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第一章 トゥインク王国改造編
第12話 幸せを運ぶ鳥
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萌花とティナは、二人そろって闘技場に向かっているときであった。ティナに、向かって萌花が
「そもそも古代兵器って何を指すのか正直わかっていないのだけどさ。これってどういうことなのかおしえてくれない? 」
ということを聞いてみる萌花、するとティナはそっと立ち止まってこちらを見てから
「これは、遠い昔のお話。3000年前ここよりも理解できない技術が躍動していた時代その時に開発されたのが今の古代兵器というものなの」
と歴史を話し始める。そして、
「その古代兵器を作成したのが当時世界の覇権を担っていた第一帝国という国なのね、そこの国は宇宙にまで進出するほどの国であったの」
と萌花は語る。これだと、第一帝国という場所は最高にいい国だったのかもしれないと思ったりもしているそして、
「それでね、その第一帝国は歴史上から唐突に古代兵器を残して国というものの存在がすべてなくなったのね」
「えっとおお、唐突なのね」
「うん、それでその理由はなぜなのかは理解できないのだけど予想では3000年前にできたとされるクレーターが最近発見されたって風のうわさで聞いたの」
ということらしい。そして、萌花はクレーターと聞いて思い浮かべる言葉を口ずさむ。
「隕石落下ということなのかな」
「そうらしいね、それも10か所以上に発見されていることからどこかの軍事行動ではないのかというのがこの国の考えている歴史らしいよ」
とティナはこのように語る。普通に、一日で消えるって確か恐竜なども巨大隕石落下で絶滅したといわれている。そして、この世界でもそんなことがあるのかと考えてティナが次に語る言葉を待つ、
「で、今回は古代兵器なのだけどね。それは昔第二帝国という第一帝国の次に覇権を握った国なんだけどそれが迂闊に古代兵器を起動した時こんな古代文字が出たんだってその内容は『選ばれしスキルを持つもの以外は使用禁止』という内容だったらしいの」
ということであるらしい。これはつまり、
「伝承の通りだと本来の一人であったものを二人になったから別々のスキルを授けたんじゃないかって私は考えているのね」
それを聞いているとティナが何でもできる万能な獣人にしか思えない、萌花の視界に開拓されさらに発展するティペンシー村の存在があるその存在はもはや異世界だとは思えないほどのピクシーが空を飛んで行動していた。全て何かしらの使命を持って動いているのだとは思う。
「それで、話は戻るんだけどその第二帝国が滅びた後も何度も動かそうとして失敗した事例があったそうなの。それもほとんどの古代兵器なのだけどね」
「どうしたの」
「それが、最近になって急に活動を始めるそんな事態が発生しているの。この世界ではあまり知られていないことだけどね」
とティナは話している間に小さなちょうちょが、ケモミミの上につく。それを見た萌花が、
「ちょっと止まって」
といいスマホを取り出す。そしてアプリに写真があったので取ることにする。写真は異世界でも使うことのできるものであるらしい。そして、写真を撮るその時に尻尾で何とか取られまいと顔を隠そうとするティナしかし、萌花は長年のスマホテクでとるので結局顔を尻尾で隠す前にとる。そして撮り終わるとちょうちょは、撮影終了のモデルのように飛んでいった。それをティナは、
「これは、幸せを運ぶ鳥ね。これは確かにそうかもしれない。この世界の片隅で芽生えた友情は世界を超えていくそれを象徴する鳥で毎回姿かたちを変えて何度も私たちの前に現れる。これが現れるということは近々あたりあいつがやってくるということになるのよね」
とティナのケモミミは下がりそして顔はどこか寂しそうだ。萌花は、
「それで、もしかして何だけどティナには兄とか弟とか性の違う兄弟がいるっていうことなの? 」
と聞いてみると、ティナの顔には少しした涙が出てきた。そして、彼女は少しだけ泣きじゃくりながら寂しそうな感じで話す。
「うん、そうなの。萌花にしか言わないのだけど私にはね。邪悪なそれも闇に染まった私の兄がいるの」
それはどういうことなのか。萌花は、ティナを抱きかかえそっと、
「今は、話なさなくてもいいけど話すのだったらゆっくり話して」
「うん、その兄はね。おかしくなって私の両親を殺したの。その後で兄は私も殺そうとしたけど、彼は『禁忌の神殿を目覚めさせに行く。第二次世界崩壊を実現させるために‥‥‥。そしてわれらの御方を目覚めさせるために。』ってね。それが何を指しているのかわからない。けど、私は兄を止めようとしたけどその時の私はまだ幼かったから‥‥‥。無理だった。だから私は、ティペンシー村の前村長に頼んで条件付きでこの国の首都に送ってもらったの。この世界の歴史を知るのと力をつけるために‥‥‥。」
ティナはそれを言いきった後で声をあげて泣き始める。萌花は、そんな悲しいことがあったのかと思うと涙がぽろりと頬から流れてきてそして、
