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夏休みの定番です
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──結局、パンパンに膨らんだ紙袋を二袋も引っ提げてこの灼熱の中を帰ることになりました。晴々とした笑顔の公平に見送られて。
どう見ても『いやぁ片付いて良かった』と顔にでっかく書いてあります。そして満足そうなユリウスは手ぶらですけどね。……うん、予想してたよこの展開。
ユリウスの服なのになぜ私が持たなくてはいけないのか。抗議したら「俺の荷を持たせてやるんだ。ありがたく思え」とか、言い返す気力を根こそぎ奪われるような言葉が返ってきましたものね。
休憩しに寄ったはずなのに、余計なものを増やしただけとはこれいかに。
こうなったらできる限り日に当たらないようにと、山沿いの道を歩いていると不意にユリウスが口を開いた。
「……レジェンドは家を出ているのか?」
「え? ああ、お兄ちゃんね。そうなの、今年の春から都会の大学に進学したから、今は一人暮らししてるよ」
「あの勇者が、兄は規格外だと……」
「沙代から聞いてるの? そうねー、いまだに絶賛進化中だからねーあの人」
兄は高校で柔道を始めてからより一層めきめきと力を付けていったうえに、大学でも剣道・柔道はもちろん色々とチャレンジ精神旺盛に励んでいるらしい。
──私にとって、小さい頃からその背中を見ていた父は、とても大きな存在として印象付けられているけれど、純粋に今の兄と父を比べると……どうでしょう。もしかしたら父は、ギルベルトだけでなく兄にもこてんぱんにやられてしまうのではないでしょうか。
うん、例えそうだとしても、できればその瞬間は見たくないな。複雑だもの。
それにしても、沙代ってば兄の話を彼らにしていたんですね。ということは……私のことも何か聞いているのかな。なんて言っていたんだろう。怖い。
ちょっとだけ、胃にズシンと何か重いものが落ちたような、そんな鈍い感覚に襲われた。
「というか、どうしたの急に。お兄ちゃんがどうかした?」
気持ちを切り替えるつもりでなんとなしに尋ねたら、どうにも腑に落ちないといった風にユリウスが首を傾げる。
「レジェンドは、お前たち一族の後継者なのだろう?」
「…………え、お、おぉう?」
いきなり話が壮大になってしまいましたよ? そして兄はすっかりレジェンドで定着してしまったようです。……ま、それはいいか。間違ってないし。
横でポカンとする私に気付かない様子で、ユリウスはなおも語ります。
「力を持った後継者たる長兄が家を出るなど、そのようなことが許されるのか?」
「いやー……そんな後継者だなんて大層なもんじゃないし……」
我が家の跡継ぎとはいっても、そんな仰々しく構えるものでもないですしね。兄自身は継ぐ気満々だから、今のところはじゃあその方向で。って感じです。
「それに家を出たっていっても、ここから大学に通うのが面倒だから一人暮らししただけで……ほら、学業で家を離れて寮に入るとか……、そういうことユリウスのところだってあるんじゃない?」
軽い気持ちで尋ねたものの、返ってきた返事はなかなかの世間ズレを披露してくださいました。
「なぜ、こちらから教えを乞いに行かなければならないんだ。向こうから指導させてほしいと願い出るものだろう」
当然といった口ぶりでこの少年はのたまう。良いご身分だわあ。
この暑さも合わさって少しばかり、私もイライラしてしまったんだと思います。
「……じゃあさ、ユリウスは一度も家から出たことないの? そんなわけないでしょ? 魔王様だなんて偉そうなこと言っておいて、外をなんにも知りませんじゃ誰もついてこないもの」
「…………」
ケンカ腰になってしまった私の言葉、どうくるかと身構えたものの──ユリウスから言葉は無かった。
不思議に思って振り返ると、足を止めて佇んでいる姿。
まるで衝撃を受けたように呆然と立ちすくんでいる魔王様がいた。
「……ユリウス?」
彼が、美味しそうにソフトクリームを舐めていた姿が不意に浮かんだ。そしてわずかに覗き見えた頑なな感情。
