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第2章 夜明市に潜む死後の世界
第14話 阿里亜と実花
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《金曜日夜》
阿里亜はクローバーのいる街に到着した。都内よりは車が少ないが、その荒々しい運転に阿里亜は驚いていた。
「え!?ちょここで入ってくんなぁ!」
ビクビクしながら運転をすすめ、ようやくクローバーとの待ち合わせ場所に到着した。
「あー…なんか疲れたな、こんなに運転したのいつ以来だろ…」
待ち合わせたのはあるコンビニの駐車場、阿里亜はクローバーに「ついたよ」とメッセージを送った後、車から出てコンビニでミルクティーを買う。
会計を済ませてコンビニを出ると、1人の女性に話かけられた。
「あの…アメリアですか?」
「クローバー…さん?」
2人は目を合わせた。
いつもネットの中で会っていて、
いつも会話をしている仲で、
いつのまにか親友のようになっていた2人。
それでも、緊張するのは無理もない。
初めて知った顔、
初めて聞いた声、
初めて会った、親友。
阿里亜は、目の前に立っているクローバーをじっと見つめた。ネット越しでは何度もやり取りをしていたが、こうして実際に顔を合わせるのは初めてだ。少しの沈黙が流れる。緊張しているのはお互い様だろう。
「やっと…会えたね」
実花が微笑みながら言った。
「うん…ほんとに、クローバーなんだな」
阿里亜はその言葉を口にしながら、どこか不思議そうにクローバーを見つめる。
「私も最初はちょっと緊張してたけど、アメリアもネット越しとは全然違う!」
クローバーが笑顔で応じると、阿里亜も少し笑ってみせた。
「え、そう? 私、実は結構、オフラインの方が不安だったりして…」
「そうなんだ!」
クローバーが驚いた表情を浮かべる。
「でも、なんだか、今こうしていると、やっぱりずっと一緒にいた感じがするね」
阿里亜は少しだけ頷きながら、ミルクティーのカップを手に取った。
「そうだね、なんだか、前から知っていたみたい」
クローバーが軽く肩をすくめてみせる。
「ネット越しではハンドルネームで、クローバーとかアメリアって呼び合うのが自然でさ。現実なら本名で呼んだ方がきっともっと自然だよね」
「そうだね、確かに」
阿里亜が頷きながら、少し考えてから言った。
「私の名前は阿里亜、有雨阿里亜!クローバーの名前は?」
「私は実花、西川実花だよ!よろしくね阿里亜!」
実花が軽く笑いながら答える。
その瞬間、二人は本当に親友としてつながった気がした。阿里亜は少しホッとしたように深呼吸をし、実花もそれに続くように肩を伸ばす。
「ねぇ、実花ってさ、何歳なの?」
「私?来月27歳だよ」
「嘘!?タメじゃん!私は6月に27なった!」
「あー、そいえば誕生日とか言ってたね!」
2人はコンビニの前で盛り上がっていたが、ふと我に帰り、実花の案内で近くのパーキングに車を停めた。
夜明市までは阿里亜の車で行くことになっており、実花が泊める話と、ガソリン代を出す話をしたら、阿里亜は駐車場代や交通費は気にしないでと言っていた。
2人はコンビニでポテチと缶チューハイやジュースを買うと、実花すむアパートに向かった。
「お邪魔しまーす…」
「誰もいないから気楽にねw」
2人はテーブルを挟んで座り、ポテチを開けて乾杯した。
「阿里亜、お酒飲まないんだね」
「あはは、ダメなんだ私wてかさ、27歳だって。私達」
「うん、実感ないよね。でも、27歳ってなんか大人って感じがするけど、まだまだ若い気もする」
実花が肩をすくめながら言った。
「でも、こうやって本当に会ってみて、ちょっと大人になった感じがするよ」
「うん。ネットで友達になって7年くらいかな?今はこうしてリアルで会うと、どこかお互いに成長したなって感じる」
