377 / 755
第十三章 新婚旅行編其の一 東に向かうにゃ~
372 再々出発にゃ~
しおりを挟む猫の街に帰ると、ゴシップ好きの双子王女にイサベレとの関係を根掘り葉掘り聞かれ、わしは何も無いと言うが、イサベレが嘘を言う。
あの激しい夜なんてない! 抱き合ったのも抱き締められただけじゃ! 裸の付き合いなんて、皆も一緒にお風呂に入っておる! リータ達は一緒にいたんだから、そんな事は無かったって知ってるじゃろ! 睨まないで~!!
ようやくイサベレとの関係を断ち切り、食堂で冒険の話をすると、皆は目を輝かせて聞いていた。
「凄いですわね……」
「まさに大冒険ですわ……」
「よく生きて戻れたにゃ……」
わしが喋り疲れてお茶をすすると、双子王女達は言葉に詰まりながら感嘆の声を出していた。
「てか、ワンヂェンは東の国から帰って来てたんにゃ」
「いつの話をしてるにゃ~」
どうやらワンヂェンの出張は一週間程度だったらしく、わし達より早くに帰って来たようだ。とりあえず労いの言葉を掛けてあげてモグモグ。だが、食べてないで続きを話せと言われて、モグモグしながら双子王女と話す。
「まぁ一番の発見は、黒い森の中に、人間が生き残っていた事だにゃ」
「そうですわね。でも、その生き残りを連れて帰ってよかったのですの?」
「オニヒメは別口にゃ。その里の元に置いておけないから、連れて来たにゃ」
「角が生えている事は関係していますの?」
「そうにゃ。オニヒメは……」
それからオニヒメの話をして、イサベレの生死の話に移る。
「「と、言う事は……」」
「イサベレは、子供を産んでも死なないにゃ。女王に連絡してやれにゃ」
「「イサベレ~!」」
双子王女はイサベレに抱きつき、わんわんと泣いていた。どうやら双子王女も、かなり気に掛けていたようだ。とりあえず話が終わったようなので、モグモグしていたらワンヂェンが邪魔をする。
「それでオニヒメちゃんはどうするんにゃ?」
「まだ旅は終わってないしにゃ~……ワンヂェン。しばらく世話は任せたにゃ」
「うちにゃ!?」
「新しい魔法を教えてあげるから、お願いにゃ~」
ワンヂェンに新しい魔法を教えると言ったら、ふたつ返事で了承してくれた。
だが、ワンヂェンだけでは少し心配なので、ヤーイーとシェンメイにもお願いしておく。もしもオニヒメが暴れても、筋肉猫のシェンメイなら、なんとか抑えられるはずだ。
もうしばし旅の話をし、お昼が済めばワンヂェンには念話、オニヒメには回復魔法を教えてあげる。
念話は、ワンヂェンが思っていた魔法と違っていたのか、こんな魔法じゃ話が違うと文句を言われたが、オニヒメに回復魔法を教えてあげると、治療院の人数が増えるから、それはアリかと悩んでいた。
オニヒメの実力は、おそらく旅に出る前のイサベレぐらいだと予想はつくので、本来ならば攻撃魔法を教えるのがベストなのだろうが、わしの居ない間に記憶が戻って暴れられても困るので、安全な魔法で人の為になってもらおうという策だ。
いまのところ、わし達のマネをするぐらいしか思考が出来ていないので、街に残しても大丈夫だろう。餌付けも効いているから、エミリとも仲良くなれそうだ。
それから夜になってもわし達の冒険談は続き、双子王女も職員も一緒に、居間で雑魚寝する事となった。
翌朝は、皆で寝坊とはいかず、双子王女に朝から叩き起こされた。本当に叩き起こされた。て言うか、双子王女の力ではまったく効かないので起きなかった。だからリータに叩き起こされた。
あとで聞いた話だと、わしは双子王女に顔を踏まれてゴロゴロ言っていたので、浮気していると思って叩き起こしたらしい……。どう見てもイジメられているんだから、助けて欲しい……
起きてしまったものは仕方がない。朝ごはんを食べたら、オニヒメの事はリータ達に任せ、コリスと追いかけっこ。
ラサの街に着くと、センジと話し合う。ひとまず野菜の実物を見せて、試食もしてもらった。
「どうかにゃ?」
「見た事がない食材ばかりですね。これなら売れると思いますけど、価格が難しいです」
「あ、値付けはホウジツに頼むから、珍しいって事だけでいいにゃ。野菜関係はセンジが強いからにゃ」
