レベル596の鍛冶見習い

寺尾友希(田崎幻望)

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番外編2

鍛冶見習い67・5 坊主と小娘②(タヌキ目線)

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二巻と三巻の間の話です。
◇◇◇

「あー、そうそう。しっぽだけじゃなくて、ここも揉んどくれ。アンタのせいで、ペット可の高い宿をとるハメになったんだ。その差額分くらいは体で払いな」

 どこぞの町に着いて宿を取り、坊主が風呂へ出て行くと、モフモフしっぽの持ち主が布団へ寝そべり、俺に向かって己の腰をぺしぺしと叩いた。
 どうやら、リュックの中でしっぽをモニモニしていたように、腰を揉め、ということらしい。
猫を飼ったことがない、と言っていただけあって理不尽な要求だ。普通、猫がそんなことを言われたからといって指定された場所を揉むものか。だが、幸か不幸か俺は人間の言葉が分かる。そして――俺は、人間に借りを作るのは好まない。

 モニモニモニモニ……

「そうそう、全力で頼むよ。ちっさい体の割には力があるじゃないか。帯の上からだったら、多少爪が出てたって痛かぁないからね」

 モニモニモニモニ……

 うむ。モフモフとはまた違うが、これはこれで揉みごたえがあっていいような……
 無心で揉んでいると、風呂から戻ってきた坊主が、眠ってしまったリスの獣人とその上に乗った俺を見て、ポカンと口を開けた。



「んに……?」

 目的地らしき町に着くと、モフモフしっぽのリスの獣人は、リュックから出て行ってしまった。
喪失感? 名残惜しい?
 良くわからない感情のままに、夜、坊主とは別の部屋に寝ている大きなモフモフを探しに出る。坊主と黒いモフモフはとっくに寝ている時間だというのに、奥の座敷には明かりがともっていた。すっ、と開いた障子から出てきたのは、昼間坊主に駄菓子を与えていた、大番頭とかいうネズミの獣人だ。

「面倒かけてすまないけどねぇ、アンタが頼りだ。頼むよ」

「いえいえ滅相もない、女将さんに来ていただけて、あたしのほうこそ助かりましたよ」

 膝と手をついて障子を閉める大番頭の隙間から、するりと中に入り込むと、手酌でなにやら呑んでいるモフモフしっぽの持ち主と目が合った。

「なんだい、ノアちゃんのとこを抜け出して来たのかい?」

 いい匂いがする。
 水と同じくらい透明なのに、坊主の親父が舐めさせてくれるどぶろくと似た匂い。
 じーっと朱色の杯を見ていると、苦笑したモフモフしっぽの持ち主が、杯を盆の上へと置き、水のようなものを注ぎ足した。

「その様子だと、随分呑み慣れてるみたいだねぇ。ノマドの坊やかい? 猫ってなぁ酒なんぞ呑ませて大丈夫な生き物なのかね」

 チロッ、と舐めてみて驚く。透明なのに、深い味だ。薄くもない。親父のどぶろくより、辛味がある。夢中で舐め尽くすと、モフモフしっぽの持ち主はカラカラと笑った。

「気に入ったかい? ノマドの坊やじゃ、清酒なんざ滅多に呑ませちゃくれないだろ? まだまだ酒は西が本場だ、東酒あずまざけより旨いだろ」

「んにー」

 親父の呑んでいるどぶろくも、また違った味わいで美味いぞ。ただ、この水のように透明なのに味わい深いというのが不可思議で、ついつい次を舐めたくなる。

「あっはは、変な猫だねぇ。魔道具屋に動物はご法度だが、晩酌相手がいるってのは捨てがたい。ノアちゃんに頼んだら、譲ってくれたりしないもんかねぇ……」

 酔っぱらったしっぽをモニモニしつつ、その夜はリスの獣人の布団で眠った。



「フッ、フギャ……ッッッ!」

 その店を訪れたとき、俺は坊主のリュックの中で、必死に悲鳴を押し殺していた。
 竜だ、竜の気配。
 それも、ある意味慣れている火竜じゃない、風竜……!
 こんな人間の町のど真ん中に、風竜!?
 俺は必死で息を殺した。
 本来ならリュックから逃げ出したいところだが……
 脳みそまで筋肉でできた火竜とは違い、風竜は情報の竜。風が知るものは風竜も知る。風の通らないリュックの中の方が、いくらかマシだろう。