実花がじっと阿里亜を見つめて言った。その言葉に阿里亜は少し照れながら笑った。
「うん、そうだね」
お互い、同じ年齢で、同じように大人になりつつあることを感じながら、二人は再び見つめ合った。そして、その後ろに広がる夜の街の風景が、まるで新たな友情の一歩を象徴するかのように、静かに煌めいていた。
「ねぇ、実花、恋愛ってどう思う?」
阿里亜は少し照れくさそうに聞いた。実花が首をかしげて答える。
「恋愛か…うーん、私はどっちかっていうと、恋愛よりも、誰かと長く一緒にいたいって感じかな」
「長く一緒にいるって、結婚とかのこと?」
阿里亜が少し興味深く聞くと、実花は少し黙ってから、ふうっと息を吐いた。
「そうだね。結婚もしたいけど、それよりも一緒にいて安心できる人が欲しいって思ってる。でも、今はまだ出会いも少ないし、そういうこと考える余裕もないかも」
「なるほど、私は最近ちょっと…」
阿里亜は少し言い淀みながら、手元のミルクティーを飲んだ。
「ちょっと?どうしたの?」
実花が興味津々で聞いてきた。
「うーん、実は、最近少しだけ気になる人がいて。でも、どうしていいかわかんなくてさ…」
実花は目を輝かせながら、阿里亜を見た。
「ほんとに?誰なの?」
「えー、なんか恥ずかしいな…名前は言えないけど、まだちょっとだけやり取りしてる感じなんだ。ネット越しだから、ちょっとリアルな感じがわからなくて、どう接したらいいのか悩んでる」
「うーん、それもあるよね。ネットだと、どうしても相手がどんな人か想像するしかないからさ。でも、ちゃんと会ったり話したりしていくと、少しずつわかるんじゃない?」
「だよね。うーん、どうしようかなぁ…」
その後、少しだけ沈黙が流れる。
「でも、私たちみたいに、ネットで知り合ってリアルで会うのって意外といいかもね」
実花がにっこりと笑いながら言った。
「確かに!だって、ネットで会話してるだけだと、どうしても誤解も生まれるし、表情や雰囲気ってわかりづらいもんね」
「うん、でもリアルで会うと、どんな人なのかよくわかるし、お互いの反応が直に感じられるから、すごく安心するよね」
「そうだね…」
二人はしばらく、恋愛や人間関係についての話を続けた。なんとなくお互いに親近感を感じるその時間が、心地よかった。
その後、二人は交代でシャワーを浴びることにした。実花が先に浴び、阿里亜がその後を追った。シャワーから上がってきた二人は、タオルを頭に巻き、寝室に向かった。
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
実花がベッドを指さしながら言った。
「うん、今日は本当に楽しかったね。こんなに長く話したのも久しぶりだな」
阿里亜は少し笑いながら答える。実花も頷きながら、ベッドに横たわった。
「私も、こんなに話すのは久しぶりだな。こうやって寝る前にゆっくり話せるのって、いいね」
二人はそれぞれ寝返りをうちながら、静かな夜の空気の中で話を続けた。
「一つだけ聞いていい?」
実花が唐突に提案した。
「え、何?」
「もしも、明日が最後の日だとして、何をする?」
明日から未知の都市伝説に挑む…その心境が、こんな質問をさせたのかもしれない。その質問に、阿里亜は少し考え込みながら答えた。
「そうだな…私は、やっぱり会いたい人に会いに行くかな。大切な人に感謝の気持ちを伝えたい」
「いいね。それ、私もやりたい。でも、もしその人が今手に届かないところにいたら、どうする?」
「うーん…電話してみるかな。少なくとも、声が聞けるだけでも嬉しいし」
実花が嬉しそうに笑った。
「私もそれが一番だと思う。声だけでも、少しでもその人を感じられるといいよね」
二人はしばらく、お互いに考えたことを話し合った。言葉が途切れることなく、静かな夜が続いていく。やがて、眠気が襲ってきた二人は、深呼吸をして、心地よい眠りに入っていった。
