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第2章 邪神殲滅への準備 (邪神コリンの暴走)
メリンを探して (1)~ルビィ覚醒物語~ 【前編】
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次元街01に入った。3人は、生徒たちにいろいろと事情を説明してすぐに共有の力を使えるように準備をしてもらっている。3人は街の中にある俺たちを召喚し皮肉にも最期を遂げた召喚広場におり彼女がいそうなところをマーキングで探してみると城の跡地にある地下に反応があった。3人はそこに歩いて向かいながら話し合いを始める。
「リッキー、あのヘカテってもしかしてだけど、誰かだったりするの?」
とリカニャンが正確に聞いてくる。なので、ここはおとなしく正直な話をしておくことにする。
「ああ、あいつは道化師の称号を持つ邪神らしい。人間を操り人間をものとして扱う。極悪非道な邪神らしい。こいつらは、ウロボロスが犯人といわせたのは邪神たちにとってウロボロスは邪魔になったことそして、自分に疑いが向けられないように、強制的に洗脳され言われたのかもしれない。彼女は、人間たちはこの世界で守っているといったが、俺たちがいない間にメイド姿の女子とか執事姿の男子は、またしても今度は強い洗脳をほどこされ自分の持ち場に戻ったらしい。そのことを考えても犯人はヘカテの姿をしたそっくりの邪神にしか過ぎない。」
これが自分の考えである。さらに付け加えると、あの邪神が言っていたことは嘘ということである。確かに、死んでいるような感じではなかったしマイさんもしっかりと生きていた・・・・感じがした。二人は再会を喜んでいたが今思えばこれもまた演技であの世界事態がおかしいということも考えられるのだ。このことは、ふたりには、伝えないで自分の中にとどめておくことにする。もし、これが本物だとしたならばあとで二人にどんなことをされるのかたまったもんじゃないからだ。ルビィが、このように言ってくる。
「猫又家、成子家、この二つは分家と本家の関係のであるんだったら、なんでリカニャンは暴走しないのさ。」
はっきり、そして的確に聞いてくる。リッキーであった。リカニャンは顔を見せないように隠す。しかし、リッキーはリカニャンに近づいていき。
「いつまで、隠しているんだ。俺とルビィには言われたことだ。そんな小さなことでびくびくしていたら、この先やっていかないぞ。」
ということを言ってみる。リカニャンはこっちを見て
「ねえ、リッキー本当に、言わないといけないかな。」
少しだけためらっているようだ。そこにルビィが
「リカニャン、思い悩んでるんだったら言えばいいし、言いたくなくて自分で引きこもっていてもいい。けどね。リッキーは悩みを言ったらすぐに解決してくれるよ。」
ということを言っている。ってか、ルビィお前さらっと俺ならできるかもということをさらりと言いあがったからな。リカニャンは意を決して
「だったら言うね。猫又家50代当主は私がなるはずだった。いや、なるべきはずだったの。けどね。あいつが現れたせいで私の人生は台無しよ。」
そうリカニャンは言う。その人物って
「そう、成子家のコリンの一代前成子 漸江門之助 彼が父上を殺して、権利を奪ったのよ。」
なんだ、この下克上みたいなやつは・・・
「それでね。私に婿になれって強要されているの。・・・それがいやなのよ。」
・・・そゆことか。まさかとは思うけど、
「そいつも、この異世界パラドに来ている可能性は。」
と聞くと衝撃の答えが返ってきた。
「うーんとね。あいつは、この異世界ではないけどサガンクロスと対峙した時かすかにあいつのにおいがしたの。つまり、あいつはこの異世界じゃない別の異世界に言っていることに間違いないんだわ。」
・・・・いろいろと問題ありますなあ。と思ってしまう。まあいろいろあるんだなと思い。
「そうかあ。それにむかついてるんだったら、ぶっ飛ばせばいいだけの話じゃないか。リカニャン。」
そう答えると、リカニャンの目はキラキラした感じで
「わかりました。リッキーさん潰せばいいんですね。」
そういいながら、剣を片手に笑うリカニャン
「まあ、今はあいつのことはほっておいてレベルの確認をしようか。」
ということで久しぶりにステータスを見てみると
250レべ
リッキー HP50京 MP 無限 魔導神 光の覇者
