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02 カーボエルテ王国 ハミナの町
R-4 足技
しおりを挟む贔屓にしている宿屋に入ると、従業員はタピオの顔を覚えていたので、すぐに部屋を用意して通してくれた。しばし雑談していたら夕食も運ばれ、二人は美味しくいただいてお風呂に入る。
タピオは一人で入りたかったようだが、イロナがどうしても一緒に入ると聞かなかった。
「ぎゃあぁぁ~!!」
当然、イロナは手加減をしてくれいので、タピオの背中をガリッと削って悲鳴があがる。ただ、一緒に湯船に入ることは、女の柔肌に体全体で触れられるから、タピオのタピオが反応しているので嬉しいようだ。
「フフン。主殿は今日も元気だな」
「ぎゃわん!?」
嬉しそうなのはイロナも一緒。いきり立つタピオのタピオを万力のように握ったものだから、またタピオのHPは削られたのであった。
「さあ! 今日はどうする!!」
今日も今日とて、イロナの押し売りから逃れられないタピオ。
「見せ合いっこでどうでしょう?」
ダンジョンではほとんどダメージを受けなかったタピオだが、イロナから削られたダメージがあるので消極的な案しか出せない。
ただ、裸のイロナがそばにいるせいでタピオのタピオは元気ハツラツだから、処理する必要はあるようだ。
「では、やるぞ!」
「おう!」
快く受け入れてくれたイロナは、ベッドに寝転んで足を開き、タピオはその前で自分の棒を握ったら準備完了。
お互い果てるまで「ハァハァ」言い合うのであった。ただし、イロナの手は速すぎるので、今回もモザイクが掛かった映像のようにしか見えないタピオであったとさ。
タピオとイロナがほぼ同時に果て、お互い頭を逆に大の字になって息を整えていると、イロナが先に体を起こした。
「なんとかして、我のこの手で主殿を気持ちよくさせられないだろうか……」
イロナはまじまじとタピオのタピオを見ながら呟くので、タピオは手で隠しながら答える。
「優しくしてくれたら……」
「手は抜けんと言っているだろう」
性に全力投球なイロナは、タピオ案は即却下。タピオの手をどけて、見つめながら模索する。すると、何やらアイデアが浮かんだようだ。
「そうだ! 足なんかどうだ?」
「あし??」
「足なら器用に動かせないから、自然と手加減ができると思う」
イロナが足を浮かせてタピオに見せると、その美しさにタピオのタピオが反応し、生唾を飲み込んでいた。
「で、では、それで……」
「任せろ!!」
タピオはようやく夢までに見た奉仕が受けられると思って、無防備に大の字に倒れる。
イロナは天を突くタピオのタピオに、土踏まずで包むような形で両足を持って行く。
その時、タピオの目にはイロナのイロナが目に入り、タピオのタピオは出したばかりだというのに、はち切れんばかりとなった。
「むっ……こうか?」
イロナがタピオのタピオを少し冷たい足の裏で挟んでゴソゴソするで、タピオは恍惚の表情。不慣れな動かし方だが、どうやらけっこう気持ちいいようだ。
心の中では「これだよこれ!」と叫び、いまにも噴火しそうになっていた。しかしその瞬間……
「よし! 準備完了だ!!」
「……へ??」
イロナが不穏な発言をして、タピオに悪寒が走る。
「喰らえ~~~!!」
ここからが本番。いまにも噴き出しそうなタピオ火山は、イロナの土踏まずで「ギュッ!」と挟まれて大噴火。いくら足が不器用でも、腕の筋肉量と比べるとおよそ四倍。
そんな力で挟まれたからには、マグマは一気に放出されて天井にまで届いた。
「まだまだ~~~!!」
最初の一撃でタピオは気絶したのだが、それをイロナが許してくれない。万力で上に下にと動かすものだから、激痛で目覚めたタピオ。
「どぅおおお! イッた! もうイッたって! 二回もイッたから止めてくれ~~~I!」
大噴火のあとに超高速足コキを喰らったタピオは虫の息。二度目の噴火でマグマが枯渇し、そのまま夢の世界へ旅立つタピオであった。
「ふむ。今回はいい仕事をしたのではないか?」
イロナはタピオの出した量に満足し、安らかな顔をして、タピオの胸の中で眠りに就くのであったとさ。
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