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第0章 エルンブルク王国 滅亡編

エルンブルク王国 終焉の戦い 04 魅惑のサキュバス?との戦い (後編)

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サキュバスとの戦いもクライマックスかとでもいえるぐらいきつい感じ雰囲気がするのである。空が暗くなりこの世界に住まうありとあらゆる生き物この世界にいざなわれたすべての高校生の生徒が、そしてこの世界を征服しようと考えている闇の王の勢力が空に浮かぶスクリーンを眺めていた。

 マリンもこの様子を眺めていて、何かを思い出したかのように言う。

「この人のスキルに、憤怒という七つの大罪スキルがありました。この七つの大罪スキルは、とても凶悪の物だということはご存知ですか?」


と聞いてくるので、


「聞いたことはないけれども、怒りのたまりそれが、闇に浸透して発生するスキルですよね?」

と聞いてみると、それがヒットしていたのか。

「そうですね。そんな感じのスキルだということは聞いたことがあります。七つの大罪スキルは、禁止スキルとしてそのスキルが出てくるというのは、人間をやめて堕落した人にしかつかないことがあります。彼女の場合表部分では一応女王をやってるので、憤怒のスキルが付いたんだとは思いますけど。」

と解説してくれた。それであるならば、この黒いオーラをまとったこの姿はもはや神の姿でしかわからない。しかも奴何言ってるかわからないんだけど。

「;・:p・:・p;;@;p!##%&YU&(%’(‘))%&」

どういう意図で言ってるのかはわからないけれども、魔法の準備をしていることは明らかである。なので、

「世界最大級の魔導障壁 Magic Wall 発動」

それだけしか言葉を発していないのに、敵の周りに障壁が展開する。
マリンがこのように言ってくる。

「探偵のスキルで相手の言ってることを解析したらどうかな。」

確かにそうだな。探偵のスキルは、事件性のある時にしか効果を発生しないけれども、これ以上に効果を持つものといえば、

「戦略見破り、探偵」

の二つのチートを同時並行で使用することである。

 この二つのチートスキルの大きな特徴は、解読の点で優れているということぐらいである。相手の言っていることを解読してそのうえで相手の戦略を読み解くそれが一番の方法である。

 読みとってみた結果とんでもないことが分かった。

あいつは、憤怒の軍隊を深淵から呼び覚まして世界を一斉に攻略する準備をしている。そうゆう結果が出てきたのである。同時にこんなことを考えた。

 あいつのシークレットスキルは、世界消滅させるくらい規模の大きなスキルだということが想像できる。

 そんなことを考えているうちに準備が整ったそうで、

 天空に炎の紋章が現れそこから大量のモンスターが現れてきた。

「めんどくさいけど、全員帰ってもらわないとね。」

といって、

「魔導神が命じる、水神逆滝登り!!!!!」

 ということで、召喚したモンスターたちは、下から竜のごとく登ってきた水にまきこまれつぶされたのであった。

「憤怒の炎」

炎がまじかで発射されるけどガードされる。

「障壁解除!!!」

と叫ぶも効果はなし、

 剣で傷つけようとこちらにやってくるけどまったく意味をなさないのであった。

それで先ほどより壊れたのか、

「自爆、世界もろとも壊してくれるわああああああ!!!」

言葉が正常に戻ったようで、自爆といってくれた。なので、

「障壁圧縮」

 障壁を少しずつ少しずつ小さくしていくことが大事なこの技は某アニメ○○でやっていた。○○の技をまねたものである。異論は認めん。少しずつ小さくなっていき半径10メートルほどのボールになったところで爆発した。威力は、原子爆弾とまでもいかないがきれいな花火のようにしか遠くから見てた人は思わなかっただろう。それで、戦いが終わる。誰しもがそう思うだろう。けど、このサキュバスずる賢いのか。

「World Crash 世界もろとも滅びてなくなれええええええ!!!」

と魅惑のサキュバスの遺言が聞こえたかと思う。
何を言ってるんだ、あいつはと思っていたが。

不意に暗くなるので見上げてみると、空から巨大すぎる隕石が落ちてきた。大きさは、直径2キロほどの大きい隕石である。あいつは、ジャイアントインパクトを起こすつもりなのかよ、と思いながらも冷静に、

「隕石は焼失させないと、いけないはずだよな。マリン」

「そうですよ、リッキー。あと一つ、この国には、楔が刺さってる広場があるじゃないですか。そこには、封印の魔物が保管されています。」

「なぜ今言うマリン?」

「その復活条件が楔の破壊そして、女王の死です。片方が突破されたので楔が破壊されてしまえば、封印の魔物が復活するというものです。」

 聞いたことないし、初耳だしなおさら、隕石を完全焼失させないといけなくなるよな。

本気でやらんとな、これいうの何回目だろうか。

「 全てを焼き尽くす炎の長よ、その力を使い隕石完全焼失させよ!!!
リバースボルケーノメテオインパクト」

 これこそ、狂っている技である。わざわざ上から落ちている隕石の上に巨大な隕石を作りそれをワープホールでワープさせ上と下の両方から隕石を焼失させる技である。高度な技なのかもしれないけれども、これを10レべでやり遂げるのがまずおかしい。

 何はともあれ、隕石は焼失したのであった。これで戦いは終わったのかとほっと息をしている間に、

「ワオオオオオオオオオオオオン。」

 という、小さな魔物ではありえないくらい巨大な声が聞こえたかと思い後ろを振り向くと、
空を浮かんでいる顔が三つのケルベロスがそこにいてそのうちの一つの顔が体にあたり

ばびゅーーーん 

 と一直線に落下していく。
 こんなことで死にたくないので、魔導障壁トランポリン型を作成して何とかなったが。

「こいつは何なんだ。」

「闇の王のペットです。」

 という、マリンの声が聞こえたのである。そして、薄暗い声が聞こえてくる。

「お前か、私の部下魅惑のサキュバスを倒した若造は」
「そうだけど何か?」

 これって、闇の王だよね。多分だけどさ。あいつが、

「あいつもまだまだこれからだな。仕方がない。ここに眠る、龍か蛇なのかわからぬが復活させようか。それで、倒したら今は引いてやろう。倒せなければ、この国にいるほかの生徒皆殺しにする。」

 どうしてこうなる、結局封印の魔物、、、復活させる気がしていたけれども。
・・・結局こうなるのか、とため息をつき決心をする。

「いいだろう。その挑戦受けて立つ。けど、ケルベロスが乱入するのは・・・」

闇の王は少々です息をはきながら、

「遠くから見守るから大丈夫だ。問題ない。」

 それあかん奴やん。絶対に乱入されるパターンやん!!

 と思うしかない。目の前の敵に集中してこのケルベロスは少しだけ気にしておこう。念には念を入れることが重要だしな。

 闇の王が、暗い声のまま。

「復活せよ。この地に眠る、魔物よ。凶悪になりこの国を滅ぼせ。さすれば、我がペットにしてやろう。」

 何なんだよ。こんな、復活の呪文ってあっていいものなのか!!!??

 しかもペットだと、こんな風にモンスターって増やしていいものなの。


 っと驚いている間に楔がグシャっとつぶれ魔法陣が輝き始めるのであった。

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