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本編
7話 聞きたくないから黙ってろ side真 R18
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無理矢理表現あります。苦手な方はご注意ください。
********************
忙しすぎる……。いくら年末が近いからと言っても忙しいが過ぎるっ。
お陰で湖遙くんとデートの一つも出来ていない。付き合ってまだそんなに経っていないのに、週三回の夜の逢瀬のみだなんて……このままではダメだろう、恋人として!
湖遙くんと出会ってそろそろ二ヶ月が経とうとしている。初めの頃は一緒に食事をしたり、少しは恋人らしく過ごせていたが、ここ一ヶ月は……夜の営みしかしていない。そのせいか、湖遙くんがお釣りで謎の遊びを考案してしまった。
幸いな事に湖遙くんはあまり気にしないタイプの様だが、僕は気になる。
クリスマスだけは何としても休みをもぎ取る。取れなくても取る。取れないならこんな会社辞めてやるからな……。
プレゼントは用意した。後は当日を待つのみである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……え?」
僕の手には十円玉が二枚と五円玉が一枚。そして一円玉が二枚乗っている。遊びだとバカにしたせいか、こんなしっぺ返しをくらうとは……。
「ごめんねぇ。今日は約束があって、これからお出かけなんだぁ。また来週誘ってね」
確かに僕とは約束していなかった。でも今日はクリスマスイヴ。加えて明日は土曜日で仕事は休みだ。いつもの月水金も約束している訳ではなかったし、まさか断られるとは全く選択肢にすらなかった。
ダメだ、動揺が顔に出る……。咄嗟に手で口元を押さえた。
「そ、か……わかった。またね……」
ふわりと笑って手を振る湖遙くんは、いつもと様子は変わらない。
どうして?その約束は誰としてる?よりによって何でクリスマスイヴ?
コンビニを出てから少しの間の記憶がない。気付けば駅前まで歩いてしまっていた。
「あれ……湖遙くん?」
左手につけた腕時計を見ると、時間は二十二時半を少し過ぎている。
そうか、バイトが終わってこれから誰かと約束が……。
湖遙くんが改札を抜けてホームへ向かう。僕の足は自然と湖遙くんを追いかけていた。
いつもより人が多くて助かった。程よく人混みができていて、湖遙くんにバレる事なく同じ車両に乗っている。
何やってるんだろう……。こんな事してはいけないと頭ではわかっているが、身体が言う事を聞かない。
二駅乗ったところで湖遙くんが動いた。すかさず尾行を再開する。
改札を出て迷いなく進む。その方角に、バクバクと動悸がする。
湖遙くん……ホテル街で誰と何の約束をしてるんだ……?
「湖遙!」
ひときわ目立つ立派なホテルの前に、スタイルのいい男性が立っている。男性は湖遙くんを呼ぶと両手を広げた。湖遙くんは吸い込まれる様に男性に抱きつき、頬を擦り付けている。
信じられない光景に足が竦む。忘れていたはずの元彼女と見知らぬ男性とのベッドシーンがフラッシュバックして、ズキズキと頭痛がしてくる。
ひとしきり仲睦まじく抱き合っていた二人が、手を繋いでホテルに消えていく……。それは嫌だ!