「信頼していただいて有り難う御座います。しかし、よくこれだけの種類を集めて来ましたね」
「ああ。新婚旅行に出たって聞いたにゃろ? その先で人に出会ったから、いっぱい手に入ったにゃ」
「人ですか!? 凄い発見ですね!!」
「まぁにゃ。でも、まだ旅の途中にゃから、詳しい話はまた今度にゃ。その時は、もっと面白い話やお土産を持って来るからにゃ」
「いま聞きたいです~」
「ごめんにゃ~。これあげるから、もう少し我慢してくれにゃ~」
そう言ってわしは、白い木彫りの猫を置いて、ラサをあとにした。
次の目的地はソウの街。揉み手のホウジツと面談すると、お酒や野菜を取り出し、試食をしてもらって話を聞く。
「面白い味の物が多いですね」
「センジも見た事がないと言ってたにゃ。それを元に、値付けはよろしくにゃ~」
「センジさんが知らない食材ですか……金の匂いがぷんぷんします! 任せてください!」
「ついでに言うと、東の東、黒い森の中で出会った人間から買い取ったにゃ」
「なんですって!?」
「と言う事は~?」
「プレミア半端ないッス!!」
「にゃははは。まぁ売れなきゃ意味がないからにゃ。ついでにこれも売れないか考えてみてくれにゃ」
ホウジツの前に、黒と白の木彫りの動物を大量に取り出してみた。すると、ひとつひとつ手に取り、ホウジツは目を輝かせる。
「素晴らしい!!」
「にゃ? そんにゃにいい物にゃの?」
「これ見てください。ノミの跡も無ければ、ヤスリの跡もありません。どうやって作ったのかもわかりませんよ!」
う~ん……専門外じゃから、さっぱりわからん。たしかにつるつるじゃけど、それがいいのか? 大量に押し付けられたけど、売れるなら、それに越したことはないか。
「そんにゃにいい物にゃら、オークションでも開いてくれにゃ」
「そうですね……そのほうがよさそうです。あとは、その人々の特徴なんかも、価格の吊り上げに役立ちそうですので、詳しく聞かせてくれますか?」
「そうだにゃ~……耳が長いから、耳長族か、エルフか……」
わしの案に、エルフがいいのではないかとまとまり、近々東の国でオークションを開く事になった。とりあえず、エルフの里で手に入れた物は全てホウジツに預け、次の話に移る。
先日の旅で戦闘機が故障してしまったので、硝子と黒魔鉱が必要だ。だからソウにあるかと尋ねてみたら、どちらも二日前に入荷したとのこと。まだ残っていると聞いたので、ホウジツに別れを告げて、卸し問屋にて購入する。
そうしてコリスと一緒に猫の街に転移すると、さっそく戦闘機の修理に取り掛かる。硝子魔法で窓を装着し、土魔法で翼を作り、鉄魔法を使って黒魔鉱でコーティグ。魔道具も紛失していたので、それも取り付けたら完成だ。
コリスはわしの作業を見ていたらしいが、終わった頃には寝息を立てていた。なので、コリスを専用のカゴに入れて大ジャンプ。居間にて寝かし付ける。
それからキッチンに行って、エミリに撫でられながら今日の晩ごはんは何かと尋ね、手伝っているリータ達には、オニヒメの居場所を尋ねる。
オニヒメは治療院に居ると聞いたので、役場の隣の建物にお邪魔する。
「にゃ! オニヒメも手伝ってるんにゃ~。偉いにゃ~」
「えらいにゃ~」
わしが治療院に入ると、オニヒメは怪我をした猫耳族の少年の治療をしていたので、頭を撫でて褒めちぎったら、嬉しそうな顔をした。
「オニヒメちゃんは天才にゃ~。うちの教えた事を、すぐに覚えたにゃ~」
ほう……ワンヂェンが褒めるなら、魔法の才能はピカイチじゃな。出来ればわしも、オニヒメの成長を見たかったのう。
「もうじきごはんも出来るし、帰ろうにゃ~」
「にゃ!? もう数人残ってるから、シラタマも手伝ってにゃ~」
「ワンヂェンの仕事にゃんだから、もちろん断るにゃ」
「にゃ……」
わしが即座に断った瞬間、ワンヂェンが文句を言おうとしたが、その前にオニヒメの念話が聞こえて来た。
「てつだってにゃ~」
「にゃはは。オニヒメに言われたらしょうがないにゃ~」
「にゃんでにゃ~!」
今度はオニヒメのお願いを即座に引き受けたら、ワンヂェンがツッコミを入れた。そりゃオニヒメはわしの孫みたいなものだから当然だけど、わしに人数を回さないでくれる?