ATK 50兆 DEF 5000億 MAT 1京 MDF 無敵
SPD 5億 LUC 30
スキル 多すぎるので表示できません
ルビィ HP 5億 MP 100億 戦闘神
ATK 500兆 DEF 400億 MAT 10億 MDF 300億
SPD 50万 LUC 50
リカニャン HP 10億 MP 1000億 軍神 探求神 銃神
ATK 50億 DEF 40億 MAT 10兆 MDF 30兆
SPD 50万 LUC 50
全てがおかしかった。なんでここまでレベルが上がるのかというのかという疑問が生まれてくるが多分青のマリンが渡したと思われる。経験値増量の効果ではないのかとも思っている。まあ、誰がそんなことをしたのかわからないけれども、こんなことも想像できる。誰かが持っているチートの中に経験値増加のチート持ちがいたんだと思う。マリンが10万%経験値増加とか言っていた。けれども、これは、まったくもって意味がないように感じるのだ。つまり嘘だということになる。
「ねえ、リッキースキル表示できないって・・・」
といってくる。これは、だけど
「多分、多すぎてこの画面には表示ができないってことやと思う。魔法の数なんて想像したり念じれば新しい魔法なんていくらでも増やせるからな。チートの数だけスキルが増えると考えてみたら、表示できなくて当たり前だろ。」
とルビィに答えながら、城の跡地に地下への入り口を発見する。リカニャンが
「この中にいるんですよね。」
と疑問そうに聞くので、もう一度マーキングを使い位置を調べてみると、反応があり。さらに、次元街02の方面に呪術師とその仲間がいることも発見する。
「ルビィ、リカニャン。少し待っててくれ。次元街02サガンクロスとの戦いのために吸収した街に呪術師の反応があった。討伐してくるから待っててくれないか。」
というと、ルビィが
「私が行くね。少し、あいつにやられてストレスがたまっているからね。」
そういうルビィ。リッキーは、うなずき
「了解。防御率全振りシールドっと。これで、ルビィお前はダメージを受けることはない。けれども、呪術師は凶暴なのは変わらない。危険だと思ったらテレパシーで伝えてくれないか。」
というと、
「わかった。リッキー。」
といいながら、リッキーに近づきキスをしてくる。リッキーも深いキスをして終わるのであったが、リカニャンも
「ルビィがやるんだったら・・・、私も。」
といって続いて、リカニャンにほほにちゅとされる。ルビィは、
「・・・・・リカニャン。私がもう一回する。」
といい始め、リッキーをめぐって戦いが始まろうとしたのでリッキーは
「いってらっしゃい。ワープ次元街02、呪術師は3人いるからな。あと、ルビィに分かるようにマーキングを付けてる。だから、逃げても無駄だということを知らせてくれ。」
このように言って、ルビィは俺とリカニャンの前から姿が消えた。リカニャンは
「私を選んでくれたんですね、」
と喜んでいたが
「これじゃあ、いつまでたっても終わらないだろうが。」
といってリカニャンの興奮を抑えて地下へと入っていく。リカニャンは探究心のスキルを使っているのか。
「ここの遺跡は、城が建てられる。1万年前にできたものだと思う。国はわからないけど、文字を見る限りここの遺跡には何かの秘宝を守る何かがいる感じだよ。しかもこの遺跡侵入者防止のためかそれとも一度入ったら逃げられないようになっているのか知らないけど別次元空間に飛ばされるって古代文字で書いてる。」
というのを言ってくる。だから、リカニャンは残したんだ。この会話は、脳内を伝いルビィにも伝えているけれども、反応がないということは全く違う遺跡独自の不可思議空間に閉じ込められていることは間違いない。リカニャンの持つスキルに探索というものがある。これは、探求神のもととなるスキルでどんな建物でも構造がわかるという特殊なスキルである。それと、マーキングのスキルを合わせてヘカテのいる部屋を特定すると。一番最奥部にいることは、間違いないようだ。リカニャンは、銃神の力にある壁貫通を使い最短ルートでの出発をこころみたがさすがといってもいいのか。文明が高度すぎるためなのか。
「スキルが使うことができない。」
といっているのである。試しに、ワープを使おうとしてみる。すると、
<<<ダンジョン内部では、転送系の魔法は使用不可になっています。また脱出も不可能です。内部の人が全滅するか。または、ボスを倒してから、宝を獲得した時、帰還することができます。>>>
