実であると信じ込みます。

あまりにも思考に左右されすぎています。
一度、立ち止まって疑ってみなければなりません。
その思考は本当か? 本物なのか?
そうしなければ思考にコントロールされてしまいます。

そして、ネタを絞り出すための解決法です。

ネガティブ思考を生み出している原因は苦しみです。

まず、ストックがなくなったこと。
そしてこのエッセイに義務感を感じてしまっていること。

これをやめる必要があります。

そして、思考には静かになってもらいます。瞑想をしているような、心が静まった状態に調整していきます。

あとはとりあえず書き出してしまうことです。何も考えずに書き出すことで、自動運転機能を作動させることができます。なるべく左脳を活動させないようにして、右脳を優位にして書いていきます。
これで今回の記事もなんとか書けました。

ストックは増やせるかな? どうでしょう?
他にやりたいことがあるので、こちらは今は優先度が下がっていますので。

このエッセイは適度に休みを挟むと思います。そのくらいに思っていたほうが、心理的に楽です。

10万文字を目安に終わりにしようと思いますが、別に毎日書いたからといってお金がもらえるわけでもないですし、気楽な気持ちで書いていきます。

いちばん大事なことは、苦しさを抱かず、気分良く書いていくことです。

やめてしまえば楽になるので、やめてしまえばいいと考えてしまいます。
ところが、これも思考の罠だったりします。

大変なことや苦しいことがなくなれば、楽になって幸せになる……そんなことはありません。

ところが、思考はそのように考えてきます。それが真実であると思わせてきます。
これが思考のお馬鹿さんなところで、解像度の低い部分ではあるのですが、長くなりそうですので別の機会にでも書いてみようと思います。
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