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第0章 エルンブルク王国 滅亡編

瞑想

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女神は、苦しんでいた。いや、苦しんでいるふりをしていた。

「くくく、お前が私の体を使えるとでも・・」

「ええ、無事使って見せましょう。そして、あなた様は例のリッキーというやつの心に侵入してください」


「フフフ、それはあの方の命令。」

「ええ、怪しまれたらすぐに出ていきこいつらを葬り去る準備もしておいてください。」

「了解。これでまた私たちの力が高まるわね。」

二人は馬鹿笑いし始める・・・・しかし、こんなところで悪だくみしても無駄なのかもしれない。すぐに運命が終わるなんて誰が理解しているというのか。誰も理解することはできない。想像もできない不可思議なことが起きるとは誰もわからない。


マリンはそいつに魂を売って自分はリッキーの心に侵入する準備を始める。そして、魂を譲られたものがついに、



「キャハハハハハハハハハハ、ついについに女神のからだを乗っ取れた。この世界に送ったやつは我々の軍隊を作るためだ。こいつらやっとの子とで自分たちが騙されたことにようやく気づいちゃった。最弱の国に送って最高じゃん。それ以外の高校は、私のてで洗脳したんだから。キャハハハハハハハハハハ。あの方のためにそしてこの高校を蹂躙して全てを終わらせまたあのお方に褒めてもらうために」




と、勝利を確信したかのように笑っていた。
 けれども、これがそのものの最後の笑いになる・・・





一方そのころリッキーは彼女たちの話に耳を傾けつつ魔法の準備を始める、まずマイさんが


「あいつは、私たちを騙したんだわ。」


と言うマイさんは、怒りでからだが燃えるように熱い。けど、リッキーは頭の中で考える。

 まあ、俺たちをだましているということは誰でもわかるそりゃあ自分でもこいつらは敵だということはわかっているこいつらを泣かせる人物は誰なのか。こいつらをだまして得をするものは誰なのか

一回膝を組んで瞑想をし始める。

 おろかな王と戦った時に出たあの黒い魂がでたとき、女神は少しだけ苦しんでいる様子だった。演技だということも確実に理解できる。しかしこの苦しみぶりは多分呪いをかけられたのだろう。この国には、何もないというのが、嘘になり、世界を股にかけて動いている。この世界での、もう一つの敵なのかもしれない。と考えると、今ここにいる全員が呪われていることになる。それならばできることはひとつしかない。自分が浄化させるしかないだろうと思ったりしている。


ということで、そっと目を開けた。


「全員にこの魔導王が命じる。 洗脳を解除 。」


 たったこれだけで効果発揮されるのだ。生徒一人一人に魔法陣が覆いガラスが割れる音がしたのであった。

そして、全員に何が起きたのかわからない顔でこっちを見ているので、いちおう自分の考えていることを説明し始める。


「この世界に来てからの記憶があるのかもしれないが、この世界に来た瞬間全員呪いを受けていた。その呪いは、全員を自害させて殺すという悪質極まりない非道な行為だと俺は思う。その洗脳を行ったのは、呪われた女神マリンということになる。二時間前、俺がおろかな王を殺したときに、黒い魂というのが、はっきり見えたはずだ。それが、お前たちを洗脳しているとしか考えられないんだ。このことに気づいた俺は、ここに集合させて、洗脳を解いたということだ。あと、あの女神に耳を傾けるな。ここは一度死ぬと二度と生き返ることもできないし死んだら元の世界にも戻ることができないかもしれない。死んでみないとわからないこともある。この世界は偽りに包まれている。誰しもが言ってることに疑うことが大切だ。」