というものだった。これこそ、まさしくノーコンティニューの悪夢のようなダンジョンである。この経験をしたのはこれが初めてではない。クエストのためにこのダンジョンに入ったら脱出できることができなかったので、そのダンジョンのボスを倒しましたという雰囲気のRPGをプレイしたことのある自分にとっては朝飯前だけど真っ暗は何か嫌なんだよね。しかも、先ほどからなんかいろいろなところをリカニャンに触られている気がしかしないので、光を使って居場所をわからせなければな、と思い。
「周辺に光を。」
という初歩的な魔法なんだけど、普通は一匹しか現れない妖精だけれども今回の場合は10匹ほどの炎の妖精が出てきたのであった。妖精と会うといってもたいまつに炎が点灯した状態で自分の周辺を明るくするものみたいなもので、ここは次元が違うので話すことはできないらしい。光の龍にあったときに、魔導神のスキルを覚醒してもらってからなのだが、このパラドという異世界には、大妖精が太古の昔には存在していたらしいということを、昔、アックルが独り言をいっていたのを聞いていた。昔といっても、二日前の話だけどね。
リカニャンは、
「ばれた、もう少しでリッキーの体の神髄について知ることができたのに・・・。」
といってチーンとなっている。・・・・リカニャンは自分の想像していたよりも10倍以上の変態だったらしい。それは、改めて理解しリカニャンと一緒に真っ暗になった場合は、すぐに光をともせるようにしようと思ったリッキーなのであった。
・・・・ルビィサイド
彼女は、次元街02にやってきて、マーキングを見てみると、一か所に集まり作戦会議をしているように感じその場所へと移動する。誰にも見られないように行動をしていたのに、呪術師らが広場に出て行動を始めようとしていた。すぐに、行動しようかなと思ったルビィだが、下手なことをしたら、死ぬかもしれないそう思って静かにその広場へと向かう。その広場はリッキーたちを召喚した広場よりも広い。まあ、楔は刺さっていないのでなにも封印されていないということがはっきりわかったので正直ほっとしているルビィなのである。
しかし、彼女は呪術師が何を企んでいるのかを知るために広場に堂々と行こうかなとも考えた。けど、これはダメだということに気づく。奴らは、こう宣言するのであった。
「おめえらを殺してやる。木端微塵にな。ここは、別の異次元だ。逃げることはできない。呪術師はチートを持っていてお前たちには一個も持っていない。それは、運命なんだよ。」
と、そして一人の少女が台上にあげられる。そして、
「殺戮を始める前に、こいつを公開処刑の刑に処する。このようにみんななるから覚悟しておけよ。」
という。ルビィはさすがに限界がきたのか。このように叫ぶ。
「そうはさせない。」
そういうと、そいつがこういう。
「誰だ。俺様に反抗してえってやつはよ。」
こいつは、馬鹿である。こいつのオーラというものを見ていない。いや、見えないのか。まあ、周りにいるものは
「反抗してもダメだ。」
「死ぬ。ぜってえに俺たちはおしまいだ。」
「この世界になんて死しかないじゃん。」
完全に絶望している。しかし、ルビィは
「それは、私のことを馬鹿にしてるようなものね。この格好を見てもそう思うかしら。」
そういうと、神かになるために力を開放し始める。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
石ころが重力を逆らうかのように浮かび始める。呪術師は、
「そんなもんなのか。」
と笑う。ルビィはその時に思ったブーストを外そうとそして、さらに力を開放した時、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
という轟音がなり周りの家が轟音とともに、崩壊していく。彼女の服装は神を宿す服装に変わる。けれども、やつは
「服装が変わったくらいで闇の王様にはかなわないからな。ガハハハハハハ。」
と笑っている。いい加減こいつらを生かせておく価値もないので
「闇の王は死んだ以上。瓦割。」
といって証書を人質に取っていた呪術師の頭蓋骨を割り瞬殺、それを見たほかの4人が武器を取るも
「武器破壊。」
で全ての武器を破壊する。当たる一瞬にだけ攻撃を強めるだけでいい。それだけで、敵の武器は破壊される。
「こんちきしょーめ。強すぎる。」
