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第2章 邪神殲滅への準備 (邪神コリンの暴走)
この異世界についての衝撃の事実 そして・・・
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この異世界で死ぬのか。ここは死んでしまった世界なのか。
リッキーは思い悩んでいた。けど、こんなことも思った。
ここは、どこなんだろう。まるで雲の上にいるみたいだ。ここって天国か、いやそんなはずはない、と思いたい。そう思っているそんなときに
「リッキー。大丈夫。」
「体を使ってご奉仕しますね。リッキー」
とルビィとリカニャンが走ってくる。しかも、リカニャンは自分の服を脱ぎながらである。
「おいおい、やめてくれ。今、治療中なんだ。」
そう彼の体は、水の中に裸で入ってるのだ。中では、ドクターフィッシュに治療を施してもらっている感じである。しかも、リカニャンおかしなこと言い始める。
「ハアハア、私男性の裸今まで見たことがないんです。興奮が止まりません。」
そういいながらリカニャンが最後の服も脱ぎこっちに触れようとしたとたんにバリアではじかれる。
リカニャンはガーンという感じの顔でこっちを見つめてくるリカニャン、
「なんではじかれるんだよおおおお。」
とうずくまる。ルビィは
「はあ、分かりましたから服着ないとリッキーに嫌われますよ。」
といいながら自分も服脱いでますよね。ルビィさん?まったく二人ともどうしたというんだろうか。
と思っていると執事姿のアックルとメイド姿のメリンが来て
「一応、闇に朽ちたコリンはぶっ飛ばしておきました。しかし、ギリギリで倒すことはできず逃げられてしまいました。」
とメリンが謝罪する。
「まあ、いいよ。メリン俺のけが状況は。」
と聞いてみると少しだけ顔をうつむけて
「えっと、大丈夫です。回復は1日あれば回復しますが、興奮すると回復するスピードが上がります。」
・・・それっておい、もしかして
「異性の裸を見ることです。」
・・・・・・・・とんだ変態じゃねえか。だからって、またリカニャン服脱ぐな、しかもメリンさんもメイド服脱がなくていいから。ルビィももう準備万端って感じじゃん。
「ハアハア、さあてバリア外すんで準備はできましたかお二人とも。」
「リッキーの裸、観察したい。」
「子供、子供。」
・・・・・・・これって完全にオワタ状態なのかな。
完全に三人とも興奮してるし、アックルは
「たのしそうでよかったじゃな、それ二時間興奮し続けたら元に戻ることできるからな。」
この裏切り者めえ後で覚えておけよ。
「こんちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。」
______________________________________________________
あれから3時間経過しました。
・・・・二時間3人に・・・・さんざん裸体を見せつけられるかと思ったら水着を付けこっちを見たりコスプレ衣装でこっちを見てくるのだ。まずおかしすぎだろこれ。とおもいつつもメリンさんを除いてルビィとリカニャンのかわいい姿が見れたのでよしとするけれどもね。
<<<これを見ている読者は思っただろう。リッキーこいつも変態だな。と・・・>>>
それから、服を着て三人でさらに仲良くなったかのようにアックルに指定された場所に向かう。
「おーーい、リッキー。」
と呼んでいるのはアックルとは違うがまたごつい体の男性執事である。近づいていくと
「おう、ルビィ。」
とルビィに近づいていく男性執事に、ルビィは驚いているようで
「なんで、執事姿なの、トールおにいちゃん。」
「おい。こんなところにまで言うんじゃねえよ。」
といっているが、・・・・いやいや二人とも両手を使って抱き合ってますよね。
そんな二人にメリンが
「ほお、二人とも死にたいの。私の前でいちゃつかないでね。」
といいつつ、アックル(ゼウス)といちゃついてるし、だめりゃこりゃ、言ってる本人もアウトじゃん、
その時リカニャンが武器を用意して
「・・・・・・・話するから座ろうね。神様だろうが、関係ない・・・よ。」
と殺す準備はできてますよって感じでと完ぺきに脅しにかかっている。
まあ、武器といっても前に鳳凰を大量に召喚した大砲が置いてあるだけ。4人とも
「わかったから座るよ。」
「必殺技が強いからって私に向けないで。」
「わしらが本当に恐ろしいのは意外にも近いところにいたんじゃな。」
