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05 戦準備
039
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パリングラ温泉に着いた魔王一行は、宿までの道のりを真っ直ぐ進む。だが、初めて見る魔族の町に、コリンナ達はキョロキョロと歩き、魔王に質問する姿があった。
「ねえねえ?」
「どうしたのですか?」
「魔族って、どこにいるの?」
「ここにいる人、全員魔族ですよ」
「え!? みんな人族に見えるんだけど……じゃあ、アレも?」
コリンナは、髭面の背の低い集団を指差す。
「あの人達は、ドアーフさんです。休暇で出て来たみたいですね」
「ドアーフ!? ドアーフの方が、魔族っぽいのね……」
「そうですか?」
「そうよ。どの魔族も、人族とさほど変わらないじゃない」
「確かにそうですね……あ、ここです。お腹すいてますよね? 食事をいっぱい用意させていただきますね」
コリンナと喋りながら歩いていた魔王だが、旅館に到着すると質問を打ち切る。食べ物の話をしたので、コリンナ達は魔族の姿はどうでもよくなったようだ。
魔王は旅館に入ると手の甲に鱗のある女将に、部屋と料理を手配する。コリンナ達には四人部屋、魔王達も四人部屋を取って、姫騎士の監視をする。
女将は部屋の案内をすると、次に宴会場へ案内し、手早く出せる料理から順に、魔王達の前に食べ物が並ぶ。
「明日から忙しくなるので、今日だけはゆっくりしましょう。さあ、召し上がれ~」
魔王の挨拶で宴会が始まる。コリンナと三少女は競うように食べ始め、魔王がいっぱいあるからと落ち着かせる。
「すっごく美味しいけど、野菜ばっかりなのね」
「お兄ちゃんと同じ事を言ってますね。そろそろメインのステーキが運ばれて来ますから、満足していただけますよ」
「ステーキ!? それは楽しみ~」
と、言うやり取りをして、ステーキをひとかじりするコリンナ。美味しいのか、おかわりをしてから魔王に尋ねる。
「これも、うまいわね!」
「気に入ってくれてよかったです」
「何の肉なんの?」
「肉ではなく、コンニャクです」
「……コンニャク?」
「コンニャク芋を使った加工食品です」
「野菜じゃない!!」
「そうですよ?」
コリンナはツッコムが、魔王は首を傾げて返す。その時、魔王の胸が揺れ、それが目に入ったコリンナは、巨乳の秘訣を思い出したらしく、またおかわりをしていた。
コリンナ達はおなかいっぱいに食べられて騒いでいたが、姫騎士は料理に手を伸ばさない。魔王と勇者は心配する目を向けるが、そっとして、宴会の幕を閉じる。
部屋に戻ると備え付けの岩風呂。勇者の待ちに待った入浴の時間だが、魔王が姫騎士と裸の付き合いをすると言って、勇者とテレージアは追い出される。
しょんぼりとした勇者は、コリンナの部屋にお邪魔する事にしたようだ。
「アニキ! ど、どうしたの?」
「暇だから遊びに来たんだ」
「元気なさそうだけど……」
コリンナが勇者を心配していると、テレージアはぐふぐふとコリンナに耳打ちする。
「魔王に追い出されたのよ。慰めてあげたら~? ぐふふ」
「慰める……どうやるの!?」
「一緒にお風呂に入って、背中を流してあげなよ~」
「お風呂? なによそれ?」
どうやらコリンナは、お風呂に入った事が無いようだ。孤児であったコリンナや三少女は、その日生き抜く事でやっとだったため、そのような文化に接していなかったのだろう。
テレージアの作戦は早くも失敗に終わるが、違うアプローチを思い付いたようで、勇者に声を掛ける。
「コリンナがお風呂に入った事がないんだって~。一緒に入ってあげたら~?」
「そうなのか? じゃあ、みんなで一緒に入るか?」
「え……女の子よ? いいの??」
「使い方がわからないと、宿の者にも迷惑が掛かるだろ」
「ま、まぁそうだけど……」
テレージアは、勇者があたふたする姿を見ようとしたが、これも失敗。勇者はコリンナと三少女を連れてお風呂に入る。