「そんな悲しいことがあったんだね。悲しいんでしょ。涙を呑んで前を向いたんでしょ。それだったらもう一度前を向くためにさ。一度、本気で泣かない。生きているものすべて誰しもが涙を堪えないといけない時と堪えなくてもいい時とかってあってもいいと思うの、だからティナは泣かずに今まで頑張ってきた。だから涙たまっているいのでしょ。だから泣いていいよ。おいで」
というと、ティナはしゃっくりをあげて小さくうなずく、そして萌花はティナを抱きしめ
「良い子良い子」
となで続けているうちに涙がどっと出てきて二人はしばらくの間泣き続けていた。萌花は、このことを守弘に伝えようと思わなかったけど偶然やってきた守弘に、
「おっと、なんかあったな。萌花、お前ティナのこと泣かしただろ」
と言われ萌花は涙ぐみながら
「しょうじゃないよお」
と嘆いていたらしい。そんな日常が続けばいい戦いなんて来なくっていいのかもとも思いつつティナは、守弘にも同じ話をすると、守弘は優しい雰囲気で萌花とティナを抱きかかえ、
「そうか、そういうことがあったのか。萌花ごめん勘違いしていた。けど、ティナ。一つ確かなことは、お前が駄目な兄を更正しようとするその心意気だ。それが大事だからさそれを胸の中に秘める。後、隊長にさ、第一世界崩壊とかある程度の歴史は聞いた。その原因は誤ってそれか故意に第二帝国が古代兵器を起動したことにあるんだろ。それをティナの兄がもう一度起こそうとしているのだろ。それを止めるためにお前に必要なことは何だ」
と話しながら守弘はティナのケモミミをなでていた。それをティナは、
「今はってちょっと待ってよ。何私の許可もなく私のケモミミ触っているのよ」
「だって可愛いから」
「可愛くないもん」
とさっきの雰囲気は一瞬にして消し炭にされたような気がした。そして、萌花は、
「けどさ、これですっきりしたんじゃない」
とティナに言うと尻尾は犬の喜びを示すようにフリフリをし続けていたそして、
「はい、頑張ってきます」
とティナは飯を食わないで戦いに行こうとするので守弘は、
「ちょっと待て、お前に渡すものがある。これな」
というと、守弘は手に持っていた袋から何かのつつみにはいたものをティナに渡す。ティナは守弘に
「これは何」
というので守弘は、
「飯だよ。腹が減ったら戦いなんてできないっていうことがよくあるからな」
というとティナは、包みを開ける。そこには米できれいな三角形になっているおにぎりであった。それを見たティナは察して、
「ああ、そういうことね。ありがと。行ってくる」
「おう、行ってこい」
「頑張ってね」
と二人の声援を受けてピクシーズが完成させた闘技場の中へ入っていく。そして、守弘は萌花に、
「ほい、もえさん。行くよ」
「えっと、もりくんどこへ」
「それは決まっているだろ。闘技場だ」
「ああ、そうだね。行くね」
といって二人も移動し始める。しかし、空の様子は何かが起きる前兆のように夕方ではないのに赤く染まっているのを知らないで‥‥‥。
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ということを聞いてみる萌花、するとティナはそっと立ち止まってこちらを見てから
「これは、遠い昔のお話。3000年前ここよりも理解できない技術が躍動していた時代その時に開発されたのが今の古代兵器というものなの」
と歴史を話し始める。そして、
「その古代兵器を作成したのが当時世界の覇権を担っていた第一帝国という国なのね、そこの国は宇宙にまで進出するほどの国であったの」
と萌花は語る。これだと、第一帝国という場所は最高にいい国だったのかもしれないと思ったりもしているそして、
「それでね、その第一帝国は歴史上から唐突に古代兵器を残して国というものの存在がすべてなくなったのね」
「えっとおお、唐突なのね」
「うん、それでその理由はなぜなのかは理解できないのだけど予想では3000年前にできたとされるクレーターが最近発見されたって風のうわさで聞いたの」
ということらしい。そして、萌花はクレーターと聞いて思い浮かべる言葉を口ずさむ。
「隕石落下ということなのかな」
「そうらしいね、それも10か所以上に発見されていることからどこかの軍事行動ではないのかというのがこの国の考えている歴史らしいよ」
とティナはこのように語る。普通に、一日で消えるって確か恐竜なども巨大隕石落下で絶滅したといわれている。そして、この世界でもそんなことがあるのかと考えてティナが次に語る言葉を待つ、
「で、今回は古代兵器なのだけどね。それは昔第二帝国という第一帝国の次に覇権を握った国なんだけどそれが迂闊に古代兵器を起動した時こんな古代文字が出たんだってその内容は『選ばれしスキルを持つもの以外は使用禁止』という内容だったらしいの」
ということであるらしい。これはつまり、
「伝承の通りだと本来の一人であったものを二人になったから別々のスキルを授けたんじゃないかって私は考えているのね」
それを聞いているとティナが何でもできる万能な獣人にしか思えない、萌花の視界に開拓されさらに発展するティペンシー村の存在があるその存在はもはや異世界だとは思えないほどのピクシーが空を飛んで行動していた。全て何かしらの使命を持って動いているのだとは思う。