それらが嫌に引っかかって、上手く言葉が出てこなかった。
沈黙が落ちた二人の間に、ミンミンとセミの声だけがうるさく響く。
──つまり、大変気まずいです。
「おーい、綾乃ちゃんでねぇか」
唐突に、呑気な声がセミの大合唱に混じって飛んできました。顔を上げれば、山の傾斜に作られた段々畑の中腹に立つおじいさん。手拭いを頭に巻き、私にとってはとても見覚えのある皺くちゃの笑顔でこちらに手を振っています。
「漆間のおじいちゃん! こんにちはー」
紙袋を一つ地面に置き手を振り返すと、ユリウスの怪訝そうな視線が背中に突き刺さる。
「ほら、うるストのご主人よ。公平のおじいちゃん。ユリウスも手を振って」
何を隠そう、この人があの『漆間ストア』命名者なのです。口早に説明して促したら、渋々ながら彼も小さく手を振った。
「どうしたんですか? もうお昼ですよ。早く戻らないと熱中症になっちゃいますよー」
田畑の手入れは、朝方に終わらせちゃうのが一般的らしいです。特に夏場は太陽が昇ってしまうと暑くて危険だしね。現に、周りの田畑に人影は皆無。それなのにこんな時間までどうしたというのでしょう。
「いやなに、動物が野菜荒らすからよ。網張ってたんだわ」
「えっ、大変じゃないですか」
紙袋を引っ提げて、よろよろしながらおじいさんの畑まで登ってみると、ピンと張られた網が畑をぐるりと取り囲んでいた。そしてよく見れば、囲まれた畑の一部には踏み荒らされたように動物の足跡がたくさん付いています。
「なんですかね……? 猫っぽいけどタヌキ? かな」
「多分なー。キュウリがちっとばかしやられてしもうたわ。……お?」
眉を下げてたおじいさんの視線が、私の背中に隠れる黒髪を捉えて止まる。皺深い目元がわずかに見開かれました。
人を盾にして、相変わらず毛を逆立てた野良猫みたいですね。
「この子が浦都さんちの外人さんか?」
「そうです。彼はユリウスで……ほら」
半ば強引に後ろに下がっていたユリウスを引っ張り出すと、明らかにむすっとした声で「ども」とだけ呟いた。
「しっかり挨拶しなさい」
コン! と、もっさり頭を思わずど突く。すると『信じられない』とでも言いたげに頭を押さえて、見上げてくるユリウス。いやいや、こちらこそ『信じられない』ってなもんですが。
そして爆笑しているおじいさん。……え、ここ笑うところ?
「綾乃ちゃんはしっかりしとるわ。うちの公平はなぁ……ありゃダメじゃあ」
「ええ、私もそう思います」
──あ、いけない。自重する間もなくうっかり本音がダダ漏れた。
けどおじいさんがより一層笑ってくれたので、良しとしよう。というか公平、実の祖父からもこの言われよう……もっと頑張れよ。
「金髪の外人さんは沙代ちゃんの旦那だってな。おめでとう」
「あ、はは……らしいですね」
公平どころかおじいさんにまで! 沙代ってばすごいじゃないの。ここまできたらもうご近所さん公認じゃないの。
「……これはなんだ?」
乾いた笑いを上げる私の後ろから顔を出して、畑にたわわに実る夏野菜やら枝豆等々を指さしユリウスが呟いた。
「朝のサラダにも入ってたじゃない。こっちがキュウリでトマトよ。いつも漆間さんからいただいてるの」
「せっかくだから、今ちょっともいでいくか?」
「え……あ、はい。喜んで!」
服がパンパンに詰まった紙袋の存在が、一瞬頭をかすめました。でも漆間さんの野菜は本当に美味しい。頑張って帰るんだ私!
タラリと冷汗を流した私の内情など露知らず、ユリウスはきょとんとしたように首を傾げる。そしてまたもや斜め上の見解を述べた。
「キュウリはあの丸くて薄いやつだろう? トマトももっと薄かった」
「それは輪切りされてる状態のことで──」
と、そこまで言ったところで、ハッとする。
もしかしてユリウス、調理前の野菜を見たことないっていうか、実ってる状態を知らない? 今どきの子は魚が切り身で泳いでると思ってる子すらいるって聞いてはいたけどまさか──
「野菜って、切る前はこうやって畑に実っているのよ……?」
ちょっと恐る恐る言ってみれば、より一層きょとーんと口を半開きにする少年。やっぱりか!
