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11 アルタニア帝国 帝都2

R-24 覗き魔

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「やっとまともなプレイになったか?」
「「「「いや~~~??」」」」

 ヤルモとイロナの夜の生活が気になり過ぎたオスカリたちは、ヘンリクの隠蔽魔法によって姿を完全に消して覗き真っ只中。
 ヤルモの体を拭く拷問が終わったと思ったが、ヤルモのヤルモがイロナに引きちぎられる拷問に変わったと受け取っている。

「ヤルモのチンコ、見えてるヤツいるか?」
「速すぎて、イロナの手すら見えない……」

 オスカリもヘンリクも、誰もがイロナの手コキが速すぎてその一帯が消えているように見える模様。

「そりゃすぐイクわな」
「「「「うんうん」」」」

 ヤルモが早漏だと馬鹿にしない勇者パーティ。あんな手コキ、自分がやられたらイチモツが消滅している可能性が高いので、馬鹿にできないのだ。

「今度は口か……普通のプレイなら、羨ましいんだがな~」
「イロナの頭が消えるって、どんなスピードなんだ……」
「だな。ヤルモも痛そうにしてるし……」

 二人の営みが異常すぎて、オスカリたちのある部分が元気がない。到底エロイ行為に見えないのだろう。


 ヤルモのうめき声が一度変わり、オスカリたちもこれで謎は解けたから帰ろうかと話をしていたら、ヤルモが二度目の変な呻き声を出した間もなく……

「貴様ら……そこで何をしている……」

 覗き魔がイロナにバレた。

「は? ヘンリク、隠蔽魔法はどうした!?」
「掛かってるはずなんだが……」

 ヘンリクが絶対の自信を持つ隠蔽魔法は、イロナの前では通じず。イロナは怒りの表情で、ゆっくりと刀を抜いて近付く。

「「「「「ゴクッ……」」」」」

 その瞬間、勇者パーティの5人は、死を覚悟して生唾を飲み込んだ。

「わっ! わああぁぁ! イロナ! 服! これまとえ!!」

 いや、絶世の美女であるイロナの全裸を見て生唾を飲んだっぽい。ヤルモが毛布で包んで隠したら残念がっていたから確実だ。

「あ、えっと……その……」

 ここでようやく気持ちの整理がついた勇者パーティは土下座。

「「「「「ありがとうございました!!」」」」」

 からの、感謝の言葉。よっぽどイロナの裸体が素晴らしかったのだろう。

「死ね~~~!!」
「「「「「ぎゃああぁぁ~!!」」」」」

 そりゃ、そんなので許されるはずないよ。勇者パーティは怒ったイロナにブチのめされるのであった。

「できれば殺すなよ~」

 ヤルモも怒りはあるので止めなかったから、勇者パーティは仲良く半殺しになったとさ。
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