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第十七章 日ノ本編其の三 関ケ原その後にゃ~
470 プランBにゃ~
しおりを挟むわしの最強魔法【百倍御雷】を喰らったヤマタノオロチは、背中から腹にかけて大穴が開いたにも関わらず、バタバタもがいている。
その動きで地震が起こり、焼け焦げた鱗がポロポロと下に落ちていた。
ヤマタノオロチが生きていたと知ったわしと玉藻と家康は、気合いを入れ直す。
「プランBに移行にゃ~!!」
「「おおぉぉ!!」」
「【四獣】にゃ~!!」
二人の力強い返事を聞いて、火の鳥【朱雀】、風の虎【白虎】、氷の龍【青龍】、各々10メートルはある魔法生物を先行して突撃。続いて20メートルはある土の亀【玄武】の背にわし達は乗り、ヤマタノオロチに向けて走らせる。
ヤマタノオロチがわし達に顔を向ける中、玉藻がその奥にある異常に気付いたようだ。
「おい……馬鹿デカイ波が来ておるぞ……」
「あ~……揺り返しが来てしまったにゃ」
わしの最強魔法を砂浜に向けて放ったのだから、余波は衝撃波や岩が飛ぶ程度で済むわけがない。地面は揺れ、大きなクレーターが作られ、海も大津波となって押し寄せる。
「このままでは避難所まで届いてしまうぞ!」
「まぁわしがにゃんとかするから、二人は作戦通り動いてくれにゃ」
「なんとかって……これほど呪術を連発しておいて、無理じゃろう。しばし妾達も残るぞ」
「いいから心配するにゃ~」
玉藻達が作戦を無視しようとするので、わしは安心させようと魔法を使う。
「【超極大土壁】にゃ~~~!!」
ヤマタノオロチの後方、海岸沿いを守るように、巨大な壁が何100メートルも出現すると、玉藻と家康はゆ~~~っくりとわしを見た。
「にゃ~? にゃんとかなりそうにゃろ?」
「そのちっこい体に、どれほどの呪力を……」
「いったいぜんたい、お主の体はどうなっておるんじゃ……」
「わしの事はいいにゃ~。作戦に集中しろにゃ~」
「「お……おう」」
二人がヤマタノオロチより化け物を見る目でわしを見るので、作戦を思い出させてあげる。どう見ても、かわいい猫に向ける目ではないからな!
なんとか二人の気持ちが持ち直した頃に、先頭を走っていた【白虎】にヤマタノオロチから攻撃が放たれる。【極太水鉄砲】だ。
ヤマタノオロチの口辺りから、水で出来た極太ビームが放たれ、【白虎】に接触。しかし【白虎】は【鎌鼬】が渦巻いているので、水を切り裂く。だが、水圧が強すぎて、しぼんで霧散させられてしまった。
これはわしの想定内。その隙に空から【朱雀】をぶつける。この攻撃で、ヤマタノオロチの纏っていた海水の膜は一部が蒸発し、水蒸気爆発が起こった。
そこに【青龍】。海水の膜が戻る前に飛び込ませたので、傷を凍らせ、ヤマタノオロチが張ろうとしている海水の膜も、押し寄せるそばから凍らせた。
ふたつの攻撃は気温差のダメージを期待しての攻撃であったが、ヤマタノオロチはデカ過ぎて、効いているかどうかわからない。しかし、少しの時間稼ぎをしてくれるだけでいい。
【玄武】が迫っているからだ。
【白虎】によって【極太水鉄砲】の威力は弱まったので、【玄武】の巨大な体と頑丈さには敵わない。【玄武】は水を押し退け、ドタドタとヤマタノオロチに頭から体当たりする。
もちろんヤマタノオロチのほうが遥かにデカくて頑丈なので、【玄武】は衝突と同時に砕け散った。
「あとは任せたにゃ~!!」
「「おう!」」
その瞬間、わしは後方に飛び、玉藻と家康はヤマタノオロチに飛び移ったのであった。
さてと……ここまでは順調じゃな。
わしは、津波が【土壁】にぶつかる音を聞きながら、ヤマタノオロチを睨む。
【御雷】で風穴を開けたし、余波で黒焦げ。これで大ダメージになって、弱っているはずじゃ。津波も防いだと言いたいところじゃが、けっこう入って来ておるな。水から遠ざけたかったが、そうは上手くいかんか。
まぁあの巨体では、白マンボウと違って空を飛ぶ事は出来んじゃろう。しかし、尾ヒレで地面を叩けば、一発で逃げられる可能性はあるか。それだけ注意して戦うか。
わしが睨んでいると、ヤマタノオロチは大きな口を開ける。
なんじゃ? わしなんてミジンコ程度にしか見えてないはずなのに、攻撃して来るのか??