「それで、話は戻るんだけどその第二帝国が滅びた後も何度も動かそうとして失敗した事例があったそうなの。それもほとんどの古代兵器なのだけどね」
「どうしたの」
「それが、最近になって急に活動を始めるそんな事態が発生しているの。この世界ではあまり知られていないことだけどね」
とティナは話している間に小さなちょうちょが、ケモミミの上につく。それを見た萌花が、
「ちょっと止まって」
といいスマホを取り出す。そしてアプリに写真があったので取ることにする。写真は異世界でも使うことのできるものであるらしい。そして、写真を撮るその時に尻尾で何とか取られまいと顔を隠そうとするティナしかし、萌花は長年のスマホテクでとるので結局顔を尻尾で隠す前にとる。そして撮り終わるとちょうちょは、撮影終了のモデルのように飛んでいった。それをティナは、
「これは、幸せを運ぶ鳥ね。これは確かにそうかもしれない。この世界の片隅で芽生えた友情は世界を超えていくそれを象徴する鳥で毎回姿かたちを変えて何度も私たちの前に現れる。これが現れるということは近々あたりあいつがやってくるということになるのよね」
とティナのケモミミは下がりそして顔はどこか寂しそうだ。萌花は、
「それで、もしかして何だけどティナには兄とか弟とか性の違う兄弟がいるっていうことなの? 」
と聞いてみると、ティナの顔には少しした涙が出てきた。そして、彼女は少しだけ泣きじゃくりながら寂しそうな感じで話す。
「うん、そうなの。萌花にしか言わないのだけど私にはね。邪悪なそれも闇に染まった私の兄がいるの」
それはどういうことなのか。萌花は、ティナを抱きかかえそっと、
「今は、話なさなくてもいいけど話すのだったらゆっくり話して」
「うん、その兄はね。おかしくなって私の両親を殺したの。その後で兄は私も殺そうとしたけど、彼は『禁忌の神殿を目覚めさせに行く。第二次世界崩壊を実現させるために‥‥‥。そしてわれらの御方を目覚めさせるために。』ってね。それが何を指しているのかわからない。けど、私は兄を止めようとしたけどその時の私はまだ幼かったから‥‥‥。無理だった。だから私は、ティペンシー村の前村長に頼んで条件付きでこの国の首都に送ってもらったの。この世界の歴史を知るのと力をつけるために‥‥‥。」
ティナはそれを言いきった後で声をあげて泣き始める。萌花は、そんな悲しいことがあったのかと思うと涙がぽろりと頬から流れてきてそして、
「そんな悲しいことがあったんだね。悲しいんでしょ。涙を呑んで前を向いたんでしょ。それだったらもう一度前を向くためにさ。一度、本気で泣かない。生きているものすべて誰しもが涙を堪えないといけない時と堪えなくてもいい時とかってあってもいいと思うの、だからティナは泣かずに今まで頑張ってきた。だから涙たまっているいのでしょ。だから泣いていいよ。おいで」
というと、ティナはしゃっくりをあげて小さくうなずく、そして萌花はティナを抱きしめ
「良い子良い子」
となで続けているうちに涙がどっと出てきて二人はしばらくの間泣き続けていた。萌花は、このことを守弘に伝えようと思わなかったけど偶然やってきた守弘に、
「おっと、なんかあったな。萌花、お前ティナのこと泣かしただろ」
と言われ萌花は涙ぐみながら
「しょうじゃないよお」
と嘆いていたらしい。そんな日常が続けばいい戦いなんて来なくっていいのかもとも思いつつティナは、守弘にも同じ話をすると、守弘は優しい雰囲気で萌花とティナを抱きかかえ、
「そうか、そういうことがあったのか。萌花ごめん勘違いしていた。けど、ティナ。一つ確かなことは、お前が駄目な兄を更正しようとするその心意気だ。それが大事だからさそれを胸の中に秘める。後、隊長にさ、第一世界崩壊とかある程度の歴史は聞いた。その原因は誤ってそれか故意に第二帝国が古代兵器を起動したことにあるんだろ。それをティナの兄がもう一度起こそうとしているのだろ。それを止めるためにお前に必要なことは何だ」
と話しながら守弘はティナのケモミミをなでていた。それをティナは、
「今はってちょっと待ってよ。何私の許可もなく私のケモミミ触っているのよ」
「だって可愛いから」
「可愛くないもん」
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「けどさ、これですっきりしたんじゃない」
とティナに言うと尻尾は犬の喜びを示すようにフリフリをし続けていたそして、
「はい、頑張ってきます」
とティナは飯を食わないで戦いに行こうとするので守弘は、
「ちょっと待て、お前に渡すものがある。これな」
というと、守弘は手に持っていた袋から何かのつつみにはいたものをティナに渡す。ティナは守弘に
「これは何」
というので守弘は、
「飯だよ。腹が減ったら戦いなんてできないっていうことがよくあるからな」
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「ああ、そういうことね。ありがと。行ってくる」
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