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藤堂家
藤堂(とうどう) 美羽(みう) 身長153㎝ A70 W54 H71 AAAカップ 後編
しおりを挟む「ん、あれ……ここは」
「目が覚めたかしら」
目を覚ますとそこは薄暗い洋風の地下牢のような部屋に入れられていた。
壁の色は当然、鉄の色で染まり、ところどころ黒ずんでいる。
(えっ、どうして私!?)
ほんの少し、肌寒いを感じて体に視線を向けると何も服を着ていなかった。
寝起きで頭がまだよく動いていないが確か、お嬢様と共に学園に面接に来て、その後……催眠によってHなことをしていたはずだ。
鉄格子の外にはさっきまでご主人様と慕っていた教師が足を組んで全裸で座っていた。
その姿を見て走馬灯のように数時間前の痴態を思い出して顔が羞恥で熱くなるのを感じ、睨みつけた。
「あら、その様子だと正気に戻ったみたいね」
「何のつもりですか。あんなことをするなんて……」
「ええ、まあそうなるのが普通よね」
さっきまではこの人なしでは生きることなんてできないと考えていたけど今は違う。
私は今、教室で催眠にかけられる前に戻っていた。
当然、お嬢様のことも思い出している。
あの後、お嬢様はどうなったのか。私は知らない。
一刻も早く、ここを出てお嬢様の元に駆けつけなくては……
「私を……どうするつもりですか」
「どうするも何も……SEXするだけよ?」
「意図がわからないのです。女性同士でやるにしても男性器がなければ……」
「忘れているみたいだけど、相手は私じゃないわよ。ほら、足音が聞こえるでしょ?」
カツン、カツンと甲高い音が聞こえる。
ギィィとさび付いた音を鳴らし、開かれた扉から入ってきたのは一人の女性だった。
「…………」
一言もしゃべらずに部屋を一望すると歩き始める。
その優雅な姿に私には感嘆のため息をついてしまう。
(すごい。まるで人形みたいです)
傷一つない真っ白な肌にド派手なピンクの髪が引きだたせる。
すらりと伸びた足に出るところは出ているグラマラスな肉体に私は欲情を覚えた。
(ああ、いいなぁ)
欲しい。あの子が欲しい。
私のものにして手元に置いてずっとかわいがってあげたい。
その無垢な表情を淫靡なものに染め上げたい。
気づけば、私は立ち上がり鉄格子を握りしめより近くで食い込むように顔を近づけていた。
「………………」
「ああ、サキュバス様! お待たせしました! こちらが藤堂(とうどう) 詩衣里(しえり)様の、後日、生徒になる方の保護者でございます」
「…………」
「大丈夫です。すでに処女膜はなく、中も熟しております。体が未発達なので少々一部の柔らかさに不満が……」
「……」
「そうですか。失礼しました。てっきり、大きい方が好きなのかと」
なんの話をしているんだろうか。
確実に私の胸の話をしていることはわかったけど、失礼な話だ。
(柔らかさに一部不満とか、確かにお嬢様に比べたらまだない方かもしれないけどこうして裸見てみれば少しくらい凹凸はある)
私は手のひらで自身の胸を触る。
うん。やわらかい。いつもより乳首は固いし、心なしか白い液体が……
「えっ!? どうして……」
「うるさいですよ。美羽。サキュバス様の前で失礼でしょう」
「ご、ごめんなさい。でも、待ってください。私、母乳が出て―――」
「ああ、それは仕方ないですよ。サキュバス様がいますからね。必然と出ますよ」
言ってる意味が分からない。
(サキュバス様がいるから母乳が出る? そんなわけあるわけがない)
頭では否定しても、どんどん止まることがない。
指でおさつけようにも留めることができなかった。
むしろ、それが刺激になり軽くイッてしまった。
「いいですか。私たち、保護者はサキュバス様にしっかりとした栄養を献上するんです。そのためには母乳を出すのは必要なプロセスなのです」
「い、意味がわかりません。どうして」
「理由は三つ。一つはそのまま母乳をサキュバス様に飲んでもらって、代償に愛水の入った水鉄砲がもらえます。等価交換というやつです」
「い、いりません。そんなのいりません!!」
さっきまでの堕落的な快楽を思い出す。
あんなものをもう一度、味わってしまったらもう戻れない。
「黙りなさい。もう一つ、こちらの方が重要です。その母乳には普通のでは含まれない成分が交じります」
教師は上着を脱ぎ、ブラジャーを外して乳房をあらわにする。
「その成分はサキュバスホルモン。文字通り、サキュバス様のためのホルモンよ」
「そ、それが何ですか。そんなの非科学的な……」
「まあ、見てれば分かりますよ」
そういうと人形のようなサキュバスと言われた人は教師の乳首を加える。
「あっ、いい」
恍惚な表情を浮かべ、力を抜く教師。
傍から見ても気持ちよさそうにしているのがすごくわかった。
「んんっっっ! あ、ん。やっ、あぁぁん!!」
ジュルルッと室内に効果音が鳴り響く。
サキュバスは教師の乳首から母乳を吸って、絶頂させた。
「……………………」
「あ、ありがと、ごじゃいましゅ」
そういって教師は気絶して、目を閉じた。
そこで私は気づいた。
さっきまで無表情だったサキュバスがにやりと笑っている。
「さて、このように私自身がサキュバスになることできます」
「えっ?」
