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早乙女 麗華の性感開発 ③

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 ピンポンパンポン♪ と軽快な音がプールの部屋全体に鳴り響く。
『皆様お待たせいたしました。お時間になりましたので、これより1時間は流れるプールを開始します』
 どこか聞き覚えのある声がアナウンスを告げると部屋の照明が一段階ほど暗くなった。
 さっきまでは、宮本さんの浸かっているプールの内側……宮本さんの身体が見えていたが今は調整されて、身体だけは隠れるようになっている。
 巧みな調整だけど、それよりもあたしはさっきのアナウンスの内容が気になった
(流れるプール……?)
 何が流れるのか……いや、この場合はプール自体が流れるのだろうけど、どうやって流れるのか見当もつかない。
 そんな頭の中で【?】が浮かんでいると頭上が何かがゆっくりと降りてきた。
 ウイイィィィンと何か機械が動作する音が部屋に響き、見て見ると天井からアームのようなものが垂れ下がってきた。
 先端に無数の穴が空いてあり、アーム……というかこれシャワーヘッドだ。
(なんで……シャワー?)
 疑問を抱える中で、シャワーヘッドはどんどんと落ちてポチャンと軽快な音を鳴らすと、あたしの入っているプールの中へと沈んでいった。
「…………??」
「あまり経験ないんだったら掴んどかないとしんどいわよ」
 あたしと宮本さんは別々のプールに浸かって、宮本さんは淵の部分をしっかりと掴んでいる。
 ごとりっとわずかなシャワーヘッドがプールの底に当たる音が聞こえると、その位置があたしの股の間にあることがわかり……そこで、あたしはようやく察することができた。
「「「んひっぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡」」」
 部屋全体に女性の嬌声が鳴り響く。
 勢いよくシャワーが暴れ出し、流れ出す流水がプールの中で暴れ回り、あたしたち、メスの弱点を刺激した。
(これ……キャップが……♡)
 中にある水の全てが動き始める。
 クリキャップと乳首キャップがその波に揉まれ、全身を愛撫されているかのように感じてしまう。
 内側の凹凸の刺激に自分でいじるのとは別格の快楽が襲い掛かってくる。
「あっ、あっ……こんなの……知らない♡♡」
 乳首とクリトリスと引っ張られるのは初めてであり、こんなにも気持ちいいだなんて知らなかった。
「どう? わたしも最近、んっ、通い始めたのだけど、いいでしょ♡」
「こんなの、いいとか……あっ♡」
 ただ水が流れているだけだから、まだ耐えることができる。
 何度も軽く絶頂を迎えるが、そこまでだ。だんだんと慣れてきた……。
 単調になってしまえば……そこまで耐えることができたのなら、終わりまでいける。
「お待たせしました。ドリンクの時間で~す」
「……へっ?」
 さっきのスタッフがストローのついた飲み物を持ってきた。
 ピンク色のした泡立つドリンクを差し出され、ストローを近づけられる。
「ねぇ……これって……」
「全部飲み干してください。新しいのが欲しかったらすぐにお持ちしますよ」
「いや、中身は……」
 なんだか嫌な予感がする。
 まだそんなに喉が渇いていないし、断ろうと……思ったその時だった。

 パアンッとスタッフが手を叩いた。

「ごちゃごちゃ言わずに飲み干してください」
「……はい」
 そう命令されたら、あたしはいう事を聞くしかない。
 口を近づけて、思いっきり吸い込む。
 甘い桃の香りが口の中に広がり、鼻から抜けていく。
 微量の炭酸が口の中で広がり、のどを潤した。
「美味しい……」
「そうですよね。なんたって媚薬入りですから」
「そうなんだ」
 媚薬入りか……通りで身体が火照り始めているわけだ。
 ちょっとはマシになったと思っていた快感が勢いよく跳ね上がり、身体が何度も絶頂を迎える。
「あっ、あっ、あっ……♡♡」
 無意識のうちにあたしはプールの淵を掴んでいた。
 こういうことだったのかとようやく理解した。
「もう無理そうですね」
「こんなの……誰だって……♡」
「でも、お連れの方はまだ余裕がありそうですよ」
 指をさす方を見ると宮本さんは優雅にドリンクを片手で持って、鼻歌交じりに浸かっている。
「♡♡」
 宮本さんは余裕で、勝ち誇った表情をこちらに向けてきた。
 そのことにあたしはなんだかカチンときた。
「ま、負けない……!!」
「でも、限界っぽいですし、一度休んだ方がいいですよ」
「あ、あたしは……負けられないんだ!!」
 弱いかもしれないけど、強くあらなければならない。
 じゃないと花音を助けられないじゃないか。何のために京都に来たかわからなくなる。
「それだけイキ散らしているのに、耐えようとするのはすごいですね」
「ま、まだまだ♡ こんなもの……じゃねぇ……よ♡♡」
 時折、爆弾が爆発するかのようなデカイ絶頂が襲ってくる。
 意識を一気に持っていかれそうになるが、ギリギリの部分で耐えきれている。
「もうそろそろ30分経ちますよ」
「あ、あとはんぶんっんんんん♡♡」
 アナウンス通りなら、それで終わる。
 勝ち負けはつかないが今回はそれで十分だ。
「それじゃあ、失礼して……んっ♡」
「なっ! て、てめぇ……なに、人のに入ってきて……」
 スタッフがTシャツを着たままあたしのプールに入ってきた。
「刺激が単調で飽きてきたと思うので、サービスです♡」
「避けないことを……ふぃぃぃぃぃっ♡♡♡」
 ぐにっと乳首キャップの上から乳首本体をつねられて、身をのけ反らせた。
 流れるプールによって、調教された乳首は簡単にスタッフの指に屈服した。
(駄目だ。こんなの絶対ダメだ♡♡)
 本能が警告するほどの快楽が乳首一点から直接流し込まれる。
 あたしのおっぱいはあたしのものじゃなくなったかのように、快楽を生み出し続ける。
「まだまだこれからですよ。ここだって、いじってないんですから」
「や、やめっ……んひぃぃぃぃぃ♡♡」
 お腹の上をなぞられるだけで簡単にイク。
 その後、クリトリスの周りをなぞるだけで子宮がキュンキュンして、何も考えられなくなってきた。
 感度が限界まで跳ね上げられ、自分でもどうすることができなくなっている。
「開発はいい感じですね」
「はあ♡ はあ♡」
(かい……はつ……?)
 スタッフが何を言っているのかわからない。
(ここには宮本さんと遊びに来ただけで…………遊びに……?)
 おかしいなにか、大事なことを忘れている気がする。
 何度も絶頂して頭がバカになってしまったのかソレが思い出せない。
 もう、それどころではなかった。
「んふっ、とどめです♡」
 口づけを……キスをされて塞がれた。
「んっ、おいしいですね」
「や、めっ……」
「それでは最後のサービスです」
 最後までふれなかったクリトリスをつねられた。
 クリキャップの上からだったが、風船のようにパンパンに膨れ上がった快楽を破裂させられる。
「っ!! っ~~~~~~!!!!」
 声にできない叫び声をあげて、あたしは今まで一番の快楽が全身を駆け巡った。
 暗い部屋なのに、嫌なほど明るい何かが見えた……気がした。
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