敵は2方向に分かれて逃げようとするが
「敵に待ってるのは、死のみ。」
といって片手で雷雲を作り二人に直撃させて死んだ。
これで、終わるかと思っていた。しかし、嫌な予感は的中するのだ。どうして、こんなにも広場が広いのか。そして楔がないんじゃなくて壊されていたとしたならば・・・
「リッキー、あのヘカテってもしかしてだけど、誰かだったりするの?」
とリカニャンが正確に聞いてくる。なので、ここはおとなしく正直な話をしておくことにする。
「ああ、あいつは道化師の称号を持つ邪神らしい。人間を操り人間をものとして扱う。極悪非道な邪神らしい。こいつらは、ウロボロスが犯人といわせたのは邪神たちにとってウロボロスは邪魔になったことそして、自分に疑いが向けられないように、強制的に洗脳され言われたのかもしれない。彼女は、人間たちはこの世界で守っているといったが、俺たちがいない間にメイド姿の女子とか執事姿の男子は、またしても今度は強い洗脳をほどこされ自分の持ち場に戻ったらしい。そのことを考えても犯人はヘカテの姿をしたそっくりの邪神にしか過ぎない。」
これが自分の考えである。さらに付け加えると、あの邪神が言っていたことは嘘ということである。確かに、死んでいるような感じではなかったしマイさんもしっかりと生きていた・・・・感じがした。二人は再会を喜んでいたが今思えばこれもまた演技であの世界事態がおかしいということも考えられるのだ。このことは、ふたりには、伝えないで自分の中にとどめておくことにする。もし、これが本物だとしたならばあとで二人にどんなことをされるのかたまったもんじゃないからだ。ルビィが、このように言ってくる。
「猫又家、成子家、この二つは分家と本家の関係のであるんだったら、なんでリカニャンは暴走しないのさ。」
はっきり、そして的確に聞いてくる。リッキーであった。リカニャンは顔を見せないように隠す。しかし、リッキーはリカニャンに近づいていき。
「いつまで、隠しているんだ。俺とルビィには言われたことだ。そんな小さなことでびくびくしていたら、この先やっていかないぞ。」
ということを言ってみる。リカニャンはこっちを見て
「ねえ、リッキー本当に、言わないといけないかな。」
少しだけためらっているようだ。そこにルビィが
「リカニャン、思い悩んでるんだったら言えばいいし、言いたくなくて自分で引きこもっていてもいい。けどね。リッキーは悩みを言ったらすぐに解決してくれるよ。」
ということを言っている。ってか、ルビィお前さらっと俺ならできるかもということをさらりと言いあがったからな。リカニャンは意を決して
「だったら言うね。猫又家50代当主は私がなるはずだった。いや、なるべきはずだったの。けどね。あいつが現れたせいで私の人生は台無しよ。」
そうリカニャンは言う。その人物って
「そう、成子家のコリンの一代前成子 漸江門之助 彼が父上を殺して、権利を奪ったのよ。」
なんだ、この下克上みたいなやつは・・・
「それでね。私に婿になれって強要されているの。・・・それがいやなのよ。」
・・・そゆことか。まさかとは思うけど、
「そいつも、この異世界パラドに来ている可能性は。」
と聞くと衝撃の答えが返ってきた。
「うーんとね。あいつは、この異世界ではないけどサガンクロスと対峙した時かすかにあいつのにおいがしたの。つまり、あいつはこの異世界じゃない別の異世界に言っていることに間違いないんだわ。」
・・・・いろいろと問題ありますなあ。と思ってしまう。まあいろいろあるんだなと思い。
「そうかあ。それにむかついてるんだったら、ぶっ飛ばせばいいだけの話じゃないか。リカニャン。」
そう答えると、リカニャンの目はキラキラした感じで
「わかりました。リッキーさん潰せばいいんですね。」
そういいながら、剣を片手に笑うリカニャン
「まあ、今はあいつのことはほっておいてレベルの確認をしようか。」
ということで久しぶりにステータスを見てみると
250レべ
リッキー HP50京 MP 無限 魔導神 光の覇者
ATK 50兆 DEF 5000億 MAT 1京 MDF 無敵
SPD 5億 LUC 30
スキル 多すぎるので表示できません
ルビィ HP 5億 MP 100億 戦闘神
ATK 500兆 DEF 400億 MAT 10億 MDF 300億
SPD 50万 LUC 50
リカニャン HP 10億 MP 1000億 軍神 探求神 銃神
ATK 50億 DEF 40億 MAT 10兆 MDF 30兆