「湖遙くん!!」
肩を掴んで無理矢理振り向かせる。勢いで二人の手を引き剥がした。
「はぇ……?真さん?どうし……」
「何でこんな所にいる……」
びくんと湖遙くんの肩が跳ねる。見た事がない程怯えた表情だが、今は気を遣ってあげる余裕が僕にはない。
「ちょっ、あんた……」
「あなたには聞いていない。黙ってろ」
引き剥がされた手をそのままに固まっていた男が声をかけてきたが、お前の声なんて聞きたくもない。
「湖遙くん、何で黙ってるの?あー……いいや。見ればわかるし聞きたくない。行こう、こんな所にいつまでもいたくないしね」
青ざめる湖遙くんの肩を抱き寄せ自分と同じ方向に歩かせる。
「待て!お前、何してるんだ!?」
「一緒にうちに帰るだけですよ。ね?湖遙」
カタカタと小さく震える肩をさわさわと撫でる。
湖遙……僕を選べ。
「……しょ、ちゃん。ごめんね、ちょっと行ってきます。またね……」
「またなんてありませんから。それじゃ、失礼します」
後ろからまだ男の声が聞こえるが、無視して大通りに出る。運良くすぐにタクシーが捕まって、湖遙を中に放り込んだ。後から乗り込んで自分の家の住所を伝えると、すぐにタクシーは動き出す。家に着くまで車内は無言だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あっ!やっ、いやっ……真さっあぁっ!」
「嫌じゃないだろ。僕が行かなきゃ今頃あの男としてたんだから」
抵抗する身体をベッドにうつ伏せに抑え込み、腰だけを高く持ち上げた体勢。服は家に帰って早々に全て取り払っている。
解すのもそこそこに、いきり勃ったモノを湖遙の中にねじ込んだ。
「ひぅう……ちがっ、そ……な。しな、いやぁぁあっ!」
嘘が聞きたくなくて、バチバチと容赦無く腰を打ち付ける。ホテルに手を繋いで入っておいて、何を言ってるんだ。
「ねぇ湖遙。今お前のお尻には誰の何が入ってる?ちゃんとわかってるかな?」
両脇から腕を差し込み、グイッと持ち上げて膝立ちにさせる。
湖遙に僕の事だけ感じてほしい……今湖遙の中にいるのは僕……湖遙だけのモノだ。
「んぁっ!まこ、とさん。まことさんのが……入ってる」
「僕の何?ほら、言って?」
両手を持って後ろに引き、胸を張った体勢で律動を再開する。
「ふぁっ、んっんっやぅ!はっ、ずか……し。まこっんっ、はぁっあぅ」
「聞こえないな……ちゃんと言え。コレだよ、湖遙の好きなモノだろ?」
動きを緩めて、ぐりぐりと奥を刺激する。
言えないなら言える様にするまでだ。
「んんっ、ち……ちんちん。真さんの……おっきい、ちんちんっ」
「あれ?湖遙、それ大きな声で言うの恥ずかしいんじゃなかったっけ?そっか、湖遙は恥ずかしいのが好きなんだね」
「やっ、やだっ!そんな事言っちゃ…… きやうっ!」
わざと羞恥を煽ると、嫌々と首を振る。そんなに嫌?僕も嫌だよ。お前が他の人とこんな事するつもりだったなんて、考えるだけでどうにかなりそうだ。
腹に腕をかけて引き寄せ、もう片方の手で張っていた胸の先っぽをギュッと摘み上げる。同時に下から勢いよく突き上げてやると、湖遙のモノから白濁が弾けた。
「んっ、イく時は言わないとダメだろ?くっ……こんなに締め付けて、湖遙は前も後ろも端ない……恥ずかしいね?」
体から手を離すと、湖遙は糸が切れた人形の様にドサリとベッドに沈む。
クルッと回転させ、全身をこちらに向けると、涙や色んな体液でぐちゃぐちゃになった真っ赤な顔が見える。この間一度も抜いていない。
膝裏を持ち上げて体を二つに折り曲げ、今度は上から激しく打ち込んでやった。
「うっ、あっ、あぁっ!だっダメ!だっ、めぇ!いっ、た、とこっあっ、やっ!」
「湖遙の中はいやらしいね。女性でも嫌がる僕のコレを全部美味しそうに咥えるんだから。僕なしじゃいられない身体になればいいのに……。ねぇ湖遙、気持ちいい?いつもみたいに煽ってよ」
「だっめっ、だめだっ、て、もっ!きちゃっ、きちゃう、からぁっ!あぁぁあぁっ!」
かぶりを振って逃げようとする身体を押さえつけて、勢いを緩めずに抽挿を繰り返していると、湖遙のモノから勢いよく透明な体液が吐き出される。
「ははっ、すごいね湖遙。上手にお漏らしできて。見て、お腹ビショビショだよ」
「うっ、ぐすっ……も、やだぁ……真さん、何でこんな事……」
「何で?本当にわからないの?湖遙は僕のでしょ?浮気しちゃダメだよ」
涙で潤んだ瞳がこれでもかと見開かれる。
そして、湖遙の口から信じられない言葉がこぼれ落ちた。
「俺達……セフレでしょ……?浮気って何の事?」
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忙しすぎる……。いくら年末が近いからと言っても忙しいが過ぎるっ。
お陰で湖遙くんとデートの一つも出来ていない。付き合ってまだそんなに経っていないのに、週三回の夜の逢瀬のみだなんて……このままではダメだろう、恋人として!
