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関ケ原 前日
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大垣城 本丸
「殿 朝早くより失礼いたします」 森蘭丸が襖越しに織田信長の居室に声を掛ける
「構わん 申せ」
昨夜、大垣城に入城し深夜まで軍議を重ねていた為 寝不足なのか声に疲れを滲《にじ》ませている
「饗談の頭領、新井一慶の報せで鳴海城より4日後にここ大垣城に向け武田、徳川の連合軍が出陣するとの事にございます」
「なに!? それは、誠か??」
「はい 新井一慶の話では、間違いないとの事です」
「すぐに柴田、丹波、明智、滝川を集めよ! それと新井一慶を、鳴海城に配下を連れて偵察に向かわせよ」
「はっ 直ちに」
ー『2日ほど前より武田の動きがまったく入ってこないとは思っていたが いよいよ動くか
朝倉も昨日 小谷城に入っておる 挟撃されるのだけは、絶対に避けねばならんな 明日にも小谷城を攻めるのが得策か。。。』ー
小谷城下 浅井長政館
「殿、お雪と名乗る娘が武田信玄公の書状を持って参りました」
「花押に間違いはないか? 読んでみよ」
「はい 間違いございません “明日の夜明けと共に出陣し北天満山の東側の麓に陣を構えよ 援軍を待機させてある“との事に御座います」
「それをそのまま朝倉殿に届けよ 後ほど小谷城で会おうと伝えてくれ」
「お市よ 聞いての通りじゃ 明日にもそなたの兄 信長殿と戦う事になるやもしれん すまぬが負けるわけにはいかぬ 許せ」
「兄上は負けません! 長政殿にも死んで欲しくはありませぬ。。。この戦 止める事は、もう叶わぬのでしょうか?」
「すまぬ 許せ」
鳴海城
「では、お館様 一足先に関ケ原でお待ちしています」
「天女殿 供回りは、誠にそれだけで良いのか?」
武田信玄が心配そうに眉を寄せる
「わがままを言い、申し訳ありません 足の速さを優先しますので私と本多忠勝、風魔党の21名で参ります」
「うむ 道中くれぐれも気をつけてのう いらぬ心配だと承知しておるが言わせてくれ わしらも追って出陣する」
「では、忠勝殿 風魔小太郎殿 参りましょう」
全員が、騎乗し関ケ原に向け歩みを進める 一行
「天女様 この風魔小太郎、天女様の御側でお仕えできること恐悦至極、孫の代まで自慢できまする」
「おい 小太郎とやら、天女様に近づきすぎじゃ 3馬身は離れろ!」
怒鳴っている忠勝を一瞬見るが すぐに目を逸らし さらにエヴァへと馬を近づける 小太郎
「天女様 天女様は、どういった殿方を好まれましょう?」
ー『こ奴、なんと馴れ馴れしい しかし、その質問は、拙者も答えを聞いてみたいぞ』ー
開きかけた口をつぐむ 忠勝
「そうですね。。。私は、強い殿方を好みます」
「「「「「「おぉ~」」」」」」なぜか沸き立つ風魔党と忠勝
「「「「「「この戦の一番手柄を!!!!」」」」」」
岩村城を出立し加茂郡を進む、内藤昌豊が率いる 信濃、甲斐より集った3万の兵
「おぉルイよ久しぶりじゃのう 相変わらず元気そうじゃのう」
「内藤殿も久しぶり 高坂殿は、一緒ではないのか?」
「高坂殿は、上杉の抑えで動くわけにいかぬからな このわしが3万の兵の大将じゃ はっはっは」
腰に手をやり 高笑いをする 内藤昌豊
「偉く出世したものだな 手綱を離すと危ないぞ」
「ふむ で?ルイはなに故《ゆえ》ここに? 道案内か?」
「いや 織田の斥候を捕まえるのが仕事だ ほらっ」前方の樹上を指差す ルイ
その樹上を仰ぎ見ると 商人のようにしか見えない男が樹上に縛り付けられていた
「ルイよ。。。商人にしか見えないが、真に斥候なのか?」
