【R18】異世界で傭兵仲間に調教された件

がくん

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ケントとハーヴェイ6

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朝日が昇り始め、青紫のような空や大地が1日の始まりを示す。
その微妙な暗さからは、いまだに辺りの草木はシルエットのようであり、まだかすかに肌寒さの残る夜明けの中を、1人歩いていたのは後輩のハーヴェイ。

夜の見張り番の仕事を終え、いつもの天幕への道のり。
昨日は朝からケントの訓練に付き合ったり、仕事の合間に走らされたり、昼寝をする間もなく動いていたせいか、さすがの元気が長所のハーヴェイといえども、背伸びをしながら目のまぶたをわずかに下がらせ、かすかに疲れを見せていた。
これまでのハーヴェイならば、見張り番を終えたら戻ってぐっすり寝る──なんて事だけを考えていたはずだが、先輩であるはずのケントとの性事情を覚えた今、もはやその事でハーヴェイの思考はいっぱいだった。


天幕前に戻ってきたハーヴェイが入り口の布を持ち上げて中に入ると、いつもと違う光景が目に入った。

(──およ?ケントさん俺の寝床で寝てる?)

ケントの寝床が空いているにもかかわらず、ハーヴェイの寝床で気持ちよさそうに寝ているケント。

珍しい光景を目にしながらも、ほんのわずかな眠さのせいで回らない思考を働かせてるのか、自身の耳の上を人差し指でポリポリとかくと、ハーヴェイは犬のようにするどい嗅覚で、鼻をスンと静かに吸った。
常人ならば気が付かないほどの天幕の匂いの変化を、ハーヴェイの鼻は見逃さなかった。

(んー?マラークさん、来てたんすかねぇ)

ケントがハーヴェイの寝床で寝ている事に大した理由はなかった。
昨夜はケントの寝床をマラークが占領して寝たため、ケントは仕方がなくハーヴェイの寝床を借りただけなのだが、マラークは深夜か早朝のうちに出て行ってしまったようだ。

そんな細かいいきさつには特に無関心とばかりに、ハーヴェイは自身の布ズボンのゴムを前に引っ張って、わずかに硬くなったペニスを露出させた。
そのまま寝床で横たわるケントに近づいてケントの顔の前に座ると、自身のペニスの先端をケントの唇へと当てがう──

ケントの鼻の中に、オスの匂いが入っていく。
睡眠中のケントは小さく口を開け、無意識ながら微弱に舌を動かしてハーヴェイのペニスの先端を舐めた。
そんなハーヴェイの表情は、まるで仕事を終えたのちに湯船につかって1日の疲れをとるかのように、穏やかな表情をしていた。

(んーここからどうするかだなぁ)

さも舐めさせるのは当然と思ってそうな平然とした顔をしながら、この先の事を考え始めた。
なんとか一発出したい所ではあるが、その反面でせっかく寝ているケントをわざわざ起こすのも少しだけかわいそうだとも考えるハーヴェイ。
そんな欲望と優しさのてんびんが、ハーヴェイの脳内で揺れ動いていると、ふと床に置いてあるガラスの瓶が目に入った。

(あれって……マラークさんが持ってきた──)

眉間のシワを寄せながら何かを悩むようにハーヴェイは両腕を組むと、酸っぱいものでも食べているような顔で頭をかしげながら脳内で妄想を始めた。

ハーヴェイの脳内てんびんの上に、訓練やらで疲れているケントを起こさない優しさと、お尻に入れたら気持ちいいという欲望の、ふたつを乗せた。
比べるまでもない速度でてんびんの重みが欲望へと傾き、ケントを起こさない優しさの選択肢は宇宙のかなたへと飛んでいった。

ニヤリと悪だくみをするかのような表情をしながら、手を伸ばしてガラスの瓶を手に取ると、横を向いて寝ているケントの尻位置へと移動した。
そして寝ているケントの布ズボンのゴムを、引っ張りながら下にズラしていくと、ケントの尻があらわになった。


ハーヴェイはガラス瓶のフタをあけ、自分の右手におそるおそる垂らしてみると、異様に粘っこいその感触に興味を示した。

(なんだこれ、すっげぇヌルヌルしてる)

右手についた潤滑油をなじませながら、ケントの桃のような尻を左手の2本の指で開かせる。
すると毛根ひとつとないケントの菊が姿をあらわし、まじまじとハーヴェイは見つめた。

