上 下
93 / 136
第一章 トゥインク王国改造編 後半戦 悪魔の大洞窟からディンクロー討伐まで

第87話 悪魔の大洞窟攻略作戦前日前夜 

しおりを挟む
  どうしても悪魔の大洞窟を攻略し終えてがある。そのためにゆっくり準備することが大事だということだ。理由はもちろんのことだが大洞窟の今後のため。そのために、更に一週間がたった。そのころには全員の平均レベルが2000を超えることになった。

 それで攻撃力はというとなんと平均5000ぐらい程にしかなっていない。それでも最高は守弘と萌花の二人はステータスが10000大丈夫になっている。レベルがどんどん上がっている。現在の防御力は7500程度になっている。全員のレベルが上がりすぎていていいことなのかもしれないね。まあ、チートということにはなっているけど・・・。それ以上の奴のほうが多そうな気もする。

 そこまでといっても半分以上の期間は戦闘訓練に費やしてきたのである。まあ、萌花と俺の実践訓練により観戦している人のレベルが一気に上がったことが原因とは思うけどね。それでまず、平均レベルが1000上がるのはいいんだけどね。おかしくないと思ったそこの君だよ。

 それに攻撃力は精霊王同士の戦いをという技術。それは、どこからとったのかは分からないけどペガサスの翼などに搭載されていたのを応用したということになっているらしいね。搭載されているのをどうやって解析したのかは聞かないけど・・・。それによりどこでも見れるようになったからゆくゆくは世界全体放送と放送局ができても何も問題がないはず・・・。

 けど、リン。お前さんは強いということはよくわかるけどそこまでして強さにこだわるわけを教えてくれてもいいのだよ。まあ、聞かないようにはしている。何かしら聞いたら何かだめなような気がしてならないからね。モニターの技術に少し疑問に感じたのである日聞いてみた。

「なあ、リン。観戦していたらがあるのか聞いてくれない」

 ということを俺がリンに聞いたときにこのように返答が返ってきた。

<観戦すると全員の強さが一定以上になりそこから戦いの仕方を学ぶことで更なるが期待されるのです>

 とのことで全員に集中できるように改造したのがこれであり、それを駆使することは何であれ文句は言わないそういうことをそういう約束を交わしている。そうして戦いに備えないといけないしみんなで集まって戦わないといけないからね・・・。まだまだ戦わないといけないことになっている気がするが・・・。

 そんなこんなことで時間が過ぎていきついに作戦開始前夜になった。ということで、悪魔の大洞窟攻略戦の準備をしていた。作戦会議室はアンデショナルがいる古代兵器仮置き場、メンバーはいつものメンバーである俺と萌花ティナそしてフィニー、メレ、レイス、バクス、ヘルス。そしていつもとは違うメンツとしてエレにリンとバルといった感じである。

 リンの作戦を立案し俺が少し改造した結果とでもいうべきだろう。といっても根本的から変えているので何も言えないけどね・・・。

 さあて、この時に作戦実行するわけはアンデショナルの救出作戦もそうだけど悪魔たちが招集している以上に敵のレベルが急激に上昇しこのままでは負けると判断したからである。

 この判断は何気に間違ってはいない。この後で戦いの当日になるとレベルがこっちと同じ5000レべになるということである。防御力の面では全く問題ない。それに荒くれ悪魔がのろのろ出てきてくれたおかげで悪魔の対処法は考慮済みである。それらも含めて会議だ。

 始めに、俺が、

「さてと、今から現状を確認したいと思うのだけどリン説明してくれないかな」

 というとリンは、スマホの中から姿を見せるリンの現在の姿は黄色の髪にそれにつやのあるほほそしてにこりと笑うそのしぐさはまるで妖精のようにも見えるけど体系は人型という格好であった。

 彼女の姿をスマホから見ているけどもしかしてスマホの中からが来るかもしれない・・・。と内心恐怖で足が動かなくなっている・・・。

 というのは置いといてそんなリンが声を上げて説明を始める。

<はい、現在悪魔たちは大体3層のうち一番大きな広場に集合していてその場所は3層のうち第2層にあたる部分だと推測できます。その数はおよそ3000万ですね。前計ったときからすると数は倍以上に膨れ上がっています。これは、どこかの場所にある別の悪魔洞窟から悪魔をここに招集したことなのかもしれないですね>

