異世界間移動世界船での開拓日誌 ~未来技術で大規模開拓するってよ~

コロンact01

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第一章 トゥインク王国改造編 後半戦 悪魔の大洞窟からディンクロー討伐まで

第110話 闇に閉じ込められた少女 ~暴走直前~

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 リンは守弘の声にこたえるようにを出してはくれているがリンの意志で出したとしてもそののちにまた力が奪われたのだという説明も込みの説明が終わったところで萌花は、

「そういうことね。寝ている間に26層まで来ていると思ったらこういうことか。なら次の殿も余裕でクリアできそうだね」

 と萌花が言う。守弘は、

「次のフロアがラスボスらしいから歩いて向かう。それがいいことなのかもしれないしということを聞いたからな、けど多分敵は雑魚ざこの可能性があるが」

 と守弘は言いつつ降りる。萌花もフル装備で降りる。29層は眠りについた雰囲気であった。

 そしてその下からはが吹き荒れそうなそんな場所のような気がした。守弘と萌花が降りると何かがあったのだがそこにあったのは爆弾のようなものが置いてありそしてその俺たちを乗せた車はどこかへ消えていったというか次元の空間で回収された。

 おそらくだが俺たちが神殿を粉々に破壊する破壊神と感じたのかそれとも回収作業をしてあれに備えるためか。けどそうだとしたら俺は破壊神じゃない。威力高めすぎたら破壊されただけやとツッコミを入れたくなる。もしかして……それとも……、

「じゃあねえ」

 と萌花は消えていく車に声をかけそして萌花は守弘の手を引っ張り二人で下に落ちていくのであった。そして一番下に降りるとそこにいたのは大きな鳥とそれにまたがる大きなデーモンである。

 悪魔とデーモンは同じだが、そいつは騎士の鎧を付けていて便利ゴーグルが寝ている間にアップグレードされ敵の名前が出てくるようになった。そいつが、デーモンナイツという名の敵でこの神殿のボスである。ボスは、

「このチーターめが」

 という愚痴を言っていた。まあ仕方ないのかもしれないけどいくら何でもねえ。自分が長年準備していたのにそれをフルボッコにされたからだろうな。

「さあてとどのように調理しようかな」

 と守弘が剣を放り投げつつ言う。萌花は、

「けど、上の奴より弱い雰囲気もするけど……いつも通りまあ、フルボッコという通りに同じようにやればいいんじゃないかな」

 と萌花が言うので守弘は、

「確かにそうだね」

 といったかと思うと守弘は萌花に炎の威力を強める力を付与する。そして萌花に、

「さあて、お前が暴れていない分お前に全て任せるな」

 といってから萌花は守弘の方角を見ると彼女は、

「いいやつだな」

 ということを言ってくる。そんなことを言いつつ守弘は神殿を破壊されたときにすぐに脱出できるように準備しておかないといけないというのがこっちの考えなので守弘はレイスに、

「さて、脱出できる算段は」

 と聞いてみるとレイスは、

「それかそうだな。余裕で行けるとだけ言っておこう」

 ということだったのでレイスに、

「その方法はもしかしてだけど飛び出すとか言うわけではないよな」

 と聞くとレイスは、

「もちろんだ。あいつが撃破されたら即座に脱出しようと思うからな」

 ということなのですぐに逃げないといけないということになるのは確実事項となった。なので、

「さて、萌花ということだから思い切り吹き飛ばせ」

 というと萌花は、

「わかった全力で潰すね」

 という返事が返ってきたので守弘は一安心というか身の危険を感じ魔法の準備を怠らない。萌花が、

「さあ行くよ。雑魚。炎纏いほのおまとい炎剣地獄えんけんじごく再現さいげん、神殿崩壊させてしまえ」

 という何とも意味不明な技である。そのようなことで効果があるのかと思っていたらその効果は本当に大丈夫なのかと疑うものであった。まあ、炎が敵にまとわりつきそして萌花が炎の剣を抜き敵に向けてそのできたばかりの剣を投げつける。そして敵の周辺は爆発物のような感じの熱さになっている。そして萌花は敵が倒れていないけど向かってきて、

「さてもりくん。後は頼んだよ」

 ともりくんにもたれる萌花、まあ、守弘は萌花に、

「敵の攻撃をさすがにやらせてあげろよ」

 といいつつも萌花を背負いレイスに、

「さあてと、そろそろ爆発するからそれと同時に、砲弾のように飛ぶという感じか」

 そんなやり方あるのかよと心の中で本気でツッコミをしてから、魔法で穴をあける。というのもこれは先ほどあの車が消えていくときにレイスが魔法で穴をあけたのだ。それを伝って帰ろうという寸法である。守弘は爆発する瞬間風魔法で上に飛び上がる魔法を使い空に吹き飛ぶ。それもすごい勢いでである。そうすることで、一昨日の攻略で穴が開いた旧悪魔の大洞窟、そして神殿からの脱出と山から飛び出しティペンシー村を見つめる。そこからが問題であった。

 どうすればいいのやらとも考えた。そして落ちながらバウンドするときに光の刃を強めでそれに風属性を付与しゆっくりと着地する。その後で、魔力を使い果たした後で倒れる守弘をどこからともなく現れたロボットが4台で萌花と守弘を拾いレイスがベッドに寝かしつけるように命令してから二人に向かって、

「少し眠る可能性がある。眠りながらもなぜか来るときがあるのでやってくるからな」

 ということであるらしい。なので守弘は『おやすみ』とだけ伝えて下に降りそのまま睡眠に入るのであった。その時には全員睡眠についてそのまま次の日になる。神殿が攻略されたことにより宝玉が彼らの手前にやってきた。寝ている間にまるで何かに連れてきたかのように置かれたのであった。

 それと同じころ、

 “ウグウウウウウグアアアアアアアウアアアアアアアアアアア“

 ティナの体は、もはやをとどめておらずいつ野生に帰ってもおかしくはない状況へとなっている。そのティナの鼓動と同時に宝玉が淡く光るということは、それはそろそろ色々起きるという示唆をも表現しているかのように感じたのも無理はないだろう。もはや、解き放たれるも時間の問題かもしれない。巨大な闇がどんどん出てきているという。リンとバルは、いろいろな意味でここの世界の闇はなぜ生まれるのか。そして、地球上にある悪魔の伝説を調べ始める。己の頭にはインターネットで信じられる情報のみ仕入れてきた。

 それと同時に建築ラッシュが始まった。ロボット10万台フル稼働そして軍事フル拡張、新たな兵器の解放拡散それを行わないと気が済まないそのようなふんいきまでもが醸し出されていた。


 けど、ティナの心奥深くでは彼女は涙を流してきていた。

「早く、わだじをたすげて……私が堕落してヘルスが闇の精霊神せいれいしんになってしまうその前に……」

 そんな彼女とは裏腹に”闇”が彼女の心までもを侵入しようとしていた……。
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