SPD 50万 LUC 50
全てがおかしかった。なんでここまでレベルが上がるのかというのかという疑問が生まれてくるが多分青のマリンが渡したと思われる。経験値増量の効果ではないのかとも思っている。まあ、誰がそんなことをしたのかわからないけれども、こんなことも想像できる。誰かが持っているチートの中に経験値増加のチート持ちがいたんだと思う。マリンが10万%経験値増加とか言っていた。けれども、これは、まったくもって意味がないように感じるのだ。つまり嘘だということになる。
「ねえ、リッキースキル表示できないって・・・」
といってくる。これは、だけど
「多分、多すぎてこの画面には表示ができないってことやと思う。魔法の数なんて想像したり念じれば新しい魔法なんていくらでも増やせるからな。チートの数だけスキルが増えると考えてみたら、表示できなくて当たり前だろ。」
とルビィに答えながら、城の跡地に地下への入り口を発見する。リカニャンが
「この中にいるんですよね。」
と疑問そうに聞くので、もう一度マーキングを使い位置を調べてみると、反応があり。さらに、次元街02の方面に呪術師とその仲間がいることも発見する。
「ルビィ、リカニャン。少し待っててくれ。次元街02サガンクロスとの戦いのために吸収した街に呪術師の反応があった。討伐してくるから待っててくれないか。」
というと、ルビィが
「私が行くね。少し、あいつにやられてストレスがたまっているからね。」
そういうルビィ。リッキーは、うなずき
「了解。防御率全振りシールドっと。これで、ルビィお前はダメージを受けることはない。けれども、呪術師は凶暴なのは変わらない。危険だと思ったらテレパシーで伝えてくれないか。」
というと、
「わかった。リッキー。」
といいながら、リッキーに近づきキスをしてくる。リッキーも深いキスをして終わるのであったが、リカニャンも
「ルビィがやるんだったら・・・、私も。」
といって続いて、リカニャンにほほにちゅとされる。ルビィは、
「・・・・・リカニャン。私がもう一回する。」
といい始め、リッキーをめぐって戦いが始まろうとしたのでリッキーは
「いってらっしゃい。ワープ次元街02、呪術師は3人いるからな。あと、ルビィに分かるようにマーキングを付けてる。だから、逃げても無駄だということを知らせてくれ。」
このように言って、ルビィは俺とリカニャンの前から姿が消えた。リカニャンは
「私を選んでくれたんですね、」
と喜んでいたが
「これじゃあ、いつまでたっても終わらないだろうが。」
といってリカニャンの興奮を抑えて地下へと入っていく。リカニャンは探究心のスキルを使っているのか。
「ここの遺跡は、城が建てられる。1万年前にできたものだと思う。国はわからないけど、文字を見る限りここの遺跡には何かの秘宝を守る何かがいる感じだよ。しかもこの遺跡侵入者防止のためかそれとも一度入ったら逃げられないようになっているのか知らないけど別次元空間に飛ばされるって古代文字で書いてる。」
というのを言ってくる。だから、リカニャンは残したんだ。この会話は、脳内を伝いルビィにも伝えているけれども、反応がないということは全く違う遺跡独自の不可思議空間に閉じ込められていることは間違いない。リカニャンの持つスキルに探索というものがある。これは、探求神のもととなるスキルでどんな建物でも構造がわかるという特殊なスキルである。それと、マーキングのスキルを合わせてヘカテのいる部屋を特定すると。一番最奥部にいることは、間違いないようだ。リカニャンは、銃神の力にある壁貫通を使い最短ルートでの出発をこころみたがさすがといってもいいのか。文明が高度すぎるためなのか。
「スキルが使うことができない。」
といっているのである。試しに、ワープを使おうとしてみる。すると、
<<<ダンジョン内部では、転送系の魔法は使用不可になっています。また脱出も不可能です。内部の人が全滅するか。または、ボスを倒してから、宝を獲得した時、帰還することができます。>>>
というものだった。これこそ、まさしくノーコンティニューの悪夢のようなダンジョンである。この経験をしたのはこれが初めてではない。クエストのためにこのダンジョンに入ったら脱出できることができなかったので、そのダンジョンのボスを倒しましたという雰囲気のRPGをプレイしたことのある自分にとっては朝飯前だけど真っ暗は何か嫌なんだよね。しかも、先ほどからなんかいろいろなところをリカニャンに触られている気がしかしないので、光を使って居場所をわからせなければな、と思い。
