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八章 無くなった秘密
閑話5 抵抗していいって言ったのに R18
しおりを挟む背後注意のR18話です。
「大丈夫なわけないよね」
「ちょっ!何をっむぐ……」
ケイトが帰ってから、何故かカイルの機嫌が悪く、少し気まずい雰囲気で夜を迎えていた。お風呂でも大人しいなんて……逆にこっちが落ち着かない。
後は寝るだけになりベッドに座った瞬間、カイルに手足を魔法で拘束され、口には猿轡を噛まされてしまった。
どこに隠し持ってたんだそんな布!
分厚い手枷の様な拘束魔法が両手足についていて、そこから短い鎖で左右それぞれの足首に手首が繋がれている。体育座りの様な体勢を強要され、猿轡を外す事もできない。
「魔法を使えなくする方法なんていくらでもあるんだよ。手っ取り早いのは口を塞いで詠唱させない事だけど、どうせアーシェは無詠唱でしょ?なら、魔力回路の末端を塞げば……この通りだからね?声も出ないとケイトさんも呼べないよ?どうするの?」
ぐ……まだ昼間の事根に持ってたのかよ。これは油断してたからであって、普段だったらそう簡単にはやられないっての!
くそーっ、言い返したいのに猿轡が邪魔でうまく話す事ができない。
「んーっ!うううっ!!」
「君は何もわかってない。自分がどれだけ周りを魅了するか……どれだけ無防備か……。わからないなら、わかってもらうしかないよね」
抵抗虚しくヒョイと担がれ、ベッドの中心に横たえられる。
魅了?それをお前が言うか?しかも家の中で無防備でいて何が悪い!流石に外に出る時は自衛するっての!
「うっ!うーうっ、んーっ!!」
閉じていた膝を割ろうとしてくる手に抵抗したのに、軽々と何事もない様に割り開かれてしまった。必死に力入れてんのにっ。
「抵抗してもいいんだよ?しないとひどい事しちゃうかもね……言ったでしょ?元気になったら手加減しないって。元気になったんだよね?なら、僕の好きにさせてもらうから」
これくらいは抵抗のうちに入らないってかっ!ばかにしやがって!
殴ってやろうにもガチャガチャと鎖の音が虚しく響くだけだった。
「 ううんんううううーっ!」
「あは、かわいいね。キスしたいから早くごめんなさいしようね」
オレに覆い被さって頭を撫でながらアゴやら頬に軽くちゅっちゅと唇を押し当ててくる。
する訳ねーだろっ!ばぁかっ!!オレは悪くねー!!
「ふんっ!」
プイッと顔を背けて、片足でキックをお見舞いする。
はんっ!反撃できないと思ったら大間違いなんだからな!
「へぇ?そんな事しちゃうんだ。悪い子にはお仕置きが必要だね」
オレの足を脇腹で受けてもびくともしていない。
レベルいちぃぃっ!忘れてた訳じゃないけど、こんなに効かないものなのか!?
しかもお前!さっき抵抗していいって言ったじゃねーか!何だよお仕置きって!
「んうっ!?」
コロンと体をひっくり返され、顔を枕に押し付け腰だけが高く上がる体勢になる。ただでさえ恥ずかしい格好なのに、ズボンと下着を一気に膝までずり下ろされてしまった。
「お尻もかわいいね……少し可哀想だけど、お仕置きだからがんばってね?」
「ふ?きゅうっ!?」
何をされるのかと思いきや、まさかのお尻ぺんぺん……喉から変な音が出てしまった。
そして防ぐ物がない状態のそれ……軽い音なのにめちゃくちゃ痛いっ。
「あーあ……白かったのに段々と赤くなってきちゃったよ。痛い?でも、もし僕じゃない他の人に捕まってたらどうなってたと思う?こんな痛みじゃ済まないかもしれないよ。君がどれだけ危ない状況なのかわかった?」
言いながらもぺちんぺちんとお尻を叩かれ続け、痛みで目からはぼたぼたと涙が零れる。
他にオレにこんな事するやつなんているかっ!
可動範囲の狭くなった首をめいいっぱい後ろに向けて、カイルを睨みつけた。
「うーっ!きゅっ!?」
「はぁ……まだわかんないか。なら仕方ないよね」
いつの間にか足首まで衣類がズラされ、開かれた股の間から痛みで縮こまったオレのモノを握り、やわやわと揉まれる。そこは二ヶ月の間に何度も何度もカイルに慣らされて、すぐに快感を拾ってしまう様になっていた。
「ふっ、ん……うっ、うぅ……」
すぐに固くなってしまったソコを、先走りを纏った手でぐちゅぐちゅと音をたてて扱き上げられる。
全身の力は抜けていくのに、手枷のせいで腰は高く上がったままだ。
「気持ちいいね、アーシェ。もうお尻も濡れてきてるよ……中も触って欲しい?」
後孔の周りをぐるぐると焦らす様に指でなぞられる。滑らかに動く指先のせいで、そこが本当に濡れている事を思い知らされてしまう。
強制的に進められるお風呂での他慰行為に、諦めて抵抗しなくなった頃からは、後孔までもが餌食になっていた。
今更後悔しても遅いけど、あの時諦めずに抵抗していたら良かった。こんな……触られただけで頭がおかしくなるなんて、誰が想像できる?
