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33日目 机の前に座っても書き出せない時の対処法

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いざ小説を書こうと思って、机に座ってみても書き出せないことはありませんか?

何もできない、1文字も書けない。まったく進まない。気分は悪く、とにかく苦しい。

書けない、書けない、書けない。負のループ。思考のループ。

はっきり言って、机に座った時の状態からしてよくないわけです。日頃から惰性で行動するようにし、心に負荷をかけることなく、執筆を習慣化しておかなければなりません。座る前の段階で、負ける勝負が決まっているわけでもあります。

そうは言っても、今書きたいわけです。なんとしても書かなければならないわけです。絶対に今日は◯文字書かなければならない。まあ、この想いが逆に苦しい方向へ持っていってしまうのですけれど。

書くことが楽しければ書けるのです。苦しいから書けません。

無理に書こうとしても、無理なものは無理です。ますます状況は悪くなります。

とにかく執筆が習慣化していない段階では、心の反逆こそが大いなる敵となっています。

この敵を倒すには?

心が苦しいということは、心がマイナスの状態です。
心の状態を3つで考えてみることにします。
マイナス、ゼロ、プラスの3つです。

マイナスは苦しい状態。
ゼロはまっさらな状態です。
プラスは楽しくてノリノリの状態です。


<手段A:心をゼロの状態にする>

小説が書けないのは、「心が苦しい」からです。
なら、この状態をいったん忘れることでリセットします。

そのために、違うことをやります。

なんでもいいのですが、例えば机の上を整理整頓してみるといいかもしれません。
他には、食器を洗ってみたり、洗濯をしてみたり、散歩してみたり、など、小説のことを頭からなくしてしまいます。

雑用であってもちゃんと人生に役に立っています。掃除なんかは誰かにやってもらいたいと思う雑事であると考えがちですが、心をリセットするために十分に意味があるものです。

なるべく心の中を空っぽにして、無になれるようなことがいいと思います。



<手段B:心をプラスの状態に持っていく>

人間の思考や心は意外とお馬鹿さんです。

人間の頭では「小説を書けない」→「苦しい」の一方通行であると思いこんでいます。
ところがこの逆が可能で、実は心を騙すことができます。

心を楽しい状態に持っていってしまえば、書けてしまったりします。

例えば、小説とはまったく違うものを書いたり、今書いている場所とはまったく違う楽しく書けるシーンを書いたりします。
書いているうちに楽しくなることがあります。

あるいは、
音楽を聴く、とかでもいいです。
漫画を読む、アニメを見る、でもいいです。
趣味でもいいかもしれません。

私の場合、今は漫画を描く練習をしています。絵の練習がまったく苦痛ではなく、ノリノリで楽しくて、大変なのにいくらでもやってしまいます。この状態で小説を書けたら、と思うのですが、実はできることに気がつきました。

つまり、「楽しいこと」を先にやることでプラスの状態を作ってしまいます。

「楽しい心」から「小説を書く」に持っていく方法です。

方法を毎回探すのは大変ですから、自分なりの手段を用意しておくことです。
書けない時にやる「楽しいこと」を用意しておくと、書けるようになるかもしれません。
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