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早乙女 麗華の動画撮影 ①
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あたしは、昔から口よりも先に手が出るタイプだった。女の子って扱いされることに腹を立てたことだって一度や二度でなんかじゃない。男は汚らわしい存在であり、同じ空気を吸いたくなくて女子校に通っている。
髪を金髪に染めたのも男社会に対する反抗であり、親の言いなりに教師の言う事なんか聞きたくない。
これから先のことなんて考えるも面倒だ。
テキトーに学校生活を送り、テキトーに就職する。
ただし、男とは結婚しない。一生独身だ。
そう……そうなるはずだったのに……。
(どうして、あたしは男の目の前でオナニーの動画撮影をしようとしているのだろうか?)
自分自身の行動が不思議で仕方ない。
許可を出すはずもないのに、なぜか同意してしまった。
まるで、無意識のうちに誰かに操られているかのように男に従わなければならないことを……強制されている?
いいや、そんなはずはない。
これは妹(花音)の情報を手に入れるために必要なことだ。
だからこれは取引であり、正当かつ公平なものだ。
おっさんにオナニーの動画を撮られるのはそういうことなのだ。
あたしと杏子はベッドの上に2人、腰を下ろして楽に座る。
服は一度、着直してから一から始めようかっとのことなので、さっと着替えて準備を始める。
その際に、あたし達はもう一度あの動画を見せつけられた。
今度はさっきよりも長い時間……多分、5分以上見ていたかもしれない。
ぐるぐるとまたあたしの中の何かが混ざり、落ちて、満たされる。
動画を撮られるなんて不満だったけど、今なら別にいいかなって思える。
いや、気持ちではたしかにオナニーの動画を撮られるのは嫌だけど、少しマシなレベルだ。
自分でも何を考えているのかわからなくなるけど、まあ、おっさんの言うことだし素直に従おう。
そうすることで妹(花音)の手掛かりがつかめるなら安いものだ。
「あたし、早乙女 麗華はこれからは催眠術師様のおもちゃとして催眠レベルを上げることに同意します」
「わたし、結衣 杏子も同じく催眠レベルを上げる事に全力を尽くすことをここに誓います」
動画を撮影するにあたり、一番最初に自己紹介とセリフが用意されていた。
あたしと杏子はそれに従って行動することで撮影がスタートする。
ちなみに撮影者はおっさんではなく、宮本さんだ。
グッと親指を立てられて褒められる。
これであっているのか少し不安だったけど、宮本さんの反応を見ながらやれば問題なさそうだ。
そして、台本通りに忠実に……。
「それではあたしたちのオナニーショーをご覧ください」
あたしたちのオナニーを晒せばいいだけだ。
お気に入りのシャツを脱ぎ捨て、下着を見せつける。
ブラはレースをあしらった赤と黒が交じった気合の入った色合いが好きでこのタイプをよく着るのだが、誰か見せる予定などなかったので恥ずかしい。
水着とかなら男が変な目で見ていると一蹴することができるのに、下着だとやっぱり違う。
横で清楚な黒髪が似合う杏子も白の下着を見せつけて、身体を震わせて恥ずかしがっている。
……脱いでから気付くのも遅いけど、やっぱり恥ずかしい。
決意をしたはずなのに、次に行動が移せなくなる。
やらなきゃっと思いつつも、身体を腕で隠してしまいおっさんに注意を受けてしまった。
「おや~、次はどうするのか忘れたんかいな~?」
「わ、わかったよ」
「す、すみません。すぐにやります」
急かされてしまい、あたしたちはオナニーを始める。
やり方はいつも通りにいじってもいいのだけど、条件が一つある。
見せつけるように……それだけが条件である。
必然的に、あたしたちは行動が似たようなものになった。
全身を見せつけれるために、左手でブラの上から胸を触り、空いている右手はショーツの割れ目をゆっくりとなぞる。