まるで翌日から、恐怖の都市伝説に挑むとは思えないほどに、2人の友情はその恐怖すらも、打ち消すほどに光輝いていた…
阿里亜はクローバーのいる街に到着した。都内よりは車が少ないが、その荒々しい運転に阿里亜は驚いていた。
「え!?ちょここで入ってくんなぁ!」
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「あー…なんか疲れたな、こんなに運転したのいつ以来だろ…」
待ち合わせたのはあるコンビニの駐車場、阿里亜はクローバーに「ついたよ」とメッセージを送った後、車から出てコンビニでミルクティーを買う。
会計を済ませてコンビニを出ると、1人の女性に話かけられた。
「あの…アメリアですか?」
「クローバー…さん?」
2人は目を合わせた。
いつもネットの中で会っていて、
いつも会話をしている仲で、
いつのまにか親友のようになっていた2人。
それでも、緊張するのは無理もない。
初めて知った顔、
初めて聞いた声、
初めて会った、親友。
阿里亜は、目の前に立っているクローバーをじっと見つめた。ネット越しでは何度もやり取りをしていたが、こうして実際に顔を合わせるのは初めてだ。少しの沈黙が流れる。緊張しているのはお互い様だろう。
「やっと…会えたね」
実花が微笑みながら言った。
「うん…ほんとに、クローバーなんだな」
阿里亜はその言葉を口にしながら、どこか不思議そうにクローバーを見つめる。
「私も最初はちょっと緊張してたけど、アメリアもネット越しとは全然違う!」
クローバーが笑顔で応じると、阿里亜も少し笑ってみせた。
「え、そう? 私、実は結構、オフラインの方が不安だったりして…」
「そうなんだ!」
クローバーが驚いた表情を浮かべる。
「でも、なんだか、今こうしていると、やっぱりずっと一緒にいた感じがするね」
阿里亜は少しだけ頷きながら、ミルクティーのカップを手に取った。
「そうだね、なんだか、前から知っていたみたい」
クローバーが軽く肩をすくめてみせる。
「ネット越しではハンドルネームで、クローバーとかアメリアって呼び合うのが自然でさ。現実なら本名で呼んだ方がきっともっと自然だよね」
「そうだね、確かに」
阿里亜が頷きながら、少し考えてから言った。
「私の名前は阿里亜、有雨阿里亜!クローバーの名前は?」
「私は実花、西川実花だよ!よろしくね阿里亜!」
実花が軽く笑いながら答える。
その瞬間、二人は本当に親友としてつながった気がした。阿里亜は少しホッとしたように深呼吸をし、実花もそれに続くように肩を伸ばす。
「ねぇ、実花ってさ、何歳なの?」
「私?来月27歳だよ」
「嘘!?タメじゃん!私は6月に27なった!」
「あー、そいえば誕生日とか言ってたね!」
2人はコンビニの前で盛り上がっていたが、ふと我に帰り、実花の案内で近くのパーキングに車を停めた。
夜明市までは阿里亜の車で行くことになっており、実花が泊める話と、ガソリン代を出す話をしたら、阿里亜は駐車場代や交通費は気にしないでと言っていた。
2人はコンビニでポテチと缶チューハイやジュースを買うと、実花すむアパートに向かった。
「お邪魔しまーす…」
「誰もいないから気楽にねw」
2人はテーブルを挟んで座り、ポテチを開けて乾杯した。
「阿里亜、お酒飲まないんだね」
「あはは、ダメなんだ私wてかさ、27歳だって。私達」
「うん、実感ないよね。でも、27歳ってなんか大人って感じがするけど、まだまだ若い気もする」
実花が肩をすくめながら言った。
「でも、こうやって本当に会ってみて、ちょっと大人になった感じがするよ」
「うん。ネットで友達になって7年くらいかな?今はこうしてリアルで会うと、どこかお互いに成長したなって感じる」
実花がじっと阿里亜を見つめて言った。その言葉に阿里亜は少し照れながら笑った。
「うん、そうだね」