わしの疑問はすぐに答えが出る。またしても【極太水鉄砲】だ。
「【大光盾】にゃ~!」
わしの背には浜松があるので、同じ大きさの光の盾を何枚も重ねて防御……
「にゃ!?」
【極太水鉄砲】は防げたのだが、上方から複数の【水鉄砲】が飛んで来た。
「このくそ! 【吸収魔法・球】にゃ!!」
わしは野人の魔法を使って自分を包み、これもガード。思った通り魔力で作られた水なので、美味しくいただいておく。
提灯か……【水鉄砲】の発射口は、口だけじゃないんじゃな。八本の提灯から【水鉄砲】が放たれておる。提灯からもビームを出しておるから、なんだか本当にヤマタノオロチに見えて来たわい。
しかし、正確にわしを狙って来ておるところを見ると、わしの事が見えてるみたいじゃ…な……嘘じゃろ!?
わしはヤマタノオロチの行動を注視していたのだが、それなのに、いつのまにか頭上に大きな尾ヒレが浮いたので咄嗟に逃げる。
「ぐはっ!」
しかし、時すでに遅し。わしは全力で逃げたのに、ヤマタノオロチの尾ヒレで、叩き潰されてしまった。
くそ! 胸ヒレだけで、そんなに速く動けるのか。【吸収魔法・球】があってもこのダメージ……素で受けてたら死んでおったかも? わしより速いから避け切れそうもないし、防御は固めておいたほうがよさそうじゃな。
わしは尾ヒレが宙に浮くと、素早く攻撃範囲から離脱。そして、魔法も使える【吸収魔法・甲冑】を身に纏う。だけでなく、大魔法で反撃。
【四獣】を召喚し、わしから注意を外すとヤマタノオロチの頬辺りに、気功を纏ってのネコパンチネコパンチネコパンチ。からの、引っ掻き引っ掻き引っ掻き。
さらに、【青龍】を飛ばしてエラを凍らせようとするが、ヤマタノオロチは大きすぎて片方のエラすら完全に凍らない。すぐに氷は割られ、逆側に回る事すら許されない。
わしの猛攻は、多少はダメージが入っていると思われるが、ヤマタノオロチからの反撃も飛んで来る。【水鉄砲】に、尾ヒレに胸ヒレ。
【水鉄砲】は【吸収魔法・甲冑】でおいしくいただき、避け切れない攻撃も弾力のある【吸収魔法・甲冑】で耐える。だが、ダメージは完全に遮断できていないので、痛めた箇所は、早目に回復魔法で治す。
わしとヤマタノオロチはこの世の終わりかと思えるような風景を作り出し、死闘は続くのであった。
* * * * * * * * *
一方その頃リータ達は……
「とりあえず、飛散物は落ち着いたってところかニャ?」
「そうですね。でも、地震や音が凄いから気が抜けないです」
コリスとオニヒメはおやつを食べ、メイバイとリータは話し合っていた。
「シラタマ殿が一人でヤマタノオロチを引き付けるって言ってたけど、大丈夫かニャー?」
「心配ですけど、大きな魔法は見て取れますし、アレが見える内は大丈夫でしょう」
「なんだかビーダールでの出来事を思い出すニャー」
「そうですね。あの時もこんなふうに、凄い魔法で戦っていましたね。正直、あの時はシラタマさんが戻って来ないと考えてしまいました……」
「私もニャ……でも、倒したニャー!」
白い巨象との戦いは懐かしい思い出なのだが、その時の心配を思い出したメイバイは、急に大きな声を出して心配を振り払う。