「今回はここまでにしてあげますけど、リカニャン後でみっちりコースにご案内ですね♪」
なんか、メリンさん(ヘカテ)が逆に脅しにかかってるw。コースってなんやねん。それ聞いてリカニャンも青ざめて武器直してる。なんかどっかのゲームシリーズでもあったような・・・。まあ、気にしないけど。リカニャンの無事を祈りつつ。用意された席に座る。
椅子の数は、10個ある。これは、何か他にも人を招待するのかもしれない。それにしても3つだけ規模がおかしいしこれってもしや。と思っていたら、
アックルやメリンの姿が元の姿に戻りはじめる、彼らはもともと神々なのでこうなることは、よくわかっている。
「さて、この状態のほうがしばられてるかんがしなくていいのう。」
「そうですね、あなた。さて、あの方を呼びますか。」
あの方ってだれやねんヘカテよ。何を呼びになるのか気になるのだけれどもまあ見守ることにする。
「マイ~~~、例の物を持ってきてええええ。」
・・・・・・マイ?もしかしてだけど、それって本気で言ってるのか。彼女は、死んだはず。しかも、周りにいるメイドとか執事がこの高校の人とまったくもって同じ顔なんですけど・・・。
「お持ちしました。ヘカテさま、なぜ私を呼んだのでしょうか。」
と聞くマイさん彼女の服装は、先ほどまで、メリンが着ていた服とまったく同じである。ヘカテは、まあ言ったらなんだがあの嘘つき女神マリンよりかは信頼なる情報をくれそうだな。と思い。話を聞くことにする。まあ、リカニャンはそのことを国に戻れば、全員に伝えるためにメモの準備をそして、ルビィにおいては、周りを見渡して自分の友達がその中にいるのかいないのかを必死こいて探しているので、完全に聞く様子ではないということは確かなのかもしれない。
「いや、なんでもないわよ。けどね、彼らに教えてあげたかったんです。この国で死んだ人たちは、復活できることを。そう時の神クロノスが予言していたのよ。そして、死んでしまっても生き返る方法それは、そこの国に一人だけでも人がいたのであればもし死んでしまってもここで、生きることができる。しかし、そこの国全員の生徒がなくなったとき全員は魂となり、改めて輪廻転生に向かう。つまり、その派遣された国に生徒が一人でも生きてれば、生き返ることができるけど、全滅してしまったら前世の体でも死んでしまうことになってしまうってことなの。」
という章で気の事実も含んでいる内容であった。これがもし本当だというのなら完全にうれしいことだけれども、
「少し質問なんだけど、話しかけても何も反応がないことがあったのですがそれには原因があるのでしょうか。」
とリカニャンがヘカテに聞いている。その様子は、まさしくニュースのインタビューみたいな感じである。ヘカテは少し考えて、
「うーん、なんていえばいいのかわからないんだけど、この場所で生きている。執事姿の人とか、メイド姿の子たちは、記憶はあるんだけど、なぜか引き出すことができないので記憶消失状態となってしまっているの。彼らは、ただ働きたいといっているので、働かせているということになってるのよ。」
それって、何かおかしくないか。記憶はあるが、制限されて引き出されないで奴隷のように働かされている。そのようにとらえれなくもない。しかし、オリンポス12神の一人ヘカテがいっていることは、嘘じゃないとも考えるこてもできる。彼女の言っていることが本当だったとするならば、誰かがその人を操っているということに置き換えることができるのかもしれない。それに、先ほどから、昨日まで生きていたと思われる執事やメイドさんの顔を見ていると、表情が全くない。それって、洗脳されていることと考えることしかできないのは、確定みたいなものである。つまり、やることはこれしかない。
「シールド展開。」
というこれまた初歩的な魔法でこの空間全域にシールドを張りそして記憶が閉じられているのであれば開けばいい、という考えをもとに行うのである。そして、リッキーは次元空間魔法も併合した魔導神の力を使いユグドラシルの杖を構える。その様子を見ている。ヘカテやゼウス、ルビィやリカニャンは、何か解決してくれるのかもしれないという期待をもって見守っている。その中でリッキーは魔法を唱える。
「魔導神が命じる。閉ざされた記憶を今一度開きたまえ、
open the memory」
この魔法は、まったくといってもいいほど魔力を使わない低威力の魔法のはずだけれども気絶している間にもいろいろなチートをインストールしている自分にとってこのチートが一番有効だと判断したのだ。そのチートとは、
