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第十二章 王様編其の三 猫の国の発展にゃ~
333 フルボッコにゃ~
しおりを挟む「決議の結果、キャットトレインの運行プランは四対六で、東のプランで決定しましたにゃ~!」
「「ふざけるな!!」」
わしが決議の結果を発表すると、西と南の王は円卓を叩いて立ち上がる。すると、大会議室は物々しい雰囲気に包まれた。
「ふざけるとは、にゃんの事ですかにゃ?」
「その決議じゃ! 紙を入れ替えたに違いない!!」
「にゃ~? 投票箱は、円卓の上から移動していにゃいし、みんにゃで回したから細工をしたらわかるはずですにゃ。ほら、空ですにゃ~」
わしは箱の中を西の王に向け、皆にも見せてからひっくり返す。
「もうすでに、不正の証拠は消したのであろう」
「そうだ! 西の王の言う通りだ!!」
西と南の王は、わしを糾弾するので、ニヤニヤした顔で挑発する。
「仮にイカサマをしていたとして、バレにゃかったらイカサマじゃないですにゃ」
「なっ……」
「貴様、ぬけぬけと……」
「にゃはは。冗談にゃ。でも、例えば小国の王を抱き込んで、多数決で強引に決めようとしたのであれば、無効ですかにゃ~?」
「そ、そうじゃな。猫の国が賄賂を渡していたのなら無効じゃ」
「力関係でも動かせるにゃろ? 大国と小国では、しがらみがありそうだもんにゃ~」
「何が言いたいんじゃ!」
西の王が怒りマックスになったところで、わしはため息まじりに声を出す。
「はぁ……この茶番の事にゃ」
「茶番じゃと……」
「そうにゃろ? わしと女王が打診したのは、大国のふたつだったにゃ。にゃのに、にゃんで小国まで訴えにやって来てるんにゃ?」
「それは……」
「多数決の頭数にしただけにゃろ?」
「ちが……」
「小国を仲間はずれにするのはかわいそうとか言うつもりかにゃ?」
「そうじゃ!」
「はぁ……馬鹿にゃの?」
わしが捲し立てて声が小さくなっていた西の王だが、馬鹿だと罵ると、怒りが再燃した顔に変わる。
「馬鹿じゃと……」
「安いから人や物の動きが活発になるんにゃ。西の王のプランだと、平民は乗る事すらできないし、お金持ちでも気軽に小国に行けないにゃ。そうにゃろ? 西や南で高い税金を払っているんにゃから、次の国で税金が払えないにゃ。小国を思うのにゃらば、こんにゃ重税にならにゃいはずにゃ」
「………」
「目先の利益しか見ていにゃいんだから、馬鹿としか言いようがないにゃ」
わしが西の王を罵りながら企てを指摘すると、西の王だけでなく、各国の王も黙り込む。
「そもそもにゃよ。わしが欲しいのはビーダールだけにゃ。その道中にある南の国にゃら交渉のしがいがあるんにゃけど、にゃんで西の王がしゃしゃり出てるにゃ?」
「なんじゃと~!」
「言ってる意味がわからにゃいみたいだにゃ。西はおまけで、お情けで入れてあげたんにゃ。にゃ~?」
「そうね。私も海が近くなるから、計画に乗ったのよ。それだと、西にある国がかわいそうに思えたから誘ったのよ」
女王はわしの質問に乗っかり、西の王を糾弾する。
「ふざけるな!!」
「だから、元々ふざけているのはそっちにゃ。わし逹の研究の成果を盗み、汗も掻かずにこの土地の者から搾取しようとしていたんだからにゃ」
「くっ……それなら……」
「それにゃらなんにゃ? わしの国と喧嘩して、勝つつもりかにゃ? 西と南の連合軍にゃら、わしの国に勝てると思っているにゃ?」
「ああ! 勝てる! やってやろうじゃないか!!」
あれ? 予定では、ここで西の王は折れるはずじゃったのに……あれだけの戦力を見せたのに、正気か? えっと……ここからどうしよう?
