レベル596の鍛冶見習い

寺尾友希(田崎幻望)

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番外編5

鍛冶見習い ゼロ 北の街にて1

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お久しぶりです。
『レベル596の鍛冶見習い』コミック最終刊祝い
雨理先生お疲れ様でした! ありがとうございました!記念読み切り
◇◇◇



「だからっ! これだけの数のシーサーペイントが座礁ストランディングしているということは、何らかの原因があるんです! それを解明しない限り、まだ次々と同じ事が起こってしまう」

 オイラ達が王都ハーベスタを出発して一ヶ月。
北限の街、ロックソルトに到着した途端、誰かの怒鳴り声が聞こえてきた。
 街の中心にある広場に、大勢の人達が集まっている。

「こっちこそ、何度も言っているだろう! あれだけのAランク魔獣が砂浜にいるんだ、悠長に原因解明なんぞしてる間はない! 町民の避難と、魔獣の排除が最優先課題だ!」

 シーサーペイント、Aランク魔獣という不穏な言葉に、オイラとリリィは思わず顔を見合わせた。
 
「ね、リリィ。ストラ……って、なに? シーサーペイントが砂浜にいるのかな? シーサーペイントって、どう考えても深い海に棲んでる魔獣だよね?」

「ストランディング、つまり座礁。鯨やイルカなどの大型の海洋生物が、自分では身動き出来ないほどの浅瀬に来てしまって、自力では海に戻れなくなることを言う。シーサーペイントでは初耳」

 リリィが白い眉を少し寄せ、軽く首を傾げる。
 
「この辺りでは、海全体が『魔獣の領域』。シーサーペイントが生息していることに不思議はないけれど、知能の高いAランク魔獣が無闇に『魔物の領域』から出ようとすることはないはず。不思議」

「さっきの話だと、一頭や二頭じゃなさそうだし、何かに追われたとか……シーサーペイントが逃げるほどの相手っていうと、まさか水竜?」

 オイラ達が、父ちゃんがいる王都から遠く離れた北の国まで旅してきたのは、鍛冶のため。ヒヒイロカネ合金に必要となる水竜に、力を貸してもらうためだった。
 なんだかんだでちょくちょく出歩いている火竜や風竜とは違って、水竜はめったに住処となる深い海の底から出てくることはないらしく、直接水竜の領域に出向かなくては協力を願う機会もないと、エスティに教えてもらったのだ。
 水竜と仲が悪いらしいエスティは、出発まで不満そうにブーブー言っていた。
 ここロックソルトは、水竜の領域に最も近い人の街で、昔から水竜伝説もあるというので、とりあえずの目的地として目指してきた。
 冒険者ギルドで水竜の目撃情報を聞いてみようと思ってたんだけど……
 シーサーペイントを人の街に追いこんで遊ぶ水竜とか、あんまりお近づきになりたくないなぁ。

「そこの君! 見ない顔だが、詳しいな。その通り、これは本当に不可解な現象なんだ。シーサーペイントは本来、とても知能が高く慎重な生き物なんだよ。それが、五頭も同時に座礁するということは何らかの原因があったとしか思えない」

「あれ、聞こえてた?」

 思わず口を押さえたけれど、時既に遅し。
 藍色がかった艶やかな黒髪の美女が、人垣を掻き分けて姿を現した。
 うん、美女。エスティは激しい炎のような美人だし、リリィや春嵐さんも春の風のような美少女(美幼女?)だけれど、この人は……なんていうか、海のような美女。まだ見たことないけど、セイレーンとかが人型になったら、こんな感じなのかもしれない。

「何らかの原因って、水竜?」

「いや、せっかくの考察だが、シーサーペイントは水竜の眷属だと言われているんだ。狩りなどで追う存在ではなく、むしろ水竜の庇護対称。それに、ストランディングした個体は、全てシーサーペイントの幼体なんだ。原因を解明し、無事に海に帰さなくては、シーサーペイントの親か――最悪、水竜が取り返しに来ないとも限らない。そう何度も言っているのに、この石頭の町長は……」

「石頭で悪かったな。魔獣に、子どもを取り返しに来るなんて情があるはずがないだろう! まして水竜なんて、実在するかも分からん伝説上の存在じゃないか。そんなものを恐れて、今現在町民を脅かしている脅威を排除しないわけにはいかん」

