異世界間移動世界船での開拓日誌 ~未来技術で大規模開拓するってよ~

コロンact01

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第一章 トゥインク王国改造編 後半戦 悪魔の大洞窟からディンクロー討伐まで

第113話 新たな技術と嫌な予感

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 二人の間に乾いた風が吹きそして守弘は片手で魔力を込めて鍛錬に作った剣を手に持てるサイズで生成すると、

「なかなかいいではないかそちらが、そのような武器が使うのであるならばわれも同じように使うとしよう。<魔力剣マジックソード創造クリエイト闇剣ダークソード>」

と敵も剣を出すが闇のオーラが出た。レイスは、

「剣を作成するときに、<名前ネーム>を刻み込むとその分オーラが出てさらに密度が濃くなることにより強さも強くなるという寸法か」
「ああ、ご理解してもらってこちらにとっては感謝でしかないですな」
「いや、こっちも寿に次世代になるとは思うが」
「お前には、後で寿命を伝授をしたほうがいいか」
「そういうのあるのか」
「ああ」
「だが、知る必要はない次世代といっても後数千年ある」
「そうか」

という二人の会話をしつつ守弘はもう片方の手にも魔力を注ぎ双剣にして両手を使い構える。その時、奴も同じように構え

「それでいい。こっちに向けてかかってこい」

ということを言われたので守弘はそのいう通りに向かう。そして奴と剣でぶつかりそして即座に剣を返して押し出す。守弘は一回敵と判断して思考を加速する。そして、そのほかに何も考えないで周辺警戒をしておいてぶつかる。そして、剣を左右右往左往上下、飛んだりしゃがんだりと様々な態勢で戦いを強いられることになった守弘は相手の行動を読み解こうとするのに時間がかかり攻撃されそうになる。それでもその攻撃をレイスがバリアを張って何とか難をしのぎそして離れる。相手はそれを見逃さないように攻撃を加速していき壁が迫ってくるので横によけると敵は壁にぶつかったかと思えば、奴は

「今の実力はそういう風だな。さて、実力に免じてここで新たに2つの魔法と1つの技を授けよう」
「えっと、どちらを先にやるのですか」
「技でいいだろうな。魔法は魔力を使う分俺が疲れる」

 そして彼は剣を使って美しい乱舞を行う。それの剣は双剣でしかもどちらも被らないように腕を動かし交差させ、相手から距離を取るような技をしたかと思えば片方の剣をブーメランのように投げ片方の剣で細剣の素早く突いてから剣を受け取ってから、空中回転をしつつ着地し、

「これが、Ⅰだ。これを今ここで行え」
「えっ」
「行えないなら俺が今ここでお前を殺す」

という風に脅され自分も同じようにやってみる。一度見ただけでできるものかと思えば体が勝手に動き始め先ほどと同じように動いていき最後両方の剣をくるりと回してから着地そして剣を帯刀した。

「どうしてできたの」

と呟くと奴は、

「この魔法は、1つ目の魔法と1つ目の技の合同、脳にある記憶器官を刺激し直接叩き込んだというものだ。弟子側の実力によって教えられる技にも上限があり弱すぎたら一度使うと死んでしまう恐れがある。そういう魔法。そして、俺が教えるのがめんどうくさいから全て叩き込んでおいたという前世の記憶からこの魔法を生み出したという風にもいいかえることができる」
「それでこれは」
「教えるつもりはない」
「そうですよね」

 せっかくこの魔法を覚えることで楽できると思ったが世の中そこまで甘くはないようだ。ここでシステムが鳴り

<ファーン、これにて『神になろう』レベル上限第一試練と判断。次に魔法の伝授とその使用第二試練神殿攻略開始>

と不意に聞こえたかと思うと奴の周辺全域にオーラが醸し出される。地面に紋章闇の象徴する黒色の円が出てくる。そして奴を中心にそのものを守るという意思の表れなのか。その円から様々な魔法が放たれてくるそのどれもが範囲攻撃直線攻撃追尾攻撃その3種に分かれている。それを見分け敵の隙に入るのは難しい。それに攻撃する感覚が短く一瞬の隙が必然的に死をもたらす可能性もあったりするからだ。これこそが、新たに覚える魔法なのか。

「この技は、紋章魔法もんしょうまほうとか言う昔からの魔法だ。といっても3000年前の魔法であるがゆえに禁忌魔法とか言われかねないけど。今だったら、この魔法は今ではどこにもない特殊魔法とかユニーク魔法とかいう名前で呼ばれるかも。それにこの魔法を使えたのは先代虹の精霊王のみそれを俺が必死こいて覚えた技、それを覚えてもらう」

と説明する。守弘は、

「了解、どうやってやるのか教えてください」

というと、奴は、

「まあ、良いが」

 といったところで奴は遠くを見渡すと、

「おっと、そろそろこっちも出ないといろいろと大変なことになりそうだな。ここでアドバイス。紋章魔法は魔力消費量が多い代わりに周りの味方にも一時的に魔法の力を与えることのできる魔法でもある。オーラを出すのを応用して行うのがいいと考えられる。では俺は次の場所に手お前を待つ。この魔法の続きは<叡智の監獄>の中にいる人工知能にも聞きな。じゃあ、この殿ころ合いだから俺は去る」

と慌てて去っていく姿からよほど恐ろしい存在なのだろうと認識。

「オーラを出すのはそこまで難しいものかな」
「今まで普通に使えたと思っていたのはあれ先代のおかげか。先代様のおかげだな」
「で、今からそれを使うけどエリアってどこまでも行ける感じかな」
「紋章魔法か魔力量が高い奴ほど広い範囲で使えることができるはずだその分魔力枯渇になると宣言しているみたいなものだからな」

それを聞いて守弘は、確かにそうかもしれないけど魔力枯渇状態で倒れることになると危険が付きまとう状態になりかねないということだ。例えば萌花に襲われるというか、襲われる未来しか見えないじゃ。そろそろ守護者の出現予想時間かな。そこにいきなり砲弾が飛んでくるそれに驚きつつすかさずよける守弘そしてレイスが、

「これは予想以上に危険だ。リン聞こえるのなら応答してくれ」
『了解しました。危険ですね、質問は』
「ああ、神殿に入ったのはいいのだがまさかここが戦車生産いやここは完全ある廃棄された戦車基地それも全て敵で破壊しないとだめだ。後は、<歴代の辞書>といわれていた奴だが、<叡智の監獄>というのが本来の名前だったというのと、<叡智の監獄>ということになると人工知能はお前の想像している100倍以上入る場所。そいつらをお前の傘下に入れることになるが管理はできそうなのか」

ということを一気に聞く。守弘は一気に報告と質問をするなよと思いながら敵を見る。緑色の装甲車そして緑そして透明迷彩付きの砲口付きの10連砲型巨大戦車を先頭におよそ100台を超える戦車がやってきた。山脈の中に駐車場があってそこに100台がいて先ほどの魔法なのか俺が入った後で目が覚めたということになるのか。それを聞いた守弘は、

「嫌な予感がするなあ」

と感じながらリンの次の言葉を待つのであった。
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