レベル596の鍛冶見習い

寺尾友希(田崎幻望)

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番外編5

鍛冶見習い 五巻発売記念SS ツムジ石がいっぱい

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「これが全部ツムジ石だっつぅのか!? ぐぁぁ、俺ぁなんでこんな時に怪我なんてしちまったんだ……」

 蔵の横に、オイラの背丈の倍ほどの高さに山積みになった大小様々な白い石の欠片。
 その前に膝からくずおれて、おいおいと父ちゃんは泣いた。
 父ちゃんが骨折したのは十日ほど前。
 かなりの複雑骨折で、リムダさんが細心の注意を払って治癒魔法をかけてくれたものの、治癒に体力を取られて一週間以上寝込んでいた。
 ようやく起き上がって動き回れるようになって、リムダさんのスパルタなリハビリに音を上げて、思い出したように言われたのが、これ。
 『そういや一ヶ月くらい前に、蔵の横に石の山が出来てたんだが、なんだありゃ?』と。

「鍛冶士の夢、速度超特化の特殊鉱石が目の前にあるっつぅのに……」

 この世には、属性を持つ五つの特殊鉱石がある。
 一番有名なのは、火属性、攻撃特化のマグマ石。
 次に有名なのは、水属性、浄化の力がありアンデッド攻撃特化のミナモ石。
 続いて有名なのが、風属性、速度特化のツムジ石だ。
 その後に、木属性、魔法特化のタマキ石、理論的にはあるとされているものの公式には未だ確認されていない土属性の特殊鉱石、と続く。
 それぞれの特殊鉱石は、各々火竜、水竜、風竜、木竜、土竜の寝床にあるため、入手するのはとても難しい。
 その中でも特に入手困難なものが、『風竜の領域』にあるツムジ石だ。
 なぜなら、『風竜の領域』は地上一万メートルの上空。
 竜以外には決してたどり着けない高度に存在するから。
 ただ、一ヶ月としばらく前、なんだかんだで『風竜の領域』に行けてしまったオイラは、もちのろん、ツムジ石を大量にゲットしてきた。

「セバスチャンさんに感謝だよねぇ。オイラだけじゃ、とてもじゃないけどこんな量のツムジ石を持って帰れなかったし」

「……ちくしょう、何がなんでもぜってぇにこの石ぁ打つぞ。俺ぁ鍛冶士だ、腕の一つや二つ折れてたとこで、金槌が握れねぇわきゃ……」

「はいお師匠さん、よくおっしゃいました。それじゃあリハビリ、頑張りましょうね」

 メラメラと炎を背負って立ち上がった父ちゃんは、いつの間にか背後に現われたリムダさんに首根っこを押さえられた。
 その冷気に背負っていた炎がぷしゃあと鎮火する。

「いや、その、な、リムダ。お前のリハビリってやつ、すげぇ痛……」

「僕もお師匠さんに早く金槌を握ってもらいたいのは山々なんですけどね、治りきらないで無茶な使い方をすると、結局のところ鍛冶生命を縮めることになるんですよ。僕は、一日でも長くお師匠さんには鍛冶士を続けて欲しいんです。ただでさえ後五十年しかないんですから」

「いや五十年て、俺ぁその頃百近ぇって」

「ええ知ってます。人間の寿命ですよね、百歳って」

 曇りのないキラキラした目を向けられて、『人には老いってものがある』とか『百歳まで生きられる人間はほとんどいない』とかいう言葉を呑み込んだ父ちゃんはカクリと首を落とし、大人しく連行されて行った。
 口から魂が漏れていたように見えたのは、きっと気のせいに違いない。
 オイラも父ちゃんには一日も長く金槌を振るっていてもらいたいし。父ちゃんが助けを求めるようにほんのちょっと伸ばした手は黙殺させてもらって、笑顔で見送った。
 合掌。

 
「父ちゃんには悪いけど、オイラ達は早速ツムジ石を打ってみよう。スピード特化っていったらララ婆だよね。テリテおばさんやジェルおじさんには何個かオイラの打った剣とかをもらってもらったけど、ルル婆ララ婆はまだだったから……うまく打てるようになったら、使ってくれるかなぁ」

