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第一章 トゥインク王国改造編
第59話 大魔法杯 前日休憩
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広場を飛び立ち空に飛び始めて数時間、空の上では何も話すことがなく。二人は無言を貫いていた。ただ一人、メレは空の景色を見て子供の用に騒いでいたけど・・・。何だろうこれでも中尉だから信じられない。まるで子供みたい。一行は、暗黒帝国との境界の山脈の上を飛翔していた。
そして、今はどこの国にいるかわからない。
それでもかまわないフィニーの飛翔スピードは大体時速100キロから200キロほど。そこまで早くないとはいいがたい。メレが、指標があるからそれを見つけたら降りる方とのことで、時速80キロで飛行している。
それでも、ティナは空になれていないけど無理しているのでそろそろおりたいと思っていたときであった。メレが何かを見つけたように、
「やっと見つけた。降下開始して」
といわれるとフィニーは少しずつ確実に降りていき山の峰を見る。そして、
「えっと、これが表示なの」
と驚きながら降りていく。何なのか気になるティナは見てみるとそこにあったのは、大きな洞穴の中で眠る飛行型古代兵器ペガサスの翼が鎮座していた。しかし、降りても反応を示さないことから相方が起動しない限り大丈夫だろうということになりこの日は近くの別の洞穴にて野宿することになった。
その日の夜、フィニーとティナは夜空を見上げたまま会話をすることに、
「今日はいろいろと大変だったね」
「いや、むしろ明日のほうがしんどいと思うね」
「それもそうだね」
ということになる。明日のほうが、
「大丈夫だよね。深夜にいきなり起動とか・・・」
「それはないと思いたいねえ」
「そうだね」
「確かに、何事もなく始まればいいのだけど」
それが、始まりになることは・・・、ないですね。そうですね。あっはい。
まあ、本当に仕方ないような気がする。大体の場合はいきなり起動して鬼畜になるとかあるけど・・・・、ないよね・・・。そうだよね・・・。
ティナは少しだけ不安になりながらも待つことにする。正直怖い。けど、明日の朝一に・・・・、できるなら朝食の時にお願いしたいなあ。と思ったのはここだけの話である。正直に言って難しいことってあるのだろうか。いやないといっても等しい。
フィニーにとっては、なんとなくで感じたところヤバいということは理解している。正直それもやらないと思っている。本当に何かがしないといけないのかもだけどね・・・。
うん。まだ難しいことになるけど・・・。あの巨大な古代兵器を破壊するには炎を使わないといけない。結局のところ飛びながら炎を当てるという難所はクリアできるのか正直わからない。
難しいということはわかるけど、本当にやらないと二人に危険が及ばないように祈るしかない。
そして二人は笑いながら、
「まあ、どうせ。守弘とかのことだし朝一番になりそうだけど」
「いや、こことは違って洞窟の中になったりするので昼になるのでは。」
「じゃあ、かけようよ。朝か昼かで」
「いいですね」
と二人は盛り上がっているけど、その一方でメレは、
「はい、二人とも大丈夫です」
という報告を続けていた。もちろん相手は、レイスである。
「こっちも、大体中央だ。今から中ボスだけど、少しばかし睡眠とってから入る。朝から昼の間に、起動するかもしれない。それか、戦場に移動している間に起動することも、どっちにしても警戒は怠るな」
「了解、レイス様。」
というのが報告だけどその後は普通雑談だ。けど、今日は何か知らないけど内容が違っていた。
「なあ、メレから見た二人はどうだ。」
「どうってどういうことですか」
「えっとな、あいつらの行動とかで何か意味不明なことを話したりすることはあるか。」
「いえ、まあ彼女たちの言動力やいろいろなことに対する姿勢などがいいとは思いますけど」
少し戸惑いを隠せないようなので、レイスはため息をついた後、
「これが終わったらお前の地位を特別大尉に昇格させるから。実は、あいつらをこの目で見守りたいとでも思ったんだろ」
というと、メレが少し笑いながら、
「はい、彼らが面白いなあ。と思ってね。それにさ、これから人間の世界で生きることが多くなりそうってレイスおじちゃんが言っていたからさ」
「はいはい、けどありがとうな。わざわざ俺たちのために、この仕事を引き入れてくれて」
「別にいいってことですよ。」
「内心楽しいと思っていますし。」
「けど、決して、油断するなよ。油断すればおぬしに待っているのも死だからな。」
「はーい、元気でね」
といって最後は一方的に切った。メレにとってレイスはおじちゃんのような存在だ。だから、とても親しみやすい・・・。明日もこのまま続けばいいなと心の中で思いながら神経を敏感にして睡眠をとり始める。