「この時期に荷も持たずに街道を歩いて商人ですと言われてもな 疑わしいから吊るしておいた 2日ほどで切れる紐だからな 大丈夫だろう」
ー『切れたら。。。落ちるよな。。。?いいのか??』ー
一路 関ケ原へと駆ける23頭の騎馬
鮮やかな緋袴の巫女の騎乗する姿が、あまりに凛々しく あまりにも美しく
街道をすれ違う人々の目を奪う
「忠勝殿、織田方の斥候は、どの程度 入り込んでいましたか?」
「念を入れまして、怪しいと思われるものすべてを捕らえましたので15名ほどになりました」
「それは、ご苦労様でした 街道から外れますが、あそこの畦を行く2人組 百姓の身のこなしでは
ありませんね?」
「確かにそのようです、2日ほど動けなくしますか? それとも捕らえましょうか?」
「そうですね ちょっと聞きたいことがあります 捕えてここへお願いします」
「承知!」 言うやいなや馬から飛び降り駆け出す2人
「なぜお前が来る! 拙者が天女様に命じられたのだ! 付いてくるな」引き離そうと 速度を上げる 忠勝
「俺だって、天女様に褒められたいのだ 2人居るのだから一人ずつでどうじゃ?」
仮にも忍者である。。。 荒れ地での走法は一枚上手だが、加護を受けた忠勝に追いつくことは容易ではない
「あの程度の相手に、お主なぞの手を借りたと天女様に知れたら 一生の不覚だ 黙って見ておれ」
「ちょっと待て! あいつ早すぎるだろ こうなったら」腰に巻いていた紐を解き 前を走る忠勝に投じる
紐の両側に分銅の付いた狩猟武器が回転をしながら 忠勝の足に絡みつく
もんどりを打って 土作りの始まった田んぼに頭から突っ込む
「小!太!郎!!」頭だけを泥の中から上げ 手元の泥を丸め、前を走る小太郎に【指弾】を飛ばす
バッチーン!!甲高い音が辺りに響き 後頭部を押さえながら 田んぼに頭から突っ込む 風魔小太郎
同時に起き上がり 百姓姿の2人に向かい駆け出す
泥だらけで迫ってくる大男に気づいた 百姓姿の2人が慌てて背を向け逃げ出す
バッチーン!! バッチーン!! もんどりを打って田んぼに転がる 百姓姿の2人
「ガッハッハ 見たか? 俺の飛礫が先に当たったようだな」
「お主の目は、節穴か? 拙者の飛礫が先にふくらはぎを見事に貫いておろうが」
「あの おら達は、この村の百性ですが。。。」
「「うるさい!! 黙っておれ!!」」
「「天女様! 拙者[俺]が連れてまいりました!!」」
「ご苦労様です 2人とも、そのように泥だらけになって 私に近づかないでくださいね」ふっふっふ
崩れ落ちる 忠勝と小太郎
「それでは、あなた方に尋ねたいことがあります
2人共この風車を持って、はいかいいえで答えてくださいね」
「私は、織田の手の者です」
「いいえ」風車がぐるぐると回る
「嘘を言うと、風車は回るのです やはり織田の間者でしたね」
「いや おら達は、この村の。。。」ぐるぐると回る風車
「大垣城に集まっている兵は、小谷城に向け出陣する」
「いいえ 俺たちは、知らない」ぐるぐると回る風車
「出陣は、今日?」
「いいえ」
「出陣は明日」
「いいえ」ぐるぐると回る風車
「やはり、小谷城に明日 出陣ですね もう2人に用はありませんね」
「殺しますか?」風魔党の与吉が小太刀に手を掛ける
「ヒッ! 俺たちは、響談だ もう織田には戻らない 命だけは、助けてくれ」
「2日ほど、そこの藪の中で大人しくしていてください」
こうして響談の新頭領·新井一慶は、麻痺の魔法を掛けられ、藪の中に転がされる
「では、参りましょう」再び関ケ原に向けて歩みを進める一団
その最後尾を、トボトボとついていく泥だらけの忠勝と小太郎
浅井長政に文を届けた お雪は、長浜にある生まれ育った村落を散策に訪れていた
「この辺は、何も変わらないようですね ん!?」