(ケントさんの……尻の穴……)

自分の肛門を後輩に見られているだなんて思いもせずに、ケントは穏やかに寝息をこぼしている。

(たしかこうやって──)

ハーヴェイは息を呑むと、潤滑油の付着した人差し指をケントの菊へと当て──おそるおそる穴の中へと侵入させていった。
すでにその穴はわずかにも抵抗する事もなく、すんなりとハーヴェイの指を受け入れるように根本まで入った。

(うはっすげぇ……あったけぇ……俺、ケントさんの尻の穴に指を入れてる……)

鼻息をわずかに早くさせながら、ハーヴェイはその指を抜き、そしてまたゆっくり奥に入れるという動作をゆっくりと繰り返した。
時には穴の中で円を描き、ケントの体内の感触を指先で確認しているとぷっくらした部分の存在に気づいた。

(ここだけ、ふくらんでる?ここって──チンコの裏?)

それはハーヴェイの好奇心かいたずら心か、その膨らみをゆっくりと何度も押した。
すると穏やかに寝ていたはずのケントが、寝ているにもかかわらず時折、微弱ながら体を突然震わせて、武者震いような反応をするようになった。

(へへっケントさんここが好きなんすねぇ)

寝ているにも関わらず、尻の穴で感じているかのようなケントの反応に、ハーヴェイは面白がってその膨らみを刺激し続ける。
いつの間にかケントの股間も膨れ上がっており、布ズボンの先端には小さな染みが付着している。





──なんだ?気持ちいい──もどかしいような──もっと──もっと激しく──

突然、ケントの目が覚めた。
開いた視線の先は天幕の布、そして無造作におかれた木箱とハーヴェイの私物や服が散らばっている。
いつもと違う寝起きの視界を見た直後、ケントは体に違和感を感じた。
触れられている──というよりは体の中から触られているような感覚。
おそるおそる横目のように背後を見ると、ハーヴェイが座りながら自身の穴の中をほじっている。

「……ハーヴェイ?」

「あ、起きちゃったんすね」

悪びれる様子もなく、ハーヴェイはケントの尻の膨らみを刺激し続けている。

「おまえ……なにやって──」

「いやーケントさんが気持ち良さそうにしてるんで──そのまま寝てていいっすよ」

そのまま寝る事など出来ない事が、まるでわかりきってるかのように、ハーヴェイはほほ笑みながら穴の中を指でもてあそび続けている。
ケント自身、昨夜のマラークとの余韻がいまだ残っていたせいか、刺激をし続けるその手を振りほどく事ができなかった。

1本から2本へと増える指。
そして徐々に動く指の速さも上がっていくとともに、ケントの呼吸が少しずつ荒くなっていった。

「お尻の穴をほじられてそんな気持ちよさそうにしちゃって……しょうがない先輩っすねぇ」

ハーヴェイはケントの穴から指を抜くと、立ち上がって自身の布ズボンを脱ぎ捨てた。
ケントの顔の近くに座ると、ハーヴェイ自身の太ももにケントの頭をのせるように誘導した。
左手で自身のペニスの根を掴むと、ケントの顔にこすりつけながらハーヴェイは口を開いた。

「ほら、大好きな朝メシっすよ」

ハーヴェイの股間から発するオスの匂いがケントを誘惑する。
ケントは迷わずハーヴェイのそそり立つペニスを咥え、愛らしく舐め始めた。


ハーヴェイはケントに咥えさせながらも、自分の手がケントの尻に届くようにケントの体を縮こまらせた。
そして再びケントの尻の穴へと指を入れて弄んだ。
尻をほじられて感じながら、一日働いて汗まみれのハーヴェイのペニスを、寝起きでいながらも懸命に愛おしく咥えるケントの姿が、ハーヴェイの興奮を助長させていく。

「へへっ俺のチンコ、おいしいっすか?」

ケントはハーヴェイの竿を咥えながらも、静かにコクリとうなずいた。
外では決して見せない素直で従順な先輩のみだらな姿が、ハーヴェイのイタズラ心に近いような支配欲を満たしていく。