<洗脳関連能力解除チート>
というものである。
洗脳能力完全解除・・・どれほど強力な洗脳されていても解除して解放させることのできる能力
まあ、このチートの能力と魔導神の魔法を併用して使用することによりどんな魔法でも一撃で終わらせることができるということなのである。洗脳にかかっていないメンバー的にはまぶしいので、
「まぶしい。」
「これは、なんだ。」
「魔法使うなんて聞いてないよ。」
「素晴らしい魔法な気がするけど。威力おかしい。」
という様々な声が聞こえたかと思うと、生徒達の顔に意識が戻ったようで死んでいないことをみんなで喜び合っているようである。初めに死んだあのクリッツも執事姿で生きていた。しかも、マイさんまでルビィと再会して泣きながら抱き合っている。しかし、まだ喜ぶのははやい。こいつらをこのようにした犯人について考えなければいけない。
マリンあいつは、アビスという邪悪な妹の手によって体を乗っ取られた。クリッツを転生するときだけマリンが行ったそう考えることもできないか。そうなるとするならば、犯人となるならば、それ以外の者たちになるのかもしれない。
まあ、考えても、いろいろと時間の無駄なようかもしれないしこんな時こそ<探偵>のチートと魔導神を同時併用して使うことができる。
「魔導神が命じる、この者どもを洗脳した犯人を口に出せ。」
すると、彼らは一斉にこういうのであった。
「ウロボロス。」
と、彼の洗脳は確かに解いたはず。なのに、・・・・。ウロボロスは、輪廻転生の神そして錬金術での不死の秘術として使われていた。神様というのは嘘なのかもしれないということを考えてみると・・・。ウロボロス、あいつは、俺をも騙しさらにアビスをも騙した第3の勢力の長なのか。ということしか考えられない。いや、そんなことしか思うことができない。ヘカテが、ウロボロスが犯人だということが確定なこのことを言う。
「確かに奴は、あいつが転生魔法を使う時、全く違う魔術を同時並行に使っていたのだ。その魔法とは完全に自由を奪い二度と復活できないような魔法であった。」
つまり、転生魔法というのは元からなかったみたいな感じなのかもしれない。そう心にとめておく。
「さて、奴をここに呼んで尋問するか。天罰としてわれらが殺すか。リッキーおぬしの手で奴を葬り去るのか。どれがいいのかの。」
とそりゃあもちろんゼウスさん、
「当たり前だ。本気で怒っている自分が倒すにさ。」
二人とも笑っている。
「すごいわね。これで、ウロボロスを殺したら、奴はどう思うかじゃな。」
・・・・やつ・・・・って誰だ。
「奴って言ってもウロボロスの親よ。彼の親は・・・・・」
といったところで、
「おめええええええええらあああああああああああ、よくも俺の考えをよみとりやがったなああああああああああああああ!!」
ネコ姿を捨て本来の長くでかい蛇の状態に変わった。ウロボロスがいた。
「俺の本来の姿、名前それは、ウロボロスじゃねえんだよ。」
彼がそう語っている間に、リッキーは神の姿になりルビィ、リカニャンも戦闘服になっているのでいつでも戦闘可能の状態に変身する。
「ねえ、リッキー。私たちでこいつ倒す?」
と聞いてくるルビィ、
「まあ、こっち本調子ではないし、それにこれから大量の邪神たちと戦うことになる。その時までに、チームプレイを確立したいんだ。あと、この戦い終わったらステータス確認するで、この世界に入る前に一度だけステータス見たけどあれ以来見てないしさ。」
今感じで今後の予定も組んで答えると、リカニャンが
「まあ、チームプレイというのならルビィとの戦いはいったん中止しましょう。」
って感じでやる気は十分のようだ。しかしながら、あのゼウスやヘカテは何をしているのかと思うと、魔法の準備をしているのである。けど、昨日のことがあるのにこのままで大丈夫なのだろうか。そう思うリッキーにその場にいたルビィはともに同じことを考えた。
「こんなところで戦闘やられたら、こいつらをここにとどめることが一瞬で不可能になってしまう。」
「だから、戦う時は元の世界に戻ってね。」
とそれぞれが言って息をそろえて
「「オリンポス12神ゼウスとヘカテが命じる。さて、あいつをぶっ倒すまでこっちに戻ってくるな。以上。」」
まあ、なんとも厄介払いって感じの魔法だな、と思いながら光に包まれるウロボロスとリッキーたち彼らの戦いが始まろうとしているのだった。
「あいつらは行ってしまったが大丈夫かのお。ヘカテよ。」
「ええ大丈夫だと思いますわ。普通に神同士の戦いなんてすぐに終わりそうじゃないですか。」