 美女の後ろから、カニみたいな顔の白髪頭のおじいさんまでやって来た。
 多分、町長さんかな。
   
「ん? 排除って……」

「海洋系の魔獣に詳しいAクラス冒険者に指名討伐依頼を出しとる。幸いにもウチの国にいたらしくてな、今日明日にも到着するだろう」

「殺すってこと!?」

 ギョッとした顔を向けると、おじいさんのほうがむしろ怪訝そうな顔をした。

「坊や、魔獣が人の領域に迷い込んだら、駆除するのが当然だろう? 子どもだと聞くと、安易に可哀相だと思うかもしれんが、実際に見てみたら分かる。子どもといえど、馬三頭分の大きさはある。それが、人が少し近づくだけで暴れるんだ。この学者先生が言うような、船で引っ張って海に戻すなんてまね、出来るはずがない。魔獣一匹を助けるために、どれだけの死傷者が出ることか」

「暴れるのは、シーサーペイントも怯えているからです!」

「危険には違いなかろう!」

 お互い一歩も引かずにらみ合う二人は火花を散らしている。

「殺すのは、少しマズイ」

 ぽそっ、とつぶやいたリリィに、我が意を得たりと黒髪美人さんが身を乗り出す。

「ほう、お嬢さん。何がマズいと言うんだ?」

「鯨の死体は、爆発する」

「爆発だと!?」

 町長の大声に、集まっていた街の人達がいっせいに口をつぐみ、それからそれぞれに叫びだした。

「大変だ!」

「シーサーペイントが爆発する!」

「ターニャはどこ!? 一刻も早く避難しなくちゃならないわ!」

「待って待って待って! 話を聞いて!」

 幾ら叫んでも、パニックになった群衆は止まらない。
 お母さんからはぐれて踏み潰されそうになっていたちっちゃい子を、大勢の大人達の足をすり抜けて抱き上げると、次のちっちゃい子が目に入った。
 右手に二人、左手に二人。
 こんなちっちゃい子達が群衆に揉まれたら、ただじゃ済まない。
 子ども達を抱えて近くの屋根に飛び乗ったところで、『パアンッ』と乾いた音がした。
 リリィの風魔法で、破裂音を拡大してもらった。
 爆発を恐れていた群衆が、一瞬固まる。 
 その一瞬の間を逃さず、大声で叫んだ。

「まだ爆発しないから、落ち着いて! 大勢の大人が走り出したら、子ども達が危ないでしょ!」

「ターニャ!?」
「マチルダ! あの子が抱えてるわ!」

 人混みを掻き分けてきたお母さん達に子ども達を返すと、子ども達はキャッキャと笑っていた。

「あのお兄ちゃんね、すごーいの。ぴゅーって、ぴょーんって」

「あのね、聞いて。このリリィは、大賢者ルル様の助手で、大賢者様に『生き字引』って呼ばれてるくらい凄い知識の持ち主なんだよ。そのリリィが言うには、鯨とかは陸に打ち上がって死ぬと、内臓にガスがたまって爆発するんだって。爆発って言っても、四方八方、この街全体に内臓と血と脂が降り注ぐくらいなんだけど……」

 オイラの声は、リリィが拡声してくれているので、街の人達みんなに届く。
 内臓が飛び散ると聞いて、みんなは『うへぇ』という顔をした。けれど、爆発と最初に聞いたときから比べると、ちょっとだけ冷静になった気がする。

「……五頭ものシーサーペイントの、魔素が濃い血肉とニオイが広範囲に飛び散ったら……たくさんの魔獣を呼ぶ。滅多に捕食されることのない高位魔獣の肉は、魔獣にとってこれ以上ないご馳走なんだって。下手したら、この街全体が魔獣の群れに飲み込まれる」 

「なっ……!」

 町長をはじめ、街の人達の顔から血の気が引いていく。
 もうこうなったら乗りかかった船だし、オイラに出来ることはなんでもやってみよう、とは思う。何が出来るか分かんないけど……まぁ、シーサーペイントの近くなら、何かのドサクサでミナモ石とか拾えるかもしれないし。
「でも、まだシーサーペイントは死んでない。だから、何とか海に戻せる方法があれば、爆発は防げると思うんだけど」

 方法がなー、思いつかないんだよなー。

「そ、そんなことを言って、金でも脅し取るつもりか!? なんの証拠があるんだ!」

「んー、証拠は特にないんだよね」

 町長のもっともな叫びに、オイラは腕を組んで首を傾げる。
 信じてもらうしかないけれど、オイラ達はよそ者だし、オイラは単なる鍛冶見習いで、最下位のFランク冒険者だ。多分、未成年の二人連れに見えるだろうし。
 竜の知り合いがいるとか、スタンピードに関わったことがあるって言っても、証拠にはならない。