「あっ、うん……ひぅ」
ぞくぞくと背筋に虫が走るような奇妙な快感を覚えて、気持ちよくなる。
じっくりとねっとりと時間をかけながら、あたしはカメラを意識しながら自身の気持ちいい所を触り続ける。
「ん、んぅ! んんぅ……」
横でまるで鏡写しのように美菜もオナニーを始める。
髪を振り乱し、あたし以上に気持ちよくオナニーをしている。
「いいですね。2人とも、自分の弱点は知ってる?」
宮本さんを見れば、彼女も同じように画面外でオナニーを楽しんでいる。
あたし達よりも激しく、服をすべて脱ぎ棄てているためピンと張った乳首をコリコリと動かし、マンコに指に人差し指と中指を挿れて床を濡らしている。
「私はね、おっぱいが弱点なんだ。乳首をいじられたり、ひっぱたりされると問答無用で感じちゃうのよね」
わかりやすく、それぞれのウィークポイントをいじり、身体をよじらせる。
あたしだったら、そんな説明するのは死んでも嫌なのに、宮本さんは嬉しそうに見せつけて感じている。
「わ、わかります! わたしもおっぱいをいじって気持ちよくなるので同じだと思います!」
嬉しそうに答える親友。その表情は待ち望んでいたかのように……輝いている。
あたしはその時、どんな顔をしているのだろうか。同じような顔をしているか、それとも嫌悪しているのか。
わからないまま、ただただ戸惑いだけが思考を埋め尽くす。
「へぇ~、嬉しいな。あっ、麗華ちゃんは?」
話題があたしに向けられる。
背筋が凍り付くような質問に答えなければならない。
「あたしは……わからない」
「へっ?」
「オナニーなんて、あまりしないし……意識したこともない」
家のことでストレスが溜まった時ぐらいしかやらない。
杏子のように自分の弱点を把握できるほどやってない。
そのことを意識すると無性に恥ずかしい……。
「へぇ~! そうなんだ。今時珍しいね」
あたしの反応とは対照的に、面白いものを見つけたと宮本さんははしゃいだ。
「で、今いじっているおっぱいとマンコどっちが気持ちい?」
「……どちらかというとマンコの方がいいかも」
言われて、今命令通りに触っている箇所に意識を向ける。
おっぱいを揉むのも気持ちいいけど、それよりもふわふわとするのはマンコの方だ。
特に段々とパンツの上からでもわかるほどに存在を主張する豆に触るのが格別である。
「どこ?」
「ここの、ほら。豆が立っているところ」
「ああ~、クリトリスね!」
女性を相手に、しかも動画撮影までされているのにあたしの身体はどうにかしてしまったのかオナニーをする為に火照り始める。
下腹部に熱が溜まり、足が産まれたての子鹿のように震える。
クリトリスというのあたしの弱点を意識して触り、さっきまで見せつけられていた光景を思い出す
(あんなの……はじめて見た)
本物のフェラ。アダルトビデオや雑誌で一応知識だけは知っていたが、まじかで見るとああも激しいものかと内心、胸の高まりが抑えきれない。
瞼の裏にまでこびりついたその光景をオカズに動画撮影のためにオナニーのスピードを加速する。
幸いなことにオカズに困ることはない。
目の前では親友の杏子が同性のあたしを魅了するほどのオナニーを繰り広げている。
かすかな罪悪感と共に、これはおっさんの命令だから仕方ないと割り切ってラストスパートをかける。
次第に体の内側でドクドクと快楽が煮えたぎるような感覚を覚えてしまう。
「あっ……イ、イク……!!」
「わたしも……そろそろ……!」
身体の中のマグマが沸騰し、全身が雷に打たれたかのように痙攣する。
「イ、イクゥゥゥぅぅうぅぅぅぅぅぅ!!」
「あぁ―――イクッ!!」
いつも数倍激しい快楽に、顔は上を向き喉元を晒した。
ビシャビシャと何かを漏らして、床にシミを作ってしまった。
頭の中が真っ白になり、あたしはその場で膝を突いて荒くなって息を整えるために呼吸を意識して整える。
一瞬、視界の隅で杏子も同じように絶頂を迎えたはずなのに、あたしのように身体をよじらせるまではイッてない。
(もしかして……あたし、おかしいのか?)