「それじゃったらいいんじゃがの。」
少し心配するゼウスと何かが怪しそうな雰囲気なヘカテなのであった。
リッキーは思い悩んでいた。けど、こんなことも思った。
ここは、どこなんだろう。まるで雲の上にいるみたいだ。ここって天国か、いやそんなはずはない、と思いたい。そう思っているそんなときに
「リッキー。大丈夫。」
「体を使ってご奉仕しますね。リッキー」
とルビィとリカニャンが走ってくる。しかも、リカニャンは自分の服を脱ぎながらである。
「おいおい、やめてくれ。今、治療中なんだ。」
そう彼の体は、水の中に裸で入ってるのだ。中では、ドクターフィッシュに治療を施してもらっている感じである。しかも、リカニャンおかしなこと言い始める。
「ハアハア、私男性の裸今まで見たことがないんです。興奮が止まりません。」
そういいながらリカニャンが最後の服も脱ぎこっちに触れようとしたとたんにバリアではじかれる。
リカニャンはガーンという感じの顔でこっちを見つめてくるリカニャン、
「なんではじかれるんだよおおおお。」
とうずくまる。ルビィは
「はあ、分かりましたから服着ないとリッキーに嫌われますよ。」
といいながら自分も服脱いでますよね。ルビィさん?まったく二人ともどうしたというんだろうか。
と思っていると執事姿のアックルとメイド姿のメリンが来て
「一応、闇に朽ちたコリンはぶっ飛ばしておきました。しかし、ギリギリで倒すことはできず逃げられてしまいました。」
とメリンが謝罪する。
「まあ、いいよ。メリン俺のけが状況は。」
と聞いてみると少しだけ顔をうつむけて
「えっと、大丈夫です。回復は1日あれば回復しますが、興奮すると回復するスピードが上がります。」
・・・それっておい、もしかして
「異性の裸を見ることです。」
・・・・・・・・とんだ変態じゃねえか。だからって、またリカニャン服脱ぐな、しかもメリンさんもメイド服脱がなくていいから。ルビィももう準備万端って感じじゃん。
「ハアハア、さあてバリア外すんで準備はできましたかお二人とも。」
「リッキーの裸、観察したい。」
「子供、子供。」
・・・・・・・これって完全にオワタ状態なのかな。
完全に三人とも興奮してるし、アックルは
「たのしそうでよかったじゃな、それ二時間興奮し続けたら元に戻ることできるからな。」
この裏切り者めえ後で覚えておけよ。
「こんちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。」
______________________________________________________
あれから3時間経過しました。
・・・・二時間3人に・・・・さんざん裸体を見せつけられるかと思ったら水着を付けこっちを見たりコスプレ衣装でこっちを見てくるのだ。まずおかしすぎだろこれ。とおもいつつもメリンさんを除いてルビィとリカニャンのかわいい姿が見れたのでよしとするけれどもね。
<<<これを見ている読者は思っただろう。リッキーこいつも変態だな。と・・・>>>
それから、服を着て三人でさらに仲良くなったかのようにアックルに指定された場所に向かう。
「おーーい、リッキー。」
と呼んでいるのはアックルとは違うがまたごつい体の男性執事である。近づいていくと
「おう、ルビィ。」
とルビィに近づいていく男性執事に、ルビィは驚いているようで
「なんで、執事姿なの、トールおにいちゃん。」
「おい。こんなところにまで言うんじゃねえよ。」
といっているが、・・・・いやいや二人とも両手を使って抱き合ってますよね。
そんな二人にメリンが
「ほお、二人とも死にたいの。私の前でいちゃつかないでね。」
といいつつ、アックル(ゼウス)といちゃついてるし、だめりゃこりゃ、言ってる本人もアウトじゃん、
その時リカニャンが武器を用意して
「・・・・・・・話するから座ろうね。神様だろうが、関係ない・・・よ。」
と殺す準備はできてますよって感じでと完ぺきに脅しにかかっている。
まあ、武器といっても前に鳳凰を大量に召喚した大砲が置いてあるだけ。4人とも
「わかったから座るよ。」
「必殺技が強いからって私に向けないで。」
「わしらが本当に恐ろしいのは意外にも近いところにいたんじゃな。」
「今回はここまでにしてあげますけど、リカニャン後でみっちりコースにご案内ですね♪」
なんか、メリンさん(ヘカテ)が逆に脅しにかかってるw。コースってなんやねん。それ聞いてリカニャンも青ざめて武器直してる。なんかどっかのゲームシリーズでもあったような・・・。まあ、気にしないけど。リカニャンの無事を祈りつつ。用意された席に座る。