「これなら、身分証明になる?」

 ふわり、と舞い上がったリリィの口から、ピューイィィと鋭い音が鳴った。
 
「うわあっ」

 聞いたことのない声がして、オイラの立っていた屋根の上に何の種族か良く分からないオッチャンが一人、リリィの風魔法のツムジ風に巻き上げられた。 

「ギルド長!? 冒険者ギルドの」 

「はぁ、ビックリした。引っ張り上げる前に一言くださいよ、リリさん」

「もっと早く出てこなかったのが悪い、モントロス」

 ギルド長とリリィの親しげな会話に、町長を中心にざわめきが広がる。

「知り合いなのか、ギルド長?」

「ああ、町長さん。こちら、間違いなく大賢者ルル様の姪御さんで、大盗賊ララ様の娘さんのリリさんです。こんな見た目ですが、レベル100を越え、何十年も活躍されている大ベテランの、Aランク冒険者です。二十年ほど前にも、当時私がギルド員として赴任していた街をハグレ魔獣の群れから守ってくれたことがありましてねぇ。まったく見た目が変わらないことと魔法の強さから、大賢者の自動人形オートドールなんて通り名まで……」

「ひとこと多い」

 ギリギリとギルド長に詰め寄るリリィを、まぁまぁとなだめる。
 屋根の下では、町長達が「自動人形だと? 聞いたことがある」「ギルド長が茶飲み話に以前話してましたね」「確かに見た目が」「あんな儚げな少女が」と口々に話している。

「分かった、そちらのリリさん? の話は信用しよう。だが、魔獣を助けるために町民を危険にさらすわけにはいかん、ということだけは譲れんぞ。第一、どうやってあの巨大な魔獣を海に運び出すつもりなんだ」

 リリィは、斜め上をじっと見て、数秒停止した。深い記憶を引っ張り出すときの、リリィのクセだ。

「百四十三年前のアフィア港、九十一年前のヒーラ村、八十二年前のシクソン街、二十九年前のリューズ港にて、座礁した大型海洋生物の救助が試みられている。その中でも成功例が高いのは、座礁した生き物の周りを掘り下げ、満潮を待って浮力を得たところで船で沖合まで曳航する方法」

「なるほど、そんな手があったか!」

 手を打って叫んだのは、今まで黙ってコトの成り行きを見守っていた黒髪の美女博士だ。

「町長、頼む、許可してくれ。船は我らのものを使う。町民は避難してくれていい」

「……しょうがない。爆発して魔獣を呼び寄せるより、地形が変わるほうがまだマシだろう。やたらにシーサーペイントを刺激して、暴れさせないようにな。繰り返すがシーサーペイントはAランク魔獣だ。特に尾びれの力は強く、人間の骨なんて一撃で砕けちまう。わし達は、ミンチになった学者先生を片付けるのも、ブツ切りになった若いモンを回収するのもごめんだからな」

「町長さん、オイラ達のことも心配してくれてたんだ」

「当たり前だろう! どこの世界に、若人が無謀な自殺行為に逸るのを止めない大人がいるっていうんだ」

 カニに似た顔を赤くして、町長は頭から湯気を出した。
 呆気にとられていた黒髪の博士は目線を落として少し微笑み、それからオイラ達に向き直った。

「自己紹介がまだだったな。私はスベェトラーナ、海洋大型生物の研究をしている。スーナでいい」

◇◇◇

「ノア、どうかした?」

「いや、なんか誰かに見られてる気がして……?」

 オイラ達は、座礁したシーサーペイントの近くまでやって来ていた。
 なんとなく視線を感じて振り返ったけれど、特に誰もいなくて、オイラは首をかしげた。

「街の人達も、多分気になってる」

「ああ、そうだよね。あの後、リリィが『今ならシーサーペイントが自力で泳げる深さまで引っ張って行けばいいけれど、死んだら魔物が出る遠海まで持っていかないと』とか追い打ちかけてたし」

「事実」

 確かに、街の浜じゃなくても、普段漁に出るような近海でシーサーペイントが腐敗し爆発し魔獣が押し寄せてしまったらとんでもない。
 脅しでも何でもないのは分かるけど、街の人達の顔は青ざめていた。

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