 ツムジ石を両手に抱えながらリリィを振り向くと、小さく頷きながら親指を立てた。

「ルル母さんもララ母さんも、きっと喜ぶ」

「うーん、ララ婆はともかく、ルル婆は魔法特化だから難しいなぁ。タマキ石はほんのちょっとあるけど、魔法の杖は作ったことないし」

「そもそも魔法の杖は鍛冶士単体で造るものじゃない。魔法使いが理論と設計を担当し、鍛冶の最中に魔法陣を練り込んで造るもの」

 じゃあ無理かな、ルル婆本人が造ったほうがきっと凄いの出来るだろうし。と言いかけて、オイラはふと気付いた。

「ねぇ、リリィ。それって――リリィがいれば、出来るんじゃない?」

 きょとん、とリリィはオイラの顔を見つめて……それからブワッと羽が逆立った。

「そうだった。リリ、魔法使い」

「魔法の杖の作り方って分かる?」

 リリィの知識量は大賢者であるルル婆と同等だとルル婆本人が言っていた。けれどリリィは自身の中にある膨大な知識を自分で引き出すことは苦手で、ルル婆の助手に徹していたとも。

「知ってる。でも今まで造ったことない。……そうだ、ミミに相談すれば、きっと」

 少しだけ眉間にシワを寄せてうつむいたリリィが、パッと顔を上げた。
 そのままバサリと羽を広げ、ふわりと舞い上がった。

「ミミのとこ行ってくる!」

 いつも通りの無表情なのに、何故か楽しそうにキラキラ輝いて見える。
 父親ゆずりの羽もしっぽも、今までのリリィは人目から隠すように生きていて、街の中を飛んで移動することなんて滅多になかった。
 けれど、ここしばらくのあれやこれやがあって、何か吹っ切れたのか、最近は伸び伸びと空を飛んでいることが増えた。王城まで飛んで遊びに行ったりもしている。

「ノアとリリとミミで造った魔法の杖、ルル母さん喜んでくれるかな」

「もちろん!」

 さっきリリィがやってくれたように親指を立ててニカッと笑うと、リリィは微かに微笑み、ミミィのクヌギ屋のほうへと飛び去っていった。

「さぁて、オイラはこのツムジ石を鍛冶場に運んで、『精錬』しちゃわないと」

 背負い籠にガラガラとツムジ石を入れ、オイラは鼻歌交じりに自分の鍛冶場へと向かった。


◇◇◇

「どわっ、うぇいあぁぁぁぁっっ!?」

 どごぉぉぉんっ、と土煙をあげて、オイラは鍛冶場裏の土塀に激突した。
 握っていたのは、ツムジ石・ツムジ石・ツムジ石・ツムジ石・ツムジ石の『特殊五重合金』で打った超ウルトラスーパー速度特化の剣である。
 試しにやってみたら何故か出来てしまった、化け物級の【特異級】だ。もちろん『耐久性』はほとんどない。

「生きておるか、ノア?」

『きゅあっ』
『みゅあっ』

 たまたま遊びに来ていたエスティの横で、幼竜のアーダとクーダがきゃいきゃいと走り回って喜んでいる。

「げほっ、生きてるけどね、ちょっとオイラには使いこなすのは無理かなぁ……」

 オイラの反応速度や認知能力をはるかに超えたスピードに、振り回されるどころか自分がどっちに向かっているのかすら良く分からなかった。
 最初に持ったときには、あまりの速度で圧縮された空気の壁にぶつかって目を回し、リリィの魔法で空気の壁を何とかしてもらった今回は自分のスピードに付いていけなかった。

「何を情けないことを言っておるんじゃそれでも我の弟子か、と言いたいところじゃが……」

 ふむ、とアゴに手を当てたエスティの台詞を傍らのセバスチャンさんが引き継いだ。

「ノア様の最たる才能は、あらゆる武具を苦もなく使いこなすところですからな。そのノア様をして無理となると、使いこなせる者は皆無といってさしつかえないかと」

「え? 今、オイラひょっとして褒められた? 何の話?」

「フルオーダーメイドの剣、などと言っていた割に自覚がなかったのか。剣の達人になればなるほど、己の剣にはこだわるもの。剣には当然『耐久性』があり、『金烏ジンウ』のような【神話級】でもない限りいずれは折れ壊れるものじゃ。が、達人になるほど古い剣と新たな剣との差異に戸惑い、剣筋がブレる。それが命取りとなる者もおる」

「あー、うん、だからジェルおじさんは父ちゃんの、何回打っても自分に一番合った長さ重さ重心に造れるオーダーメイドの剣を評価してくれてるんだよね」

 エスティは片眉を上げ、深いため息をついた。

「だから、何故気付かぬのじゃ? おぬしは一回の闘いで、何本の剣を折る? それも速さ特化、攻撃特化と使い分けおって。同じ形に見えても、重さも重心も長さも、『攻撃補整』『速さ補整』『防御補整』までバラバラじゃぞ」