先ほどとは打って変わってしゃべり始めるサキュバスに違和感を覚える。
その口調は気絶して眠っている。教師そのものだった。
こちらを向いて両手を広げて迎え入れようと歩いてくる。
「ふふっ、大丈夫。行うのは私じゃないですよ。ベッドを見てください」
言われて、背後を振り返る。
そこにはさっきまでなかったはずの少女が寝ている。
髪は黒く、体は薄いピンクで健康に見える。
私と同じで未発達の体に見覚えがあるが、股間には立派な男性器が付いていた。
「も、もしかして……」
「ええ、あなたのサキュバス様よ。あらだけの汗と愛液。それに淫臭があれば新しいのが生まれたわ」
「ち、違う。あれは私なんかじゃ」
否定する。あれは私なんかじゃない。
私に酷似している人形かなにかであり、もう一人の私じゃない。
「違うわよ。あれはサキュバス様。あなたの飼い主よ」
「私の……飼い主?」
「さて、体の方が正直みたいだし。やり方を教えてあげるわ。しっかりご奉仕して認めてもらうのよ」
「や、やりたくない……いやぁ」
みっともなく子供のように涙を流す。
どうして、私がこんなことになっているのか。わからない。嫌だ、もういやだ。あんな快感いらない
そんな時だった……
「じゃあ、詩衣里さんにお願いします?」
「い、今……なんていいました?」
「聞こえなかったかしら? 詩衣里さんにお願いすればいいんですよ」
「待って、でも、それは……お嬢様を」
「ええ、代わりにあれと交わってもらいます。断られるのが怖いですか? 大丈夫です、ちゃんと催眠はかけるから快く引き受けてくれるわ」
なんていうことだ……これは私だけの問題じゃないのか。
いや、違う。私の問題だ。都合よくお嬢様も巻き込もうとしているだけに過ぎない。
ダメだ。そんなのは……大恩あるお嬢様に迷惑はかけることはできない。
「一応ね。同情はしているのよ? だって、詩衣里さんがこの学園を受験しなかったらあなたたちは普通の生活を送れていたんですもの」
「えっ?」
「そう、元凶は詩衣里さん。わざわざ自分からサキュバス様の巣穴に入ってきたんですから。それ相応の報いを受けても私はいいと思うわ」
「あっ、あっ、あっ!」
聞いてはいけないことだった。
それはただの結果論に過ぎない。
だって、私は知っている。お嬢様がどれだけ努力をしてきたこと。
見栄っ張りで強情で、目を放すととんでもないことをする破天荒な人。
だけど、そんな人だから私はずっと慕ってきた。いつか壊れてしまうんじゃないかと心のどこかが考えていたからだ。
現実は甘くない。そう、今がその時だ。
「これを見ますか? あなたのお嬢様よ」
「っ!!」
そこには自身の衣服を脱ぎ捨て、片手で私のパンツをしゃぶり、もう片方で秘部を慰めているお嬢様の姿があった。
『はぁ。はぁ、美羽―――美羽ぅ』
子猫のような鳴き声で私の名前を連呼している。
裏切れない……この人だけは私は裏切ることなんてできない。
「どうすれば……」
「んっ? 何か言ったかしら」
「どうすれば、いいでしょうか? 本当にあの人形とSEXするだけですか?」
かすれるような声で……しかし、しっかりと私は自分の意思で発言した。
もう後戻りはすることができない。
「うふっ、いいわね。それじゃあ、まず勃起させましょうか」
「わ、わかりました」
ベッドまで歩いて、隣に座る。
こうして近づいてみると気持ちが悪いくらいに私に似ている。
私は目をそらしつつ、男性器を握りしめる。
「え、えーと。確か、口で……」
「そうねぇ、アドバイスだけど先っぽを舐めたりするといいみたいよ」
「わかりました」
私は舌を精一杯伸ばして亀頭をなめる。
ぺろりと一舐めして味を確かめた。
「……味がしません」
「そう? 私の時はうっすらと感じたわ」
「そう……ですか」
少し羨ましいと思った。どうせやるなら味がある方がいいに決まっている。
しかし、これは無機質なそれこそプラスチックでも舐めているような味がする。
これを舐めつづけるのは正直、根気がいる気がする。
ことの重要さを理解しつつ、私は続けた。
アイスクリームをなめるように上からしゃぶりつく。
どれぐらいたったかわからないが、気が付くと大きくなっていた。
「あら、ようやくね。そろそろ覚悟……いや、これ以上は無粋ね」
「ん? 一体何の―――」
その時だった。先端から白い汁が流れて味が付いた。
味はひどく甘く、この世とは思えないほどの甘美なものだった。
これまで甘いものは甘いものじゃなかったと常識を壊され、夢中になる。
「あんぅ、じゅるっ、うそ、あまぁ、いいぃ??」
舐めれば舐めつづけるほどに味がどんどん変化していく。
飽きることのない味にすっかりはまってしまっている。
「それが愛水の原液よ。すごいでしょう?」
「ん、んんっ!!」
教室での出来事と同じように股がどんどんしめってベッドを汚している。
これはダメな奴だ。一度でも知ってはいけないものだったんだ。
(ああ、でも……いい。これ、毎日飲みたい)
これを舐めている時、さっきまであった不安が吹き飛んでしまった。
それどころかこれのおかげで少し、自分は大胆になっている気がする。
「そろそろ来るわよ。しっかりと口で味わうのよ」
「はむっ」
先端部を覆うように咥(くわ)える。
何が起きるのかわかっていた。期待していた。
だから、早く―――!