次のテレージアの作戦は、コリンナがあたふたする顔を見てやろうと一緒にお風呂について行くが、また失敗。自分の体を見られても、勇者のアソコを見てもまったく反応の無い二人に飽きて、湯船に浮かんだ桶で温まる。
「「「うわ~~~」」」
「何これ?」
「水が温かい!」
「水浴びしても、寒くないんだ~」
「あ! まだ入るなよ。こっちで体を洗うんだ」
「「「え~~~!」」」
「ほら、あんた達。アニキに迷惑を掛けるな」
「「「は~い」」」
勇者の注意には反抗する三少女だったが、コリンナの言葉には素直に従い、桧の椅子に座る。だが、全員洗い方も知らないので、勇者がコリンナの髪と体を洗って見本を見せる。
それを見た三少女はゴシゴシとマネして洗い合う。だが、洗い残しがありそうなので、勇者が仕上げ。洗い終わっているコリンナを湯船に送り込み、三少女を洗ってあげる。
「ちょっと~? 顔が赤いんじゃな~い?」
ブクブクと顔まで湯船につけたコリンナを、待ってましたとテレージアが茶化す。
「胸を洗われた……これは普通なの?」
「ぐふふ。愛し合う二人なら普通かな~」
「じゃあ、オレ達は愛し合っているの!?」
「そうかもね~。ぐふふふ」
「あいつらとも愛し合っているのか……」
コリンナは三少女に目を移すと、勇者に洗われてキャハハハと笑う姿がある。
「あ、アレは違うわよ。子供に対する接し方よ」
「子供に……じゃあ、オレも子供だと見られているんだ……」
またブクブクと顔を湯につけて落ち込むコリンナ。テレージアは次なる作戦を思い付いたのか、ニヤケながらコリンナを唆す。
「それなら、コリンナも洗ってあげなよ~。体に泡を付けて洗うと、きっと落ちるわよ~。ぐふふふふ」
「わ、わかった!!」
コリンナは、三少女を湯船に送り出す勇者の後ろに立って声を掛ける。
「オ、オレも洗う!」
「ん? ああ。背中を流してくれるか?」
「う、うん!」
コリンナは体に泡を付け、勇者を洗うが、どうやらテレージアのお眼鏡に叶わなかったみたいだ。しかし、テレージアが悪い。
テレージアが主語を付けずに説明したので、コリンナは勇者の背中に泡を付けて汚れを落としたのだ。ぐふぐふ見ていたテレージアは、興味を無くし、三少女と次なる作戦を話し合うのであった。
* * * * * * * * *
時は少し戻り、勇者の退室した魔王の部屋は、沈黙に包まれる。そんな空気を魔王は打開しようと、姫騎士にお風呂を進めるが反応が無い。なので手を引き、強引に風呂場へ連れ込んだ。
心ここに在らずの姫騎士は服を脱がされても反応は無く、桧の椅子に座らされ、綺麗に洗われて湯船に入る。
湯船に入ると溺れないように魔王が支え、姫騎士からピッタリくっついて離れない。
「あちらは楽しそうですね」
隣のお風呂からは、三少女が勇者に洗われる笑い声が聞こえ、魔王はポツリと言葉を漏らす。
「でも、お兄ちゃんが女の子と一緒に入るのは、どうかと思いますね。私の時なんて目も開けられなかったのに、どうやって入っているのでしょう?」
魔王は沈黙が耐えられないのか、一人で喋り続ける。
「それにおんぶも出来なかったんですよ! コリンナさんはお姫様抱っこしていたし、姫騎士さんだっておんぶしてたじゃないですか。どうして私だけ出来ないんですか!!」
沈黙が耐えられないと言うより、勇者に対しての愚痴を聞いて欲しかったようだ。
「あ! 別にしてもらいたいと言う訳ではないんですよ? ちょっと、女性として魅力が無いのかと思っただけです」
魔王が言い訳をしたその時、姫騎士がボソッと声を出す。
「……立派……がだ……」
「はい? 何か言いました?」
「こんな立派な胸を付けておいて、どこがだ~~~!!」
姫騎士、激オコである。ずっと腕が胸に挟まれていたので、コンプレックスを刺激されたようだ。
その後、魔王は八つ当たりを受けて、胸を揉まれまくるのであった。
*************************************
もう限界!