「──変態」

ギリギリ聞こえるほどの小さな呟きで、ハーヴェイは笑顔でケントをなじった。
尻をもてあそぶ2本の指を抜き差ししながら、その速度を速めていく。

「ここに入れてほしいんすよね?」

穴を抜き差しする手の動きが早まり、刺激が強くなっていくのと連動するかのように、ケントもまた懸命にむしゃぶりつくようになった。
するとハーヴェイは、ケントの尻の穴から指を抜いて自分にひざまずかせるように、四つん這いにさせた。
左手でケントの頭を掴むと、ケントの口にねじ込むようにペニスを入れ、激しく腰を振りはじめた。

「こうやって──お尻の中を──犯してほしいんすよね!」

ケントの呼吸事情などおかまいなしで、ただの性処理のためだけのような腰の動きで、ケントの口を犯すハーヴェイ。
ハーヴェイの陰部の毛と引き締まった腹筋が、ケントの目前へと何度も何度も迫る。
わずかに涙を浮かばせながらも、ケントの尻の菊はヒクヒクと動いており、股間部も硬く膨張をしていた。


ハーヴェイがゆっくりと口からペニスを引き離すと、ペニスの先端からはケントのヨダレと先走りが入り混じったような液体が糸を引いていた。


「ほら、入れてほしいならお尻の穴をよく俺に見せて──」

ケントは黙ったまま、ゆっくりと四つん這いになり、ハーヴェイへと尻を向けた。
ハーヴェイは両手でケントの尻を開くと、まじまじとケントの菊穴の見る。

「すげぇヒクヒクしてるっすね、もっと自分で広げて見せて」

ケントは黙ったまま床に這いつくばるように自身の顔をハーヴェイの寝袋へとうずめると、桃のような尻を差し出し、両手で外に引っ張るように、しっかりと穴を開かせた。

「へへっいい眺めっすよケントさん。ちゃんと口でねだらないと」

ハーヴェイは昨日のマラークがしていた事を真似るように、ケントの尻を軽くたたいてケントをあおった。

「変態の俺のお尻に、チンコをつっこんでくださいは?」

「──変態の俺のお尻に……ハーヴェイのチンコを……入れてください──」

「へへっサイコーっす」

もっと煽ってみたいという欲もハーヴェイにはあったが、お尻の中に早くいれてみたいという好奇心が勝る。

「入るっすよ──」

筋肉の塊のように硬直したそのペニスの先端をケントの穴にあてがうと、ゆっくりとケントの穴の中へとねじこんだ。

「あっ──」

菊の扉が一気に亀頭を呑み込んだ。
すっかり性器と化してしまったケントの尻の門は、抵抗する事なくハーヴェイの竿部分すらもすんなりと受け入れていく。

マラーク以外の男に挿入され、違ったペニスの形状にこれまでとは異なった刺激がケントを襲い、そしてハーヴェイもまた初めての挿入という行為に、これまで感じた事のない気持ちよさに、語彙力を失っていた。

(ああ……なんだこれ、すげぇあったかい……お尻の中ってこんな──)

先輩であるケントの尻で童貞を卒業するハーヴェイ。
ハーヴェイはケントの腰に手を当て、不慣れながらも自身の腰を動かし始めた。
体を扱う事に長けているハーヴェイは、徐々に腰の動かし方の最適解を体で覚え、すぐに楽な腰の動きを覚えると、小刻みにペニスでケントの体内を奥まで何度も貫いた。

「あっあっあっ──」

「ケントさんの中、すげぇ気持ちいいっす──」

ただ、ひたすら快感のために腰を振るハーヴェイだったが、あまりにも気持ちよすぎたのか、早くも果てようとしていた。

「やばい──出るっす──出るっ──」

まだ出したくないのに──腰の動きを止められない。
そんな欲の葛藤にまみれながらも、ハーヴェイの精液を作る袋がすくみ上るとともに、せき止められた波のように尿道を精液が通る。
亀頭の割れ目からケントの体内へと精液が勢いよく何度も噴射されていく。

ケントの尻の中で繰り返し脈を打ち、その鼓動は徐々におさまっていくが、ハーヴェイのペニスはわずかにも柔らかくなるそぶりはなかった。
荒い呼吸を整えるハーヴェイの表情はどこか強ばっており、どこか余裕がなさげである。

「……もっかいっす」

ハーヴェイは腰引き、ケントの穴からペニスを引き抜くと、四つん這いになっているケントの体を転がすように動かしてあお向けにさせた。
ケントの股を開かせ、ケントのぽっかりと空いた穴を見ると、強ばりながらも薄く笑みをこぼした。
そして互いに向き合う正常位になると、ハーヴェイは再びケントの穴へとペニスをあてがい、そして再び挿入していく──

