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23日目 プロットってどうしたらいいの?
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みなさんはプロットはどのように書かれているのでしょうか?
プロットにどのくらいの時間をかけているのでしょうか?
そもそも、ちゃんとプロットを書いていますか?
プロットの書き方には決まったフォーマットがあるわけではありません。
書き方も、内容も、分量も、人それぞれのはずです。
私はどうやって書いているかというと、がちがちにプロットを作ってみたり、シンプルにしてみたり、プロットは作らずライブ的に書いてみたり、と迷走しています。
プロットに関しては、雛形を作りました。テンプレートですね。
三幕構成を参考にし、がちがちのものを作りました。
ところがですね。
最近思うのは、これがよくなかったのかと。
正解を求めてはいけないし、完璧にやろうとするのもよくないと思い始めています。
このあたりの正解は人それぞれですので、各自が自分なりのやり方を模索するしかないかと思います。
自分なりの正解の型を少しずつ構築していくしかないのでしょう。焦らずに。
それで、最近気がついたのですが、三幕構成の一幕と二幕の前半辺りまではノープロットでも問題がないのです。
おおよそ頭に入っていますので、プロットを作るほうが面倒くさいのです。前半であまり手が止まることが少ないので、ここはそれほど考えなくでもいいのかなと思いました。
手が止まるのは中盤から後半。文字数で言ったら10万文字の真ん中あたり。5万字を過ぎたあたりです。
これまで使っていたプロットの雛形はこんな感じです。
三幕構成をベースにしていました。
▼ ▼ ▼
・第一幕(設定)
オープニング(過去のエピソードや変化前の主人公を見せる)
セットアップ(誰が何をする物語かを提示)
つかみのイベント
セントラルクエスチョン(目的)の提示
ファーストターニングポイント(主人公が引き返せなくなる)
・第二幕(対立、衝突)
サブプロット(トントン拍子に困難を解決)
物語を駆動するポイント1 不穏な空気を匂わすイベント
ミッドポイント(敵対者との大きな衝突、主人公の危険度急上昇)
物語を駆動するポイント2 困難が拡大して混沌へと急降下する
セカンドターニングポイント(ストーリーがより危険な方向へ)
・第三幕(解決)
ストーリーとサブプロットの解決
セントラルクエスチョンの答え
主人公の変化の証明
エンディング
▲ ▲ ▲
それぞれの項目に対して、どんな内容のことを書くのかを決めていきます。
でも、これは簡易プロットなんです。
さらには詳細なプロットがあります。各パートごとに文字数を決めて、あらすじを書きます。
▼
詳細あらすじ(各500字)
起)
1章1節【 】
1章2節【 】
1章3節【 】
1章4節【 】
1章5節【 】
▲
こんな感じが7章分。
これが詳細プロットです。
えっとね。
面倒くさい。
いや、やってみたことはあります。
けれど、書いていくうちに脱線していくのです。
たぶん自分には向いていません。
設計図がちゃんとできていたら、家は問題なく建てることができます。
小説も同じようなものだと思ってしまったところに、間違いがありました。
書く前にアイデア浮かばねえだろ、と思ってしまいます。
これができる人はいいんじゃないかなあ? がちがちに固めて書けば。私には無理でした。
ここからは自分なりのプロットの書き方です。
ただし、いまだに模索中でもあります。
まずはアイデア出し。
メモ帳に適当に書いていきます。
どんなものを書くかが決まったら、最初の部分は自動的に書けます。プロットはいりません。中盤くらいまでは勢いで書いてしまいます。型みたいなものが自分の頭にあるからです。
登場人物の名前や性格設定、世界観などは適当にメモ書きしておきます。その都度、設定集のようなものが少しずつできあがっててくる感じです。
中盤から後半。ここで詰まるんですよ。ここをちゃんとプロットにすることにしました。
第二幕のミッドポイント以降。第三幕の前半くらいまで。
ここがやっぱり物語の肝となる部分ですし、一番悩むところです。
ここさえなんとかなれば、あとは適当でいいというか、すべてを同じように力を入れて書くものではないと思うんです。
適当に書く部分と、しっかり熱を入れて力を入れて書く部分というものがあるはずです。
その適当部分はとくにプロットはいらないんじゃないかな、というのが自分のやり方でした。
まったくプロットを書かないのではなく、思いついたアイデアを箇条書きで適当にメモっておくとか、その程度です。
重要部分じゃないから、適当に書けるわけです。少しくらい逸れたり外れたりしても問題が起こりにくくもあります。
それとこの部分は気楽に思考を垂れ流すように書いたほうが、逆に勢いがあって面白くもなったりします。
悩まずどんどん書いちゃったほうが、執筆速度も上がります。ちょっとくらい変になっても展開がおかしくても、あとでなんとかなります。前に前に、と進めてしまうほうが得策です。
こんな感じに、今のところの自分としては、プロットの作り込みに強弱をつけるということをしています。
未完成ですけれど、今の自分用プロットはこんな感じの非常に簡素なものです。
▼▼▼
メインイベントプロット(物語の後半部分)
1 危険が迫る
2 絶体絶命
3 絶望的な状況
4 大逆転
5 明かされる真相・変化の証明
▲▲▲
これは後半の一番盛り上がる部分だけです。ここがやっぱり自分にとって一番難しいところです。
言い換えると、ここだけなんとかすれば、他はなんとでもなる、と言えるわけです。
まだ自分用プロットは何度も改良が加えられるでしょう。
正解を求めすぎず、完璧にやろうとしないでやっていきます。肩の力を抜き、負荷を下げるような方法を模索していこうと思っています。
プロットにどのくらいの時間をかけているのでしょうか?
