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第1章 Welcome to abyss
第13話 懸念の蜘蛛
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【キキモラ村 居住区】
村の中にはもう瘴気も無く、モンスターもいなかった。教会に戻り、扉を開ける。
「お…お父さん!みんな!」
そこには元の姿に戻った村人達の姿があった。マリーは父であるダニーに抱きつき大声で泣いた。
「みんな、よくやってくれた。君たちは紛れもなく、キキモラ村の英雄だ」
日が落ち始め、辺りは暗くなっていた。クロス達はこの夜を安全になったキキモラ村で過ごす。村人達は荒れた村から使えそうな道具や食料を揃えるとクロス達5人に振る舞った。
エリスとフローレンスはマリーの実家に泊まる。シャワーを借りて疲れを流し、マリーの部屋に行く。
シャワーのお湯は、奈落で手に入る紅蓮鉱石というアイテムが、水を温めてくれるおかげで存在する。
マリーの部屋にはベッドは一つしかない。
「エリスさんとフローレンスさんはベッドとソファー使ってね」
「大丈夫です、私は床でも寝れます。このカーペットはもはや敷布団同然です」
「マリーの家なんだから気を使わなくていいわよ、フローレンスが床なら私がソファーで寝るわ」
3人は他愛もない雑談をする。
「ねぇ、マリーって何歳なの?」
「わたすは、次の3月で20歳だす」
「ふふ、私と同い年ね。私は8月に20歳を迎えたけど、マリーはもっと歳下かと思ってたわ」
「そうなんですか!わたすもエリスさんは歳上だと思ってました」
この世界では日本と同じく、4月から新年度を迎える。
「同い年なんだから、さんはいらないわよ」
「わかった、エリス。なんだか親近感がわきますね」
「まだ19歳ってことは、ダニーさんに同意を得てギルドに登録したの?」
「村を救いたいからと、お父さんを無理矢理説得しますた!」
「そうだったんだ…ねぇ、フローレンスは?」
「私も次の2月14日で20です。私は王国騎士として冒険者ギルドに登録されていますが、未成年は冒険者ギルドの登録に保護者が必要です。許可する親は、マリーさんのような事情がない限りあまりいません。おそらく、同じ初心者であるクロスさん達も同じ歳ではないでしょうか…」
「それもそうね。てかフローレンスも同い年なんだから敬語禁止ね」
「敬語禁止ですか…頑張ります」
「それ、敬語だよフローレンスw」
しばらく雑談を続ける。やがて村を救うと言う旅の目的を終えたマリーに、これからどうするのかをエリスは聞いた。
「村の復興にはたくさんのお金が必要だと思います。わたすは復興資金を稼ぐために奈落を探索します」
「それなら、強いパーティに入れて貰えば安全に深くに行けて、より高価なお宝が手に入るかもよ?ヒーラーは重宝されるからマリーならどこでもいけるわ」
「いえ、わたすなんて強いパーティに入ったら足を引っ張ります。それでは分け前を貰うのも気が引けるので、クロスさんと冒険を続けるつもりだす」
「ふーん…あいつの事、信用してんだ」
「はい、クロスさんも、ジャンさんも、エリスも、フローレンスも。わたすにとってのヒーローだすから(^^)」
マリーには新たな目的ができた。これからもクロス達と奈落の冒険は続くようだ。
【キキモラ村 教会内】
クロスとジャンは教会の長椅子に横になりながら会話をしていた。
「クロスは何故働かないんだ?」
「嫌なんだよ、何かに縛られるのが。自分の人生を削られるみたいで…それに怒鳴りつけられんのも癪だしな。ジャンこそ、何で働いてるんだよ」
「俺は人のために貢献したい。社会とは支え合ってできている。誰も働かなければ人は生きていけないからな」
「お前意外に真面目だよなぁ、それで嫌な仕事をするのか?」
「嫌な事ばかりじゃないぞ、お前も一度働いてみろよ」
「…気が向いたらな」
《翌日》
5人はサンライズシティに帰る。馬車はダニーが手配してくれた。
「5人の英雄よ、儂らはいつでも歓迎します。またお立ち寄りください」
村長をはじめ、村人達に見送られながらクロス達は出発した。今回手に入れた怨念の杖はエリスが持ち帰った。
《一方その頃》
【奈落 第一層 遺跡エリア】
「なぜこんな浅い層に、テメェみたいな化け物がいやがる…」
「あの6人の気配を感じたからだ。育つ前に殺しておかなければ不安でな。貴様こそ、その強さで何故ここにいる」
「最近、新米の冒険者が帰ってこねぇ事が多いって聞いたからよ…テメェの仕業だろ!」
