催眠装置アプリ版

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早乙女 麗華の性感開発

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 朝、目を覚ますと知らない天井だった。
 高級感漂う真っ白な天井、ふかふかすぎるベッド…………ああ、そうだ。
「そういえば、ここホテルだっけ」
 寝ぼけた頭が少しずつ覚醒していく。
 あたしはベッドから出ると目を覚ますために洗面台まで歩いて、顔を洗う。
「ふぅ……今日こそは手掛かりを見つけなきゃ」
 鏡の中の自分を見つめて、決心する。
 昨日はなにも収穫がなかった。ただ、杏子と2人で京都を観光しただけだ。
 それが悪いわけじゃないけど、本来の目的は花音の捜索である。
 それを忘れてはいけない。
「……それにしても、なんであたしは服を着てないんだ?」
 全裸だった。生まれたままの姿で、鏡に映っている。
 家ではラフな姿をしていることが多いけど、杏子との旅行でテンションが上がっていたのか原因は不明だけど服を着てなかった。
「とりあえず……写メ撮っとくか」
 ベッドの傍に置いてあったスマホを取って、自撮り写真を一枚撮ってすぐに送った。
 ……送った? なんで、あたしはこんな変なことをしているんだ??
 いや、そもそも写真を撮るまで録画状態だったけどこれも送ってしまった。
 あたしは一体、何をしているんだろう……。
 ………………………………………………。
「はぁ、シャワー浴びよ」
 なんだか考えるのが馬鹿らしくなり、どうでもよくなった。
 それよりもやることをやらきゃ。
「杏子。先にシャワー浴びるけどいいよ……ね。って、そういえば、帰ってないのか」
 昨日、一緒に帰ってないんだし一緒に来た親友の姿は部屋にはなかった。
 ちょっと心配になったけど、信用できる人と一緒だったのであたしは手早くシャワーを浴びて、ホテルを出た。



「う~ん。どこから探した方がいいものか……」
「あっ、いたいた。麗華ちゃん、こっちこっち」
「へっ?」
 名前を呼ばれて、振り返るとそこには車に乗った昨日、食事を一緒にした宮本さんがいた。
「今日は一緒に回りましょうよ」
「えっ、でも、あたしは妹を……」
「あ~、大丈夫よ! あの人が探してくれてるし、気分転換も大事よ」
 あの人? 誰のことを言って………………ああ、あのおっさんか。
 そういえば、任せておけ的なことを言っていた。
 顔がきくらしいし、あたしが無闇に探すよりもいいかも。それに、車で移動した方が効率的だ。
 ここは宮本さんの好意に甘えるとしよう。
「それじゃ、行くわよ」
「ええ……って、どこにですか?」
「あの人から回って欲しいルートを受け取っているから、行き先は…………温水プールね」
「はぁ、まあ寺周りとかじゃないならいいですよ」
 なんで、京都に来てわざわざ温水プールに行くのか意味不明だけどおっさんの指示なら仕方ない。
 あたしはシートベルトを締めて、宮本さんはアクセルを踏み目的地へと向かった。

 温水プールにたどり着くと宮本さんが受付を手早く済ませて、更衣室まで足を運ぶ。
 途中、家族連れやカップルが居たりして結構人気があるところなんだと思った。
 そんな人たちをかき分けて、奥の奥まで逝くと目的の場所にたどり着いた。
「あっ、そういえばあたし水着持ってきてないです」
「大丈夫よ。ここにもスタッフがいるしいえば貸してくれるわよ」
「そっか。すみませ~ん」
 ロッカーで着替えるよりも先に水着を確保しなくては、ちょうど名札をぶら下げているTシャツを着たスタッフが通りかかったので声をかけた。
「はい。なんでしょうか?」
「すみません。水着を貸してくれますか?」
「わかりました。それでは、失礼ですがお客様……」

「催眠レベルはいくつでしょうか?」

「2です。昨日、夜寝てるときにオナニーしたら上がりました」
「そうですか。では、お持ちしますので少々お待ちください」
 催眠レベルを確認されるとスタッフは足早に取りに行ってくれた。
 サービスレベルが高いなと思う。きちんと催眠レベルを確認して手早く動く。接客の基本中の基本だ。
 でも、水着のサイズの確認しなかったけど大丈夫か?
 その疑問はすぐに解消された。
「お待たせしました。レベル2とのことなんで性感開発用の乳首キャップとクリキャップをお持ちしました」
「……へっ?」
 渡されたのは1cm弱程度のプニプニとした筒だった。
 特殊シリコンなどで出来ているのか内側に無数のイボイボがついてあり、まさに女の身体を開発するために存在する代物だ。
「え、えっと……」
「つけ方が分かりませんか? 大丈夫です、お連れ様が準備ができたみたいなので教えてもらったらいいですよ」
 振り返るとそこには何一つつけずに……いや、健康的な色白の肌に乳首とクリトリスがある位置には隠すように付けられている。
 一見すると真っ裸だけど、ここでいう水着がこういうものなのか……??
「どうしたの? 早くいきましょうよ」
「あ、あの……つけ方が、わからなくて……」
「そうなの? 最近の子はあまりこういうのに来ないのかしら」
 その言い方は少しあたしの中でカチンッと来るものがある。
 なんだか馬鹿にされているような……ま、まあ、あまりこういう店に来ることは無いからここは我慢だ。
「まずね、この薬を飲むの」
 渡されたちょっと大きめの錠剤を水で流し込む。
「飲み込んだわね? それ、勃起薬という催眠薬で、ここにいる間はずっと乳首とクリトリスを立たせることができるの」
「んっ……♡ ほんとだ」
 ピンとあたしの乳首が今までにないほど主張し、硬くなっている。クリトリスも同じく反応し、空気の流れだけで感じてしまう。
 ここが公共の場じゃなかったらオナニーしているほどの衝動が胸の中で現れた。
「その後は、渡されたキャップを裏返して、先端を当てる。もう一度、裏返すと肌に密着するから、それぞれの場所に着けるのよ」
 言われたとおりに装着の手順を踏んでみる。
 身体を少し動かすだけで、イッてしまいそうだけど……あたしにはこれを付けないという選択肢などない。
 覚悟を決めて、右乳首に当てると――。
「んぎぃっ!? っ♡♡♡♡」
 乳首キャップが勢いよく裏返り、簡単にイッた。
 

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