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四章 失踪の秘密

閑話3 責任とるよね? sideカイル R18

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 閑話2の続きでカイル目線のセクシータイムです。
 脳内変態紳士が地雷な方はご注意ください。
 読み飛ばしても話はわかるので、苦手な方はスルー推奨。






















 
 あれ?寝ちゃう?寝かせられないけどね。
 邪魔な上着を脱いで、ベッドの外に放り投げる。
 全身の力が抜けてされるがままのアーシェ。これが据膳ってやつだよね。
 アーシェの片足を肩にかけ、双丘に指を這わせる。スリっと後孔を撫でると、本来あるはずのない感覚が指先に触れた。


 ん?濡れてる?サラサラと言うには少し粘性が強い。
 そのまま湿りを利用して、固く閉ざされているであろう後孔をほぐす様に周辺をグリグリとなでた。


「ふぅっん。んっ、んん……はぁ」


 アーシェからくぐもった喘ぎ声が漏れる。もしかしてこれも気持ちいのかな?
 初めてだからわからないけど、ここってこんなに柔らかいものなの?もぅ入っちゃいそう……。どうなってるんだろ。
 アーシェの頭上に置かれたクッションを一つ取り、腰の下に滑り込ませる。
 両膝の裏を持って少し体を折りたたむ様に持ち上げた。


「ゴクンっ。えっ、すごい。アーシェ、自分でお尻濡らせるの?」
 

 後孔を湿らせる為に口に含んでいたアーシェの白濁を飲み込んでしまった。元々余ったら飲むつもりでいたけど、もうちょっとゆっくり飲みたかったな。また後でもらえばいっか。


「へぁ?知らな、何を……」


「ここ、何もしてないのに濡れてるよ?ほら、また溢れてきた。すごく柔らかいし、もう入れてって言ってるのかな?」


 足を下ろして再び肩にかける。残った片方はぐいっと股が見える様に横に開かせた。
 二本の指で左右に開くと、後孔は素直にピンク色の内壁を晒す。クラっとした感覚に襲われ、誘われる様に指を中に侵入させた。


「あぁっ!?はんぅ……あっ」


「痛くは……なさそうだね、良かった。」


 眉尻を下げた気持ち良さそうな顔……。
 入り口を広げる様にぐりっと一周させるが、そんな事をしなくても余裕であと二本くらい入りそうだ。


「あぅ、あ……んんっ」


 さっき出したばかりのモノが少し兆し始めている。こんなに感じてくれるなんて……。
 あー……頭が沸騰しそう。
 無遠慮に二本目の指を挿入し、グリグリとある場所を探った。


「んあぅっ、うぅ……んっ!?あっあぁっ!なっ、あっ」


 うん、ここかな。確か前立腺だっけ。
 反応がいい所をクイクイとくすぐると、ビクビクと体を震わせて善がり声をあげる。三本目も余裕で咥え、奥へ誘い込む様に吸い付いてきた。


 はぁ、かわいい……かわいすぎる。もぅ煽られすぎて下半身が痛い。
 指でこれだけ反応するんだから、コレを入れたらどうなるんだろう。
 片手でズボンと下着をずらし、自分のモノを引き摺り出す。
 あぁ、お互い初めてだし、ちゃんと二人で見届けないとね。


「アーシェ、アーシェ。目を開けて?これからお互いに初めてをあげるんだよ、ちゃんと見て?」


「ふあっ!んっ、ぐぅ……」


 埋めていた指を一気に引き抜き、アーシェに見える様に膝裏を持ち上げて腰を浮かせた。


「苦しいかな?ごめんね、すぐに楽にしてあげる」


「ふわっ、はっ。カイル、うっ、へ……?やっ、そんなの、入っ、な……入んないよぉ」


「大丈夫、入るよ?入れるからね」


 僕のを見た瞬間目を大きく見開くと、上へ上へと逃げようとする。
 無理。逃がさないよ?今更やめてあげられる訳ないよね。
 ガッシリと腰を掴み、後孔に自身を擦り付ける。ぐりっと押し付ける様にすると、軽く先端がめり込こんだ。


