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第一章 トゥインク王国改造編
第73話 ボス戦前の下層攻略
しおりを挟む守弘は、城の中に入っていく。その城には監視カメラみたいなものが至る所にありそれは、全員に見られているということになっているらしい。リンに言われてイヤホンにかけるつまり、遠距離イヤホン指示器にて城の中をスムーズに進んでいる。
近距離で向かおうと思ったらとても敵の数が多いということになっている。敵の数を減らすために攻撃する手段はあまり使いたくない。こっちが思うに、こっちが技を出せば出すほど向こうに敵に自分の力を見せつけているということになる。
一体全体に何がしたくてこんなことをしているのかは敵にしかわからない。そして敵の情報位置についてはリンが教えてくれることがあるということになる。
リンによると、現在街作成は順調にいっているらしく。敵が出てきたとしてもバル部隊が倒しているらしい。
そして、リンたちが完全に決めていることだけど、今回のことに自分たちは関与しない。そして、守弘が城で戦っている間にこっちで街を作っていくその同時進行になってくるねということで、自分たちには一番やらないといけないことの一つとして頑張っていく。
という感じであるらしい。
それに、最奥部に行けばすべてわかることになるからね。
そして、自分たちには何事も好きになっているのかは知らないけども、一番最奥部には強敵がいることは歴然とわかる。リンは、まるでこの中の情報を把握している感じだけど聞いた話だと守弘が兵器に触れた瞬間スマホ端末を渡したときに同時に入れた小型メモリーが役に立っているとのことだ。
それの役割は、機械に侵入することのために開発されたものでハッキングを容易にするためのものであったらしい。ハッキングという知識がこんな異世界で役に立つことは初めてでそれにはこっちも驚いている。
リンも使えるかどうかは運だったそうで仕えてラッキーと思っていたらしい。それが、ここで証明されたということになる。
それにしても、外から見るのと中で見るのとで思ったけど大きさが明らかに異なっていることが分かる。
中に入ってみて思ったこととしては、この大きさが異例というかね。外から見たら明らかに収まりきらないような広さをしている。そして、敵の強さも倍以上違って攻撃速度移動速度などもそうだけど魔法も詠唱をあらかじめしておいてこっちが出てきた瞬間に攻撃をしてくることだって数回あった。
数回といっても攻撃魔法はどれも一致していてそれも威力がとても弱そうな雰囲気も醸し出していた。しかし、実際に放たれるとその威力は絶大で結界を放たないとそこが吹き飛ぶ程度であった。
そして、その一発に全てをかけていた敵は、ビンビンとしている自分を見てさぞかし絶望しているだろう。そう思いながら命を刈り取りつつ奥に向かっていく。
奥に向かいつつ立ち向かってくる敵を時には剣でそしてたまに魔法を使ったりすることが必要になってくる。そうやって倒していく。
そんな単純なことで戦うこと一時間以上経過していた。これは、野営も考えないといけないのじゃないかなと思っていた時に遠くに見える階段のマークの扉があり意味ありげにその扉の大きさが大きかった。
それは、つまりボスがいるということになる。どこぞのダンジョンゲーかよという内心のツッコミはほどほどに忘れ物がないか。といっても持っているのは剣に魔法そしてイヤホンだけで飲み物は休憩スポットがあればそこで補給できるができなさそうなので水魔法で飲み水を作成し土魔法で水を入れる桶を作る。
それは、鉄とかで代用もできるという上級魔法もあるけど鉄がないのであきらめる。扉の前にはどうぞ休憩してくださいといわんばかりの焚火が意図ありげに設置されているのでそこで休憩するかと思いつつ扉はどこかのタイミングで勝手に開いてくれるかなということにかけることにする。
そして座ろうとしたけどそこで一つ気づいたことがある。それは、なんでこの焚火の近くに設置型のボタンがるんだ。もしかしたらだけど踏んだら作動するということなのじゃないのか。
ということで聞いてみたい話だけど実際にどうなのだろ。
「なあ、リン。このボタンってどうなのかな」
と聞いてみるとリンが、
<悩んでいる暇はなさそうだよ。この城最悪なことになるかもしれないね>
という謎の答えが返ってくる。守弘は、なんで最悪なのか聞こうとすると後ろからなんか変な音が鳴っているなあと思って後ろを見ると、赤い波が流れているそれはまるで、
「あれって、溶岩波かな」
のような感じの言葉を呟き、こっちに向かってきていないだろうと思って目を凝らしてみると、溶岩が攻めってきているのが分かったのでここで休憩している暇ではないとボタンを押す。
すると、扉が何回も聞いているかわからないほどの轟音ののちに扉が開いたので奥に向かう。そのボタンから離れると扉も閉まろうと動き始めるのでこれは急がないといけないと、思い走り出しそのまま扉の中へと吸い込まれるように入る。そして、扉の中に入ったら進入禁止のために扉が閉まる。
そして、前に見えるのは玉座に座った巨人であった。まあ、手に大剣のようなものを装備しているところからここのボスで剣使いということになる。パターンとかを見破って攻略したい気持ちがある。
けどその気持ちを心の中にしまっておいて今はごり押し精神で頑張るしかないと思い。守弘は両手に剣を出す。もう片方の剣は魔力でできた魔剣であり光の刃を常時放てる代物だけど使用魔力が極端に高いので放っていたが、この極限状態が続くかもしれないこの城から抜け出せるかどうかが不安だったので仕方なく使うことにする。
こうして下層階段戦。階段を上がるかここで跡形もなくなるような溶岩に殺されるかのどちらかの決戦が始まろうとしていた。
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