どう見ても『いやぁ片付いて良かった』と顔にでっかく書いてあります。そして満足そうなユリウスは手ぶらですけどね。……うん、予想してたよこの展開。
ユリウスの服なのになぜ私が持たなくてはいけないのか。抗議したら「俺の荷を持たせてやるんだ。ありがたく思え」とか、言い返す気力を根こそぎ奪われるような言葉が返ってきましたものね。
休憩しに寄ったはずなのに、余計なものを増やしただけとはこれいかに。
こうなったらできる限り日に当たらないようにと、山沿いの道を歩いていると不意にユリウスが口を開いた。
「……レジェンドは家を出ているのか?」
「え? ああ、お兄ちゃんね。そうなの、今年の春から都会の大学に進学したから、今は一人暮らししてるよ」
「あの勇者が、兄は規格外だと……」
「沙代から聞いてるの? そうねー、いまだに絶賛進化中だからねーあの人」
兄は高校で柔道を始めてからより一層めきめきと力を付けていったうえに、大学でも剣道・柔道はもちろん色々とチャレンジ精神旺盛に励んでいるらしい。
──私にとって、小さい頃からその背中を見ていた父は、とても大きな存在として印象付けられているけれど、純粋に今の兄と父を比べると……どうでしょう。もしかしたら父は、ギルベルトだけでなく兄にもこてんぱんにやられてしまうのではないでしょうか。
うん、例えそうだとしても、できればその瞬間は見たくないな。複雑だもの。
それにしても、沙代ってば兄の話を彼らにしていたんですね。ということは……私のことも何か聞いているのかな。なんて言っていたんだろう。怖い。
ちょっとだけ、胃にズシンと何か重いものが落ちたような、そんな鈍い感覚に襲われた。
「というか、どうしたの急に。お兄ちゃんがどうかした?」
気持ちを切り替えるつもりでなんとなしに尋ねたら、どうにも腑に落ちないといった風にユリウスが首を傾げる。
「レジェンドは、お前たち一族の後継者なのだろう?」
「…………え、お、おぉう?」
いきなり話が壮大になってしまいましたよ? そして兄はすっかりレジェンドで定着してしまったようです。……ま、それはいいか。間違ってないし。
横でポカンとする私に気付かない様子で、ユリウスはなおも語ります。
「力を持った後継者たる長兄が家を出るなど、そのようなことが許されるのか?」
「いやー……そんな後継者だなんて大層なもんじゃないし……」
我が家の跡継ぎとはいっても、そんな仰々しく構えるものでもないですしね。兄自身は継ぐ気満々だから、今のところはじゃあその方向で。って感じです。
「それに家を出たっていっても、ここから大学に通うのが面倒だから一人暮らししただけで……ほら、学業で家を離れて寮に入るとか……、そういうことユリウスのところだってあるんじゃない?」
軽い気持ちで尋ねたものの、返ってきた返事はなかなかの世間ズレを披露してくださいました。
「なぜ、こちらから教えを乞いに行かなければならないんだ。向こうから指導させてほしいと願い出るものだろう」
当然といった口ぶりでこの少年はのたまう。良いご身分だわあ。
この暑さも合わさって少しばかり、私もイライラしてしまったんだと思います。
「……じゃあさ、ユリウスは一度も家から出たことないの? そんなわけないでしょ? 魔王様だなんて偉そうなこと言っておいて、外をなんにも知りませんじゃ誰もついてこないもの」
「…………」
ケンカ腰になってしまった私の言葉、どうくるかと身構えたものの──ユリウスから言葉は無かった。
不思議に思って振り返ると、足を止めて佇んでいる姿。
まるで衝撃を受けたように呆然と立ちすくんでいる魔王様がいた。
「……ユリウス?」
彼が、美味しそうにソフトクリームを舐めていた姿が不意に浮かんだ。そしてわずかに覗き見えた頑なな感情。
それらが嫌に引っかかって、上手く言葉が出てこなかった。
沈黙が落ちた二人の間に、ミンミンとセミの声だけがうるさく響く。
──つまり、大変気まずいです。
「おーい、綾乃ちゃんでねぇか」
