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最終章 伝説の最果てで蝶が舞う

戦線 -青の王-

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 征伐軍が中央突破を試みているその頃。軍から離れ、一人南東区域を目指して騎獣を駆っていた青の王は、不意に騎獣の脚を止めさせた。そして、僅かに顔を顰めて地面を見る。
 青の王が担当している区域は、もう目と鼻の先だ。既に範囲内に入っていると言ってもいいかもしれない。
 では、もう少しだけ騎獣を走らせれば自分が担う領域のちょうど中心に辿り着く、というこのタイミングで、どうして突然足を止めたのか。
 騎獣を通して伝わる振動に、僅かな違和感を覚えたのだ。
 それはほとんど勘のようなものだった。地を駆ける騎獣からは地面を蹴る振動が常に伝わっており、それと何が違ったのかは、王自身にすら判らない。だが、このとき感じた震えと獣が生み出すそれとでは、何かが僅かに違うと感じた。
「……上空へ」
 少しだけ逡巡した青の王は、背負っていた細身の槍を構えつつ、騎獣に向かってそう呟いた。
 帝都を囲む壁に何がしかの迎撃準備が施されている可能性を考慮するならば、索敵しやすい空から攻めるのはあまり良い手だとは言えない。だが、それよりも王は、己が感じた違和に対処する方を選んだ。
 水のような鱗に覆われた四足の騎獣が、空気を蹴って空に滑り出す。そのまま目的である中心地に向かおうとした王は、しかし次の瞬間、騎獣の手綱を操って宙で反転した。
 直後、身を翻した騎獣のすぐ横を、何かが掠める。
「……厄介な」
 思わずそう呟いた王が、地面を睨む。
 王と騎獣を襲ったのは、先端が鋭く尖った巨大な岩の塊だった。地面から生えて突き出たそれは、大地を変形、変質させて構成したものだろう。
 突き出たまま動かなくなった岩に視線をやった王が、水霊の名を呟く。その声に応えて王の背後に十数個の水球が現れ、一斉に岩へと放たれた。非常に簡易的な水霊魔法だが、通常であればこれだけで岩は粉々に打ち砕かれるはずである。だが、
「……まあ、そうでしょうね」
 水弾を受けて尚ひび一つなく佇む岩の塊に、青の王は分かりやすく顔を顰めた。同時に、手綱を握る彼の手に力が籠る。
 直後、大地が地響きと共に震え、無数に盛り上がった鋭い岩が王に襲い掛かった。手綱を捌き、ときに水霊を纏わせた槍で攻撃をいなしつつ、空高く尽き上げる岩の槍たちをなんとか回避した王は、猛攻を掻い潜りながらこれまでとは別の進路を取った。
 己に課せられた戦闘範囲の中心を目指すことをやめ、その代わりに進路を東に切る。敵の攻撃に阻まれながらではどうしても最短距離を飛行することはできないが、それでもじわじわと彼は新しく定めた目的地に近づいていった。
 だが、道半ばというところで、とうとう大地の槍が騎獣の腹を深く抉る。悲鳴とともに騎獣が大きくバランスを崩し、その背に乗っていた青の王はしがみつく間すらなく宙に放り出された。
「っ!」
 無防備に投げ出された王目掛け、これまで以上の数の槍が地面から突き出される。一点のみを狙った集中攻撃がまさに襲い掛からんという状況に、王は思考を加速させた。
 それは瞬き一度すら許されないような瞬間的な思考だったが、その短い時間で己の状況と地理的な位置関係と未来のこととを天秤にかけ終えた王は、一切迷わなかった。
「水霊!!」
 詠唱をしなかったのは、その時間がなかったからだ。魔法の名前を唱えなかったのも、同じ理由である。だが、その分魔力の消費は大きくなる上、そもそも高度な魔法は扱いにくくなる。水霊魔法に関しては間違いなく最上の実力を持つ王と言えど、この極限状況において、精霊の名を呼んだだけで高位の魔法を思う通りに発動させることは難しい。
 なので、王は高位の魔法を使用することを諦めた。
 王に名を叫ばれた水霊が、その意思に従い駆け巡る。
 極限状況における指令など、速度重視の単純なものしか出せないものだ。故に、王もただ単純な結果のみを想定して水霊の名を呼び、水霊は確かにその意図を汲み取った。
 宙に投げ出された王の身体の下に、ぶわりと水が溢れ出す。それは瞬間的に凄まじい水量を湛えた水塊となり、王を串刺しにしようと伸びる岩の槍に向かって鉄砲水のごとく弾けた。
 そこから先はもう、単純な物量の戦いだった。
 空へと向かう幾本もの大地の槍を、大地へ向かう凄まじい水圧がへし折りながら流れ出す。その光景はさながら、空に突然滝が発生したかのようだった。