怒りに我を忘れた西の王は、予想外の答えを返して来たので、わしは女王の顔を見る。
「東の女王……聞いたかにゃ?」
「ええ。ここまで話が拗れたならば、戦争で決着をつけるしかないわね」
はい? わしは戦争したくないのに、何を言っておるんじゃ……てか、女王のあの黒い笑顔はなんじゃ? もっと脅せって事ですか。そうですか。
あまり力で捻じ伏せるような事はしたくなかったんじゃが、致し方ない。
「リータ! メイバイ!!」
「「はい(ニャー)!」」
わしが名を呼んでから念話で指示を出すと、わし達の後ろに控えていた二人は、一瞬で西と南の王の真後ろに立つ。そしてメイバイは西の王に、鞘の付いたままのナイフを首に当て、リータは南の王の肩を強く握る。
「「ヒッ」」
小さく悲鳴をあげる西と南の王に、わしはトドメを刺さんとする。
「二人の動きが見えたかにゃ? わしの国の戦力は、白い獣だけじゃないにゃ。王妃もお前逹の連れて来た護衛より、よっぽど強いにゃ」
「王に刃を向けるとは、不届きじゃろう!」
「先に喧嘩を売ったのはそっちにゃろ! 全員、生きて帰れると思うにゃよ!!」
西の王の発言に、わしはついにキレて、脅すように喋る。すると、各国の王は顔を青くする。そのひとりひとりの顔を見回したわしは、顔を緩める。
「にゃんてにゃ。ただのお戯れにゃ。二人とも、戻って来るにゃ~」
「「は~い」」
二人が戻ると、わしは話を続ける。
「元々戦争にゃんてする気はないにゃ。そんにゃ事をする王にゃんて、よっぽどの馬鹿のする事だからにゃ~」
よし! 女王の策略に乗せられた感があるが、これで王達の心はバッキバキに折れたじゃろう。
「さてと、茶番はこれまでにして、運行プランの話に戻すにゃ。プランは白紙、キャットトレインの販売、製造はやめて、猫の国だけで使うにゃ。東の女王、過ぎた技術は軋轢を生むから、もうやめようにゃ~」
「……そうね。でも、この中の誰かが、技術を奪いに来るかも知れないわよ?」
「あ~。もったいにゃいけど、トンネルは埋めてしまうにゃ。あ、その前に、返金するから、バハードゥ王もキャットトレインを返してくれにゃ」
「あ、ああ」
「ホント、残念ね。これなら、南の国とだけ取り引きすればよかったわ」
「と言うわけで、会議は終了にゃ。明日、キャットトレインの最終便を出すから、今日はゆっくり休んでくれにゃ~」
わしが立ち上がると女王も一緒に立ち上がり、扉に向かって歩く。そうすると、南の王だけ続いて立ち上がり、大声を出す。
「待ってくれ! 南の国は、東の国のプランに全面的に賛成する! 戦争も起こさないと確約しよう!!」
その声を背中越しに聞いたわしと女王はニヤリと笑う。だが、すぐには振り向かず、もう一歩進む。
「に、西も賛成する! 戦争もしない! だから、席に戻ってくれ!!」
西の王の言葉を聞いて、わしと女王は目を合わせ、腹の中で大笑いする。一部シナリオから外れたが、わしの計画が大成功したのだから、笑いを堪えるのは必死だ。
わしの計画とは、小国を切り崩し、猫の国の戦力を見せ、キャットトレインを引き上げると言って、南の王を一本釣りする事だ。
元々なびきやすい南の王ならば、西の王の策略を全て潰し、ふたつの国が重要視していると聞けば、必ず乗って来ると思っていた。
バハードゥと女王には、わしの言う事は全て肯定するように伝えておいたので、その二人からもキャットトレインを取り上げれば、西の王を必ず裏切るはずとの計算通り。
そうなれば、西の王も東のプランに乗っかるしかない。見事、計画が上手く嵌まって大笑いしているわけだ。
西の王の賛成の声を聞いて、わしと女王は振り返る。
「いまさら遅いにゃ。ぶっちゃけ、ビーダールでの目的だった塩も、目処が立ったから、必要ないんだけどにゃ~」
「そ、そんな……」
南の王が項垂れる中、西の王が唾を飛ばす。
「我が国! 西の国は鉱物資源が豊富じゃぞ!!」
「だからなんにゃ? わしは西の王の国とは取り引きしたくないにゃ」
「な、何故……」
「わしを騙そうとし、喧嘩を売っておいて何故って……わからないにゃ?」
「す、すまなかった!」
「だから、いまさら遅いにゃ」
「待ってくれ! どうしたら許してくれる?」
「う~ん……それじゃあ、王様をやめてくれにゃ」
「シラタマ!!」
わしの発言は計画に含まれていなかったので、女王が焦ってわしを止めようとする。
「他国の王を、シラタマの一存で辞めさせるわけにはいかないわ」
「そうにゃの? わしは王様初体験にゃし、猫だからわかんにゃ~い」
「あなた……」