椅子の数は、10個ある。これは、何か他にも人を招待するのかもしれない。それにしても3つだけ規模がおかしいしこれってもしや。と思っていたら、
アックルやメリンの姿が元の姿に戻りはじめる、彼らはもともと神々なのでこうなることは、よくわかっている。
「さて、この状態のほうがしばられてるかんがしなくていいのう。」
「そうですね、あなた。さて、あの方を呼びますか。」
あの方ってだれやねんヘカテよ。何を呼びになるのか気になるのだけれどもまあ見守ることにする。
「マイ~~~、例の物を持ってきてええええ。」
・・・・・・マイ?もしかしてだけど、それって本気で言ってるのか。彼女は、死んだはず。しかも、周りにいるメイドとか執事がこの高校の人とまったくもって同じ顔なんですけど・・・。
「お持ちしました。ヘカテさま、なぜ私を呼んだのでしょうか。」
と聞くマイさん彼女の服装は、先ほどまで、メリンが着ていた服とまったく同じである。ヘカテは、まあ言ったらなんだがあの嘘つき女神マリンよりかは信頼なる情報をくれそうだな。と思い。話を聞くことにする。まあ、リカニャンはそのことを国に戻れば、全員に伝えるためにメモの準備をそして、ルビィにおいては、周りを見渡して自分の友達がその中にいるのかいないのかを必死こいて探しているので、完全に聞く様子ではないということは確かなのかもしれない。
「いや、なんでもないわよ。けどね、彼らに教えてあげたかったんです。この国で死んだ人たちは、復活できることを。そう時の神クロノスが予言していたのよ。そして、死んでしまっても生き返る方法それは、そこの国に一人だけでも人がいたのであればもし死んでしまってもここで、生きることができる。しかし、そこの国全員の生徒がなくなったとき全員は魂となり、改めて輪廻転生に向かう。つまり、その派遣された国に生徒が一人でも生きてれば、生き返ることができるけど、全滅してしまったら前世の体でも死んでしまうことになってしまうってことなの。」
という章で気の事実も含んでいる内容であった。これがもし本当だというのなら完全にうれしいことだけれども、
「少し質問なんだけど、話しかけても何も反応がないことがあったのですがそれには原因があるのでしょうか。」
とリカニャンがヘカテに聞いている。その様子は、まさしくニュースのインタビューみたいな感じである。ヘカテは少し考えて、
「うーん、なんていえばいいのかわからないんだけど、この場所で生きている。執事姿の人とか、メイド姿の子たちは、記憶はあるんだけど、なぜか引き出すことができないので記憶消失状態となってしまっているの。彼らは、ただ働きたいといっているので、働かせているということになってるのよ。」
それって、何かおかしくないか。記憶はあるが、制限されて引き出されないで奴隷のように働かされている。そのようにとらえれなくもない。しかし、オリンポス12神の一人ヘカテがいっていることは、嘘じゃないとも考えるこてもできる。彼女の言っていることが本当だったとするならば、誰かがその人を操っているということに置き換えることができるのかもしれない。それに、先ほどから、昨日まで生きていたと思われる執事やメイドさんの顔を見ていると、表情が全くない。それって、洗脳されていることと考えることしかできないのは、確定みたいなものである。つまり、やることはこれしかない。
「シールド展開。」
というこれまた初歩的な魔法でこの空間全域にシールドを張りそして記憶が閉じられているのであれば開けばいい、という考えをもとに行うのである。そして、リッキーは次元空間魔法も併合した魔導神の力を使いユグドラシルの杖を構える。その様子を見ている。ヘカテやゼウス、ルビィやリカニャンは、何か解決してくれるのかもしれないという期待をもって見守っている。その中でリッキーは魔法を唱える。
「魔導神が命じる。閉ざされた記憶を今一度開きたまえ、
open the memory」
この魔法は、まったくといってもいいほど魔力を使わない低威力の魔法のはずだけれども気絶している間にもいろいろなチートをインストールしている自分にとってこのチートが一番有効だと判断したのだ。そのチートとは、
<洗脳関連能力解除チート>
というものである。
洗脳能力完全解除・・・どれほど強力な洗脳されていても解除して解放させることのできる能力
