12 / 43
猫歴15年
平行世界5日目にゃ~
しおりを挟む暴走車に乗っていた老人を脅しに脅したら、あとは顔を真っ青にした警察官に丸投げ。わしたちはバスの止まっている駐車場までダッシュで逃げた。
騒ぎが大きくなりすぎたので、今日のところは街ブラ終了。運転手には「早く出せ!」とお願いして、テレビクルーを置き去りにしてやった。
ちょっと早くホテルに帰ってしまったので、皆にはごはんができるまで好きに過ごすように言い、わしはゲーム。別にやりたいというわけでなく、皆に教えようと準備していただけなのだが、全員、興味津々で集まって来た。
「こうやって長い棒をここに……いっぱい消えたにゃろ? こうやったら相手をいっぱい邪魔できるんにゃ」
「パパこっちも~!!」
「すぐ行くにゃ~」
一番わかりやすいかとパズルゲームをやらせてみたけど、みんなやりたいとうるさいから、テレビとゲーム機、ポータブルゲーム機も追加。だが、猫の手も借りたい。猫兄弟は、よくその手でできるな……
「コンシェルジュさ~ん。カモンにゃ~!!」
「「「喜んで!!」」」
なので、コンシェルジュの召喚。どうせドアの外で聞き耳立ててると思って呼んだら3人も入って来やがった。まぁ猫の手だけではまったく足りないので、多いに越したことはない。
コンシェルジュに皆を押し付けて、わしは優雅にコーヒーブレイクするのであった。
夕食が運ばれて来たら皆をゲームから引き離し、ブーイングを受けながらの食事。全然やめないのでゲームは片付けたから恨まれたのだ。
しかし、明日も忙しい身。子供たちをお風呂に押し込みガシガシ洗ったら、絵本の代わりにアニメ。少しテンションは上がってしまったが、子供たちは難しい勉強で疲れていたからすぐに眠りに落ちた。
「みんにゃも寝ようにゃ~」
「「「「「はっ!?」」」」」
大人たちは各々好きな物で時間を潰していたので、「没収するぞ」と脅して眠らせるのであったとさ。
平行世界5日目は、靖国神社で勉強を頑張った子供たちのための時間。
「「「うわ~~~」」」
「「にゃ~~~」」
本日の撮影と接待をしてくれるテレビ局にお願いしていた、某・立って歩くネズミがいる夢の国にやって来た。
「シラタマちゃん、なにここ? 王都みた~~~い!!」
なのに、さっちゃんが一番うるさい。
「キャットランドに似てなくない? いや、あんなショボイのと一緒にしたら、ここに悪いわね」
「キャットランドは子供たちが頑張って作ったんにゃから、それは酷くにゃい?」
「わっ! アヒルと犬が歩いて来た! モフモフ~~~!!」
さっちゃんはわしの苦情を聞かずに、マスコットの集団に突撃。それが引き金になって、全員走って行ったのでわしも追いかける。
「「「「「なんか思ってたのと違う……」」」」」
しかし、マスコットに抱きついた皆は、モフモフ成分が足りなくてすぐに離れていた。
「シラタマちゃん……これって中身は、にん……」
「にゃ~~~!! 中身とか言うにゃ!? 子供たちの夢なんにゃ~~~!!」
さらにさっちゃんが夢の国の闇を暴こうとするので、その先は言わせねぇよ! ネズミを敵に回しては生きて行けないからな。
「ほら? メインは遊具にゃ~。楽しい乗り物がいっぱいあるんにゃよ~?? あっちから回ってみようにゃ~」
「「「「「うんにゃ~」」」」」
マスコットの集団には悪いけど、遊園地と言えばマスコットより乗り物。こっちで皆の気を引いて、移動を開始するのであった。
わしたちが歩くとマスコットの集団も同時に動き、囲まれているのですんごい邪魔。てか、マスコットのほうがわしたちを見ているような気がする。喋り掛けても変なポーズするだけだし……
民衆もマスコットを撮っているのかと思っていたけど、レンズはわしに向いていることが多い。マスコットが邪魔って言われてるし……肩を組めとも言われてるし……
とりあえず皆が喜びそうな未来っぽい方向に歩いて長蛇の列の最後尾につけてみたら、「どうぞどうぞ」の嵐。なんかお客さんが両側に道を開けてくれた。
さすがに悪いと思ったが、お客さんはわしたちを近くで見たかったっぽい。道を通る時にわしの頭を撫でるしハイタッチを求められるし……リータたちも握手求められるし、ノルンをつつこうとするし……
そんな珍獣扱いは子供たちがかわいそうなので、わしが身を売って守る。玉藻さんも尻尾ぐらい撫でさせてください。コリスもちょっとだけ頑張って! あとでポップコーン買ってやるからな?