すんなりと根本まで入れると、今度は何かが我慢するかのようにじっと動かずにケントを見下ろした。
引き締まった体──ケントの顔を挟むようにハーヴェイの体を支える腕。

「ケントさん──俺の目を見て」

ケントが見上げたその表情は、どこか必死に欲をこらえながらも男らしく余裕ぶるハーヴェイ。
その好奇心と幸福に包まれたような金色の瞳で、まっすぐとケントを見つめている。

「目を離したダメっすよ──」

ハーヴェイはゆっくりと腰を動かしはじめた。
腰の動きと連動しているかのように息をもらすケントを、見下ろすようにハーヴェイは目をそらさずに凝視している。
尻の穴を、自分のペニスでひと突きするだけで反応を示すケント。
それを見るハーヴェイの表情は、目元は笑っていないのに口元はほほ笑んでおり、まるで変態な先輩の反応を見て楽しんでるようだった。

「──お尻、気持ちいいっすか?」

「……気持ちいい」

「へへっ……ちゃんと犯してあげるっすからね」

ハーヴェイの顔がケントに近づく。
肘を曲げ、ケントの体に覆いかぶさるように腹や胸をくっつけると、そっとその唇を重ねた。
ケントもまたハーヴェイの口づけを受け入れ、ケントとハーヴェイは舌を絡ませた。

舌が絡まる粘液の音と、ペニスがケントの穴でこすられる音だけが天幕内で鳴っている。

ハーヴェイがそっとケントの唇から顔を離すと、高揚しているケントは、その両手でハーヴェイを抱きしめた。
そんなケントに密接するように、ハーヴェイはケントの耳をその舌で舐めると、小さくつぶやいた。

「……変態……変態……変態──変態──変態──」

うすら笑いの混じったそのささやきが、ケントの脳へと響くかのように聴覚を犯していく。
腰を振りながらハーヴェイが言葉を繰り返す度に、ハーヴェイを抱きしめるケントの両手が、少しずつぎゅっとより強く抱きしめるようになっていった。


「変態だから──ほんとはもっと激しく犯してほしいんすよね?」

ハーヴェイは自身を抱きしめるケントの両手首を抑えつけるように上半身を起き上がらせると、さきほどまでは優しかった腰の動きが、突然荒くケントの尻を犯し始めた。

「あっあっあっ────」

ハーヴェイの三日月状のペニスが抜き差しするたびに、ケントの膨れ上がった前立腺と呼ばれる場所を何度も擦り上げた。
ケントのペニスの先端から、とめどなくヨダレのように先走りがこぼれており、それを見てハーヴェイはケントをなじり続ける。

「こうやって──使われるのが好きなんすよね!?」

ケントの都合などお構いなしに、一心不乱にハーヴェイが腰を振っているだけなのに、それすらも喜んでしまっているケントの下半身は、絶頂が目前に迫っていた。

「ハーヴェイ……!やばい……いきそう──」

「えぇ?お尻の穴だけでっすか?へへっ……いいっすよ!出しちまえ変態──」

ハーヴェイの腰の動きが最高速度に向かっていく。

「あっ──出るっ──!」

ケントの穴の中が締まるとともに、触っていないケントのペニスがひとりでに起き上がった。
動き続けるペニスが放物線を上げきながら先端から精液を噴き出した。

「すげぇ──って締め付け──やばいっす!」

ケントの発射している間も、絶えず穴を突き続けるハーヴェイ。
ケントと逝かせた興奮と、突然の締まりにハーヴェイもまた絶頂へと向かっていく。

「俺も出るっすよ──!出るっす──出るっ──!」

2度目にも関わらずハーヴェイはケントの穴の中に、大量の精液を流し込んだ。


「ハァ──ハァ──……お尻だけでいっちゃったっすね」

ハーヴェイはケントの両手首を抑えつけたまま、悪だくみをするかの表情でケントの顔を見下ろしている。
ほんの少しの沈黙の後、ハーヴェイの腰がまた、ゆっくりと動き始めた──

「ちょ、ハーヴェイ──」


     *


この日から連日、ハーヴェイとマラークとの性行為を重ねていったが数日後、そんな3人の日常的に暗雲が差し掛かる──




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