異世界間移動世界船での開拓日誌 ~未来技術で大規模開拓するってよ~

コロンact01

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第一章 トゥインク王国改造編

第12話 幸せを運ぶ鳥

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  萌花もえかとティナは、二人そろって闘技場とうぎじょうに向かっているときであった。ティナに、向かって萌花が

「そもそも古代兵器って何を指すのか正直わかっていないのだけどさ。これってどういうことなのかおしえてくれない? 」

 ということを聞いてみる萌花、するとティナはそっと立ち止まってこちらを見てから

「これは、遠い昔のお話。のが今の古代兵器こだいへいきというものなの」

 と歴史を話し始める。そして、
「その古代兵器を作成したのが当時世界の覇権はけんを担っていた第一帝国だいいちていこくという国なのね、そこの国はであったの」

と萌花は語る。これだと、第一帝国という場所は最高にいい国だったのかもしれないと思ったりもしているそして、

「それでね、その第一帝国は歴史上から唐突に古代兵器を残して国というものの存在がすべてなくなったのね」

「えっとおお、唐突なのね」

「うん、それでその理由はなぜなのかは理解できないのだけどって風のうわさで聞いたの」

ということらしい。そして、萌花はクレーターと聞いて思い浮かべる言葉を口ずさむ。

「隕石落下ということなのかな」

「そうらしいね、それも10か所以上に発見されていることからどこかの軍事行動ではないのかというのがの考えている歴史らしいよ」

とティナはこのように語る。普通に、一日で消えるって。そして、この世界でもそんなことがあるのかと考えてティナが次に語る言葉を待つ、

「で、今回は古代兵器なのだけどね。それは昔第二帝国だいにていこくという第一帝国の次に覇権を握った国なんだけどそれが迂闊に古代兵器を起動した時こんな古代文字が出たんだってその内容は『選ばれしスキルを持つもの以外は使用禁止』という内容だったらしいの」

ということであるらしい。これはつまり、

「伝承の通りだと本来のであったものをになったからを授けたんじゃないかって私は考えているのね」

 それを聞いているとティナが何でもできる万能な獣人じゅうじんにしか思えない、萌花の視界に開拓されさらに発展するティペンシー村の存在があるその存在はもはや異世界だとは思えないほどのピクシーが空を飛んで行動していた。全て何かしらの使命を持って動いているのだとは思う。

「それで、話は戻るんだけどそのが滅びた後も何度も動かそうとして失敗した事例があったそうなの。それもほとんどの古代兵器なのだけどね」

「どうしたの」

「それが、最近になって急に活動を始めるそんな事態が発生しているの。この世界ではあまり知られていないことだけどね」

とティナは話している間に小さなちょうちょが、の上につく。それを見た萌花が、

「ちょっと止まって」

といいスマホを取り出す。そしてアプリに写真フォトアプリがあったので取ることにする。写真は異世界でも使うことのできるものであるらしい。そして、写真しゃしんを撮るその時に尻尾で何とか取られまいとティナしかし、萌花は長年のスマホテクスマホテクニックの略でとるので結局顔を尻尾で隠す前にとる。そして撮り終わるとちょうちょは、撮影終了のモデルのように飛んでいった。それをティナは、

「これは、幸せしあわせを運ぶ鳥ね。これは確かにそうかもしれない。こ姿。これが現れるということは

とティナのケモミミは下がりそして顔はどこか寂しそうだ。萌花は、

「それで、もしかして何だけどティナにはがいるっていうことなの? 」

と聞いてみると、ティナの顔には少ししたなみだが出てきた。そして、彼女は少しだけじで話す。

「うん、そうなの。萌花にしか言わないのだけど私にはね。邪悪なそれもやみに染まった私の兄がいるの」

 それはどういうことなのか。萌花は、ティナを抱きかかえそっと、

「今は、話なさなくてもいいけど話すのだったらゆっくり話して」

「うん、その兄はね。おかしくなって私の両親を殺したの。その後で兄は私も殺そうとしたけど、彼は『禁忌の神殿を目覚めさせに行く。を実現させるために‥‥‥。そしてわれらの御方を目覚めさせるために。』ってね。それが何を指しているのかわからない。けど、私は兄を止めようとしたけどその時の私はまだ幼かったから‥‥‥。無理だった。だから私は、ティペンシー村の前村長に頼んで条件付きでこの国の首都に送ってもらったの。この世界の歴史を知るのと力をつけるために‥‥‥。」

ティナはそれを言いきった後で声をあげて泣き始める。萌花は、そんな悲しいことがあったのかと思うと涙がぽろりと頬から流れてきてそして、

「そんな悲しいことがあったんだね。悲しいんでしょ。。それだったらもう一度前を向くためにさ。

というと、ティナはしゃっくりをあげて小さくうなずく、そして萌花はティナを抱きしめ

「良い子良い子」

となで続けているうちに涙がどっと出てきて二人はしばらくの間泣き続けていた。萌花は、このことを守弘に伝えようと思わなかったけど偶然やってきた守弘もりひろに、

「おっと、なんかあったな。萌花、お前ティナのこと泣かしただろ」

と言われ萌花は涙ぐみながら

「しょうじゃないよお」

と嘆いていたらしい。そんな日常が続けばいい戦いなんて来なくっていいのかもとも思いつつティナは、守弘にも同じ話をすると、守弘は優しい雰囲気で萌花とティナを抱きかかえ、

「そうか、があったのか。萌花ごめん勘違いかんちがいしていた。けど、ティナ。一つ確かなことは、お前が駄目な兄を更正しようとするその心意気だ。それが大事だからさそれを胸の中に秘める。後、隊長にさ、とかある程度の歴史は聞いた。その原因は誤ってそれか故意に第二帝国が古代兵器を起動したことにあるんだろ。それをとしているのだろ。それを止めるためにお前に必要なことは何だ」

と話しながら守弘はティナのをなでていた。それをティナは、

「今はってちょっと待ってよ。何私の許可もなく私の触っているのよ」

「だってから」

もん」

とさっきの雰囲気はにされたような気がした。そして、萌花は、

「けどさ、これですっきりしたんじゃない」

とティナに言うと尻尾は犬の喜びを示すようにフリフリをし続けていたそして、

「はい、

とティナは飯を食わないで戦いに行こうとするので守弘は、

「ちょっと待て、お前に渡すものがある。これな」

というと、守弘は手に持っていた袋から何かのつつみにはいたものをティナに渡す。ティナは守弘に

「これは何」

というので守弘は、

「飯だよ。腹が減ったら戦いなんてできないっていうことがよくあるからな」

というとティナは、包みを開ける。そこには米できれいな三角形になっているおにぎりであった。それを見たティナは察して、

「ああ、そういうことね。ありがと。行ってくる」

「おう、

「頑張ってね」

と二人の声援を受けてピクシーズが完成させたの中へ入っていく。そして、守弘は萌花に、

「ほい、もえさん。行くよ」

「えっと、もりくんどこへ」

「それは決まっているだろ。だ」

「ああ、そうだね。行くね」

といって二人も移動し始める。しかし、空の様子は何かが起きる前兆緊急イベントのように夕方ではないのに赤く染まっているのを知らないで‥‥‥。
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