道を開けてくれたお客さんのおかげか、わしたちの頑張りのおかげかわからないけど、2時間待ちのアトラクションでも物の数分で入場。
しかし、子供たちとノルンと猫兄弟が身長制限で引っ掛かってしまった。
「わしもダメにゃの!?」
「規則ですので……猫と妖精は想定外ですし……」
わしの身長が低いので、係のお姉さんは勘違い。ちゃんと計ったらギリ足りていたのでドヤ顔してやった。でも、わしは乗れなくてもかまわないのだが、子供たちが乗れないのはかわいそうだ。
「これでどうかにゃ? いくらでも身動きできないようにするにゃ~。お願いにゃ~」
「「「「「おねがいにゃ~」」」」」
土魔法でチャイルドシートとキャットシートを作って座る姿を見せて、わしを含めたちびっ子のウルウル攻撃。要はジェットコースターから落ちなければいいのだから、これでなんとかしてほしい。
「うっ……今回は特例措置ですので、口外はしないでくださいね?」
「「「「「ありがとにゃ~~~」」」」」
「あと、撫でさせてください」
「わしだけだからにゃ~?」
係のお姉さん、陥落。でも、次の便が来るまで、わしは死ぬほどモフられた。
リータたちには乗り込む順番をジャンケンで決めさせ、ジェットコースターが来たらさっちゃんから先頭に……大人気ないヤツじゃ。
子供たちも席に座ったら、わしの土魔法で拘束。普通のシートベルトより頑丈だから絶対に落ちることはないだろう。
コリスはデカイから人型で着席。念の為、コリスも拘束しておく。壊さないでね? 兄弟たちも動けないように、専用のイスに乗せてきっちり拘束してやった。
一番の厄介物のノルンは、専用のイスを一番前の席に土魔法でくっつけて拘束。フラフラ飛んで行かれては、施設に迷惑が掛かるからな。
準備完了したら、係のお姉さんの元気のいい掛け声と共に、ジェットコースターは動き出したのであった……
「なんでシラタマちゃんが一番叫んでるのよ~。あははは」
「「「「「あはははは」」」」」
暗闇を爆走するジェットコースターから生還したわしは、さっちゃんたちに笑われている。
「人の操縦してる物は苦手なんにゃ~。そんにゃに笑うにゃら、ポップコーン買ってやらないにゃ~。コリス、行こうにゃ~」
「うん!」
「「「「「まってにゃ~」」」」」
唯一笑っていなかったコリスの……「ポップコーンを早く食わせろ」と目で語っていたコリスの手を引いて歩き出すと、皆は焦って続く。そんなにポップコーンが食べたいのか?
そうして歩いていると、うなだれたマスコットの集団を発見。マスコットの座をわしたちに奪われて自信喪失してるのかも? 近付いて来て仲良しアピールしてるし……
マスコットにポップコーンの屋台まで案内させたら爆買い。あるだけ買って、いま食べない分は次元倉庫に入れる。あとで取り出しても出来立てホヤホヤだから、今日はポップコーンに困ることはないだろう。
皆にひと箱ずつ渡すと、ポリポリしながら次のアトラクションへ。ジェットコースターの感想を言い合う皆を見つつ、わしはベティとエミリの話を盗み聞く。
「すっごいジャンクね。チョコやらキャラメルやら、よく纏おうと考えたわ~」
「塩が決め手かな? 甘じょっぱいからいくらでもいけちゃう」
「これは流行らせたらダメなヤツよ。エミリも忘れなさい」
「え? こんなに美味しいのに!?」
「いい加減にしないと太るわよ」
「手が止まらないよ~~~」
どうやら夢の国にあるポップコーンは悪魔の食べ物。甘味と塩分の波に飲み込まれてエミリは食べる手が止まらなくなっている。ベティに注意されても、エミリは猫の国に帰ってから研究すると心に誓っていた。
それからもポップコーンをポリポリしながらアトラクションはお客さんに譲ってもらってストレスなく楽しんでいたら、マスコットが離れて行った。
わしは邪魔なヤツがいなくなってシメシメとか考えていたが、前方からマスコットの集団が現れた。おそらく所定のエリアがあるのだろう。さっきまでのマスコットと違って元気いっぱいだし……
またマスコットに囲まれながら様々なアトラクションを楽しんでいたら、もうお昼。また元気のなくなったマスコットにお食事処に案内してもらい、全ての飲食物を大量購入。
お店の人やマスコットが運んで来る物をバクバク食べていたら、最初は嬉しそうに写真を撮っていたお客さんも青ざめて来た。食べすぎみたいだ。
まぁ周りが静かになるのでこれは有り難い。でも、どれだけ入るか試そうと、自分で買って来た物を与えなくていいよ?