お互い、同じ年齢で、同じように大人になりつつあることを感じながら、二人は再び見つめ合った。そして、その後ろに広がる夜の街の風景が、まるで新たな友情の一歩を象徴するかのように、静かに煌めいていた。
「ねぇ、実花、恋愛ってどう思う?」
阿里亜は少し照れくさそうに聞いた。実花が首をかしげて答える。
「恋愛か…うーん、私はどっちかっていうと、恋愛よりも、誰かと長く一緒にいたいって感じかな」
「長く一緒にいるって、結婚とかのこと?」
阿里亜が少し興味深く聞くと、実花は少し黙ってから、ふうっと息を吐いた。
「そうだね。結婚もしたいけど、それよりも一緒にいて安心できる人が欲しいって思ってる。でも、今はまだ出会いも少ないし、そういうこと考える余裕もないかも」
「なるほど、私は最近ちょっと…」
阿里亜は少し言い淀みながら、手元のミルクティーを飲んだ。
「ちょっと?どうしたの?」
実花が興味津々で聞いてきた。
「うーん、実は、最近少しだけ気になる人がいて。でも、どうしていいかわかんなくてさ…」
実花は目を輝かせながら、阿里亜を見た。
「ほんとに?誰なの?」
「えー、なんか恥ずかしいな…名前は言えないけど、まだちょっとだけやり取りしてる感じなんだ。ネット越しだから、ちょっとリアルな感じがわからなくて、どう接したらいいのか悩んでる」
「うーん、それもあるよね。ネットだと、どうしても相手がどんな人か想像するしかないからさ。でも、ちゃんと会ったり話したりしていくと、少しずつわかるんじゃない?」
「だよね。うーん、どうしようかなぁ…」
その後、少しだけ沈黙が流れる。
「でも、私たちみたいに、ネットで知り合ってリアルで会うのって意外といいかもね」
実花がにっこりと笑いながら言った。
「確かに!だって、ネットで会話してるだけだと、どうしても誤解も生まれるし、表情や雰囲気ってわかりづらいもんね」
「うん、でもリアルで会うと、どんな人なのかよくわかるし、お互いの反応が直に感じられるから、すごく安心するよね」
「そうだね…」
二人はしばらく、恋愛や人間関係についての話を続けた。なんとなくお互いに親近感を感じるその時間が、心地よかった。
その後、二人は交代でシャワーを浴びることにした。実花が先に浴び、阿里亜がその後を追った。シャワーから上がってきた二人は、タオルを頭に巻き、寝室に向かった。
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
実花がベッドを指さしながら言った。
「うん、今日は本当に楽しかったね。こんなに長く話したのも久しぶりだな」
阿里亜は少し笑いながら答える。実花も頷きながら、ベッドに横たわった。
「私も、こんなに話すのは久しぶりだな。こうやって寝る前にゆっくり話せるのって、いいね」
二人はそれぞれ寝返りをうちながら、静かな夜の空気の中で話を続けた。
「一つだけ聞いていい?」
実花が唐突に提案した。
「え、何?」
「もしも、明日が最後の日だとして、何をする?」
明日から未知の都市伝説に挑む…その心境が、こんな質問をさせたのかもしれない。その質問に、阿里亜は少し考え込みながら答えた。
「そうだな…私は、やっぱり会いたい人に会いに行くかな。大切な人に感謝の気持ちを伝えたい」
「いいね。それ、私もやりたい。でも、もしその人が今手に届かないところにいたら、どうする?」
「うーん…電話してみるかな。少なくとも、声が聞けるだけでも嬉しいし」
実花が嬉しそうに笑った。
「私もそれが一番だと思う。声だけでも、少しでもその人を感じられるといいよね」
二人はしばらく、お互いに考えたことを話し合った。言葉が途切れることなく、静かな夜が続いていく。やがて、眠気が襲ってきた二人は、深呼吸をして、心地よい眠りに入っていった。
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