その時…・・全く動かなかった人形が動き出し私の頭を押し付けた。
「ん!? んんっ! んっ!?」
「…………」
口で咥えてものは喉の奥まで差し込まれて、吐き気を催す。
なのにどうしてだろう。微睡むような気持ちよさを私は感じてしまっている。
そして、期待していたその時はやってきた。
「…………」
ビュルルッ!! と耳元で響いた。
じんわりと直接、胃の中に入れ込まれた愛液がしっかりとわかる。
脈を打ちながらとまることないそれを私は必死で咥えて放さない。
「ようこそ。こちらの世界に……歓迎するわ。美羽」
「はあ、はあ、はあ、はあ」
「興奮しているわね。後はどうすればいいかわかるかしら?」
あと、あとはそう、簡単だ。
この立派な男性器を私の膣に入れたらいい。
ただ、それだけだ。
私は自身の分身のような人形に跨(まがた)って、秘部同士をくっつけた。
「あうぅ!」
先端が、ぬるりと表面をすべる。
さっきまで、固かったはずのそれは今はもうコンニャクのように柔らかくなっていた。
「え、どうして……」
思わず、顔を近づけて様子を見る。
(そうだ。思い出した。一度出したら柔らかくなるってどこかで呼んだことがある。)
もう一度、あの硬さが忘れられない私は急いでさっきと同じことを繰り返す。
だけど―――さきほどと同じように固くなることはなかった。
確かに、少しは固くはなった。しかし、形を保っている程度で到底、私の膣内に入ることはできそうにない。
「ふふっ、そういう時はこれを使うのよ」
ガシャンと私の傍に何かを投げられた。
それは―――銃。中身が入った水鉄砲だった。
「それをチンチンにあてなさい。そうするとしっかりと固くなっていれることができるわよ」
私はすぐに言われた通りに水鉄砲を拾い上げて、男性器に向けて引き金を引いた。
愛水をかぶった男性器は見る見る固さを取り戻し、さっきよりも立派に天に向かってそそり立った。
さあ、準備万端だ。
また、柔らかくならないように急いで覆いかぶさってくっつける。
今度はいけそうだ。
「あっ、でも、あなたの快感もすごくなっているから気をつけなさいよ?」
「へっ?」
ズボリッ! と大きな音を立てて大切な場所に侵入する。
そこは何度も自分のおもちゃのようなバイブでいじくって性感帯になった場所でもあった。
だから、刺激には多少慣れている。
侵入する角度、どこまでいけば快感の頂点なのかは知っていた。
しかし、この男性器はその価値観全てを踏みにじって壊した。
「うあぁ、ひあぁ! やぁぁあ、だ、あぁぁ、ふ、太いわ。なに、これ」
挿入してすぐ、それは増大した。
私の中で大きさを増した男性器は奥深く、貫いた。
「か、はぁぁ……はぁ、はぁ……」
息を整ええるで精一杯で動くのは無理だと感じた。
その時だった。
「ひゃ、あっ、な、なんで……動いているの!?」
「………………」
パンッパンッと膣と男性器の入り口でロデオのように私が体を動かされている。
さっきまで動かなかった人形は腰を動かして、無表情で私を見つめている。
コツコツッと子宮入り口をノックされ
体は正直に脳に喜びを送り続け、止まらない快楽の電流が体中を駆け巡る。
「んあぁぁぁぁ!! イ、イキます! イッてます! だからぁ! だからぁ!!」
ゾク、ゾクゾクゾクっと背筋に這いよるは甘美な絶頂が来ることを知らせる。
ぎゅっと私は内股を締めあげる。
トプッと私の内側で音が鳴るのが聞こえた。
「ひっ、きゅうぅぅぅ! わた、しのひっきゅうで! いっちゃううぅぅ!!」
ドプドプドプッ!! と女性の一番大切なところが満たされる。
もう戻れないという絶望感と子宮を支配されたという征服感に酔いしれて、頭の仲がごっちゃになっていく。
「あっ、あ……れっ?」
意識が飛ぶ。おかしい、しっかりと膣内の動きは感じられるのに意識だけはどこか別のところに移されていくようだ。
(そう、か。あの教師も……こん、な……感じだったの、かも)
「さて、そろそろいいかしら」
「なんでしょうか?」
「あなたの淫名を教えてくれるかしら?」
「はい。私は籐淫(とういん) 美羽(みう)。 サキュバス様に従うメスです」
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