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07 カーボエルテ王国 王都4
R-17 攻守交代
しおりを挟むヤルモのお別れパーティが終わったその深夜……
「さあ! 魔王討伐祝いだ! 気持ち良くなるぞ!!」
イロナの中では魔王はもう倒したことになっているので、祝いと称していつもより性奴隷としての仕事を張り切りたいらしい。
「じゃあ、寝るまで合体で……」
イロナが張り切っているので、痛いことをされそうな予感が働くヤルモ。痛み無く絶頂に達せる方法を長時間やって終わらせようとする。
「よかろう!!」
「えっ……それじゃな~~~い!!」
イロナはいきなりのボディスラム。ヤルモは逆さに持ち上げられてベッドに叩き付けられたので、正規の合体ではないと気付いて叫ぶ。そこにイロナが覆い被さったら6と9の狭間。
「主殿も同時に攻めろ!」
「無理~~~!」
「いくぞ~~~!!」
「むっ……もが……」
イロナに秘部を顔に押し付けられて止めることもできないヤルモ。いちおう舐めようと頑張ったようだが痛みでそれどころではない。
結局は10秒の拷問で発射してしまうヤルモであった。
「せっかくお互い気持ちよくなろうと思ったのに、まったく気持ち良くなかったぞ」
「無理って言ったのに……」
イロナの苦情に、ヤルモは乙女で返すしかできない。
「先にイッてしまった主殿には罰を与える。我がイクまで舐めろ」
「はい??」
「罰だと言っているだろ!」
「はっ!!」
いつもと違うイロナのプレイ内容にヤルモは不思議に思うが、たまには攻めたいのでイロナの秘部にむしゃぶりついた。
「ん……そうだ。指も……ああん!」
自分が気持ち良くなろうとするイロナの指示に、ますますヤルモは不思議に思うが、このままでは首を太ももで絞められて落とされるから、腕を入れて首を守る。
「イクッ……ああ~ん」
「ぐぅぅ……がはっ……はぁはぁ」
イロナの絶頂と同時に決まる三角締めを、ギリギリ耐えたヤルモ。息を整えてイロナの隣で横になる。
「なんかいつもと違うけど、どうかしたのか?」
「べ、別に……」
イロナがいまさら頬を赤くしているのでヤルモはかわいく思っている。あんなに酷い目にあったのに……
「もっと気持ち良くしようか?」
「い、いいのか? 我は性奴隷だぞ??」
「たまには俺だって攻めたい日があるんだよ」
「我が攻められたい日があるようにか……」
「あ、そゆこと??」
「ち、ちがっ……」
イロナの本音が出てヤルモは納得。
「イロナにもそんな日があるんだな。気付かなくてすまない」
「あ、謝るでない」
「言ってくれたらいつでもするから教えてくれ」
「むう……」
ヤルモが優しく語り掛けると、イロナは頬を膨らませたが本心を漏らす。
「ダンジョンを出た魔王がどれだけ強いか楽しみ過ぎて、少し高揚していてな……体が火照って仕方がないのだ」
「なるほど……」
ヤルモはウンウン頷いてみたが、「戦闘欲求を満たそうとしていただけ!?」と心の中で驚いている。
「まぁアレだ……今夜は寝かさないぞ」
とりあえずヤルモは、言ってみたい台詞集から抜粋。初めて言ったがために棒読みになってしまったが……
「フッ……どちらが先に限界が来るか勝負だ!!」
イロナは男らしく受けて立つ。
「待った! 俺から攻めさせてくれ~~~!!」
結局はイロナの高速性処理でヤルモは満身創痍。しかしこちらからも攻めないことにはイロナの攻撃が来るので、力を振り絞って舌や指や腰を動かし続けるヤルモであったとさ。
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