「ですね。今回も一緒です! 必ずシラタマさんが勝ちます!!」
「そうニャー! 応援するニャー!!」
「コリスちゃんもオニヒメちゃんもね!」
「「うん!!」」
「せーの!」
リータはコリスとオニヒメを立たせると、声を揃えて大声を出す。
「シラタマさ~ん! 頑張れ~~~!」
「シラタマ殿~! 頑張れニャーーー!」
「モフモフ~! がんばれ~~~!」
「シラタマ、ガンバ!」
バラバラ……全員呼び名が微妙に違っていたので、なかなか声が揃わなかったとさ。
* * * * * * * * *
時は少し戻り、【玄武】が衝突して砕け散った直後、巨大キツネ玉藻と巨大タヌキ家康は、ヤマタノオロチの背中を駆けていた。
最初は楽に走れていたようだが、途中から氷が無くなり、ヤマタノオロチが纏っている海水に脚を取られてしまう。しかし、二人の脚力ならば、なんとかなる程度の障害。
二人はさらに速度を上げて、脚が沈まないように駆ける。
「おかしいのう……もう最後尾なのに、穴はどこに開いておるんじゃ?」
「たしかに見当たらん。海水を纏っておるから、見逃しておるのかもしれんな。ちと、妾が見て来てやろう」
玉藻はそう言って空を駆けると、家康に他心通を使ってナビゲート。どうやら大穴は、曇った海水に隠されて、見付けにくかったようだ。だが、上から見れば一目瞭然。
大穴の近くで家康に止まるように告げた玉藻は、隣に下り立つ。
「血が吹き出していると思っておったが、穴には海水が満たされておるのか……」
「シラタマの予想と少し違うが、まぁこの程度なら、予想の範疇じゃな。アレを使えば問題ないじゃろう。準備せよ」
「おお!」
大穴を覗き込んでいた二人は、首に巻かれた魔道具の数々に魔力を注ぐ。
「むっ……体が軽い」
「本当じゃ……力が湧き上がるようじゃ」
「よし。妾は下、家康は上を頼むぞ」
「わかった。じゃが、儂に当てるでないぞ?」
「そちこそな。では、行くぞ~~~!!」
「おおぉぉ!!」
やや皮肉を言った二人は、海水で満たされた穴に飛び込み、ヤマタノオロチの体内に侵入した。
二人は犬かきで泳ぎ、下へ下へ……速度を上げたければ水魔法や風魔法を使う。
ここで活躍している物は、シラタマの作った魔道具。肉体強化、風魔法の強化、水の操作、空気の作成……数々の効果のある魔道具を取り付けた首輪を二人は装着しているので、難なく水の中でも動けるのだ。
ただし、二人とも首輪をつける事が嫌なのか、一度は断っていたけど……
そうして二人はヤマタノオロチに潜り、家康が頃合いとみて止まると、玉藻は加速してさらに下に移動。玉藻も頃合いとみると、通信魔道具で家康と連絡を取り、タイミングを合わせて呪術を使う。
玉藻は口に呪力を集めて五芒星を作り、家康も口に呪力を集めて五芒星を作る……
「ゴーーーン!!」
「ボーーーン!!」
二人の最強呪術【咆哮】だ。その声は水の中なので外には届かないが、その代わりに、ヤマタノオロチの悲鳴が辺りに轟くのであった。
『グギャァァーーー!!』
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