ダメだ……もっと触って欲しい。カイルに……カイルじゃないと嫌だ……。いつもみたいにグリグリ掻き回して……。そんなところくすぐってないで、中に入れて欲しい。
「う……ふう、んっ」
「思い出しちゃった?ここもいっぱいいじってあげたから……すぐに気持ちよくなれちゃうね。こんな身体になってるのに、僕から半年も離れて過ごせる訳ないでしょ……。僕がいない間、どうするつもりだったのかな?」
どうする……?どうもしない。そこはカイルしか触らないもん。
そんな事より早く……も、我慢できない。
腰をくねらせて指を後孔に導く。
「そろそろ反省した?ごめんなさいするなら口の、外すよ。コレも入れてあげる」
指が離れたかと思うと、すぐに双丘に太くて固い何かが挟まれ、ゆるゆると谷間を何度も往復している。
あっ、それ……それ、ほし……。
コクコクと頷いて、自らもソレに擦り付けた。
「ふ……はっ、あ……カイル、カイル。それ、ほし、から……早く、もっ入れてぇ」
するりと猿轡が外され、布と口の間を透明な糸が伝う。
口の中に溜まっていた唾液がダラりと零れ、枕に大きなシミを作ってしまったが、そんな事を気にしている余裕はない。
「アーシェ、何か言う事があるよね?」
「あ……ご、めんなさい……。気を、つけるから……」
「それで、まだ僕から離れるつもりなの?」
「離れないっ、ずっと……一緒、いるからっ」
この間もずっと後孔の辺りをすりすりと刺激されて、もうおかしくなりそう……。これ以上焦らしちゃイヤ……。
「うん、もう離れようなんて考えちゃダメだよ?無理なんだから。わかった?」
「うん……わかった、わかったからぁ……早くっ、いっ!?あぁっ!あっ、カイル……あぅっ」
ぐぷんと先端を一気に埋め込まれ、残りがゆるゆると抽挿を繰り返しながら突き進んでくる。
あぁ……これ、ずっと欲しかった。指とは比べ物にならない……カイルの……。
「ん……アーシェ、アーシェ。ずっと入れたかった。頑張って我慢してたんだから、もう……いいよね。動くよ、やめないから、きつくても我慢して」
バチッと聞こえたかと思うと、その後も繰り返しバチバチとなり続けている。何の音かと考える暇もなく、自分の口からも耳を塞ぎたくなる様な喘ぎ声が漏れた。
「んぁあっ!あっ、あぁ!いいっ、あっそこ!あぁんっ」
ガッチリと両手で腰を持って揺さぶられ、気持ちいいところをごりごりと擦り上げられる。
手足の鎖がガチャガチャと動きに合わせて鳴り響き、ベッドまでもがギシギシと悲鳴をあげた。
「くっ……いい、アーシェ。はぁ、美味しそうにもぐもぐしてる……気持ちいね」
「んっ、いいっ、きもちっあっ!かいっる、大好きっ」
「ふっ……僕もっ、大好きだよ。アーシェ、体勢つらいかな……っ。ちゃんと顔もみたいし……一回出すね」
もう抵抗する気のない体は、お尻ペンペンとは桁違いの力で後ろから腰を打ち付けられ、されるがままにユサユサと激しく揺れる。
止める事のできない唾液と涙で枕はとんでもない有様になっていた。
「んあっ、あっあっ!」
「ふっ!く……」
一際バチンと大きな音が鳴ると、中にじわっと熱が広がっていく。
拘束魔法が解かれ、手足が自由になると、仰向けにされた体はダラリと力なくベッドに沈んだ。両足だけはカイルに支えられて膝を立てている。
片足から下衣が抜かれ、膝を割って覆い被さってきた。
「アーシェ、愛してるよ」
唇が重なり、舌を絡めた激しいキスの最中、萎えていなかった下半身の抽挿が再開される。
イかせてくれなかったのは、長く続けるためか……。途中で寝かせてくれる気もなさそうだな……。
オレは腕を伸ばして背中に回し、足を腰に巻き付け、カイルの情欲を受け入れた。
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