「ケンカ、やめて」

 これだ、この声だ……! 子どもの声に聞こえるが、間違いなく風竜の気配。だが、幼竜が竜の領域の外に出ることはないはず。どういうことだ……?
 惑乱しつつも、必死に気配を殺すことしばし。
 その間にも、風竜の気配を持つ子どもが、じーっとこっちを見ているようで気が気ではない。
 坊主がリュックを置いて外へ出た隙に、そろーっと前足をリュックの外に出す。誰の反応もない。次に鼻先を出して臭いを嗅ぐ。ヒゲを出し、必死で気配を探る。だ、大丈夫、気付かれていな……い……

「ミッ、ミギャッ」

 頭を出し、そーっと身体を出した俺が乱れた背中の毛づくろいをしようと振り返って舌を出しかけた途端。しゃがんで膝に頬杖をつき、じーっとこっちを見ている白い小娘と目が合った。
 け、気配はなかった。気配はなかったのに。この小娘、幼竜のくせに気配まで消せる?
 しっぽをけば立てて固まった俺に、白い小娘は不思議そうに小首を傾げると立ち上がった。

「猫。……猫?」

 どこからともなく取り出したエノコログサを、俺の目の前でゆっくりと左右に揺らす。
 普段なら、猫の本能から手を出さないでもないが、口を開けたまま固まった俺は全く反応出来なかった。

「猫、猫じゃらし好きじゃない?」

 次に取り出したのは塊のままの鰹節。煮干し。昆布。いや猫は昆布は食わんだろう。

「猫、猫。リリは怖くない。
猫、猫、おいで」
 
 固まったままの俺を不思議そうに見ると、小娘はどこからともなく冊子を取り出してパラパラとめくる。『猫々百珍』!? 料理本!? 捕まえて食う気か!?

「……には、大きな声を出さない、急に動かない、相手が近づいてくるまでジッと待つ。大きな目で見ない。ゆっくりと瞬きしてみる……」

 しゃがんだまま、不自然に目を細めて何回も目をつぶる小娘に、頬が引きつる。何をしているんだ、この幼竜は……?
 そのまましばし気まずい時間が流れた後、小娘はふと耳をヒクヒクさせると、表通りのほうを見やり、立ち上がった。チラチラと何度かこちらを見やりながらも、去って行った。
 何だったんだ、一体?
 今まで火竜には何度も会ったが、積極的にこちらに興味を持ってくる竜は皆無だった。
 火竜は、弱い物に興味がない。
 マンティコアの本性ならばともかく、猫の姿をしている俺を気にする火竜などいなかった。風竜は違うとでもいうのか……? それともやはり、俺の本性に気付いて……?
 混乱する感情をなだめるためにも、毛繕いを再開する。背中を舐め、しっぽを舐め、腹を舐め、顔を洗ってヒゲをしごく頃には、すっかり気分が落ち着いていた。
 ま、何とかなるだろ。
 速さ特化の風竜とはいえ、幼竜相手なら生き残れないこともないだろう。
 とりあえずは、いざ戦うことになった場合のために、この家の造りとこの辺りの地理を把握しなければ。
 まずはと屋根に登った俺は、店の前の大通りで大勢の人間を転がしていく坊主を見つけた。どうやら指と指を縛って動けなくしている。
 坊主と魔獣との戦いはじっくり見られなかった――というより、坊主はよけているばかりでまともに戦っていなかった――が、人間相手とはいえ、坊主の戦い方が見られたのは瓢箪から駒というか棚からぼた餅というか。
 あれだけ動けない人間がいるなら、一人くらいもらって食ってもバレないだろうか?
 いやいや、本性に戻って食うわけにいかない以上、人間一人は猫の胃には余る。
 なんだか腹が減ってきた。
 坊主の戦いも一段落したようだし、飯の調達にでも行くとするか。

 そして数分後。
 サンマを咥えた俺を指さし、双子のアナグマの獣人が叫んだ。

「「あーっ、お昼に思うてうといたお菜が!!!」」

 その後、何故か坊主がアナグマ親子に平謝りしていた。
 台所のザルの上に落ちていたんだから、これは俺のものなのに。解せぬ。



 帰路。
 ワイバーンの巣の下辺りにやって来た坊主は、頭上へ向けて楽しそうに手を振った。

「やっほー、またよろしくねー!」

 見る間に数匹のワイバーンが急降下してくる。坊主の胴体をガッシリとひっつかみ、そのまま急上昇。
 ……坊主、これは、友だちとかじゃなくエサだと思われてないか?
 坊主の腕に抱えられた小娘も、不思議そうに首をかしげる。怖がっていない辺り、腐っても竜というところか。
 それにしても、ワイバーンはバカだとは聞いていたが、竜の子をさらうとは……命知らずというか、何というか。

