淫魔(サキュバス)に支配された女学園~淫らに喘ぐ学生~

XX GURIMU

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魔物ハンターとサキュバス

藤堂(とうどう) 美羽(みう) 身長153㎝ A70 W54 H71 AAAカップ ①

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「雫さん。そろそろ眠ってはいかがですか?」
「美羽さん。もう少しだけ、あと少しなんです」

 詩衣里お嬢様と別れてから1年が経過しようとしています。
 家を捨て、雫さんの催眠によって身分を偽って学園近くでカフェを開きました。
 なぜ、カフェで学園に近い場所なのかというと逃亡している間、なんどか学生とすれ違ったのですがあちらは気づきませんでした。
 どうやら、学園外では洗脳が薄いみたいで情報収集を兼ねてカフェを経営しています。
 カフェ経営に関しては私のメイド仕事とほとんど変わらなかったので問題なく、まわせていたのですが、心配なのは雫さんの方です。
 あの日から、毎日のように自分の力を限界まで試し、動かなくなったら頭の中で理論を組み立てる毎日を過ごしています。
 気分転換に外に、と誘っても行く先々に女の子をつまみ食いしては実験する始末に負えない状況になりました。
 まあ、そのおかげでカフェのアルバイトを雇ったりとかできているのですけどね。

「それにしても、インキュバス。ムルトの洗脳を解除する方法がわかりませんね」
「いえ、あれは恐らく強い衝撃などを受ければすぐに解除できますよ」
「そうなんですか?」
「ええ、私のお腹の紋章がそれです。あの時は気づかなったのですけどだいぶ強い衝撃を受けていたみたいです」

 そういって、ちらりとお腹を見せます。
 そこにはメリナ様にから頂いたという紋章がピンク色にうっすらと描かれています。

「どちらかといえばメリナの方が問題なのですよ」
「メリナ様が?」
「はい。ここ1年間であの学園をずっと観察してましたけど、誰も卒業生がいないんですよ」
「卒業生がいない? でも、この前、卒業式はやってましたよ」
「そうですね。それをやって就職先や進路先を探ってみたのですが、痕跡がないのです」
「……それは、でも、そうだとしてもどうしてメリナ様の方が問題なのですか?」
「サキュバスの力です。私は、メリナのサキュバスの力をすべて把握しているわけではありません。ムルトに関しても同じことが言えるかもしれませんがおそらくはメリナの方が力として強いはずです」

 「それこそ、圧倒的な力を感じています」と雫様は言います。
 確かに、私もメリナ様の力をすべて知っているわけではありません。それに雫の卒業生がいないということはその分、入学性だけが増えてメリナ様とムルト達の力は増大しているということです。
 表向きは卒業させ、裏では力を蓄える。
 こうなってくると私たちに勝ち目はありません。
 どうすれば……

「そういえば、美羽さん。あの調べはついていますか?」
「えっ、あ、はい。これですね」
「ありがとうございます」
「でも、今更魔物ハンターの情報なんて必要なんですか?」
「必要ですよ。やっぱり最期の一手を決めるのは……討伐でき……あれ、もしかして……」
「どうかなさいましたか?」
「いえ、大丈夫です。すみません。調べ物があるので出かけてきます」
「あ、はい。気を付けて」

 「考え方が間違っていた? いや、検証しないと……」とぶつぶつ頭の中の言葉はいいながら部屋を出ていきました。
 どうやら、何か考えついたみたいです。
 これなら……ようやく……。

「っ!」

 駄目です。その言葉を思いついてはいけません。
 私は雫様を支える土台。雫様が決定的な何かを突き止めるまではその言葉を思いついてはいけないのです。
 1年間前の償いは……まだ、終わっていません。
 ああ、でも……やっぱり……

(詩衣里……お嬢様……!)

 目と鼻の先にいるのに会うことができない。私の大切な人。
 どうして……運命は残酷なのでしょう。
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