 とのことだ。そして、リンはこのようにつつける。

<数はごり押しするのでいいのですが、こちらの陣営と向こうの平均レベルの差は歴然としています。こっちは5000レべそれに対し向こうは7500ですね>

 これはレベルの数字の話であってステータスの問題ではない。

「レベルの差は2500とありますが実際の所こちら側が有利なのは変わりありません。攻撃力はレベル10000ほどの強さ防御力その他は9000レべの力を持っていますので大丈夫です」

 ステータスは圧倒的にこっちが勝っているものだという認識であっている。敵の数ステータスが勝っているゆえに、

<さらに、悪魔の雑魚を処分し解析することで弱点が分かりました。それは、核ですね。各悪魔には決まった場所に核がありそこを打ち抜くことで一発即死に追い込むことが可能です。個体によりますが・・・。核がない個体も数体いてそれらはすべて隊長クラスですのでそこだけは油断しないように気を付けてください>

 とのことらしい。そこだけが少し難易度が高いというものである。そして、リンは言う。

<いつも通りティナ萌花守弘で攻めますが前衛にロボット集団を派遣し数を減らします。そしてフィニーとメレは同時行動で別の場所にも入り口がありますのでそこから<彷徨える人>を救出してください。そこからが近いですが、メレを筆頭に人型精鋭妖精を連れていきます。ちなみに、負けそうになったらカリスを投入しますのでそこはよろしくですね>

 ・・・カリス投入って負ける前提かい・・・。そりゃあ、いきなり彼らの前に竜人は妖精が来て挙動不審になり戦いが勃発し・・・。負けそうになったら絶対に勝利するカリスがやってきてフルボッコにするという未来が見えなくもない。まあ、それでもいいけど概要はこんな感じかな。じゃあ、次は詳細説明をバルに頼もうかな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

騙されて異世界へ

だんご
ファンタジー
日帰りツアーに参加したのだが、気付けばツアー客がいない。 焦りながら、来た道を戻り始めるが、どんどん森が深くなり…… 出会った蛾?に騙されて、いつの間にか異世界まで連れられ、放り出され…… またしても、どこかの森に迷い込んでしまった。 どうすれば帰れるのか試行錯誤をするが、どんどん深みにハマり……生きて帰れるのだろうか?

獣人の里の仕置き小屋

真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。 獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。 今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。 仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。

保健室の先生に召使にされた僕はお悩み解決を通して学校中の女子たちと仲良くなっていた

結城 刹那
恋愛
 最上 文也(もがみ ふみや)は睡眠に難を抱えていた。  高校の入学式。文也は眠気に勝てず保健室で休むことになる。  保健室に来たが誰もいなかったため、無断でベッドを使わせてもらった。寝転がっている最中、保健室の先生である四宮 悠(しのみや ゆう)がやって来た。彼女は誰もいないと分かると人知れずエロゲを始めたのだった。  文也は美女である四宮先生の秘密を知った。本来なら秘密を知って卑猥なことをする展開だが、それが仇となって彼女の召使にされることとなる。

魔法少女マヂカ

武者走走九郎or大橋むつお
ファンタジー
マヂカは先の大戦で死力を尽くして戦ったが、破れて七十数年の休眠に入った。 やっと蘇って都立日暮里高校の二年B組に潜り込むマヂカ。今度は普通の人生を願ってやまない。 本人たちは普通と思っている、ちょっと変わった人々に関わっては事件に巻き込まれ、やがてマヂカは抜き差しならない戦いに巻き込まれていく。 マヂカの戦いは人類の未来をも変える……かもしれない。

鑑定能力で恩を返す

KBT
ファンタジー
 どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。 彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。 そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。  この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。  帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。  そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。  そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。

冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました

taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件 『穢らわしい娼婦の子供』 『ロクに魔法も使えない出来損ない』 『皇帝になれない無能皇子』 皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。 だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。 毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき…… 『なんだあの威力の魔法は…?』 『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』 『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』 そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

平凡冒険者のスローライフ

上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。 平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。 果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか…… ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...