「あぁ、俺は不安要素は全て刈り取る。どんな人間も育った時に化ける可能性があるからな」
痩せ型長身、人間のような見た目のモンスター1体に、冒険者ギルドに登録している全冒険者の中で、3番目に強いと言われているグレンが対峙していた。
見た目こそ人間だが肌の色は青く腕は6本、身体能力は人間のそれとは全く比べものにならない。グレンはその見た目や言葉か、敵が何者なのか気づいていた。
「伝説と謳われたパーティの子孫が怖いか?奈落六大将、不安のシャスエティ!!」
「あぁ、怖いさ。100回やれば1回は負けたかもしれん、それほど強かった」
人類誕生以降、長い長い年月で人の負の感情が積み重なり、生まれたと言われる奈落六大将。
人の持つ感情の中で1番強いと言われる、怒りを司るアンガレドが力なら六大将最強といえるが、いつの世も力のあるものが必ずしも勝ってきたわけではない。
六大将が殺りあえば、案外このシャスエティが残るかもしれない…
グレンは果敢に攻めるが、シャスエティは全て外してみせる。そして6本の腕から手刀が振り下ろされる。だが、グレンも手刀を外して見せた。
(強いなんてもんじゃねぇ…)
「長引くのはリスクか」
シャスエティは強烈なバックステップでグレンから距離を取ると、6本の腕から魔弾の弾幕を放った。
「ちっ…外しきれねぇ」
グレンは大剣で魔弾を受け切った。だが、弾幕の終わりにシャスエティは既に間合いを詰めていた。そして6本の腕がグレンの体を貫いた。
「強かったぞ、100回やれば一回くらい負けたかもしれん」
「俺如きに…そんなこと…ならば…アルガードとやれば…2分の1だ……」
「アルガード?覚えておこう」
グレンの後輩、バッシュが駆けつけた。
「そんな…グレンさん…」
そこには明らかに死んでいるグレンを攻撃し続ける悪魔がいた。
「万に一つも生き返らぬように、バラバラにしなければ」
バッシュは恐れ、腰を抜かす。勝てるわけのない相手に絶望しかない。そして返り血で赤く染まったシャスエティはバッシュに話しかける。
「お前もコイツの仲間か、仲間がどんどん来たら不安だな」
絶望の果てにバッシュが放った言葉は…
「た…助けてください、何でもします。お願いします」
失禁し、泣きながらの命乞いだった。だがシャスエティは容赦なくバッシュを殺した。
その理由は「不安」だから。
村の中にはもう瘴気も無く、モンスターもいなかった。教会に戻り、扉を開ける。
「お…お父さん!みんな!」
そこには元の姿に戻った村人達の姿があった。マリーは父であるダニーに抱きつき大声で泣いた。
「みんな、よくやってくれた。君たちは紛れもなく、キキモラ村の英雄だ」
日が落ち始め、辺りは暗くなっていた。クロス達はこの夜を安全になったキキモラ村で過ごす。村人達は荒れた村から使えそうな道具や食料を揃えるとクロス達5人に振る舞った。
エリスとフローレンスはマリーの実家に泊まる。シャワーを借りて疲れを流し、マリーの部屋に行く。
シャワーのお湯は、奈落で手に入る紅蓮鉱石というアイテムが、水を温めてくれるおかげで存在する。
マリーの部屋にはベッドは一つしかない。
「エリスさんとフローレンスさんはベッドとソファー使ってね」
「大丈夫です、私は床でも寝れます。このカーペットはもはや敷布団同然です」
「マリーの家なんだから気を使わなくていいわよ、フローレンスが床なら私がソファーで寝るわ」
3人は他愛もない雑談をする。
「ねぇ、マリーって何歳なの?」
「わたすは、次の3月で20歳だす」
「ふふ、私と同い年ね。私は8月に20歳を迎えたけど、マリーはもっと歳下かと思ってたわ」
「そうなんですか!わたすもエリスさんは歳上だと思ってました」
この世界では日本と同じく、4月から新年度を迎える。
「同い年なんだから、さんはいらないわよ」
「わかった、エリス。なんだか親近感がわきますね」
「まだ19歳ってことは、ダニーさんに同意を得てギルドに登録したの?」
「村を救いたいからと、お父さんを無理矢理説得しますた!」
「そうだったんだ…ねぇ、フローレンスは?」
「私も次の2月14日で20です。私は王国騎士として冒険者ギルドに登録されていますが、未成年は冒険者ギルドの登録に保護者が必要です。許可する親は、マリーさんのような事情がない限りあまりいません。おそらく、同じ初心者であるクロスさん達も同じ歳ではないでしょうか…」
「それもそうね。てかフローレンスも同い年なんだから敬語禁止ね」
「敬語禁止ですか…頑張ります」
「それ、敬語だよフローレンスw」
しばらく雑談を続ける。やがて村を救うと言う旅の目的を終えたマリーに、これからどうするのかをエリスは聞いた。