湖遙くんと出会ってそろそろ二ヶ月が経とうとしている。初めの頃は一緒に食事をしたり、少しは恋人らしく過ごせていたが、ここ一ヶ月は……夜の営みしかしていない。そのせいか、湖遙くんがお釣りで謎の遊びを考案してしまった。
幸いな事に湖遙くんはあまり気にしないタイプの様だが、僕は気になる。
クリスマスだけは何としても休みをもぎ取る。取れなくても取る。取れないならこんな会社辞めてやるからな……。
プレゼントは用意した。後は当日を待つのみである。
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僕の手には十円玉が二枚と五円玉が一枚。そして一円玉が二枚乗っている。遊びだとバカにしたせいか、こんなしっぺ返しをくらうとは……。
「ごめんねぇ。今日は約束があって、これからお出かけなんだぁ。また来週誘ってね」
確かに僕とは約束していなかった。でも今日はクリスマスイヴ。加えて明日は土曜日で仕事は休みだ。いつもの月水金も約束している訳ではなかったし、まさか断られるとは全く選択肢にすらなかった。
ダメだ、動揺が顔に出る……。咄嗟に手で口元を押さえた。
「そ、か……わかった。またね……」
ふわりと笑って手を振る湖遙くんは、いつもと様子は変わらない。
どうして?その約束は誰としてる?よりによって何でクリスマスイヴ?
コンビニを出てから少しの間の記憶がない。気付けば駅前まで歩いてしまっていた。
「あれ……湖遙くん?」
左手につけた腕時計を見ると、時間は二十二時半を少し過ぎている。
そうか、バイトが終わってこれから誰かと約束が……。
湖遙くんが改札を抜けてホームへ向かう。僕の足は自然と湖遙くんを追いかけていた。
いつもより人が多くて助かった。程よく人混みができていて、湖遙くんにバレる事なく同じ車両に乗っている。
何やってるんだろう……。こんな事してはいけないと頭ではわかっているが、身体が言う事を聞かない。
二駅乗ったところで湖遙くんが動いた。すかさず尾行を再開する。
改札を出て迷いなく進む。その方角に、バクバクと動悸がする。
湖遙くん……ホテル街で誰と何の約束をしてるんだ……?
「湖遙!」
ひときわ目立つ立派なホテルの前に、スタイルのいい男性が立っている。男性は湖遙くんを呼ぶと両手を広げた。湖遙くんは吸い込まれる様に男性に抱きつき、頬を擦り付けている。
信じられない光景に足が竦む。忘れていたはずの元彼女と見知らぬ男性とのベッドシーンがフラッシュバックして、ズキズキと頭痛がしてくる。
ひとしきり仲睦まじく抱き合っていた二人が、手を繋いでホテルに消えていく……。それは嫌だ!