「周辺に光を。」
という初歩的な魔法なんだけど、普通は一匹しか現れない妖精だけれども今回の場合は10匹ほどの炎の妖精が出てきたのであった。妖精と会うといってもたいまつに炎が点灯した状態で自分の周辺を明るくするものみたいなもので、ここは次元が違うので話すことはできないらしい。光の龍にあったときに、魔導神のスキルを覚醒してもらってからなのだが、このパラドという異世界には、大妖精が太古の昔には存在していたらしいということを、昔、アックルが独り言をいっていたのを聞いていた。昔といっても、二日前の話だけどね。
リカニャンは、
「ばれた、もう少しでリッキーの体の神髄について知ることができたのに・・・。」
といってチーンとなっている。・・・・リカニャンは自分の想像していたよりも10倍以上の変態だったらしい。それは、改めて理解しリカニャンと一緒に真っ暗になった場合は、すぐに光をともせるようにしようと思ったリッキーなのであった。
・・・・ルビィサイド
彼女は、次元街02にやってきて、マーキングを見てみると、一か所に集まり作戦会議をしているように感じその場所へと移動する。誰にも見られないように行動をしていたのに、呪術師らが広場に出て行動を始めようとしていた。すぐに、行動しようかなと思ったルビィだが、下手なことをしたら、死ぬかもしれないそう思って静かにその広場へと向かう。その広場はリッキーたちを召喚した広場よりも広い。まあ、楔は刺さっていないのでなにも封印されていないということがはっきりわかったので正直ほっとしているルビィなのである。
しかし、彼女は呪術師が何を企んでいるのかを知るために広場に堂々と行こうかなとも考えた。けど、これはダメだということに気づく。奴らは、こう宣言するのであった。
「おめえらを殺してやる。木端微塵にな。ここは、別の異次元だ。逃げることはできない。呪術師はチートを持っていてお前たちには一個も持っていない。それは、運命なんだよ。」
と、そして一人の少女が台上にあげられる。そして、
「殺戮を始める前に、こいつを公開処刑の刑に処する。このようにみんななるから覚悟しておけよ。」
という。ルビィはさすがに限界がきたのか。このように叫ぶ。
「そうはさせない。」
そういうと、そいつがこういう。
「誰だ。俺様に反抗してえってやつはよ。」
こいつは、馬鹿である。こいつのオーラというものを見ていない。いや、見えないのか。まあ、周りにいるものは
「反抗してもダメだ。」
「死ぬ。ぜってえに俺たちはおしまいだ。」
「この世界になんて死しかないじゃん。」
完全に絶望している。しかし、ルビィは
「それは、私のことを馬鹿にしてるようなものね。この格好を見てもそう思うかしら。」
そういうと、神かになるために力を開放し始める。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
石ころが重力を逆らうかのように浮かび始める。呪術師は、
「そんなもんなのか。」
と笑う。ルビィはその時に思ったブーストを外そうとそして、さらに力を開放した時、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
という轟音がなり周りの家が轟音とともに、崩壊していく。彼女の服装は神を宿す服装に変わる。けれども、やつは
「服装が変わったくらいで闇の王様にはかなわないからな。ガハハハハハハ。」
と笑っている。いい加減こいつらを生かせておく価値もないので
「闇の王は死んだ以上。瓦割。」
といって証書を人質に取っていた呪術師の頭蓋骨を割り瞬殺、それを見たほかの4人が武器を取るも
「武器破壊。」
で全ての武器を破壊する。当たる一瞬にだけ攻撃を強めるだけでいい。それだけで、敵の武器は破壊される。
「こんちきしょーめ。強すぎる。」
敵は2方向に分かれて逃げようとするが
「敵に待ってるのは、死のみ。」
といって片手で雷雲を作り二人に直撃させて死んだ。
これで、終わるかと思っていた。しかし、嫌な予感は的中するのだ。どうして、こんなにも広場が広いのか。そして楔がないんじゃなくて壊されていたとしたならば・・・
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