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階段を上がると、赤い絨毯の敷かれた長い廊下にでた。明るい...僕は思わず目を細めた、でも外は暗いな....夕方くらいか、、そしてこの屋敷は僕の想像よりも広い。
辺りを見回しながらサラさんの後ろを着いていった
「こちらになります、お洋服は棚の中に準備されているのでそちらにお着替え下さい。その...ルカ様..」
「あのサラさん、、様を付けて呼ぶのも敬語を使うのもやめてください。」
そういうとサラさんは頭を横にふった
「いえ!!それはできません!!!絶対にです!そして、ルカ様は敬語で私に話すのはお辞め下さい!」
はぁ..これは何回言ってもだめそうだな...
「僕は話すときは敬語を使います、その代わりサラさんは僕のこと好きに呼んでいいですから、、、」
「...分かりました。ルカ様がそういうのであれば、、あ!あと、バイロン様がお風呂をあがったら部屋に連れてこいとの命令でした」
「.....部屋に、?分かりました。」
「では私は失礼します、 少し先でお待ちしているので何か用があれば浴室内のベルをお鳴らしください。」
「ありがとうございます」
そう言って浴室の扉を開けた
最悪だ、、。あいつの顔を思い出すだけで吐き気がするのに、あいつの部屋へ行くなんて。
あいつは何を考えているのか分からない、僕がここから逃げたら...あいつは..僕への見せしめでなんの関係のない人を殺す。
でも、、まてよ、、、これはチャンスだ。あいつはきっと油断している、その時を狙って殺せば....殺してしまえば....。
鏡の前に置かれた鋭いカミソリがあった。
「これだ....」
僕は風呂を済ませ鋭く光るカミソリをポケットへしまい浴室をでた。
「ルカ様...こちらに。」
大きな扉の前についた
サラさんは不安そうな顔で僕を見つめる
「ルカ様...バイロン様を怒らせてしまったら...」
「分かっています。僕は大丈夫ですから」
できるだけ笑顔を作ってそう言った
「....扉をノックしてお入りください、、では私はここで失礼致します。」
そう言いサラさんは俯き長い廊下を歩いていった
"コンコン"
「失礼致します。ルカです、入ってもよろしいですか」
「ルカか、入れ」
「はい。失礼します」
重い扉を開けた先には、ワインを飲むバイロンが大きな椅子に座っていた。
「なにかご用件があるのですか」
「...ルカ!!そんなに堅くなるな、もっとこちらにきてくれ、お前の顔を見たい」
「はい」
あいつの方へ歩き出す
「誰が主人か分かるようになったんだな、、お前はやっぱり賢いなぁ!!俺は嬉しいよルカ!!!!」
あいつの目の前まで行くと手を伸ばし僕の頬に手を置いた
「ルカ...お前は美しいな..その瞳をずっと見ていられるよ.....」
あぁ、、、寒気がする、、我慢しろ、、我慢だ。
もう少し近づかないと、首を狙えない、、
「バイロン様....」
「お前から呼んでくれるとは!!俺は嬉しいよ、、!!なんだ?」
「バイロン様の目は綺麗な青色をされていますね、、、僕はバイロン様をお近くで見たいのです、、ダメでしょうか....?」
「いいや、、かまわないさ,おいで....」
あいつがそう言うと、見つめ合うような形で膝の上に座った。
辺りを見回しながらサラさんの後ろを着いていった
「こちらになります、お洋服は棚の中に準備されているのでそちらにお着替え下さい。その...ルカ様..」
「あのサラさん、、様を付けて呼ぶのも敬語を使うのもやめてください。」
そういうとサラさんは頭を横にふった
「いえ!!それはできません!!!絶対にです!そして、ルカ様は敬語で私に話すのはお辞め下さい!」
はぁ..これは何回言ってもだめそうだな...
「僕は話すときは敬語を使います、その代わりサラさんは僕のこと好きに呼んでいいですから、、、」
「...分かりました。ルカ様がそういうのであれば、、あ!あと、バイロン様がお風呂をあがったら部屋に連れてこいとの命令でした」
「.....部屋に、?分かりました。」
「では私は失礼します、 少し先でお待ちしているので何か用があれば浴室内のベルをお鳴らしください。」
「ありがとうございます」
そう言って浴室の扉を開けた
最悪だ、、。あいつの顔を思い出すだけで吐き気がするのに、あいつの部屋へ行くなんて。
あいつは何を考えているのか分からない、僕がここから逃げたら...あいつは..僕への見せしめでなんの関係のない人を殺す。
でも、、まてよ、、、これはチャンスだ。あいつはきっと油断している、その時を狙って殺せば....殺してしまえば....。
鏡の前に置かれた鋭いカミソリがあった。
「これだ....」
僕は風呂を済ませ鋭く光るカミソリをポケットへしまい浴室をでた。
「ルカ様...こちらに。」
大きな扉の前についた
サラさんは不安そうな顔で僕を見つめる
「ルカ様...バイロン様を怒らせてしまったら...」
「分かっています。僕は大丈夫ですから」
できるだけ笑顔を作ってそう言った
「....扉をノックしてお入りください、、では私はここで失礼致します。」
そう言いサラさんは俯き長い廊下を歩いていった
"コンコン"
「失礼致します。ルカです、入ってもよろしいですか」
「ルカか、入れ」
「はい。失礼します」
重い扉を開けた先には、ワインを飲むバイロンが大きな椅子に座っていた。
「なにかご用件があるのですか」
「...ルカ!!そんなに堅くなるな、もっとこちらにきてくれ、お前の顔を見たい」
「はい」
あいつの方へ歩き出す
「誰が主人か分かるようになったんだな、、お前はやっぱり賢いなぁ!!俺は嬉しいよルカ!!!!」
あいつの目の前まで行くと手を伸ばし僕の頬に手を置いた
「ルカ...お前は美しいな..その瞳をずっと見ていられるよ.....」
あぁ、、、寒気がする、、我慢しろ、、我慢だ。
もう少し近づかないと、首を狙えない、、
「バイロン様....」
「お前から呼んでくれるとは!!俺は嬉しいよ、、!!なんだ?」
「バイロン様の目は綺麗な青色をされていますね、、、僕はバイロン様をお近くで見たいのです、、ダメでしょうか....?」
「いいや、、かまわないさ,おいで....」
あいつがそう言うと、見つめ合うような形で膝の上に座った。
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