 騎獣を失った王自身は、滝の発生源となっている水球の中に取り込まれるようにして浮かび、冷たい目で地面を見下ろしている。
 そのとき、その視線の先で、地面が大きくぼこりと膨らんだ。そして、大地を割って這い出てくるようにして、巨大な生物が姿を現す。
 それは、全身をぬるりとした岩肌に覆われた奇妙な生き物だった。水分を多分に含んだ大地と岩で構成されているのだろうその生き物は、手足がない代わりに長い胴を前後に収縮させることで前進しているようだった。悍ましさすら感じさせる見た目だが、その見た目に反し、頭にあたるだろう部分には肉の質感を持つ美しい人の顔がついている。まるで岩に埋もれるようにしてついているその顔は、女性のものだろうか。絶世の美女と称せるだろう顔が醜悪な岩の身体に張り付いている様は、見たものに神々しさと悍ましさを同時に感じさせるような、不気味な雰囲気を醸し出していた。
 上空から見下ろす青の王を見上げ、巨大な魔物が心の底から悲しむような表情を浮かべる。同時に、王を襲う岩の槍が砂塵となって崩れていった。
 理由は不明だが、ひとまず攻撃の手は止められたようだ。
 そう判断した王が、水塊の規模を王が浮いていられる最低限の大きさまで小さくするよう、水霊に命じる。
 地面に落ちた騎獣はまだ息があるようだったが、王を乗せて飛ぶことはできないだろう。余力があれば助けることもできたが、今はその余裕があるとは思えない。故に、ここから先の移動は王が自力でどうにかするしかなかった。
 さてどうするか、と考える王の思考を遮るように、魔物が王を見つめて口を開いた。
『ああ、憐れな子よ。静かに眠らせてあげようというこの意思が、そなたには伝わらないと言うのか』
 清らかで透明感のある耳心地の良い声だ。だが同時に、酷く不愉快な気持ちになる声でもあった。
 それを受けた青の王が、不機嫌さを全面に押し出した表情を浮かべる。
「ああ、なるほど。人語を操るだけの気持ちの余裕があるのですね。というよりも、そもそも怒りを感じられない。これはこれは、非常に厄介なことだ。しかし、眠らせてあげよう、とは。貴女は一体何様のおつもりなんですか?」
『何様……? 私を大地の神と讃えたのは、そなたら人の子の方であろうに』
 その言葉に、青の王が眉間に皺を刻む。
「…………どこまでも厄介な」
 自らを神と名乗る魔物の言葉に、嘘偽りは感じられない。ならばそれは事実であり、だからこそ王にとっては非常に好ましくない事態だった。
 円卓の国王はそれぞれに人の至れる極致であるが、人の手によって神となった存在もまた、その極致に座す概念である。そのどちらがより優れているかは、競う土俵や環境によって左右されるのだろうが、王とは個が個を以て至る頂きであり、神とは集団が押し上げた先にある頂きだ。
 では、個は集団を越えられるのだろうか。
(……それを頂きへと誘った集団の規模によるでしょうね。人の想いがそれを圧倒的な個へと昇華しているのであれば、ただの人でしかない王が勝つことは難しい)
 だが、それでも相手が概念としての神だと言うのならば、それは飽くまでも人の領分である。
「大地の神、と言われましても。私は貴女のような神を知りませんので」
『これは稀有な人の子だ。私を知らぬ人の子など、滅多に出逢うことがないというのに』
「お生憎様ですが、大地の神として真っ先に浮かぶのは、四大神が一人エアルス様を置いて他はありませんね」
『ほう、聞いたことがない名前だな』
「おや、エアルス様の名を知らないとは、程度が知れましたね」
 皮肉めいた微笑みを浮かべた青の王は、しかし内心では盛大に舌打ちをしていた。
 予想していた以上に、規模が桁違いなのである。
(この口振りと先ほどの攻撃の威力から察するに、これは元の次元において広く、そして深く信仰されている類の神なのでしょうね)
 王を見上げる地の神に変化はない。腹立たしいことだが、青の王程度ならばいつでも始末できるという自信の表れなのだろう。いや、自信、という表現は適切ではない。自信ではなく、それは事実だ。神はただ、それを事実として知っているだけだ。
(…………認めましょう。私の力ではまず勝てない)
 酷く屈辱的な気分だったが、王はそれを表に出しはしない。そんな王を、地の神はまじまじと見た。
『それにしても、そなたは人の子にしては、随分と高度な力を扱えるようだ。さすがは一国の王と讃えるべきだろうか』