 こう説明すると、大半の生徒は納得した。そして、生徒たちに潜伏していた。黒い魂が、抜け出し始めて空へと上昇し始めるのであった。


 マイが、こっちに近づいてきたので何かと思うと、

「ありがとう。このままだと、あなたのことを殺してしまいそうだったわ。」


 さらっと、怖いことを口に出すマイであったが、それはルビィやリカニャンも同じだったようで、それぞれが


「ごめんね、リッキー殺すかもしれなかった。」

「 リッキーさんごめんなさい、わたくしリカニャンもうすこしおそければ、あなたを殺していたのかもしれません。」


とまあこっちはおこってない・・・けど、あの悪い女神に殺されるよりはこいつらに殺されてもよかったのかもしれないと思ったのはここだけの話。これ以上は・・・。


「大丈夫だ。ルビィ、リカニャン、マイ、誤らなくていい。俺は、このように洗脳する闇の魂とあの女神らに怒りを感じている。奴を殺すために協力してくれないか?」


すると、三人は大きくうなずいたのであった。


「OKリッキー。」

「リカニャンも善処する。」

「さて、まず何をする。リッキー!!」


と同じように言っていた。


まずは、この町が戦場になることは不可避なので、


「この町に住む住民たちを非難させるか。家の中に入れてくれ。全員総動員でお願いな。」


というと、執事やメイドさんそして、生徒の半分が

「はい。」

「承知いたしました。リッキー様」

 メイドさんは、一時間待っている間に一人のメイドさんがいたので一時間後に全員ここに集合するように促してみたところ、300人以上いたという驚愕の事実に驚くしかなかった。


 そして、軍事に詳しい数名とマイ、ルビィ、リカニャンで話し合いを始めることにした。

「一応、まずは女神マリンの闇を追放するわけだが。まず、名前と選んだチート能力を教えてくれ。」

そうゆうと、軍事に詳しい一人目の男が立ち上がる。

「俺の名前は、ガルという名前で軍事ゲームをやっていたものだ。チートスキルは、マイさんと同じ系統の防御力上昇だ。」


防御力上昇  味方兵士の防御力を極端に上げる。


 チートすぎるだろ。次に、どこで買ったのかわからないけれどもハンマー持つ一人の男性が、

「俺は、バリス 鍛冶関連のゲームをやりこんでそして、戦争ゲームもやってたんだぜ。チート能力は、武器作成ぐらいしかないな。」


武器作成  ゲームの鍛冶屋でできることをすべて一瞬に終わらせることのできる能力

このチートは重要になりそうだ。しかし、何かわからないが殺意を少し感じていいる。これは少し気を付けて行動sないとな。と思っておく。

最後に一人の女性が立ち上がり、

「私は、コリンと申します。三国志大戦とかで天下統一をいたしました。私のチートスキルは、策略家です。」

そうなんだ・・・。彼女は少しだけ信用できる。彼女はルビィに次いで二番目に可愛いということで有名である。

策略家  古代から戦争で使われた戦術を今ある状況に置き換え瞬時に命令ができる能力

 何かとすごそうな感じがするなあ。と思うしかない。ちなみに、これは世界中の戦術を使えるらしいので、役に立ちそうな感じだが完全にネタのチートだなと思っている。この3人なぜか人ではない気がする。ほんものはすでに殺されているのか。生きているのか。初めの二人はここの高校にいるといううことは絶対にありえない。


「じゃあ、こっちのチートも言う。」


そして、いろいろと教えたのであった。しかし、共有のチートのことだけ言わない。


「ということで、女神と戦うのは俺だけでいいか。」


作戦言いたいのにというメイさんに向けて、

「今回は、激しい戦いになるということは、承知なんだよ。先ほどの愚かな王との戦いだったけど、あまりにも強かったんだ。チート能力で超回復とか瞬間回復とかそういうチート能力があればいいんだけどな。」


それでも、


「私は戦いたいです。」

「リッキーを頑張って支援します。」


「作戦は、考えていいのでどうか、私たちにも戦わせてください。」


しかし、彼女たちにも戦うシーンがある。

「残念なことだが、全員戦わないといけない気がする。自分がボスを倒していくからほかの人たちには、その取り巻きを殺してくれ。」

と考えてこのように答えるしかない。それで、納得してくれたので良かったと思っている。

と思っていたら、助けの船というのかどうかわからないけれども、あの野郎がやってきあがった。


「ごめんなさいねえ。リッキーさんわたくしマリン闇に染まってしまいましたので意識だけ逃亡してきましたー。」


とさらっとおかしなことを言っているなあと思って周りを見渡してみても誰もいない。どこにいるんだ。声は聞こえるのに姿が見えない。ということは・・・。



「マリン心の中に潜んでるのか。」

と聞くと、

「正解、リッキー君!!」

と喜ぶ、マリンだった。あの野郎ぜってえに殺してやる。闇の魂の次は貴様だ。と思っておいてマリンには口に出さない。それを出したと決まっているのは全滅だからだ。

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