これで、目覚めるのが夜だったら地獄だったかもしれないけどその夜の間は大丈夫であった。
それから・・・ティナとフィニーも睡眠をとり始めて。
次の日になった・・・。
そして、今はどこの国にいるかわからない。
それでもかまわないフィニーの飛翔スピードは大体時速100キロから200キロほど。そこまで早くないとはいいがたい。メレが、指標があるからそれを見つけたら降りる方とのことで、時速80キロで飛行している。
それでも、ティナは空になれていないけど無理しているのでそろそろおりたいと思っていたときであった。メレが何かを見つけたように、
「やっと見つけた。降下開始して」
といわれるとフィニーは少しずつ確実に降りていき山の峰を見る。そして、
「えっと、これが表示なの」
と驚きながら降りていく。何なのか気になるティナは見てみるとそこにあったのは、大きな洞穴の中で眠る飛行型古代兵器ペガサスの翼が鎮座していた。しかし、降りても反応を示さないことから相方が起動しない限り大丈夫だろうということになりこの日は近くの別の洞穴にて野宿することになった。
その日の夜、フィニーとティナは夜空を見上げたまま会話をすることに、
「今日はいろいろと大変だったね」
「いや、むしろ明日のほうがしんどいと思うね」
「それもそうだね」
ということになる。明日のほうが、
「大丈夫だよね。深夜にいきなり起動とか・・・」
「それはないと思いたいねえ」
「そうだね」
「確かに、何事もなく始まればいいのだけど」
それが、始まりになることは・・・、ないですね。そうですね。あっはい。
まあ、本当に仕方ないような気がする。大体の場合はいきなり起動して鬼畜になるとかあるけど・・・・、ないよね・・・。そうだよね・・・。
ティナは少しだけ不安になりながらも待つことにする。正直怖い。けど、明日の朝一に・・・・、できるなら朝食の時にお願いしたいなあ。と思ったのはここだけの話である。正直に言って難しいことってあるのだろうか。いやないといっても等しい。
フィニーにとっては、なんとなくで感じたところヤバいということは理解している。正直それもやらないと思っている。本当に何かがしないといけないのかもだけどね・・・。
うん。まだ難しいことになるけど・・・。あの巨大な古代兵器を破壊するには炎を使わないといけない。結局のところ飛びながら炎を当てるという難所はクリアできるのか正直わからない。
難しいということはわかるけど、本当にやらないと二人に危険が及ばないように祈るしかない。
そして二人は笑いながら、
「まあ、どうせ。守弘とかのことだし朝一番になりそうだけど」
「いや、こことは違って洞窟の中になったりするので昼になるのでは。」
「じゃあ、かけようよ。朝か昼かで」
「いいですね」
と二人は盛り上がっているけど、その一方でメレは、
「はい、二人とも大丈夫です」
という報告を続けていた。もちろん相手は、レイスである。
「こっちも、大体中央だ。今から中ボスだけど、少しばかし睡眠とってから入る。朝から昼の間に、起動するかもしれない。それか、戦場に移動している間に起動することも、どっちにしても警戒は怠るな」
「了解、レイス様。」
というのが報告だけどその後は普通雑談だ。けど、今日は何か知らないけど内容が違っていた。
「なあ、メレから見た二人はどうだ。」
「どうってどういうことですか」
「えっとな、あいつらの行動とかで何か意味不明なことを話したりすることはあるか。」
「いえ、まあ彼女たちの言動力やいろいろなことに対する姿勢などがいいとは思いますけど」
少し戸惑いを隠せないようなので、レイスはため息をついた後、
「これが終わったらお前の地位を特別大尉に昇格させるから。実は、あいつらをこの目で見守りたいとでも思ったんだろ」
というと、メレが少し笑いながら、
「はい、彼らが面白いなあ。と思ってね。それにさ、これから人間の世界で生きることが多くなりそうってレイスおじちゃんが言っていたからさ」
「はいはい、けどありがとうな。わざわざ俺たちのために、この仕事を引き入れてくれて」
「別にいいってことですよ。」
「内心楽しいと思っていますし。」
「けど、決して、油断するなよ。油断すればおぬしに待っているのも死だからな。」
「はーい、元気でね」
といって最後は一方的に切った。メレにとってレイスはおじちゃんのような存在だ。だから、とても親しみやすい・・・。明日もこのまま続けばいいなと心の中で思いながら神経を敏感にして睡眠をとり始める。
これで、目覚めるのが夜だったら地獄だったかもしれないけどその夜の間は大丈夫であった。
それから・・・ティナとフィニーも睡眠をとり始めて。
次の日になった・・・。
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