まあ、このチートの能力と魔導神の魔法を併用して使用することによりどんな魔法でも一撃で終わらせることができるということなのである。洗脳にかかっていないメンバー的にはまぶしいので、
「まぶしい。」
「これは、なんだ。」
「魔法使うなんて聞いてないよ。」
「素晴らしい魔法な気がするけど。威力おかしい。」
という様々な声が聞こえたかと思うと、生徒達の顔に意識が戻ったようで死んでいないことをみんなで喜び合っているようである。初めに死んだあのクリッツも執事姿で生きていた。しかも、マイさんまでルビィと再会して泣きながら抱き合っている。しかし、まだ喜ぶのははやい。こいつらをこのようにした犯人について考えなければいけない。
マリンあいつは、アビスという邪悪な妹の手によって体を乗っ取られた。クリッツを転生するときだけマリンが行ったそう考えることもできないか。そうなるとするならば、犯人となるならば、それ以外の者たちになるのかもしれない。
まあ、考えても、いろいろと時間の無駄なようかもしれないしこんな時こそ<探偵>のチートと魔導神を同時併用して使うことができる。
「魔導神が命じる、この者どもを洗脳した犯人を口に出せ。」
すると、彼らは一斉にこういうのであった。
「ウロボロス。」
と、彼の洗脳は確かに解いたはず。なのに、・・・・。ウロボロスは、輪廻転生の神そして錬金術での不死の秘術として使われていた。神様というのは嘘なのかもしれないということを考えてみると・・・。ウロボロス、あいつは、俺をも騙しさらにアビスをも騙した第3の勢力の長なのか。ということしか考えられない。いや、そんなことしか思うことができない。ヘカテが、ウロボロスが犯人だということが確定なこのことを言う。
「確かに奴は、あいつが転生魔法を使う時、全く違う魔術を同時並行に使っていたのだ。その魔法とは完全に自由を奪い二度と復活できないような魔法であった。」
つまり、転生魔法というのは元からなかったみたいな感じなのかもしれない。そう心にとめておく。
「さて、奴をここに呼んで尋問するか。天罰としてわれらが殺すか。リッキーおぬしの手で奴を葬り去るのか。どれがいいのかの。」
とそりゃあもちろんゼウスさん、
「当たり前だ。本気で怒っている自分が倒すにさ。」
二人とも笑っている。
「すごいわね。これで、ウロボロスを殺したら、奴はどう思うかじゃな。」
・・・・やつ・・・・って誰だ。
「奴って言ってもウロボロスの親よ。彼の親は・・・・・」
といったところで、
「おめええええええええらあああああああああああ、よくも俺の考えをよみとりやがったなああああああああああああああ!!」
ネコ姿を捨て本来の長くでかい蛇の状態に変わった。ウロボロスがいた。
「俺の本来の姿、名前それは、ウロボロスじゃねえんだよ。」
彼がそう語っている間に、リッキーは神の姿になりルビィ、リカニャンも戦闘服になっているのでいつでも戦闘可能の状態に変身する。
「ねえ、リッキー。私たちでこいつ倒す?」
と聞いてくるルビィ、
「まあ、こっち本調子ではないし、それにこれから大量の邪神たちと戦うことになる。その時までに、チームプレイを確立したいんだ。あと、この戦い終わったらステータス確認するで、この世界に入る前に一度だけステータス見たけどあれ以来見てないしさ。」
今感じで今後の予定も組んで答えると、リカニャンが
「まあ、チームプレイというのならルビィとの戦いはいったん中止しましょう。」
って感じでやる気は十分のようだ。しかしながら、あのゼウスやヘカテは何をしているのかと思うと、魔法の準備をしているのである。けど、昨日のことがあるのにこのままで大丈夫なのだろうか。そう思うリッキーにその場にいたルビィはともに同じことを考えた。
「こんなところで戦闘やられたら、こいつらをここにとどめることが一瞬で不可能になってしまう。」
「だから、戦う時は元の世界に戻ってね。」
とそれぞれが言って息をそろえて
「「オリンポス12神ゼウスとヘカテが命じる。さて、あいつをぶっ倒すまでこっちに戻ってくるな。以上。」」
まあ、なんとも厄介払いって感じの魔法だな、と思いながら光に包まれるウロボロスとリッキーたち彼らの戦いが始まろうとしているのだった。
「あいつらは行ってしまったが大丈夫かのお。ヘカテよ。」
「ええ大丈夫だと思いますわ。普通に神同士の戦いなんてすぐに終わりそうじゃないですか。」
「それじゃったらいいんじゃがの。」
少し心配するゼウスと何かが怪しそうな雰囲気なヘカテなのであった。
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