わしがかわいく言ってみると、女王は呆れた目で見て来る。もちろん、リータとメイバイも……あ、怒ってますね。あとで説教ですか。そうですか。
「……わかった」
わしが、女王とリータ達の目付きにおどおどしていると、西の王が辞めると言い出した。すると、女王は西の王を説得する。
「別にこの猫の言う通りに辞める必要はないわ。いままで通りの付き合いをしてくれたらいいのよ」
「え~! いいって言ってるんにゃから、辞めさせてあげようにゃ~」
「あなたは黙ってなさい!!」
女王は怒りの表情でわしを見るので、恐怖におののく。だが、西の王は諦めたように口を開く。
「いいんじゃ。元より、この仕事で王位を息子に譲ろうとしていたんじゃ。余が辞める事で、キャットトレインが手に入るなら、儲け物じゃ」
「西の王……」
あれ? なんか毒気が抜けて、好々爺になってしまった。わしの計画の為に、まだ頑張って欲しいのに……とりあえず、ダメ元で頼んでみるか。
「どうせ辞めて暇になるにゃら、暇潰しに仕事をしにゃい?」
「辞めてしまうと、もう何も権力はないぞ?」
「権力にゃんて、あとからついてくるにゃ」
「何をさせる気なんじゃ?」
「ゴルフ協会を作って、初代会長になって欲しいにゃ。西の王も楽しんでいたし、やってみたくないかにゃ~?」
「フッ……ハハハハハ」
わしのお願いに、西の王は吹き出して笑う。
「それはいい! これからは、毎日ゴルフ三昧じゃな」
「そうにゃ。貴族を誘って広めてくれにゃ~。そんで数年ごとに、各国の持ち回しで世界大会でもしようにゃ」
「おお! それは面白そうじゃな。忙しくなりそうじゃ~」
「にゃははは。がんばってにゃ~」
こうして、キャットトレインの運行は軽税プランで進める事で調印し、昼食ではホウジツを交え、西の王とゴルフ談義。わし逹のおべっかに乗った西の王はご機嫌で、ノリノリとなった。
その後、各国の王は明日帰る手筈となっているので、帰る前に友好条約を結んで欲しい旨を伝えたら、断られた。なんでも、もう一度ゴルフをしたいから夜にして欲しいんだとか……
なのでわしも加わって、遊ぶ事にする。さっちゃんと愉快な仲間逹もやりたそうだったので、ホウジツに世話を任せ、西の王逹をフルボッコにしてやった。
「今度はアルバトロスにゃ~!」
「猫! 貴様! 手加減してやがったのか!!」
「にゃはは。接待ゴルフと本気は違うにゃ~!!」
フルボッコにしたせいで、ゴルフ大会の出場は阻止すると言われたけど……
そうして楽しいゴルフ大会は幕を下ろし、友好条約を……疲れたからもう寝るじゃと? 条約書だけ用意しておけじゃと? 今度また来るんですか。そうですか。
各国の王は用意した屋敷に戻って行ったので、わしはせかせかと条約書を作るように指示を出すだけ出して逃げる。センジも応援に来てくれているし、東の国とほぼ同じ物を書き写すだけだから大丈夫だろう。
そうして仕事を終えて居住スペースに帰ると、今日は女王まで泊まるらしいので、縁側に誘って酒を酌み交わす。
「まったく……他国の王が西の王を辞めさせるなんて、前代未聞よ」
「にゃはは。楽しそうにゴルフをしていたし、恨みは無いにゃろ」
「そうだけど……まさか、会長にする為だけに、辞めさせたんじゃないわよね?」
「え……そうにゃよ」
「はぁ~~~~」
わしのセリフに女王は大きなため息を吐くので補足する。
「ゴルフをしている時の、西の王の顔を見たにゃろ? 憑き物が落ちたような顔をして、楽しそうだったにゃ~」
「たしかにそうだけど……」
「そんにゃ西の王だからこそ、人脈を使ってゴルフの普及をして欲しかったにゃ」
「普及させてどうするつもりなの?」
「さっきもちょっと話したけど、世界大会を開けば人が移動するにゃ。各国でも大会があれば、出場したがる人も見たがる人も移動するにゃろ~?」
「あ!」
わしの発言で、女王はゴルフ普及のメリットに気付いたようだ。
「にゃにも観光地や珍しい物だけが、人々を移動させる手段じゃないにゃ」
「そこまで考えていたの……」
「にゃはは。これで各国のキャットトレインでの税収も上がるにゃ。そして~……猫の国はゴルフ発祥の地として人が集まって来るし、ゴルフに関する権利でガッポリにゃ~」
「どんだけ商魂たくましいのよ!!」
こうしてキャットトレイン運行会議は、わしと女王の大勝利で終わったが、ゴルフの利権に一枚噛ませてくれと、ハニートラップを仕掛ける女王との戦いは始まるのであったとさ。
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