「ほら、もう入っちゃいそう……。アーシェの方から食べてるみたい」


「ちがっ、そっなこと、しな……っあぁぁああっ!」


 アーシェが見てるうちに入れたくて、言葉を遮っちゃった。急に入れたからか、中の締め付けがすごい……。


「んっ……はぁ。すご……中キュウキュウしてるよ。見えてる?僕のがアーシェに入ってるんだよ……。後半分、ゆっくり入れるね」


 背中にクッションを追加して、少しでも楽になるように掴んでいた腰を下ろす。
 足を抱えてゆっくりと自身を差し込んでいった。


「あっ、は……カイル、あぁっ。はい、ってる……」
 

「うん……も、少し。ん、ここが一番奥かな?入ったよ、アーシェ」


 根元から二、三センチを残した時点で先端が壁にぶつかった。つんつんとノックしてみたけどこれ以上進めそうにない。


「んっ……カイルの、初めて?」


 アーシェは愛し気に下腹部を見つめ、自身の下腹をさわさわと撫でる。


 プツンと理性の糸が切れる音を初めて聞いた。


「ははっ。ここでそんな?ふふはっ、そうだよ、僕の初めて、美味しい?もっと食べて」


「んぅ……はっ、ああぁっ!」


 ずるりとギリギリまで引き抜き、一気に最奥まで貫く。
 悲鳴の様な声に煽られ、何度も何度も打ち付けた。


「はぁ、はっ……アーシェ、かわいい。ごめんね?とめられないや」


「あっあっあっ!か、いるっ、んっ。」
 

 アーシェがボロボロと涙を零す。グツグツと沸騰していた頭が少し冷静さを取り戻した。
 覆い被さる様に屈み、首元に顔を埋めて目の前の首を舐める。


「ふぅ、良すぎてとめらんない。つらいかな……?少しゆっくりするね」


 手をついて体を起こし、アーシェの様子を伺いながらゆるゆると抽挿を繰り返した。


「ふっ、ん……。い、あっ、きもち……んんっ」


「ん、僕も気持ちい……」


 涙でキラキラと濡れるエメラルドに吸い寄せられて、唇に齧り付く。薄く開いていた隙間に無理矢理舌をねじ込み、唾液を流し込んだ。


「んぷ……ん」


 拒否する事なく飲み込んだアーシェは、腰に足を絡めてくる。


「もっと、強くしても……大丈夫、だから」


 これは煽られてるよね?中にあるモノが大きくなったけど、僕は悪くないと思うんだ。


「うん、わかった。もぅ出すまでとめられないけど、アーシェも好きな時にイっていいよ。イく時は教えてね?」


 返事を聞く間もなく激しく腰を打ちつける。
 部屋中に肌と肌がぶつかる音と、後孔から溢れる水音が響いた。


「ひあっ!きゅ、にっ、あぅっ。あっ、あぁっ」


「はっ、アーシェ、気持ちいい?ここ、すごい事になってるよ?」


「いっ、いいっ……あっ!きもちっ、あんっ」


 良かった……。アーシェも気持ち良くなってくれて。もっと良くしてあげたいな。
 揺すられる度にフルフルと揺れるアーシェのモノを片手で握り込む。
 先端から溢れる先走りを塗り込めて上下に扱いた。


「やっ!それっだっ、あぁっ!イくっからっ、やっ!すぐイっちゃっ」


「いいよ。僕もイきそ……一緒に、ね?」


「あっ、あっあっ……イっ、も、イくっ!イくっ、あっああぁあぁっ!」


 全身を強張らせ、アーシェのお腹に白濁が散る。
 同時に後孔が締め付けられ、僕は刺激に逆らわず中に熱を吐き出した。


「くっ、う……はぁっ、はっ」


「ふっ、んん……はっ、はぁ、はぁ……」


 最後の一滴まで奥に絞り出し、ゆっくりとモノを引き抜く。後孔から、出した熱がどろりと零れた。


 アーシェのお腹に散らばる白濁を指で掬い取り、パクリと食べる。


「まだ終わりじゃないよ?もう少し付き合ってほしいなぁ。責任、取るんだもんね?」


 信じられないと言いた気な顔をするアーシェに、ニッコリと微笑み返した。




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