宮本さんのフェラシーンを思い出し、少し焦る。
別に気持ちいいのなんか感じるの人それぞれだとわかっているけど、自分だけ取り残されているような気になった。
「ふぅん。まあまあやな。一旦ストップや」
髪を金髪に染めたのも男社会に対する反抗であり、親の言いなりに教師の言う事なんか聞きたくない。
これから先のことなんて考えるも面倒だ。
テキトーに学校生活を送り、テキトーに就職する。
ただし、男とは結婚しない。一生独身だ。
そう……そうなるはずだったのに……。
(どうして、あたしは男の目の前でオナニーの動画撮影をしようとしているのだろうか?)
自分自身の行動が不思議で仕方ない。
許可を出すはずもないのに、なぜか同意してしまった。
まるで、無意識のうちに誰かに操られているかのように男に従わなければならないことを……強制されている?
いいや、そんなはずはない。
これは妹(花音)の情報を手に入れるために必要なことだ。
だからこれは取引であり、正当かつ公平なものだ。
おっさんにオナニーの動画を撮られるのはそういうことなのだ。
あたしと杏子はベッドの上に2人、腰を下ろして楽に座る。
服は一度、着直してから一から始めようかっとのことなので、さっと着替えて準備を始める。
その際に、あたし達はもう一度あの動画を見せつけられた。
今度はさっきよりも長い時間……多分、5分以上見ていたかもしれない。
ぐるぐるとまたあたしの中の何かが混ざり、落ちて、満たされる。
動画を撮られるなんて不満だったけど、今なら別にいいかなって思える。
いや、気持ちではたしかにオナニーの動画を撮られるのは嫌だけど、少しマシなレベルだ。
自分でも何を考えているのかわからなくなるけど、まあ、おっさんの言うことだし素直に従おう。
そうすることで妹(花音)の手掛かりがつかめるなら安いものだ。
「あたし、早乙女 麗華はこれからは催眠術師様のおもちゃとして催眠レベルを上げることに同意します」
「わたし、結衣 杏子も同じく催眠レベルを上げる事に全力を尽くすことをここに誓います」
動画を撮影するにあたり、一番最初に自己紹介とセリフが用意されていた。
あたしと杏子はそれに従って行動することで撮影がスタートする。
ちなみに撮影者はおっさんではなく、宮本さんだ。
グッと親指を立てられて褒められる。
これであっているのか少し不安だったけど、宮本さんの反応を見ながらやれば問題なさそうだ。
そして、台本通りに忠実に……。
「それではあたしたちのオナニーショーをご覧ください」
あたしたちのオナニーを晒せばいいだけだ。
お気に入りのシャツを脱ぎ捨て、下着を見せつける。
ブラはレースをあしらった赤と黒が交じった気合の入った色合いが好きでこのタイプをよく着るのだが、誰か見せる予定などなかったので恥ずかしい。
水着とかなら男が変な目で見ていると一蹴することができるのに、下着だとやっぱり違う。
横で清楚な黒髪が似合う杏子も白の下着を見せつけて、身体を震わせて恥ずかしがっている。
……脱いでから気付くのも遅いけど、やっぱり恥ずかしい。
決意をしたはずなのに、次に行動が移せなくなる。
やらなきゃっと思いつつも、身体を腕で隠してしまいおっさんに注意を受けてしまった。
「おや~、次はどうするのか忘れたんかいな~?」
「わ、わかったよ」
「す、すみません。すぐにやります」
急かされてしまい、あたしたちはオナニーを始める。
やり方はいつも通りにいじってもいいのだけど、条件が一つある。
見せつけるように……それだけが条件である。
必然的に、あたしたちは行動が似たようなものになった。
全身を見せつけれるために、左手でブラの上から胸を触り、空いている右手はショーツの割れ目をゆっくりとなぞる。
「あっ、うん……ひぅ」
ぞくぞくと背筋に虫が走るような奇妙な快感を覚えて、気持ちよくなる。
じっくりとねっとりと時間をかけながら、あたしはカメラを意識しながら自身の気持ちいい所を触り続ける。