「ノア、これが正しい帰り道?」

「正しいかは分かんないけど、いつもの帰り道だよ。
 このまましばらくすると、ワイバーンの巣に着くからね。ワイバーンの卵の殻って、すっごい優秀な鍛冶素材なんだよ! 速さと防御力が両方あがるって他には中々ないよね!
 これを知ってから、随分通ったなぁ。
 ワイバーンの親はね、イキのいい小動物を見かけると生きたまま雛の所に運ぶんだよ。大丈夫、雛はくちばしにさえ気をつければ人懐こいし可愛いから」

 自分を差して小動物って言い切ったぞ、この坊主。
 そうこうする内に上空の浮島に作られたワイバーンの巣へと到着し、親ワイバーンは雛たちの前へ俺たちをペッと放り投げた。
 その途端、嬉しそうに声を上げて俺たちに群がってくるワイバーンの雛……ギョロリとでかい目に、牙の並んだ大きなくちばし、ぼあぼあとした産毛(羽毛?)の生えた坊主より大きな体。どことなくペンギンの雛に似ている。
 人懐こい? 獲物だと思ってるだろ、完璧に!
 親が生きたまま運んでるのは、狩りの練習とかだろ絶対!
 関係ないが、なんで親には羽根がないのに、雛には羽毛が生えてるんだ?

「リリを見て逃げない鳥、珍しい」

 オイそこの小娘。両手を合わせて感動してる場合か! 坊主はお前をほっぽって、雛をひょいひょいよけつつワイバーンの卵の殻とかいうのを拾ってるぞ!?

「ふわふわ、可愛い」

 正気か!? 抱きつかれて雛まで戸惑ってるぞ? 
 声にはならないツッコミに忙しすぎて、思わず動きの止まっていた俺を小娘の白い腕が抱き上げた。

「猫、猫。ぼーっとしていると雛に踏まれる。危ない」

 お前らだけには言われたくねぇよ!?
 最早、小娘が竜っぽいとか幼竜とかどうでも良くなってきた。この浮世離れした生き物は何なんだ!?
 ぼーっとしているようなのに、ワイバーンの雛たちの攻撃は全く当たらず、ふわりふわりとした動きの中から、雛を楽しそうに見つめている。

「リリィ、タヌキ、お待たせー。ここにある殻は拾い終わったから、そろそろ帰ろっか」

 坊主。断っておくが、普通の猫はワイバーンの巣で数分でも生き残れたりしない。この小娘だから何とかなってるが、お前、あのモフモフしっぽのリスの獣人までワイバーンの巣にほっぽっとくつもりだったのか? 常識ってのを親の腹の中に置き忘れて来たんだろ?
 鼻にシワを寄せて心の中で毒づいていると、すぽんと小娘ごとリュックの中に入れられた。

「……!?」

「ここからはちょっとスピードあげるから、リュックの中で大人しくしててね」

 そのまま坊主は、風竜の小娘と一緒にリュックに押し込められた俺が全身をこわばらせているのにも気付くことなく、ワイバーンの巣をトンっと蹴った。坊主の脚力ならば巣を壊すことも容易いだろうに、見下ろした巣はいささかも欠けることなく、雛たちが逃げた獲物を見上げてピィピィと元気に騒いでいた。
坊主はそのまま辺りを飛んでいるワイバーンたちを次々に足場にして空中を駆け上がると、来たときに通った転送用魔法陣に着地した。
 坊主に追いすがってきた雛の親に、坊主が「またね」と笑顔で小さく手を振った次の瞬間。魔法陣が淡く輝き、抜けるような青空の色が薄くなっていく。

 ……暗闇。湿った空気。ケルピーの背中。
 そうだ、ここは滝の裏側のケルピーの洞窟。

 モフモフしっぽのリスの獣人が、泡を吹き目を回した怒濤の行軍を、風竜の小娘は楽しそうに俺の背をなでながら乗り切っていった。
 小娘の持つ竜の気配に最初は頬をひきつらせていた俺も、次第に状況に慣れていった。それにこの小娘、モフモフした部位はないし、気配は竜だが――匂いは、あのモフモフしっぽの持ち主と、似ている。

 モニモニモニモニ……

 坊主の家に着く頃。
 気付けば俺は、喉を慣らしつつ、小娘の腕を爪を立てて全力で揉んでいたのだった。
 


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