「はい? ……ああ、先ほどのあれなら、ただ単純に邪魔なものを全てへし折れと命じただけですよ。しかしそれを高度と仰るとは、貴女のいた世界は随分と知性に欠けた世界のようだ。同情致します」
 王の言葉に、神はぐねりと頭を傾げるような素振りを見せた。
『ほう、この世界にもそのような知性に欠けた指令を出す王が存在するものなのだな』
「……喧嘩を売っておいでならば買いますが?」
 売り言葉に買い言葉のつもりでそう返した青の王だったが、どうやら神にそんなつもりはなかったらしい。それがまた王の神経を逆撫でするのだが、彼はその苛立ちを呑み込んで言葉を続けた。
「まあ良いでしょう。それよりも、私には貴女の行動が不可解だ。信徒から切り離され、存在すべき世界から引き剥がされ、それでどうして貴女はその原因に加担するのですか?」
『力を貸すことは強制されている。それが私に課された契約だ。そなたも知っているのではないか?』
「ええ、それくらいは知っています。ですが私はそういう話をしているのではない。何故自らの意思で加担するのか、と尋ねています。貴女が嫌々従っているようには見えないもので」
 王の言葉に、神が数度瞬きをした。
『……ふむ、そうさな。この地においても私を望み、私を讃える人の子がいるのであれば、それに応えるのが私という存在だ。信徒から離されたことは残念なことではあるが、それでも私と信徒は繋がっている。そしてこの地にもまた、私の新たな信徒がいる。ならば私は衰えない。ならば私は、信徒の願いを叶える』
 平坦な声に、青の王は僅かな予感を覚えて全身がざわつくのを感じた。
 強大な敵を前に失念していたが、そも、この場に何故兵士が一人もいないのか。王の予想では、少なくとも十万はくだらない兵と、その契約者たる魔物が待ち受けているだろうと思っていたのだ。だが、実際にここで王を迎えたのは、この魔物一体だった。
 それが何を意味しているのか。その答えに辿り着くのは、あまりにも簡単だった。そして王は、至ったそれをそのまま口にする。
「…………そうか、貴女への信とは贄のことか……!」
 王の答えを聞いた地の神の口が、にんまりと弧を描く。美しい顔だというのに酷く醜悪に見えたそれに、青の王の判断は早かった。
 間髪入れずに水霊に指示を出し、自分を包む水塊を空に滑らせる。厳密に言えば、宙に小規模な川を生み出して王を押し流しているようなものだ。空を飛ぶ術を持たない王は、こうして移動するよりほかなかった。
 だが、それが成された瞬間、沈黙を貫いていた大地が再び唸りを上げる。槍のように尖った岩や巨大な手を模した岩などが次々と王に襲いかかり、彼を貫き潰そうと波状攻撃を繰り出してきた。
(贄が力になるタイプの概念神など、一番面倒なものを引っ張ってきましたね……! 水霊魔法とすこぶる相性の悪い地属性に加え、恐らくは数多もの贄を食らって肥大化した力となると、最早万に一つも勝ち目はない!)
 そして、自分の相手がここまで対青の王に特化した敵である以上、残りの三王の相手も十中八九それに準ずる敵だろう。そしてその場合、この神同様にこの世界にいることを許容している可能性が高い。ならば尚更急ぐ必要がある、と青の王は水霊を叱咤した。
 だが、水霊では空中での移動に限界がある。王ならではの魔法の才でどうにかごまかしつつ先を急ぐ青の王だったが、敵の猛攻を躱し、防御し、その上で移動まで行うというのは、やはり無理があった。
 宙を滑る川の流れは精細さを欠き始め、相殺するために向かわせている巨大な水弾は徐々に威力を失い、岩の一部の攻撃が水を突破して王の傍まで届くに至っている。魔法だけでは処理しきれない事態に、当然ながら王は水霊魔法を乗せた槍をも駆使して直接岩を砕いていく。だが、それも焼け石に水にしかならない。
 そうして確実に追い詰められていく中、とうとう王が槍を操る手を止める。そして、心底から苦々しい表情を浮かべた彼は、半身を大地に埋めたまま地面を掘り進んでこちらを追いかけて来る地の神を睨みつけた。
 王は、限界を悟ったのだ。
 このまま予定していた通りに動くだけでは、すべきことを完遂するよりも敵が自分を殺す方が早いと、理解したのだ。
 強者であるからこそ、己と相手との間にある力の差を正しく認識できる王は、それ故に決断も早かった。
 この地点はまだ道半ばだ。可能であるならば、もっと先に進んでから打つべき一手であることは明白である。だが、理想を実現するだけの力が己にないのであれば、そんなものにしがみつくのは愚の骨頂だと王は吐き捨てた。
 再び槍を構え、水霊と共に大地の猛攻を受け流す王は、己が背を向けている彼方に向かい、魔法の名を叫んだ。
「――“押し寄せる無限の流れクロッソ・オルアイン”!」
 同時に、王から溢れた魔力の流れが、凄まじい速さで空を切り、彼方へと奔っていく。
 異次元の存在である以上、魔物にはこの魔力の流れを見ることはできないはずだが、神を名乗るこの生き物は目に見えないそれを感じることができたのだろうか。王から流れ出る魔力の行方を目で追った地の神が、怪訝そうな表情を浮かべる。
『追い詰められた子が何をするかと思えば、よもや疲労で狙いを誤ったなどとは申すまいな?』
 落胆したような声音を受け、しかし王は言葉を返さない。尚も続く攻撃に、言葉を返す余裕がなかっただけなのかもしれない。
 とうとう逸らしきれなくなった岩の軌道が王の肌を削り、その身に無数の傷を刻んでいく様を見て、地の神は心底つまらなそうな顔を浮かべた。
『……このまま嬲るように殺すのは、私の望むところではない。私は人の子を守るものとして、可能な限り安寧を与えたいだけなのだ』
 そう言った地の神が、ぐいっと首をもたげる。すると、神の周りの大地が盛り上がり、これまでのものとは比べ物にならないほどに巨大な槍を形成した。鋭利なそれは切り裂き貫くことを前提とした造りだが、あまりにも巨大な様は、最早押し潰すことに特化していると言っても過言ではない。王が持つ人の槍では到底防ぎようがなく、避けることすら不可能だろうと思わせるほどの規模である。
『……ああ、あまりにもつまらぬ幕引きであるな』
 憐憫を湛えた目が、傷だらけの王を見やる。そこにあるのは間違いなく落胆と同情であり、この存在が人とはかけ離れた何かであるということを改めて突き付けているようであった。
 直後、一切の猶予なく無慈悲な巨槍が王に向かって放たれる。
 あまりにも巨大なそれに、王は何の反応も見せない。いなすことは愚か、避けることすらできないのだから、当然のことだ。
 憐れな人の子の命を刈り取る神は、だがしかし、そこで不意に不可解なものを目にする。
 今にもその身を無残に押し潰されようというこの状況で、王の目が未だ光を失っていないのだ。
 神がそれに気づくのと、地響きのような音が鳴り響くのが、ほぼ同時だった。
 突然のことに僅か困惑する神の視界の端で、放たれた巨槍が王にぶつかる直前、大地を突き破って突如間欠泉の如く噴き出した凄まじい水量が、神の槍を空高くへと打ち上げた。
 そのまま際限なく溢れ出る水が、巨大なうねりとなって青の王を取り込み、勢いのままに大地を抉りながら高速で流れ出す。その様は、さながら新たな大河が大地に生み出されたようであった。
 暫し呆気に取られたように溢れる大河を見ていた地の神は、数瞬後、初めて見せる凶悪な顔を浮かべ、大河に突進していった。
 獲物に逃げられたことを、ようやく理解したのだ。
 一方、神の視界からはとっくに消え失せた青の王は、追い詰められた状況を離脱できたことに僅かに息を吐き出した。
 王が繰り出したあの魔法は、己の魔力で生み出した水ではなく、既存の水源を最大限まで活用する魔法である。つまり王は、帝都の東に流れる大河の水をそのままこの場所にまで引いてきたのだ。
 決して低級の魔法ではないが、既存の水源を利用する場合、この魔法のような大規模な現象を引き起こすものでも、魔力消費をかなり抑えることができる。元々それを折り込んだ上で大河近くの戦地を選んだのだから、当然の策と言えば当然の策だった。
(……まあ、本当はせめて大河が目に見える位置で使いたかったのですが)
 予定していた場所よりもかなり離れた位置で魔法を使ってしまったため、魔力消費が増えたのは勿論、大河を呼び込むまでにかかる時間は長くなり、運べる水量も減ってしまった。それでも、あの巨大な地の槍を弾ける程度の魔法にはなったのだから、御の字と言えるだろう。離脱に至るまでに想定以上の傷を負いはしたが、こればかりは相手が格上であった以上仕方がない。
 しかし、円卓でも一、二を争うほどにプライドが高い彼にとって、敵前逃亡というのはこの上ない屈辱だ。内心でドス黒い感情が渦巻く短気な王は、だがそれを理性で押さえこみ、己を運ぶ激流に視線をやって、努めて冷静に声を掛けた。
「さて、後は向かうべき場所に向かうだけです。引き続き気を引き締めてください、水霊」
 そんな王の声に、彼を包む水がちゃぷりと跳ねた。
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