「ん、んぅ! んんぅ……」
横でまるで鏡写しのように美菜もオナニーを始める。
髪を振り乱し、あたし以上に気持ちよくオナニーをしている。
「いいですね。2人とも、自分の弱点は知ってる?」
宮本さんを見れば、彼女も同じように画面外でオナニーを楽しんでいる。
あたし達よりも激しく、服をすべて脱ぎ棄てているためピンと張った乳首をコリコリと動かし、マンコに指に人差し指と中指を挿れて床を濡らしている。
「私はね、おっぱいが弱点なんだ。乳首をいじられたり、ひっぱたりされると問答無用で感じちゃうのよね」
わかりやすく、それぞれのウィークポイントをいじり、身体をよじらせる。
あたしだったら、そんな説明するのは死んでも嫌なのに、宮本さんは嬉しそうに見せつけて感じている。
「わ、わかります! わたしもおっぱいをいじって気持ちよくなるので同じだと思います!」
嬉しそうに答える親友。その表情は待ち望んでいたかのように……輝いている。
あたしはその時、どんな顔をしているのだろうか。同じような顔をしているか、それとも嫌悪しているのか。
わからないまま、ただただ戸惑いだけが思考を埋め尽くす。
「へぇ~、嬉しいな。あっ、麗華ちゃんは?」
話題があたしに向けられる。
背筋が凍り付くような質問に答えなければならない。
「あたしは……わからない」
「へっ?」
「オナニーなんて、あまりしないし……意識したこともない」
家のことでストレスが溜まった時ぐらいしかやらない。
杏子のように自分の弱点を把握できるほどやってない。
そのことを意識すると無性に恥ずかしい……。
「へぇ~! そうなんだ。今時珍しいね」
あたしの反応とは対照的に、面白いものを見つけたと宮本さんははしゃいだ。
「で、今いじっているおっぱいとマンコどっちが気持ちい?」
「……どちらかというとマンコの方がいいかも」
言われて、今命令通りに触っている箇所に意識を向ける。
おっぱいを揉むのも気持ちいいけど、それよりもふわふわとするのはマンコの方だ。
特に段々とパンツの上からでもわかるほどに存在を主張する豆に触るのが格別である。
「どこ?」
「ここの、ほら。豆が立っているところ」
「ああ~、クリトリスね!」
女性を相手に、しかも動画撮影までされているのにあたしの身体はどうにかしてしまったのかオナニーをする為に火照り始める。
下腹部に熱が溜まり、足が産まれたての子鹿のように震える。
クリトリスというのあたしの弱点を意識して触り、さっきまで見せつけられていた光景を思い出す
(あんなの……はじめて見た)
本物のフェラ。アダルトビデオや雑誌で一応知識だけは知っていたが、まじかで見るとああも激しいものかと内心、胸の高まりが抑えきれない。
瞼の裏にまでこびりついたその光景をオカズに動画撮影のためにオナニーのスピードを加速する。
幸いなことにオカズに困ることはない。
目の前では親友の杏子が同性のあたしを魅了するほどのオナニーを繰り広げている。
かすかな罪悪感と共に、これはおっさんの命令だから仕方ないと割り切ってラストスパートをかける。
次第に体の内側でドクドクと快楽が煮えたぎるような感覚を覚えてしまう。
「あっ……イ、イク……!!」
「わたしも……そろそろ……!」
身体の中のマグマが沸騰し、全身が雷に打たれたかのように痙攣する。
「イ、イクゥゥゥぅぅうぅぅぅぅぅぅ!!」
「あぁ―――イクッ!!」
いつも数倍激しい快楽に、顔は上を向き喉元を晒した。
ビシャビシャと何かを漏らして、床にシミを作ってしまった。
頭の中が真っ白になり、あたしはその場で膝を突いて荒くなって息を整えるために呼吸を意識して整える。
一瞬、視界の隅で杏子も同じように絶頂を迎えたはずなのに、あたしのように身体をよじらせるまではイッてない。
(もしかして……あたし、おかしいのか?)
宮本さんのフェラシーンを思い出し、少し焦る。
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