ワンヂェンは、わしに怪我人を押し付けるので、仕方なくちょちょいのちょいで治す。途中からオニヒメがわしの治す姿をジックリ見ていたから、怪我ごとの魔法の使い方をレクチャーしてあげた。
けっこうな人数が居たので、こんなに怪我人がいるのと聞くと、狩りや田畑に出ていた者が、昼と夕刻に集まるから、その時間は猫の手も借りたいんだとか。今日は貸してやったけど、明日からはワンヂェンの手で我慢して!
怪我人がいなくなると役場に帰り、エミリの美味しいごはんを食べながら、冒険談を催促されてモグモグ喋り、お風呂に入って就寝になる。
そして翌朝……
「今日、出発するんじゃなかったのですか?」
「ゴロゴロ~」
「もう休憩は十分したニャー」
「ゴロゴロ~」
わしは新婚旅行の再開を急かす、リータとメイバイと戦っていた。撫でられながらも、わしは断固として動かない!
「リータとメイバイは昨日休んだからいいけど、わしは各所で働いていたんにゃ~。明日には動くから、今日はゆっくりさせてにゃ~」
「エルフの里でも、後半は寝てたじゃないですか~」
「そうニャー。寝すぎニャー」
「眠たいんにゃから、頼むにゃ~。二人の膝枕で寝かしてにゃ~」
こう言えばリータとメイバイは折れてくれるから、わしは予定通り、この日は惰眠を貪った。ただ、目が覚めた時に、双子王女にまだ行かないのかと責められたけど……
翌朝は宣言通り、猫の街を立って、最後にマーキングした場所に転移。そこから戦闘機で万里の長城みたいな場所に戻る。
その跡地を空で辿り、鳥が近付くと地上に降りて走り出し、出来るだけ戦闘を避けながら東へ向かうが、壁は途切れてしまった。まぁ無いものは仕方がない。少し調査して、先へと進む。
それから二日後、戦闘機の窓から、ついに海が見えた。
「海です!」
「やっとニャー!」
「空からだと、まだ距離があるにゃ~」
「そうですけど、文献に書いてあった通りですよ!」
「文献に、嘘は無かったと言う証明ニャー!」
ふふん。二人は珍しく興奮しておるな。長い旅じゃったから、わからんでもない。いや、わしも興奮しておる。二人が騒ぐから、冷静になってしまっただけじゃ。
あの先に島があるのか……。黒い森の中にも人が居たんじゃから、海を越えた先にも間違いなく人がおるじゃろう。
「さあて、今日は海までがんばって行こうにゃ~!」
「「「「にゃ~~~!!」」」」
リータ、メイバイ、コリス、イサベレの、気の抜けた掛け声を聞きながら、旅は続くのであった。
1
お気に入りに追加
1,169
あなたにおすすめの小説
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
呪われた子と、家族に捨てられたけど、実は神様に祝福されてます。
光子
ファンタジー
前世、神様の手違いにより、事故で間違って死んでしまった私は、転生した次の世界で、イージーモードで過ごせるように、特別な力を神様に授けられ、生まれ変わった。
ーーー筈が、この世界で、呪われていると差別されている紅い瞳を宿して産まれてきてしまい、まさかの、呪われた子と、家族に虐められるまさかのハードモード人生に…!
8歳で遂に森に捨てられた私ーーキリアは、そこで、同じく、呪われた紅い瞳の魔法使いと出会う。
同じ境遇の紅い瞳の魔法使い達に出会い、優しく暖かな生活を送れるようになったキリアは、紅い瞳の偏見を少しでも良くしたいと思うようになる。
実は神様の祝福である紅の瞳を持って産まれ、更には、神様から特別な力をさずけられたキリアの物語。
恋愛カテゴリーからファンタジーに変更しました。混乱させてしまい、すみません。
自由にゆるーく書いていますので、暖かい目で読んで下さると嬉しいです。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる