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約束
いつかは…
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「それじゃ、早速練習始めようか。」
早速っていうかようやくじゃないのか?始めると言ってから部屋を案内して、少し話して…でも、そこまで時間は経ってないかも。よくよく、考えたら赤の他人とここまで喋ったのも初めてだ。
「…いつかは菖蒲さんの素の感情がみたいです。そして、貴方の本当の名前も、記憶も……………………
あっ、急にごめんなさい。」
つい溢れたこの言葉。別に深い意味はない。そのままの意味だ、今までは本を読むか、参考書読んで勉強するかしか出来なかったのに、願い続けていた異能の制御が出来るなんて嬉しいことこの上ない。いつか、本当に外に出てもみたい。だが、大分今ので引かれただろうな。初対面なのに、急に異能を少し穢した言い方をして、理由があるはずなのに本当の名前を知りたいなんて。出過ぎたマネにもほどがある。異能を穢される言い方をされるのは一番嫌だと一番自分がわかっているはずなのに。
「それが本性?それなら逆に嬉しいよ。初対面なのに本当の私の事知りたいって思ってもらえて。」
引いてはないらしい。逆に嬉しいとは。
「…でも、それはシンちゃんが制御出来るようになって、本気の私の異能のレベルを越えることができたらね。それまでは不意打ちも何でもしていいよ。限度はちゃんとわかっているだろうから。私の記憶を覗くことができたら合格ね。そうだな…私の本名が当てれたら合格にしよっか。大丈夫、シンちゃんなら絶対出来る。だから、頑張ろうね。
…けど、ひとつだけ約束。嘘はつかないで。嘘を平気につけるようになってしまったら、人は人でなくなり始める。だから、絶対守ってほしいこと。気を付けてね。」
早速っていうかようやくじゃないのか?始めると言ってから部屋を案内して、少し話して…でも、そこまで時間は経ってないかも。よくよく、考えたら赤の他人とここまで喋ったのも初めてだ。
「…いつかは菖蒲さんの素の感情がみたいです。そして、貴方の本当の名前も、記憶も……………………
あっ、急にごめんなさい。」
つい溢れたこの言葉。別に深い意味はない。そのままの意味だ、今までは本を読むか、参考書読んで勉強するかしか出来なかったのに、願い続けていた異能の制御が出来るなんて嬉しいことこの上ない。いつか、本当に外に出てもみたい。だが、大分今ので引かれただろうな。初対面なのに、急に異能を少し穢した言い方をして、理由があるはずなのに本当の名前を知りたいなんて。出過ぎたマネにもほどがある。異能を穢される言い方をされるのは一番嫌だと一番自分がわかっているはずなのに。
「それが本性?それなら逆に嬉しいよ。初対面なのに本当の私の事知りたいって思ってもらえて。」
引いてはないらしい。逆に嬉しいとは。
「…でも、それはシンちゃんが制御出来るようになって、本気の私の異能のレベルを越えることができたらね。それまでは不意打ちも何でもしていいよ。限度はちゃんとわかっているだろうから。私の記憶を覗くことができたら合格ね。そうだな…私の本名が当てれたら合格にしよっか。大丈夫、シンちゃんなら絶対出来る。だから、頑張ろうね。
…けど、ひとつだけ約束。嘘はつかないで。嘘を平気につけるようになってしまったら、人は人でなくなり始める。だから、絶対守ってほしいこと。気を付けてね。」
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