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白の子
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・プロローグを抜かして、あらすじと1話
・ファンタジー
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あらすじ
世界には4つの属性がある。
火・水・地・風……あらゆる生物は大小あれどそのどれかの属性の力を割り振られる。
もちろん人もその例外ではなく、親から子へ……子から孫へと受け継がれる。そして其れは髪や瞳に各色となって現れる。
濃い色ならば魔力が多く、薄い色なら魔力が少なく……。
エトメレン皇国では皇族に火の赤色、三大公爵家には其々水の青色・地の茶色・風の緑色を持った子供が産まれてくる。
其れは国を護るため力の強い同じ属性のものと掛け合わせ、より強固な力とする。
そして今日、水の公爵家であるヴァッサー公爵家で男女の双子が生まれた。
瑠璃色の父、青色の母、濃紺の兄、双子の片割れは空色の女児、そして……もう1人産まれた男児は、銀のように光り輝く白色だった。
「あれっ? カラフルな髪の毛、ケモミミメイド……コスプレ? って俺の身体ちっちぇ!
あ、あれ……も、もしかしなくても……異世界転生まじでした……感じ?」
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0話飛ばしてるので始まり方がすこし不自然かもしれません。
1話*3人兄妹
一月が何日あるのかは分からないが、産まれてから体感で半年ほどがたった。
どうやら本当に異世界転生をしたらしいことは把握した。
何故分かったかって、最近ようやくハッキリと顔が見えるようになってきたが、俺を生んだ母親らしき人は二次元の中でしか見たことがないような綺麗な青色の髪と瞳だったし険しい顔をした父親らしき人は瑠璃色だったからだ。
そのうえ世話をしてくれるメイドが何人もいるけれど同じようにカラフルだし、なんとそのうちの2人はケモミミだった。
これで染めてるだけだったりつけ耳だったりしたら驚くよ。仕えるメイドがそんなんで良いのかと。
両親の髪も瞳も青系だから俺の髪もそんな感じの青系の色かな?
父親はいつ会いに来てくれても眉間に皺がよってはいるけれど美丈夫というやつだし、母親はおっとり系の美人だから俺の顔面偏差値もきっと安泰なはず。
とりあえず父よ、その眉間の皺はどうにかならんのかね。
俺を見ながら更に皺が寄るの怖いから、本当やめろください。
ペロンと出されるおっぱいにしゃぶりつき、可愛いメイドにシモの世話をさせる毎日。はっはっはっ、俺様いい御身分だな!
と、思わないとやっていけません。
神様、異世界転生は嬉しいのですがこれは羞恥プレイにもほどがあります。開き直るまでつらくて仕方なかったから、まじで。
生まれてすぐのころとかは何と言ってるか分からなかったが……そこは柔軟な赤子の脳みそ、割と順調に言語を取り込んでいるらしい。
とりあえず俺に話しかけながらメイドや執事らしき人は『セオドールさま』っていうし、母親は『セオ』って呼びかけてくる。
多分名前に『セオ』がつくであろうことはこの時点でわかった。
あとは敬称が『ドールさま』なのか『さま』なのか……つまりが名前が『セオドール』なのか『セオ』なのか判断が難しいところなのだ。
ただ、メイドたちが母親に呼びかける時に『カミラさま』って言うから、多分『カミラ』が母親の名前で『さま』が敬称だろうと予想はしている。セバスチャンって感じのオールバックの執事っぽい人は『奥様』って言うんだけど……あれはなんだろう、奥様的な感じか?