複数更新はここまでで~す。
次回から、一日一話更新となります。
「ねえねえ?」
「どうしたのですか?」
「魔族って、どこにいるの?」
「ここにいる人、全員魔族ですよ」
「え!? みんな人族に見えるんだけど……じゃあ、アレも?」
コリンナは、髭面の背の低い集団を指差す。
「あの人達は、ドアーフさんです。休暇で出て来たみたいですね」
「ドアーフ!? ドアーフの方が、魔族っぽいのね……」
「そうですか?」
「そうよ。どの魔族も、人族とさほど変わらないじゃない」
「確かにそうですね……あ、ここです。お腹すいてますよね? 食事をいっぱい用意させていただきますね」
コリンナと喋りながら歩いていた魔王だが、旅館に到着すると質問を打ち切る。食べ物の話をしたので、コリンナ達は魔族の姿はどうでもよくなったようだ。
魔王は旅館に入ると手の甲に鱗のある女将に、部屋と料理を手配する。コリンナ達には四人部屋、魔王達も四人部屋を取って、姫騎士の監視をする。
女将は部屋の案内をすると、次に宴会場へ案内し、手早く出せる料理から順に、魔王達の前に食べ物が並ぶ。
「明日から忙しくなるので、今日だけはゆっくりしましょう。さあ、召し上がれ~」
魔王の挨拶で宴会が始まる。コリンナと三少女は競うように食べ始め、魔王がいっぱいあるからと落ち着かせる。
「すっごく美味しいけど、野菜ばっかりなのね」
「お兄ちゃんと同じ事を言ってますね。そろそろメインのステーキが運ばれて来ますから、満足していただけますよ」
「ステーキ!? それは楽しみ~」
と、言うやり取りをして、ステーキをひとかじりするコリンナ。美味しいのか、おかわりをしてから魔王に尋ねる。
「これも、うまいわね!」
「気に入ってくれてよかったです」
「何の肉なんの?」
「肉ではなく、コンニャクです」
「……コンニャク?」
「コンニャク芋を使った加工食品です」
「野菜じゃない!!」
「そうですよ?」
コリンナはツッコムが、魔王は首を傾げて返す。その時、魔王の胸が揺れ、それが目に入ったコリンナは、巨乳の秘訣を思い出したらしく、またおかわりをしていた。
コリンナ達はおなかいっぱいに食べられて騒いでいたが、姫騎士は料理に手を伸ばさない。魔王と勇者は心配する目を向けるが、そっとして、宴会の幕を閉じる。
部屋に戻ると備え付けの岩風呂。勇者の待ちに待った入浴の時間だが、魔王が姫騎士と裸の付き合いをすると言って、勇者とテレージアは追い出される。
しょんぼりとした勇者は、コリンナの部屋にお邪魔する事にしたようだ。
「アニキ! ど、どうしたの?」
「暇だから遊びに来たんだ」
「元気なさそうだけど……」
コリンナが勇者を心配していると、テレージアはぐふぐふとコリンナに耳打ちする。
「魔王に追い出されたのよ。慰めてあげたら~? ぐふふ」
「慰める……どうやるの!?」
「一緒にお風呂に入って、背中を流してあげなよ~」
「お風呂? なによそれ?」
どうやらコリンナは、お風呂に入った事が無いようだ。孤児であったコリンナや三少女は、その日生き抜く事でやっとだったため、そのような文化に接していなかったのだろう。
テレージアの作戦は早くも失敗に終わるが、違うアプローチを思い付いたようで、勇者に声を掛ける。
「コリンナがお風呂に入った事がないんだって~。一緒に入ってあげたら~?」
「そうなのか? じゃあ、みんなで一緒に入るか?」
「え……女の子よ? いいの??」
「使い方がわからないと、宿の者にも迷惑が掛かるだろ」
「ま、まぁそうだけど……」
テレージアは、勇者があたふたする姿を見ようとしたが、これも失敗。勇者はコリンナと三少女を連れてお風呂に入る。
次のテレージアの作戦は、コリンナがあたふたする顔を見てやろうと一緒にお風呂について行くが、また失敗。自分の体を見られても、勇者のアソコを見てもまったく反応の無い二人に飽きて、湯船に浮かんだ桶で温まる。
「「「うわ~~~」」」
「何これ?」
「水が温かい!」