「村の復興にはたくさんのお金が必要だと思います。わたすは復興資金を稼ぐために奈落を探索します」
「それなら、強いパーティに入れて貰えば安全に深くに行けて、より高価なお宝が手に入るかもよ?ヒーラーは重宝されるからマリーならどこでもいけるわ」
「いえ、わたすなんて強いパーティに入ったら足を引っ張ります。それでは分け前を貰うのも気が引けるので、クロスさんと冒険を続けるつもりだす」
「ふーん…あいつの事、信用してんだ」
「はい、クロスさんも、ジャンさんも、エリスも、フローレンスも。わたすにとってのヒーローだすから(^^)」
マリーには新たな目的ができた。これからもクロス達と奈落の冒険は続くようだ。
【キキモラ村 教会内】
クロスとジャンは教会の長椅子に横になりながら会話をしていた。
「クロスは何故働かないんだ?」
「嫌なんだよ、何かに縛られるのが。自分の人生を削られるみたいで…それに怒鳴りつけられんのも癪だしな。ジャンこそ、何で働いてるんだよ」
「俺は人のために貢献したい。社会とは支え合ってできている。誰も働かなければ人は生きていけないからな」
「お前意外に真面目だよなぁ、それで嫌な仕事をするのか?」
「嫌な事ばかりじゃないぞ、お前も一度働いてみろよ」
「…気が向いたらな」
《翌日》
5人はサンライズシティに帰る。馬車はダニーが手配してくれた。
「5人の英雄よ、儂らはいつでも歓迎します。またお立ち寄りください」
村長をはじめ、村人達に見送られながらクロス達は出発した。今回手に入れた怨念の杖はエリスが持ち帰った。
《一方その頃》
【奈落 第一層 遺跡エリア】
「なぜこんな浅い層に、テメェみたいな化け物がいやがる…」
「あの6人の気配を感じたからだ。育つ前に殺しておかなければ不安でな。貴様こそ、その強さで何故ここにいる」
「最近、新米の冒険者が帰ってこねぇ事が多いって聞いたからよ…テメェの仕業だろ!」
「あぁ、俺は不安要素は全て刈り取る。どんな人間も育った時に化ける可能性があるからな」
痩せ型長身、人間のような見た目のモンスター1体に、冒険者ギルドに登録している全冒険者の中で、3番目に強いと言われているグレンが対峙していた。
見た目こそ人間だが肌の色は青く腕は6本、身体能力は人間のそれとは全く比べものにならない。グレンはその見た目や言葉か、敵が何者なのか気づいていた。
「伝説と謳われたパーティの子孫が怖いか?奈落六大将、不安のシャスエティ!!」
「あぁ、怖いさ。100回やれば1回は負けたかもしれん、それほど強かった」
人類誕生以降、長い長い年月で人の負の感情が積み重なり、生まれたと言われる奈落六大将。
人の持つ感情の中で1番強いと言われる、怒りを司るアンガレドが力なら六大将最強といえるが、いつの世も力のあるものが必ずしも勝ってきたわけではない。
六大将が殺りあえば、案外このシャスエティが残るかもしれない…
グレンは果敢に攻めるが、シャスエティは全て外してみせる。そして6本の腕から手刀が振り下ろされる。だが、グレンも手刀を外して見せた。
(強いなんてもんじゃねぇ…)
「長引くのはリスクか」
シャスエティは強烈なバックステップでグレンから距離を取ると、6本の腕から魔弾の弾幕を放った。
「ちっ…外しきれねぇ」
グレンは大剣で魔弾を受け切った。だが、弾幕の終わりにシャスエティは既に間合いを詰めていた。そして6本の腕がグレンの体を貫いた。
「強かったぞ、100回やれば一回くらい負けたかもしれん」
「俺如きに…そんなこと…ならば…アルガードとやれば…2分の1だ……」
「アルガード?覚えておこう」
グレンの後輩、バッシュが駆けつけた。
「そんな…グレンさん…」
そこには明らかに死んでいるグレンを攻撃し続ける悪魔がいた。
「万に一つも生き返らぬように、バラバラにしなければ」
バッシュは恐れ、腰を抜かす。勝てるわけのない相手に絶望しかない。そして返り血で赤く染まったシャスエティはバッシュに話しかける。
「お前もコイツの仲間か、仲間がどんどん来たら不安だな」
絶望の果てにバッシュが放った言葉は…
「た…助けてください、何でもします。お願いします」
失禁し、泣きながらの命乞いだった。だがシャスエティは容赦なくバッシュを殺した。
その理由は「不安」だから。
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第3章は4月3日から、平日AM6:00に更新!ご愛読ありがとうございます(^^) これからも誠心誠意、全身全霊で執筆を続けていきます!
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