「湖遙くん!!」
肩を掴んで無理矢理振り向かせる。勢いで二人の手を引き剥がした。
「はぇ……?真さん?どうし……」
「何でこんな所にいる……」
びくんと湖遙くんの肩が跳ねる。見た事がない程怯えた表情だが、今は気を遣ってあげる余裕が僕にはない。
「ちょっ、あんた……」
「あなたには聞いていない。黙ってろ」
引き剥がされた手をそのままに固まっていた男が声をかけてきたが、お前の声なんて聞きたくもない。
「湖遙くん、何で黙ってるの?あー……いいや。見ればわかるし聞きたくない。行こう、こんな所にいつまでもいたくないしね」
青ざめる湖遙くんの肩を抱き寄せ自分と同じ方向に歩かせる。
「待て!お前、何してるんだ!?」
「一緒にうちに帰るだけですよ。ね?湖遙」
カタカタと小さく震える肩をさわさわと撫でる。
湖遙……僕を選べ。
「……しょ、ちゃん。ごめんね、ちょっと行ってきます。またね……」
「またなんてありませんから。それじゃ、失礼します」
後ろからまだ男の声が聞こえるが、無視して大通りに出る。運良くすぐにタクシーが捕まって、湖遙を中に放り込んだ。後から乗り込んで自分の家の住所を伝えると、すぐにタクシーは動き出す。家に着くまで車内は無言だった。
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「あっ!やっ、いやっ……真さっあぁっ!」
「嫌じゃないだろ。僕が行かなきゃ今頃あの男としてたんだから」
抵抗する身体をベッドにうつ伏せに抑え込み、腰だけを高く持ち上げた体勢。服は家に帰って早々に全て取り払っている。
解すのもそこそこに、いきり勃ったモノを湖遙の中にねじ込んだ。
「ひぅう……ちがっ、そ……な。しな、いやぁぁあっ!」
嘘が聞きたくなくて、バチバチと容赦無く腰を打ち付ける。ホテルに手を繋いで入っておいて、何を言ってるんだ。
「ねぇ湖遙。今お前のお尻には誰の何が入ってる?ちゃんとわかってるかな?」
両脇から腕を差し込み、グイッと持ち上げて膝立ちにさせる。
湖遙に僕の事だけ感じてほしい……今湖遙の中にいるのは僕……湖遙だけのモノだ。
「んぁっ!まこ、とさん。まことさんのが……入ってる」
「僕の何?ほら、言って?」
両手を持って後ろに引き、胸を張った体勢で律動を再開する。
「ふぁっ、んっんっやぅ!はっ、ずか……し。まこっんっ、はぁっあぅ」
「聞こえないな……ちゃんと言え。コレだよ、湖遙の好きなモノだろ?」
動きを緩めて、ぐりぐりと奥を刺激する。
言えないなら言える様にするまでだ。
「んんっ、ち……ちんちん。真さんの……おっきい、ちんちんっ」
「あれ?湖遙、それ大きな声で言うの恥ずかしいんじゃなかったっけ?そっか、湖遙は恥ずかしいのが好きなんだね」
「やっ、やだっ!そんな事言っちゃ…… きやうっ!」
わざと羞恥を煽ると、嫌々と首を振る。そんなに嫌?僕も嫌だよ。お前が他の人とこんな事するつもりだったなんて、考えるだけでどうにかなりそうだ。
腹に腕をかけて引き寄せ、もう片方の手で張っていた胸の先っぽをギュッと摘み上げる。同時に下から勢いよく突き上げてやると、湖遙のモノから白濁が弾けた。
「んっ、イく時は言わないとダメだろ?くっ……こんなに締め付けて、湖遙は前も後ろも端ない……恥ずかしいね?」
体から手を離すと、湖遙は糸が切れた人形の様にドサリとベッドに沈む。
クルッと回転させ、全身をこちらに向けると、涙や色んな体液でぐちゃぐちゃになった真っ赤な顔が見える。この間一度も抜いていない。
膝裏を持ち上げて体を二つに折り曲げ、今度は上から激しく打ち込んでやった。
「うっ、あっ、あぁっ!だっダメ!だっ、めぇ!いっ、た、とこっあっ、やっ!」
「湖遙の中はいやらしいね。女性でも嫌がる僕のコレを全部美味しそうに咥えるんだから。僕なしじゃいられない身体になればいいのに……。ねぇ湖遙、気持ちいい?いつもみたいに煽ってよ」
「だっめっ、だめだっ、て、もっ!きちゃっ、きちゃう、からぁっ!あぁぁあぁっ!」
かぶりを振って逃げようとする身体を押さえつけて、勢いを緩めずに抽挿を繰り返していると、湖遙のモノから勢いよく透明な体液が吐き出される。
「ははっ、すごいね湖遙。上手にお漏らしできて。見て、お腹ビショビショだよ」
「うっ、ぐすっ……も、やだぁ……真さん、何でこんな事……」
「何で?本当にわからないの?湖遙は僕のでしょ?浮気しちゃダメだよ」
涙で潤んだ瞳がこれでもかと見開かれる。
そして、湖遙の口から信じられない言葉がこぼれ落ちた。
「俺達……セフレでしょ……?浮気って何の事?」
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