「そりゃオイラの打つ剣は父ちゃんみたいにはいかないけどさ」

 口を尖らせたオイラに、セバスチャンさんまでもが呆れた目を向ける。

「それほどの能力値、形状、重さまでバラバラの剣を瞬時に使いこなしていることこそ異常――いえ、ノア様独自の特異な才能だとお嬢様はおっしゃっておられるのですよ。『耐久性』が皆無の剣を使い続けたことによる弊害――いえ、ひょうたんから駒でございますな」

「……褒められてる気がしない」
 
「気のせいじゃ。それにしても、至宝と言って差し支えないほどの武具ではあるが――使える者がおらぬとなると、宝の持ち腐れじゃの」

 オイラの手からひょいと超ウルトラスーパー速度特化の剣を取り上げたエスティが残念そうに目を細めると、リリィがふるふると首を横に振った。

「大丈夫。ララ母さんなら使いこなせる」

「なに、大盗賊とな?」

 エスティの唇の端が、ニィと吊り上がった。

「そういえば、大賢者や大盗賊とは手合わせしておらなんだのぉ。この凶器を使いこなせるというならば、相手にとって不足なし。のぉセバス、この世にはまだまだ、我の知らぬ面白いことが眠っておるようじゃの」

「御意にございます、お嬢様」

 うやうやしく胸に手を当てたセバスチャンさんが、「あ」と口を開いた。
 その目の前で、エスティの姿が残像を残して消え――速度特化のオイラからして多分としか言えないけど、空に向かってすっ飛んでいったような気がする。

「エスティ、超ウルトラスーパー速度特化の剣持ってるの忘れて、飛んじゃったんだね」

「……お嬢様はお小さい頃より、上機嫌になられると羽を広げられる癖がございますゆえ……」

 しょっぱい顔で見上げているオイラ達の元に、ヘロヘロになったエスティが戻ってきたのは二十分は経ってからだった。

「アーダとクーダを抱いていなくてほんに良かった……」

「エスティがそこまで消耗するって凄いね。って、オイラの剣は?」

「あれを持っておったらここに戻ってなど来られぬわ! 空中で手放したゆえ、『無限の荒野』か『竜の棲む山脈』のどこかに落ちておるのではないか?」
 
「ええーっ!? オイラやエスティは丈夫だからいいけど、うっかり誰かが拾っちゃったら大惨事だよ!」

 その後、火竜の捜索部隊を率いて岩に刺さっていた剣を見つけてくれたセバスチャンさんにより、オイラの超ウルトラスーパー速度特化の剣は厳重に封印されてしまった。なんでも、すっ飛んでいったオイラとエスティにアーダとクーダが大ウケしていたので、うっかり幼竜達が手を出すと危ないから、とのこと。
 何気にセバスチャンさん、子煩悩だよね……

 超ウルトラスーパー速度特化の剣は、持ち運びすら出来ないのでお蔵入りとなり、その後、性能を押さえた剣と魔法の杖をララ婆ルル婆には贈ることとなった。
 何年後か何十年後か、オイラの身体能力が剣に追いついたら、再チャレンジしてみたいと思う。
 セバスチャンさんに封印された剣は、当代最強の火竜女王を振り回した武具として、竜や魔獣達のパワースポットになっているとかなんとか。


◇◇◇
牛小話・五巻が発売された頃、ホルスタインの雌が産まれました。
それが、両手両足の手首(正確には手首ではなく人間で言う手の甲の関節)足首が硬く、立てない。今まで前足が硬くて爪を曲げたままでしか立てない子牛はいましたが、酪農家歴五十年の両親をして初めて見るレベルの硬さ。リハビリを重ね、何とか前足を曲げたままでも立てた、後ろ足は立てるようになった……と喜んだものの、変な格好で付いていた関節が腫れてきてしまったので、当て木をしてギブスで固めることに。一週間ほどしてギブスを取ると、血行が悪かったのか両前足がパンパンに腫れ……
それでもギブス効果で左前足はなんとか地面に蹄をついて立てるように。
しかし右前足は手首を内側に曲げたまま、それをかばう形で段々と左前足も斜めに付くようになり…… 右前足の関節がより腫れて固まり、爪の側の関節だけでなく、前足全体が固まって伸びなくなってしまったので、泣きの再治療で無理矢理伸ばして再び当て木で固定。曲がった癖が付いてしまった左前足も当て木で固定。
一週間ほど様子見、の予定が……今度は股関節脱臼。
(牛は猫でいう箱座りをすると股関節脱臼してしまう。ただし子牛は脱臼まですることはほぼないはず)

現実は……厳しいですね……
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