不意に立ち止まりブナの木の生い茂る 湖岸に目を向ける
「なんだか、あの辺から天女様やルイに似た魔力を感じます」
「殿 朝早くより失礼いたします」 森蘭丸が襖越しに織田信長の居室に声を掛ける
「構わん 申せ」
昨夜、大垣城に入城し深夜まで軍議を重ねていた為 寝不足なのか声に疲れを滲《にじ》ませている
「饗談の頭領、新井一慶の報せで鳴海城より4日後にここ大垣城に向け武田、徳川の連合軍が出陣するとの事にございます」
「なに!? それは、誠か??」
「はい 新井一慶の話では、間違いないとの事です」
「すぐに柴田、丹波、明智、滝川を集めよ! それと新井一慶を、鳴海城に配下を連れて偵察に向かわせよ」
「はっ 直ちに」
ー『2日ほど前より武田の動きがまったく入ってこないとは思っていたが いよいよ動くか
朝倉も昨日 小谷城に入っておる 挟撃されるのだけは、絶対に避けねばならんな 明日にも小谷城を攻めるのが得策か。。。』ー
小谷城下 浅井長政館
「殿、お雪と名乗る娘が武田信玄公の書状を持って参りました」
「花押に間違いはないか? 読んでみよ」
「はい 間違いございません “明日の夜明けと共に出陣し北天満山の東側の麓に陣を構えよ 援軍を待機させてある“との事に御座います」
「それをそのまま朝倉殿に届けよ 後ほど小谷城で会おうと伝えてくれ」
「お市よ 聞いての通りじゃ 明日にもそなたの兄 信長殿と戦う事になるやもしれん すまぬが負けるわけにはいかぬ 許せ」
「兄上は負けません! 長政殿にも死んで欲しくはありませぬ。。。この戦 止める事は、もう叶わぬのでしょうか?」
「すまぬ 許せ」
鳴海城
「では、お館様 一足先に関ケ原でお待ちしています」
「天女殿 供回りは、誠にそれだけで良いのか?」
武田信玄が心配そうに眉を寄せる
「わがままを言い、申し訳ありません 足の速さを優先しますので私と本多忠勝、風魔党の21名で参ります」
「うむ 道中くれぐれも気をつけてのう いらぬ心配だと承知しておるが言わせてくれ わしらも追って出陣する」
「では、忠勝殿 風魔小太郎殿 参りましょう」
全員が、騎乗し関ケ原に向け歩みを進める 一行
「天女様 この風魔小太郎、天女様の御側でお仕えできること恐悦至極、孫の代まで自慢できまする」
「おい 小太郎とやら、天女様に近づきすぎじゃ 3馬身は離れろ!」
怒鳴っている忠勝を一瞬見るが すぐに目を逸らし さらにエヴァへと馬を近づける 小太郎
「天女様 天女様は、どういった殿方を好まれましょう?」
ー『こ奴、なんと馴れ馴れしい しかし、その質問は、拙者も答えを聞いてみたいぞ』ー
開きかけた口をつぐむ 忠勝
「そうですね。。。私は、強い殿方を好みます」
「「「「「「おぉ~」」」」」」なぜか沸き立つ風魔党と忠勝
「「「「「「この戦の一番手柄を!!!!」」」」」」
岩村城を出立し加茂郡を進む、内藤昌豊が率いる 信濃、甲斐より集った3万の兵
「おぉルイよ久しぶりじゃのう 相変わらず元気そうじゃのう」
「内藤殿も久しぶり 高坂殿は、一緒ではないのか?」
「高坂殿は、上杉の抑えで動くわけにいかぬからな このわしが3万の兵の大将じゃ はっはっは」
腰に手をやり 高笑いをする 内藤昌豊
「偉く出世したものだな 手綱を離すと危ないぞ」
「ふむ で?ルイはなに故《ゆえ》ここに? 道案内か?」
「いや 織田の斥候を捕まえるのが仕事だ ほらっ」前方の樹上を指差す ルイ
その樹上を仰ぎ見ると 商人のようにしか見えない男が樹上に縛り付けられていた
「ルイよ。。。商人にしか見えないが、真に斥候なのか?」
「この時期に荷も持たずに街道を歩いて商人ですと言われてもな 疑わしいから吊るしておいた 2日ほどで切れる紐だからな 大丈夫だろう」
ー『切れたら。。。落ちるよな。。。?いいのか??』ー