唐突に、呑気な声がセミの大合唱に混じって飛んできました。顔を上げれば、山の傾斜に作られた段々畑の中腹に立つおじいさん。手拭いを頭に巻き、私にとってはとても見覚えのある皺くちゃの笑顔でこちらに手を振っています。
「漆間のおじいちゃん! こんにちはー」
紙袋を一つ地面に置き手を振り返すと、ユリウスの怪訝そうな視線が背中に突き刺さる。
「ほら、うるストのご主人よ。公平のおじいちゃん。ユリウスも手を振って」
何を隠そう、この人があの『漆間ストア』命名者なのです。口早に説明して促したら、渋々ながら彼も小さく手を振った。
「どうしたんですか? もうお昼ですよ。早く戻らないと熱中症になっちゃいますよー」
田畑の手入れは、朝方に終わらせちゃうのが一般的らしいです。特に夏場は太陽が昇ってしまうと暑くて危険だしね。現に、周りの田畑に人影は皆無。それなのにこんな時間までどうしたというのでしょう。
「いやなに、動物が野菜荒らすからよ。網張ってたんだわ」
「えっ、大変じゃないですか」
紙袋を引っ提げて、よろよろしながらおじいさんの畑まで登ってみると、ピンと張られた網が畑をぐるりと取り囲んでいた。そしてよく見れば、囲まれた畑の一部には踏み荒らされたように動物の足跡がたくさん付いています。
「なんですかね……? 猫っぽいけどタヌキ? かな」
「多分なー。キュウリがちっとばかしやられてしもうたわ。……お?」
眉を下げてたおじいさんの視線が、私の背中に隠れる黒髪を捉えて止まる。皺深い目元がわずかに見開かれました。
人を盾にして、相変わらず毛を逆立てた野良猫みたいですね。
「この子が浦都さんちの外人さんか?」
「そうです。彼はユリウスで……ほら」
半ば強引に後ろに下がっていたユリウスを引っ張り出すと、明らかにむすっとした声で「ども」とだけ呟いた。
「しっかり挨拶しなさい」
コン! と、もっさり頭を思わずど突く。すると『信じられない』とでも言いたげに頭を押さえて、見上げてくるユリウス。いやいや、こちらこそ『信じられない』ってなもんですが。
そして爆笑しているおじいさん。……え、ここ笑うところ?
「綾乃ちゃんはしっかりしとるわ。うちの公平はなぁ……ありゃダメじゃあ」
「ええ、私もそう思います」
──あ、いけない。自重する間もなくうっかり本音がダダ漏れた。
けどおじいさんがより一層笑ってくれたので、良しとしよう。というか公平、実の祖父からもこの言われよう……もっと頑張れよ。
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「あ、はは……らしいですね」
公平どころかおじいさんにまで! 沙代ってばすごいじゃないの。ここまできたらもうご近所さん公認じゃないの。
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乾いた笑いを上げる私の後ろから顔を出して、畑にたわわに実る夏野菜やら枝豆等々を指さしユリウスが呟いた。
「朝のサラダにも入ってたじゃない。こっちがキュウリでトマトよ。いつも漆間さんからいただいてるの」
「せっかくだから、今ちょっともいでいくか?」
「え……あ、はい。喜んで!」
服がパンパンに詰まった紙袋の存在が、一瞬頭をかすめました。でも漆間さんの野菜は本当に美味しい。頑張って帰るんだ私!
タラリと冷汗を流した私の内情など露知らず、ユリウスはきょとんとしたように首を傾げる。そしてまたもや斜め上の見解を述べた。
「キュウリはあの丸くて薄いやつだろう? トマトももっと薄かった」
「それは輪切りされてる状態のことで──」
と、そこまで言ったところで、ハッとする。
もしかしてユリウス、調理前の野菜を見たことないっていうか、実ってる状態を知らない? 今どきの子は魚が切り身で泳いでると思ってる子すらいるって聞いてはいたけどまさか──
「野菜って、切る前はこうやって畑に実っているのよ……?」
ちょっと恐る恐る言ってみれば、より一層きょとーんと口を半開きにする少年。やっぱりか!
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