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第14章 弁護士

私は探偵を雇った後、幾つかの弁護士事務所に無料相談をし始めた

GPS購入や探偵費用で、かなりの出費だった為、また、今後の事を踏まえて、相談、手付金までは無料で成功報酬型の所を選んだ

幾つかの候補の中で、かなり迷った挙句、成功報酬型の中でも、報酬金のあまり高く無い、割と大手の事務所を選んだ

名前が知られた大手だと、その名前がある為、いい加減な事は出来ないだろうと言う事、また、こう言った案件に強いかどうかも吟味した


この弁護士事務所に依頼して良かった点

先に述べた通り、相談料、着手金まで無料であり、費用は事務費用\25,000程掛かるのみで、後は慰謝料からの成功報酬のみ、である点

メールや電話で、土日祝日対応で、夜も割と遅くまで対応してくれる事

相手の氏名が判明しないと、契約出来ない、と言う事務所が多い中、ここだけ苗字か名前、そのどちらかのみでも引き受ける、と言ってくれた事

証拠が途中でかなり揃った事が、功を成したとも言えるが
『最高額から行けます！』
と、復縁の場合では、かなり高めの金額を設定して下さったこと


悪かった面

とにかく着手も、その後の動向も遅く、依頼してから現在まで4ヶ月経ったが、まだ相手側と交渉中な事

まあ、これに関しては、こちら側の証拠の信憑性を確認する期間が必要だった事　　
また、相手の本名が直ぐに分からなかった点を考慮するが、それでも、着手までに本当に時間が掛かった

その後、探偵からの報告や、自分たちで調べた事実、娘の知人が、相手女性と関連していた事等から、女性の本名が分かり、それを事務所に伝える事により
『証拠も十分過ぎる程揃ってますし、これで問題なく進められます！』
と太鼓判を押される事にはなったが、私より、子供たちの方が
『まだ？』
『弁護士会照会は⁇』
と痺れを切らしてる様だった

次に問題だったのは、最初に相談した方と暫くやり取りしていたが、その方は単なる
『窓口』
と言う事で、その後、担当の
『事務員』
と言う方を紹介された

その方とも、散々やり取りを続けた結果、やっと弁護士と話が出来る事となった

ただ、あくまで通常のやり取りは全てその
『事務員』
であり、弁護士と直接交渉出来る事は、余程の事が無い限り一切無し


私みたいに、費用の面で苦しい方、または、焦らずじっくり待てる状況の方は、成功報酬型も検討されて良いと思うが、そうで無い場合は、良く調べたうえで選んだ方が無難だと思う


弁護士から、相手女性へ最初の
『交渉の為の文書』
が送られる事となった

だが、これも(今後の章で説明しようと思ってるが、状況が変わり)こちらが急いでほしい、と言った為、急遽送る事になっただけで、通常は契約してから1ヶ月は掛かるらしい

その文書送付の前に、弁護士が何度か電話したが、相手女性は着信拒否

1週間程してから
『電話に出んわ』…m(__)m…

と言う事で、相手に文書を送る事になったのだが、これが送られた後も相手は無視

更に状況が変わり、またこちらから連絡すると、2週間後に、やっと
『督促状』
を送る流れとなった

ここで始めて、相手も弁護士を雇い、相手側の弁護士から、その旨のメールが送らせて来た

その後、その弁護士から、4週間待ってほしい、と連絡があり、今週でその約束の期限となったが、週末までに連絡が無かった為　　『相手側弁護士に対し』
督促状を送る事となった

これを書いてる時点では、今この段階だが、今後進展があれば書いていこうと思う