「水浴びしても、寒くないんだ~」
「あ! まだ入るなよ。こっちで体を洗うんだ」
「「「え~~~!」」」
「ほら、あんた達。アニキに迷惑を掛けるな」
「「「は~い」」」
勇者の注意には反抗する三少女だったが、コリンナの言葉には素直に従い、桧の椅子に座る。だが、全員洗い方も知らないので、勇者がコリンナの髪と体を洗って見本を見せる。
それを見た三少女はゴシゴシとマネして洗い合う。だが、洗い残しがありそうなので、勇者が仕上げ。洗い終わっているコリンナを湯船に送り込み、三少女を洗ってあげる。
「ちょっと~? 顔が赤いんじゃな~い?」
ブクブクと顔まで湯船につけたコリンナを、待ってましたとテレージアが茶化す。
「胸を洗われた……これは普通なの?」
「ぐふふ。愛し合う二人なら普通かな~」
「じゃあ、オレ達は愛し合っているの!?」
「そうかもね~。ぐふふふ」
「あいつらとも愛し合っているのか……」
コリンナは三少女に目を移すと、勇者に洗われてキャハハハと笑う姿がある。
「あ、アレは違うわよ。子供に対する接し方よ」
「子供に……じゃあ、オレも子供だと見られているんだ……」
またブクブクと顔を湯につけて落ち込むコリンナ。テレージアは次なる作戦を思い付いたのか、ニヤケながらコリンナを唆す。
「それなら、コリンナも洗ってあげなよ~。体に泡を付けて洗うと、きっと落ちるわよ~。ぐふふふふ」
「わ、わかった!!」
コリンナは、三少女を湯船に送り出す勇者の後ろに立って声を掛ける。
「オ、オレも洗う!」
「ん? ああ。背中を流してくれるか?」
「う、うん!」
コリンナは体に泡を付け、勇者を洗うが、どうやらテレージアのお眼鏡に叶わなかったみたいだ。しかし、テレージアが悪い。
テレージアが主語を付けずに説明したので、コリンナは勇者の背中に泡を付けて汚れを落としたのだ。ぐふぐふ見ていたテレージアは、興味を無くし、三少女と次なる作戦を話し合うのであった。
* * * * * * * * *
時は少し戻り、勇者の退室した魔王の部屋は、沈黙に包まれる。そんな空気を魔王は打開しようと、姫騎士にお風呂を進めるが反応が無い。なので手を引き、強引に風呂場へ連れ込んだ。
心ここに在らずの姫騎士は服を脱がされても反応は無く、桧の椅子に座らされ、綺麗に洗われて湯船に入る。
湯船に入ると溺れないように魔王が支え、姫騎士からピッタリくっついて離れない。
「あちらは楽しそうですね」
隣のお風呂からは、三少女が勇者に洗われる笑い声が聞こえ、魔王はポツリと言葉を漏らす。
「でも、お兄ちゃんが女の子と一緒に入るのは、どうかと思いますね。私の時なんて目も開けられなかったのに、どうやって入っているのでしょう?」
魔王は沈黙が耐えられないのか、一人で喋り続ける。
「それにおんぶも出来なかったんですよ! コリンナさんはお姫様抱っこしていたし、姫騎士さんだっておんぶしてたじゃないですか。どうして私だけ出来ないんですか!!」
沈黙が耐えられないと言うより、勇者に対しての愚痴を聞いて欲しかったようだ。
「あ! 別にしてもらいたいと言う訳ではないんですよ? ちょっと、女性として魅力が無いのかと思っただけです」
魔王が言い訳をしたその時、姫騎士がボソッと声を出す。
「……立派……がだ……」
「はい? 何か言いました?」
「こんな立派な胸を付けておいて、どこがだ~~~!!」
姫騎士、激オコである。ずっと腕が胸に挟まれていたので、コンプレックスを刺激されたようだ。
その後、魔王は八つ当たりを受けて、胸を揉まれまくるのであった。
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もう限界!
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次回から、一日一話更新となります。
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