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魔物ハンターとサキュバス

咲宮(さきみや) 雫(しずく) 身長169cm B108 W59 H89 Eカップ ⑤

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「何かがおかしいですねぇ」

 私はパソコンで情報を調べる
 サキュバスとして力を得た私は逐一、自身の能力についての研究に余念がなかった。
 だからこそ、汐音を使ってわざわざ催眠術を使わないで記憶封印のデータ実験が欲しかった。
 残念ながら結果は違いました。
 魔物ハンターの一人、真。あの人はいつのまにかサキュバスの力を覚醒させて、紗枝と言う人物を私に差し出しました。

(記憶を封印されたから? それとも、他になにか要因があったのでしょうか?)

 今もカメラを確認すると紗枝は私の汐音に忠誠を誓うようにおまんこをなめて喜んでいます。
 その姿に苛立ちを覚えます。なぜなら、汐音の目は楽しんでいるように見えます。
 恐らくはあの空間にいることで真のサキュバスの力の影響を受けているのでしょう。
 ふざけた話です。
 私がいくら研究しても解明できなかった力をこうもやすやすと使われるとはひどい話です。

(あっ、もしかすると――)

 一つ、思い出したことがあります。
 そもそも私もサキュバスの力を手に入れたのは昔からあったサキュバスの翼を体内で摂取したからです。
 ということは、魔物ハンターである真は同じく、サキュバスの翼……いいえ、サキュバスの能力を得ることができる何かを食べた可能性が高いです。
 どうして今まで気づかなかったのでしょう。
 それならばとる手段は簡単でしたね。

「ふふっ、こういう時は手駒がいっぱいあると助かりますね」

 地下には真と同じく私を討伐にきて、捕らえた魔物ハンターたちが大量にいます。
 彼女たち全員、催眠術で私の言うことは絶対に聞くように調教し終えています。
 私は地下にいる魔物ハンターたちに向かってマイクを通して命令します。

『みなさん、こんにちわ。サキュバスです。今から言うことをよく聞いてください。魔物ハンターである柊 真。彼女の情報を集めてください。一番、有益な情報を持ってきたグループにはご褒美がありますよ』

 その瞬間、地下にいる魔物ハンターたちの空気が変わった。
 扉の鍵を解除するとすぐに我先にと外に向かって走る。

(これは……本当にいい手駒を手に入れましたね)

 魔物ハンターたちの目には自分へのご褒美に何をもらおうかという強い意志が現れています。
 あとは放置しておくだけで情報が手に入ってくるなんて、素晴らしいです。
 私は優雅に汐音のカメラに目を移します。
 好悪うつの表情を浮かべているのに、多少欲情してしまいます。
 これが、俗に言うNTRでしょうか? いいえ、違うでしょう。だって、汐音はただ催眠術にかかって遊んでいるだけです。
 決して、そういうものではないはずです。
 
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