なので俺の名前はセオドールなんじゃないかな、と。
ちなみに父親は『コレ』とか『ソレ』って言ってるから多分名前じゃなくてこいつとか、あいつとか……そういう呼び方じゃないかなぁ、うん。あの眉間の皺的に言いそうなイメージあるよね。
産まれてすぐのときから、一目見るだけでいなくなるときもあるがほぼ毎日、無理でも何日かに一回は絶対に顔を見にきてくれてるから嫌われてはないだろう、触られる事もないけど。
周りの人にも大事にされてるしね。
あと今の所多分そうだろうと予想していることは父親が『アリスター』って名前だってこと。これは母親以外は『旦那様』って言ってるから覚えるまで時間かかった。他に敬称付きで『ニアール』『ユーフェミア』って名前を聞く。
きっと兄弟だと思うのだが、ニアールの方はまだ会ったことがない、が……ユーフェミアは毎日会っている。
というのもどうやら俺は双子らしい。
最近目が見えるようになってからユーフェミアがいるであろう方を見てみたら空色の髪と瞳の色をしたクリクリお目目の可愛い女の子? がじっとこちらを見ていた。
どうやらあちらも目が見えるようになったばかりなのか、何かを感じているのか見つめられていた。
だがしかし、純粋な赤子じゃない俺はそんなに見つめられると視線に焼き殺されそうだし照れ臭いのであっさりと白旗を振り目を逸らした。
何故赤子はあんなに見つめてくるのだ。
それから数日後、今までと違う来訪者がきた。
いつも俺の世話をしてくれているのと違うメイドさんに連れられてきたのは濃紺の色彩をもった10歳くらいの男の子だった。
多分髪や瞳の色も青系だし、両親に似通って整った顔立ちを見ても俺の兄なのだろう。
兄は母親に似てタレがちの瞳を更に垂れさせてふわっとした笑顔で隣同士に置いてあるベビーベッドに寝ている俺とユーフェミアを交互に見て交互にツンツンと頬を指す。
「ふぁ……どっちも柔らかいし可愛い……」
もちもち肌が気持ち良いのか、若干うっとりした顔で楽しそうにしていて何よりだが、そろそろやめろください泣きそうです。
前世の記憶持ちとかそんなん関係ない。
俺もユーフェミアも赤子様なのだ。涙腺はたいへんお弱くなっておられるのだ。
だから……
「ふぇ……」
「「びええええええええ(やめてーーー)」」
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・ファンタジー
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あらすじ
世界には4つの属性がある。
火・水・地・風……あらゆる生物は大小あれどそのどれかの属性の力を割り振られる。
もちろん人もその例外ではなく、親から子へ……子から孫へと受け継がれる。そして其れは髪や瞳に各色となって現れる。
濃い色ならば魔力が多く、薄い色なら魔力が少なく……。
エトメレン皇国では皇族に火の赤色、三大公爵家には其々水の青色・地の茶色・風の緑色を持った子供が産まれてくる。
其れは国を護るため力の強い同じ属性のものと掛け合わせ、より強固な力とする。
そして今日、水の公爵家であるヴァッサー公爵家で男女の双子が生まれた。
瑠璃色の父、青色の母、濃紺の兄、双子の片割れは空色の女児、そして……もう1人産まれた男児は、銀のように光り輝く白色だった。
「あれっ? カラフルな髪の毛、ケモミミメイド……コスプレ? って俺の身体ちっちぇ!
あ、あれ……も、もしかしなくても……異世界転生まじでした……感じ?」
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0話飛ばしてるので始まり方がすこし不自然かもしれません。
1話*3人兄妹
一月が何日あるのかは分からないが、産まれてから体感で半年ほどがたった。
どうやら本当に異世界転生をしたらしいことは把握した。
何故分かったかって、最近ようやくハッキリと顔が見えるようになってきたが、俺を生んだ母親らしき人は二次元の中でしか見たことがないような綺麗な青色の髪と瞳だったし険しい顔をした父親らしき人は瑠璃色だったからだ。
そのうえ世話をしてくれるメイドが何人もいるけれど同じようにカラフルだし、なんとそのうちの2人はケモミミだった。
これで染めてるだけだったりつけ耳だったりしたら驚くよ。仕えるメイドがそんなんで良いのかと。
両親の髪も瞳も青系だから俺の髪もそんな感じの青系の色かな?