そもそも、ちゃんとプロットを書いていますか?
プロットの書き方には決まったフォーマットがあるわけではありません。
書き方も、内容も、分量も、人それぞれのはずです。
私はどうやって書いているかというと、がちがちにプロットを作ってみたり、シンプルにしてみたり、プロットは作らずライブ的に書いてみたり、と迷走しています。
プロットに関しては、雛形を作りました。テンプレートですね。
三幕構成を参考にし、がちがちのものを作りました。
ところがですね。
最近思うのは、これがよくなかったのかと。
正解を求めてはいけないし、完璧にやろうとするのもよくないと思い始めています。
このあたりの正解は人それぞれですので、各自が自分なりのやり方を模索するしかないかと思います。
自分なりの正解の型を少しずつ構築していくしかないのでしょう。焦らずに。
それで、最近気がついたのですが、三幕構成の一幕と二幕の前半辺りまではノープロットでも問題がないのです。
おおよそ頭に入っていますので、プロットを作るほうが面倒くさいのです。前半であまり手が止まることが少ないので、ここはそれほど考えなくでもいいのかなと思いました。
手が止まるのは中盤から後半。文字数で言ったら10万文字の真ん中あたり。5万字を過ぎたあたりです。
これまで使っていたプロットの雛形はこんな感じです。
三幕構成をベースにしていました。
▼ ▼ ▼
・第一幕(設定)
オープニング(過去のエピソードや変化前の主人公を見せる)
セットアップ(誰が何をする物語かを提示)
つかみのイベント
セントラルクエスチョン(目的)の提示
ファーストターニングポイント(主人公が引き返せなくなる)
・第二幕(対立、衝突)
サブプロット(トントン拍子に困難を解決)
物語を駆動するポイント1 不穏な空気を匂わすイベント
ミッドポイント(敵対者との大きな衝突、主人公の危険度急上昇)
物語を駆動するポイント2 困難が拡大して混沌へと急降下する
セカンドターニングポイント(ストーリーがより危険な方向へ)
・第三幕(解決)
ストーリーとサブプロットの解決
セントラルクエスチョンの答え
主人公の変化の証明
エンディング
▲ ▲ ▲
それぞれの項目に対して、どんな内容のことを書くのかを決めていきます。
でも、これは簡易プロットなんです。
さらには詳細なプロットがあります。各パートごとに文字数を決めて、あらすじを書きます。
▼
詳細あらすじ(各500字)
起)
1章1節【 】
1章2節【 】
1章3節【 】
1章4節【 】
1章5節【 】
▲
こんな感じが7章分。
これが詳細プロットです。
えっとね。
面倒くさい。
いや、やってみたことはあります。
けれど、書いていくうちに脱線していくのです。
たぶん自分には向いていません。
設計図がちゃんとできていたら、家は問題なく建てることができます。
小説も同じようなものだと思ってしまったところに、間違いがありました。
書く前にアイデア浮かばねえだろ、と思ってしまいます。
これができる人はいいんじゃないかなあ? がちがちに固めて書けば。私には無理でした。
ここからは自分なりのプロットの書き方です。
ただし、いまだに模索中でもあります。
まずはアイデア出し。
メモ帳に適当に書いていきます。
どんなものを書くかが決まったら、最初の部分は自動的に書けます。プロットはいりません。中盤くらいまでは勢いで書いてしまいます。型みたいなものが自分の頭にあるからです。
登場人物の名前や性格設定、世界観などは適当にメモ書きしておきます。その都度、設定集のようなものが少しずつできあがっててくる感じです。
中盤から後半。ここで詰まるんですよ。ここをちゃんとプロットにすることにしました。
第二幕のミッドポイント以降。第三幕の前半くらいまで。
ここがやっぱり物語の肝となる部分ですし、一番悩むところです。
ここさえなんとかなれば、あとは適当でいいというか、すべてを同じように力を入れて書くものではないと思うんです。
適当に書く部分と、しっかり熱を入れて力を入れて書く部分というものがあるはずです。
その適当部分はとくにプロットはいらないんじゃないかな、というのが自分のやり方でした。
まったくプロットを書かないのではなく、思いついたアイデアを箇条書きで適当にメモっておくとか、その程度です。
重要部分じゃないから、適当に書けるわけです。少しくらい逸れたり外れたりしても問題が起こりにくくもあります。
それとこの部分は気楽に思考を垂れ流すように書いたほうが、逆に勢いがあって面白くもなったりします。
悩まずどんどん書いちゃったほうが、執筆速度も上がります。ちょっとくらい変になっても展開がおかしくても、あとでなんとかなります。前に前に、と進めてしまうほうが得策です。
こんな感じに、今のところの自分としては、プロットの作り込みに強弱をつけるということをしています。
未完成ですけれど、今の自分用プロットはこんな感じの非常に簡素なものです。
▼▼▼
メインイベントプロット(物語の後半部分)
1 危険が迫る
2 絶体絶命
3 絶望的な状況
4 大逆転
5 明かされる真相・変化の証明
▲▲▲
これは後半の一番盛り上がる部分だけです。ここがやっぱり自分にとって一番難しいところです。
言い換えると、ここだけなんとかすれば、他はなんとでもなる、と言えるわけです。
まだ自分用プロットは何度も改良が加えられるでしょう。
正解を求めすぎず、完璧にやろうとしないでやっていきます。肩の力を抜き、負荷を下げるような方法を模索していこうと思っています。
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