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第1章 新王国 始動!?

国宣言の儀式 宣戦布告

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 リッキーそして、ルビィは城の前に立ち一礼をする。これから、国宣言の儀式をするのだが、やることはキスとかではなく演説であるらしい。本名を言ったら別の意味でばれそうだし言わないでおくことは先ほどアックルにも確認している。

「皆さん、初めまして。昨日モニターで魅惑のサキュバスもとい、怒りの神サキュバスを倒したリッキーと申します。そして、隣にいるのは女王となるルビィというものです。今回、皆さんにお伝えしたいことは警告です。お馬鹿どもが、この国に攻めてこようとしていますけど僕なら、魔力が多いので国5個程度なら楽々破壊することのできる能力を持っています。」

 そうすることで、脅威ということでさらに攻めてくるのではないか、という批判も来そうなのだが。それには、対策はすましていてそのための街を要塞化するというのだ。これは、スピーディーに終わらせてくれたら休みを取らせるということを言ってるので、一生懸命に働いてくれている。この城の地下には自動資源加工機なるものを設置していて、流れ方式でどんどん背減が加工されていくことになっている。いわゆる工場みたいなものだと思っていてほしい。

 「どうして、こんなこと言ってるかって?そんなの、君たちの国の中に今から攻めようとしている愚か者たちへの粛清を行うからそれで対抗してほしくないから言ってるんだ。それでも、攻めてくるというのならこっちは完全につぶす予定でいるからよろしく。攻めてきたとしても、死んでから後悔することになるからやめておけ、と推奨しておく。」
 
これでも、理解できない人がいるのかもしれないのでまとめるとするならば、攻めたら国丸ごと根絶やしにする。負けを素直に認めることで、救われる。

 そして、今回一番やらなきゃいけないことの第一位国の方針についてまとめて言うことにする。一番秘密なことは隠して言うつもりである。

「この国の名前は、バークス連邦国、意味は平和と秩序。繰り返述べることがあるのかもしれないけれども、この国は、比較的平和な国にする。そして、秩序というのは非道な行為を行う者どもを粛清し正していくという役割がある。  
 実際には救いを求めるやつには救いを与えて、そうでなくて喧嘩駅な口調で変なことを言い、殴り、遊び半分で人殺しをやるものには、平等に死を与えるということだ。
 明日、この首都ウロボロス周辺にいる馬鹿どもを粛清するつもりでいるから避難する人はこの首都から100キロ以上離れてもらいたい。別にこの国にいて、本当に実力のある国なのかと思うのであれば残るがいい。この首都にいれば安全と権利は保証する。」

最後に、貿易やこの世界に来た目的、そして宣戦布告のために

「この国の主要貿易品は農業だ。前の国でも、この農業には力を入れていたらしいのでこの国でも行うことにしている。次の主要品はこの世界にはない、新しい技術を作るつもりでいるからよろしく。
 最後に、この世界に招待した神だか何だか知らないけれども、戦争をゲームとして遊び感覚でやってるやつを俺は許さない。いつか特定して討伐する、そのつもりでいるからよろしくな。それと、この世界のどこかにいるかわからない王の皆さん地球を侵略するのであるのならば徹底的につぶしてやる。以上だ。」

罵声が飛んでくるものだと少しだけ覚悟はしていたつもりだがむしろ拍手している人が多いそんな感じである。

二人は、改めて一礼をしてから謁見の間に戻る。

「疲れたな。ルビィ。」

「いや、リッキーが全部話したからでしょ。ルビィは立っているだけで終わったしね。」

という会話をしてから

「さてさて、状況を確認しますか。」

とつぶやき新たに作成したモニターから見てみる。一つは、マイさんでもう一つは城の地下である。



マイさんサイド

資源無限チートを連れてやってきたのは、近くの鉱山である。

「こんなところに、鉱石なんてあるのか。」

と筋肉ムキムキ ライドンが言っている。マイさんは、なんでこんな筋肉バカと行かないといけないんだ。と思っていた。全員が集合した時に、資源無限化チート所持者を聞いたとき2、3人いたらしいのだが、
アックルが言うには、個々の国にある鉱山は3つあるといわれくじ引きの結果。マイとライどんになったという訳である。

「たぶん、あると思うよ。」

といって受け流す。こういうタイプの人間はしんどいと思っているマイさんである。

「ふうん。」

といって中に入っていく二人。それを眺めているリッキーは、

「こりゃあ、やる気なくしそうなパターンだな。ルビィ、マイさんと交代しているから問題があったら伝えてな。」

というと、ルビィは

「うん、リッキー。キスしよ。」

・・・何さらっとキスとか言ってるの・・・まあいいけど。結婚してないけどw

ということで、リッキーはルビィの口に顔を近づいていきキスをする。

 その時間はおよそ10秒。

そこまで深いキスではなかったが、もう少し長ければいけない方向に向かっていきそうな感じであった。

「行ってきます。」

「行ってらっしゃい。」

そして、リッキーはワープ魔法でワープをしたのであった。

ワープした先は、マイさんの少し後ろであった。

「おーいマイ、何怖がってるんだよ。」

と声をかけるとマイさんはこっちを振り向き

「なんでいるの。」

と聞いてくるので

「いや、ちょっと心配になったから、マイさんと交代しに来たんだよ。この後ろの空間から謁見の間に移動してね。」

というと、

「お言葉に甘えさせていただきますね。」

といってここから逃げ出すかのようにさっさと入っていった。

「おい、ライドン。あまり奥行くなよ。」

といったら

「なんで、さっきの奴とは別の人になってるんだよ。」

と気づかれる。

「まあ、いいじゃねえかよ。ライドン、行くぞ。」

「いや、よくねえよ。」

とツッコミが返ってくる。

「マイさんが変わりたいといったから変わっただけだ。文句は言うな。」

というと、ライどんは、

「それなら仕方ねえな。」

とあきらめ半分で言ったので奥に向かい始める。

 鉱山の奥に来た時に、

「ここで、資源無限化チート使えばいいんだな。」

と聞くので、

「ああ、そうだ。」

というと、ライトンはすぐにその力を使い資源を無限化にすることに成功し、こっちのワープでライトンを先に返し、ワープチートの人にワープを繋いでもらい、自動採掘チートに力を使用してもらった瞬間、

<<ゲリラレイドクエスト 鉱山の皇帝 無限巌窟王討伐 出現場所 ウロボロス 東の郊外  
                     出現予想時間 明日の9時が発生しました。>>

という表示が現れた。これって、すべての鉱山で同じことをやったからかなと思い。城に戻る。

 そして、郊外のモニターを見てみると、更にレイドクエストが増えそうなそんな予感がしていたのはしていたのだが

<<レイドクエスト  次元の断罪人 三日後
           堕天使の巨人  五日後
                  場所 ここ
                 出現時間  午前10時>>

ということらしい。

・・・どうしてこうなったんだろうか。あの馬鹿どもは、レイドクエストが発生したからからだとは思うけれども。

 こうして、なんとかなったもののレイドクエスト3連続なことに頭を抱えることになった。リッキーであった。
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