父親はいつ会いに来てくれても眉間に皺がよってはいるけれど美丈夫というやつだし、母親はおっとり系の美人だから俺の顔面偏差値もきっと安泰なはず。
とりあえず父よ、その眉間の皺はどうにかならんのかね。
俺を見ながら更に皺が寄るの怖いから、本当やめろください。
ペロンと出されるおっぱいにしゃぶりつき、可愛いメイドにシモの世話をさせる毎日。はっはっはっ、俺様いい御身分だな!
と、思わないとやっていけません。
神様、異世界転生は嬉しいのですがこれは羞恥プレイにもほどがあります。開き直るまでつらくて仕方なかったから、まじで。
生まれてすぐのころとかは何と言ってるか分からなかったが……そこは柔軟な赤子の脳みそ、割と順調に言語を取り込んでいるらしい。
とりあえず俺に話しかけながらメイドや執事らしき人は『セオドールさま』っていうし、母親は『セオ』って呼びかけてくる。
多分名前に『セオ』がつくであろうことはこの時点でわかった。
あとは敬称が『ドールさま』なのか『さま』なのか……つまりが名前が『セオドール』なのか『セオ』なのか判断が難しいところなのだ。
ただ、メイドたちが母親に呼びかける時に『カミラさま』って言うから、多分『カミラ』が母親の名前で『さま』が敬称だろうと予想はしている。セバスチャンって感じのオールバックの執事っぽい人は『奥様』って言うんだけど……あれはなんだろう、奥様的な感じか?
なので俺の名前はセオドールなんじゃないかな、と。
ちなみに父親は『コレ』とか『ソレ』って言ってるから多分名前じゃなくてこいつとか、あいつとか……そういう呼び方じゃないかなぁ、うん。あの眉間の皺的に言いそうなイメージあるよね。
産まれてすぐのときから、一目見るだけでいなくなるときもあるがほぼ毎日、無理でも何日かに一回は絶対に顔を見にきてくれてるから嫌われてはないだろう、触られる事もないけど。
周りの人にも大事にされてるしね。
あと今の所多分そうだろうと予想していることは父親が『アリスター』って名前だってこと。これは母親以外は『旦那様』って言ってるから覚えるまで時間かかった。他に敬称付きで『ニアール』『ユーフェミア』って名前を聞く。
きっと兄弟だと思うのだが、ニアールの方はまだ会ったことがない、が……ユーフェミアは毎日会っている。
というのもどうやら俺は双子らしい。
最近目が見えるようになってからユーフェミアがいるであろう方を見てみたら空色の髪と瞳の色をしたクリクリお目目の可愛い女の子? がじっとこちらを見ていた。
どうやらあちらも目が見えるようになったばかりなのか、何かを感じているのか見つめられていた。
だがしかし、純粋な赤子じゃない俺はそんなに見つめられると視線に焼き殺されそうだし照れ臭いのであっさりと白旗を振り目を逸らした。
何故赤子はあんなに見つめてくるのだ。
それから数日後、今までと違う来訪者がきた。
いつも俺の世話をしてくれているのと違うメイドさんに連れられてきたのは濃紺の色彩をもった10歳くらいの男の子だった。
多分髪や瞳の色も青系だし、両親に似通って整った顔立ちを見ても俺の兄なのだろう。
兄は母親に似てタレがちの瞳を更に垂れさせてふわっとした笑顔で隣同士に置いてあるベビーベッドに寝ている俺とユーフェミアを交互に見て交互にツンツンと頬を指す。
「ふぁ……どっちも柔らかいし可愛い……」
もちもち肌が気持ち良いのか、若干うっとりした顔で楽しそうにしていて何よりだが、そろそろやめろください泣きそうです。
前世の記憶持ちとかそんなん関係ない。
俺もユーフェミアも赤子様なのだ。涙腺はたいへんお弱くなっておられるのだ。
だから……
「ふぇ……」
「「びええええええええ(やめてーーー)」」
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