一路 関ケ原へと駆ける23頭の騎馬
鮮やかな緋袴の巫女の騎乗する姿が、あまりに凛々しく あまりにも美しく
街道をすれ違う人々の目を奪う
「忠勝殿、織田方の斥候は、どの程度 入り込んでいましたか?」
「念を入れまして、怪しいと思われるものすべてを捕らえましたので15名ほどになりました」
「それは、ご苦労様でした 街道から外れますが、あそこの畦を行く2人組 百姓の身のこなしでは
ありませんね?」
「確かにそのようです、2日ほど動けなくしますか? それとも捕らえましょうか?」
「そうですね ちょっと聞きたいことがあります 捕えてここへお願いします」
「承知!」 言うやいなや馬から飛び降り駆け出す2人
「なぜお前が来る! 拙者が天女様に命じられたのだ! 付いてくるな」引き離そうと 速度を上げる 忠勝
「俺だって、天女様に褒められたいのだ 2人居るのだから一人ずつでどうじゃ?」
仮にも忍者である。。。 荒れ地での走法は一枚上手だが、加護を受けた忠勝に追いつくことは容易ではない
「あの程度の相手に、お主なぞの手を借りたと天女様に知れたら 一生の不覚だ 黙って見ておれ」
「ちょっと待て! あいつ早すぎるだろ こうなったら」腰に巻いていた紐を解き 前を走る忠勝に投じる
紐の両側に分銅の付いた狩猟武器が回転をしながら 忠勝の足に絡みつく
もんどりを打って 土作りの始まった田んぼに頭から突っ込む
「小!太!郎!!」頭だけを泥の中から上げ 手元の泥を丸め、前を走る小太郎に【指弾】を飛ばす
バッチーン!!甲高い音が辺りに響き 後頭部を押さえながら 田んぼに頭から突っ込む 風魔小太郎
同時に起き上がり 百姓姿の2人に向かい駆け出す
泥だらけで迫ってくる大男に気づいた 百姓姿の2人が慌てて背を向け逃げ出す
バッチーン!! バッチーン!! もんどりを打って田んぼに転がる 百姓姿の2人
「ガッハッハ 見たか? 俺の飛礫が先に当たったようだな」
「お主の目は、節穴か? 拙者の飛礫が先にふくらはぎを見事に貫いておろうが」
「あの おら達は、この村の百性ですが。。。」
「「うるさい!! 黙っておれ!!」」
「「天女様! 拙者[俺]が連れてまいりました!!」」
「ご苦労様です 2人とも、そのように泥だらけになって 私に近づかないでくださいね」ふっふっふ
崩れ落ちる 忠勝と小太郎
「それでは、あなた方に尋ねたいことがあります
2人共この風車を持って、はいかいいえで答えてくださいね」
「私は、織田の手の者です」
「いいえ」風車がぐるぐると回る
「嘘を言うと、風車は回るのです やはり織田の間者でしたね」
「いや おら達は、この村の。。。」ぐるぐると回る風車
「大垣城に集まっている兵は、小谷城に向け出陣する」
「いいえ 俺たちは、知らない」ぐるぐると回る風車
「出陣は、今日?」
「いいえ」
「出陣は明日」
「いいえ」ぐるぐると回る風車
「やはり、小谷城に明日 出陣ですね もう2人に用はありませんね」
「殺しますか?」風魔党の与吉が小太刀に手を掛ける
「ヒッ! 俺たちは、響談だ もう織田には戻らない 命だけは、助けてくれ」
「2日ほど、そこの藪の中で大人しくしていてください」
こうして響談の新頭領·新井一慶は、麻痺の魔法を掛けられ、藪の中に転がされる
「では、参りましょう」再び関ケ原に向けて歩みを進める一団
その最後尾を、トボトボとついていく泥だらけの忠勝と小太郎
浅井長政に文を届けた お雪は、長浜にある生まれ育った村落を散策に訪れていた
「この辺は、何も変わらないようですね ん!?」
不意に立ち止まりブナの木の生い茂る 湖岸に目を向ける
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