ここにいても食べ物ばかり集まりそうなので、お腹が膨らんだらさっさとアトラクション観光に戻るのであった。
ジェットコースターやお化け屋敷、水を浴びたりボートに乗ったり遊びまくっていたら、またマスコットがチェンジして元気いっぱい。別れ際には元気ゼロ。
思ったより早く一周してしまったので、海のエリアにも行ってみた。
「へ~。こんなのできてたんだ。シラタマ君も来たことあるの?」
「わしはさっきのだけにゃ。テレビで見たから知ってたけどにゃ」
「ジジイじゃ来るわけないか」
「いま来てるにゃろ~」
「猫じゃん。てか、あっち側のほうが似合ってなくない? どこへ行っても人気だし……雇ってもらえるように言って来てあげる!」
「どこで働かせようとしてるんにゃ~」
ベティがわしを売り飛ばそうとするので、スタッフはノリノリ。上の人にすぐに連絡を取って、年俸まで提示された。プロ野球選手並みの高い年俸に少し心が揺らいだが、ベティの「あんたもっと稼いでいるでしょ」って発言で耐えた。
てか、ベティの冗談だったみたいだ。「決して王家の甘い汁をすするためじゃない」とか言っていたから、本当にわしをからかうだけだったのだろう。けど、国外追放は考え出したからな?
ベティを脅してからまたアトラクションで遊び尽くしたら、そろそろ閉園の時間。海側は全てを回り切れそうにないので、ラストは多数決で決めさせたら、なんかエレベーターみたいな室内に連れ込まれた。
「これってエレベーターって言ってたよね? 上に何があるのかな~??」
隣に座るさっちゃんがワクワクしながらそんなことを言うので、わしはネタバレしない程度に教えてあげる。
「いや、この部屋自体がアトラクションじゃにゃい? 拘束されてるしにゃ」
「そうなんだ~。じゃあアレね。グルグル~っての」
「コースター系ではにゃいと思うけどにゃ~」
わしも初めて乗ったので、やっぱり教えられない。しかし、見た感じはジェットコースターではないのでたいしたことはないと、この時のわしは思っていた。
「「「「「ぎゃああぁぁ~~~!!」」」」」
「「「「に゛ゃああぁぁ~~~!!」」」」
この日、最大の恐怖体験。わしたちは叫び声をあげながら、最後のアトラクションを終えるのであった。
外が暗くなり「エレベーター怖い、エレベーター怖い」とブツブツ言うわしたちを、マスコットが手を引いて連れて来てくれた場所は、最後の催し。
「「「「「うわ~……きれ~~~い」」」」」
「「「「うにゃ~~~……」」」」
電気のパレードだ。それも特等席に案内してくれたので、ゆっくりと楽しめるのだ。
闇の中を煌めく乗り物をうっとりしながら皆は眺め、その上に乗る人に手を振って応えている。そんななか、パレードに釘付けになっていたさっちゃんがわしを抱き上げた。
「イ、イヤにゃ……」
「私の誕生祭に用意して~~~!!」
「先にイヤって言ったにゃ~~~」
さっちゃんの言いたいことなどわかりきっていたのでフライングで断ったのに、聞きゃしない。今日イチで体を揺さぶられるわしであったとさ。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
留学生は同棲JKエルフちゃん ~地球の常識と違うようでぐいぐい迫ってくる~
滝川 海老郎
恋愛
地球へ転移してきたエルフ。公務員の父のせいでエルフは日本の俺の家で同棲して留学生女子高生として学校へ通うことに。常識をまったく知らないエルフは俺にぐいぐい迫ってくるようになり、なんだか俺のことが大好きらしい。巨乳エルフちゃんが主人公を襲う。
JKエルフちゃんと俺の現代日本ラブコメディー、ここに開幕!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる