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二人の聖女と悪魔の亡霊編
これまでの登場人物と用語集
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【登場人物】
ヒューバート・ルオートニス
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の悪役王子。
18歳になると婚約者の聖女レナを一方的に断罪して国外追放し、反王家派に陥れられただけでなく聖女を失って国を守る結界がなくなり、結晶化の大地に打ち捨てられて死亡する運命。
そんな運命を覆すべく石晶巨兵を開発し、終末世界を救う決意をするが、神格化したラウトと戦闘を乗り越え四号機『イノセント・ゼロ』の登録者となってしまう。
一人称は「俺」
涅色髪、赤目。
母はヒュリー
父はディルレッド
レナ・ヘムズリー
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の主人公でヒューバートの婚約者。
ヒューバートが前世で読んだ物語とは打って変わり、溺愛してくる“こちら”のヒューバートの信頼に応えようと急成長し、『王家の聖女』『ギア・フィーネの歌い手』に認定される。
一人称は「わたし」
白菫色の髪、薄花色の瞳。
ランディ・アダムス
侯爵家、宰相の息子。ヒューバート信者と化している有能な側近。
ハニュレオ編でマロヌ姫の教育係としてハニュレオに居残り。
一人称は「自分」「俺」
父は宰相、ルディエル・アダムス(婿)
母はエミリア(側室メリリアの姉)
ジェラルド・ミラー
ミラー子爵家の嫡男。
ヒューバートの乳母兄弟で従者。パティの弟。
なんでも人並み以上にできてしまう天才肌。特に魔力量が人並み外れており、こと魔法に関しては怪物級。
性格はゆるい。
千年前のギア・フィーネ三号機登録者の身内の子孫で、顔がよく似ている。
一人称は「ぼく」
青髪、緑目。
パティ・ミラー
ヒューバートが破滅回避のためにレナ付きの侍女兼護衛にするジェラルドの姉。
母と弟の結晶化病を治してもらったことでレナとレナに引き合わせてくれたヒューバートに忠誠を誓う。
母親はアラザ
一人称は「あたし」
青髪緑目。
アグリット・リーンズ
研究塔二階で出会った植物研究者の男性。
当時は学生だったが、ヒューバートと懇意にしたことで正式に王宮植物研究員の地位を得た。
魔樹を始め、様々な植物を研究し育てている。
穏やかな性格だが、植物の着ぐるみを通してしか会話ができない。
一人称は「わたくしめ」
紫紺髪片方目隠れ、紫目。
レオナルド・ルオートニス
ヒューバートの異母弟。側室メリリアの息子。
ヒューバートが13歳の誕生日の時、大好きだった侍女マリヤが辞めたことをきっかけに母親から離反。
兄を尊敬し、いつか辞めてしまった侍女マリヤに求婚することを目標にして聖殿長を頑張っている。
最近ブラコンとして定評を得た。
赤みのある金髪と紫目。
一人称は「僕」
〔聖殿〕
マルティア
聖殿にて新たな聖女に認定された平民出身の娘。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の物語の中で、ヒューバートを垂らし込んだ浮気相手。
今後も出番の予定が完全になくなっててごめん、ってなってる。
〔無所属〕
トニス
結晶化した大地に浮かぶ村『死者の村』育ちの男性。
デュラハン製の魔道具『晶魔獣使役の首輪』を用いて村の外へ出稼ぎに出かける元凄腕の暗殺者『羊の返り血』、その人。
見た目とは裏腹に人類では最強クラスに強い。
デュラハンが『ディアス・ロス』という医神としてルオートニス守護神に認定されてからはヒューバートの影として同行する。
茶髪茶目のくたびれた中年。
一人称は「オレ」
ナルミ
ルオートニス王国、研究塔の地下に潜んでいた不死者。
千年前の事情にも精通しており、現代の情報収集のためにヒューマノイドの体に人格データをインストールして復活した。
人格データの混在で一人称と口調が不安定。
黒髪紫目。
〔ルオートニスの守護神〕
ディアス・ロス(デュラハン)
ギア・フィーネ一号機サルヴェイションの登録者にしてハイクラスの魔法師。
「人を救うこと」を信条としており、誰に対しても分け隔てなく接する。
千年生きたことで“人間の枠”を超えて神格化し、ヒューバートと志を同じくする者として、ルオートニスの守護神の一人、『医神』となる。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』でレナを救い、結ばれる運命の相手は彼らしいがどう見てもそのルートは潰えてる。
戦闘能力や操縦技術は他の二人より劣るように見えるが、知識や勉学の吸収力と発想力は人外組が引くほど天才。
鷲色の髪、青目
一人称は「俺」
ラウト・セレンテージ
ギア・フィーネ五号機ブレイクナイトゼロの登録者であり、神格化した人類の上位存在。
非常に苛烈な性格で、憎悪を糧に結晶病の権能を持ち世界を現在の終末の姿に追い込んだ。
宿敵であり因縁の四号機登録者の思いをも継いだヒューバートを認めてルオートニスの守護神『戦神』となる。
見た目は金髪碧眼の中性的な美青年。
一人称は「俺」
シズフ・エフォロン
ハニュレオ王国結晶大陸で救助された千年前の人類。
ギア・フィーネ二号機、『ディプライヴ・コメット』の登録者。
強化ノーティスという強化人間で、身体強化魔法を使わずとも素手で大型晶魔獣を倒せる上、魔法陣を見れば即座に完コピするなど、戦闘センスの怪物。
結晶化津波を鎮圧する際にギア5に到達して神格化した。
現在はルオートニス王国守護神の一柱『武神』として祀られている。
性格は非常にニュートラルで天然。
圧倒的な弟属性と人外垂らしぶりを発揮してナルミとデュレオを振り回している。
一人称は「俺」
白金髪、青目。
デュレオ・ビドロ
ハニュレオ王国に巣食っていた不老不死者。
人の血——主に心臓の血を好む、自律起動超速再生被験体D型ヒューマノイドプロトタイプ。
資金集めのために歌手として運用されていた千年前の“遺物”でもあり、ギア・フィーネブースター“歌い手”の一人。
ハニュレオ編でヒューバートとシズフに言いくるめられ、ルオートニス守護神の一柱『美と芸術の神(時々邪神)』に認定される。
性格は明るい邪悪。
一人称は「俺」
黒髪黒目(擬態能力あり)
【世界観用語録】
・結晶大陸
文字通り一部の大地が結晶化している大陸。
結晶化した大地はエリア1~エリア18までナンバーがつけられており、各国で資源として奪い合いになっている。
人類は土のあるところに住み、小国を含めると六つほど国がある。
結晶化した大地には晶魔獣というモンスターに埋め尽くされており、動植物もまた結晶化した大地に長時間いると結晶化してしまう。
・晶魔獣
結晶化した大地に蔓延る魔物。
結晶の体を持ち、多種多様な種類があるが、どれも共通して口と耳しかなく、目と鼻が存在しない。
時折人間の生活圏内に侵入し、人を襲う。
襲われて怪我をすると結晶病を発症して死ぬため、遭遇したら最後。
・結晶病
肉体が徐々に結晶化する奇病。
世界全体がこの病に侵されており、晶魔獣に襲われなくとも突然発症してしまう。
聖女の治癒魔法で治るが、再発する場合もある。
明確な治療法も特効薬も未だ開発されておらず、聖女は国に一人か二人と大変少ないため基本的に発症したらよほど運が良くなければ死ぬ病。
・結晶魔石
結晶化した大地から採取できる魔石。
体内に結晶魔石を持たない人間の魔法を使うための媒体『杖』や『魔道具』の核として使われる。
・結晶化した大地
人間を含めたあらゆる動植物がエリア内に短時間で結晶化してしまう。
年間数センチずつ拡大しており、人類は聖女を用いてその拡大を難み、生活圏を確保している。
ラウト神格化後、拡大化は停止したが立ち入れば結晶化するのは変わらず。
・聖女
体内に結晶魔石を持ち生まれてくるレア体質で、結晶化耐性を持つ女性。
なぜか女性しか結晶化の耐性のある者が生まれてこない。
体内の魔石の魔力を用いて、国を結晶化から守る結界を張る。
なお、聖女の体内に宿る結晶魔石は、結晶化した大地や晶魔獣から採取されるものとは別物であることがわかっている。
・聖殿
体内に結晶魔石を持つ少女を集め、聖女として育成する聖女専門育成機関及び施設。
現在は腐敗した反王家派が淘汰され、次男レオナルドが聖殿長を務め、ルオートニス守護神教を祀る役割も担う。
・魔力と魔法
基本的に誰でも魔力は持っているため、魔法も学べば使える。
魔法を使うには『杖』が必要。
体内魔力量は生まれつき多い者以外は地道に伸ばすしかない。
・結晶化津波
晶魔獣の群れが津波のように押し寄せる、いわゆる魔物大量発生。
・晶魔獣使役の首輪
デュラハンが開発した晶魔獣を使役する首輪。
複数の結晶魔石を命令で縛り、魔樹で加工して作られているこの時代には不釣り合いなほどハイスペックな魔道具。
『死者の村』で晶魔獣を乗り物として使えるように作られた。
・歌い手
ギア・フィーネと登録者の脳波同調率を爆上げするブースターのような存在。
現在の聖女は歌い手の才能がある者を指す。
なお、現時点で歌い手に該当する力があるのはレナ・ヘムズリーとデュレオ・ビドロ。
・ノーティス
共和主義連合国軍(ミシア・大和・レネエルなど)の国民の一部がナノマシンを体内に取り込み、闘争本能や暴力性を下げる手術。
そこから身体強化手術を受けると強化ノーティスと呼ばれる真逆の性質と個々別々の特質を持つ、いわゆる強化人間となる。
ただし、強化手術な副作用が出やすく危険を伴う。
二号機の登録者が当時『遺伝性ノーティス』の研究体となっており、母親の性質を受け継ぎつつナルコレプシー(※睡眠障害の一種)と細胞分裂障害を発症していた。
・ヒューマノイド
ナルミが母親の研究を引き継ぎ完成させた可動式人型量子演算処理システム。
人間の脳を改良、拡張して脳電磁波を用いて複数個体で光速演算を行う人間とAIの上位生命体。
現在容量の問題で自我を与えておらず、ナルミが内一体に自らの人格データを移植して肉体としても使用している。
・ギア
ギア・フィーネの名の由来となっている特性。
ギア1、は機体の機能の全向上
ギア2、出力全向上
※ギア1とギア2は不慣れな登録者が行うと脳への負荷が大きく治療が必要となる。
ギア3、機体全体に光の線が走り、周辺機械類へ影響を及ぼす。主に停止、阻害、故障、異常反応など。
ギア4、機体の自己再生が可能となる。機体の背後に光の翼のようなマントのようなものが現れ、周辺機械類を完全支配下に置く。この状態を『新生領域』と呼称。
ギア5、登録者が神格化。人の枠を超えて神となり、ギア・フィーネは神鎧として進化。物理を始めあらゆる力を受けつけなくなり、登録者は神という一種の概念体となる。この状態を『神性領域』と呼称。
【機体/石晶巨兵】
◆光炎
石晶巨兵完成体一号機。
ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
◆地尖
石晶巨兵完成体二号機。
ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
人型であるコウエンと違い、狼のような四足獣型。
晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
◆一花
石晶巨兵完成体三号機。
全長190センチの怪しい花のような姿。
アグリット・リーンズ専用機として、先輩以外は乗らない(着用しない)仕様。
◆【影鉄】
前後に車輪をつけた石晶巨兵完成体四号機。
いわゆるバイク。
扱いが難しいがトニスとジェラルドは難なく乗りこなしている。
小型で燃費がちょっと悪い。
◆気焔
石晶巨兵、光炎型量産機。
ややスリムに簡素化した姿をしており、ミドレ公国の[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
ミドレ公国との街道整備と、ルオートニスの東部、南部の結晶化した大地治癒に使用されている。
【機体/ギア・フィーネ】
◆サルヴェイション
ギア・フィーネシリーズ一号機。
千年前の技術ですら再現不可能な技術で造られた巨大ロボット。
かつては別の名称であったが、現在の登録者ディアス・ロスにサルヴェイションの名称を与えられた。
ちなみに初代登録者は当時6歳の少女で毒を投与され死亡している。
ディアスは神格化したが、サルヴェイションを通して神格化したわけではないため神鎧には至っていない。
ディアスは現在ギア4。
◆ディプライヴ・コメット
ギア・フィーネシリーズ二号機。
千年前、共和主義連合国軍ミシア軍所有となっていたギア・フィーネ。
世界情勢を幾度となく塗り替えるきっかけとなっており、ラウトの父親の仇でもあり怨敵。
一撃離脱型の高速機であり、唯一可変機能を有するギア・フィーネシリーズの中でも扱いの難しさには定評がある。
登録者はミシアの軍人シズフ・エフォロン。神鎧化済み。
◆アヴァリス
ギア・フィーネシリーズ三号機。
千年前のフリーメカニック『ジークフリート』の母艦『エアーフリート』に隠されている、狙撃特化型の機体。
かつての登録者ザード・コアブロシアにより弱点を補い、得意部分を強化する目的で作られた三つのセクション——換装機能を有し、複数の武器・銃火器ユニットを使いこなしあらゆる戦場で優位に立ってきた。
そのあまりの圧倒的な能力性は当時であっても「悪魔」「化物」と評される。
要するにこいつだけ追加装備を充実させてずるいという話。
現在も所在不明。
◆イノセント・ゼロ
ギア・フィーネシリーズ四号機。
ルオートニス王国を襲撃したラウトと五号機に対抗するべく突如姿を表し、ヒューバートを登録者として迎えた。
スピード重視の近接格闘型。ヒューバートはギア3。
◆ブレイクナイトゼロ
ギア・フィーネシリーズ五号機。
ミドレ公国に守護神の御神体として祀られていたが、神格化した登録者が戻ったことにより神鎧として覚醒。
重装備で防御力に優れた機体。鈍足(※ギア・フィーネシリーズ内の話であり、千年前当時ではシリーズ外の機体と比べれば比較にならない機動性を誇る)だが、火力は他の追随を許さない。
登録者はラウト・セレンテージ。
【国】
・ルオートニス王国
大陸中央部に位置する小国。
ヒューバートたちの住む国。
帝国と隣接しており、幾度も侵略にさらされた歴史を持つ。
位置的に千年前『大和』という国があった場所。
・セドルコ帝国
大陸中央部に位置する元大国。
現在は結晶化進行に伴い、ルオートニスとほぼ変わらない国土面積となっている。
他の国々を吸収し、支配してきたがその国々も結晶化に呑まれ、事実上帝国たる所以は崩壊している。
・ミドレ公国
ルオートニス王国の西にある国家。
元々はルオートニス王国の王弟が、西方諸国への緩衝地帯として興した国。
現在は王都のみとなっている。
・コルテレ
西方諸国の国の一つ。
ソーフトレスと隣接する民主主義国。
現在ソーフトレスと戦争中。
・ソーフトレス
西方諸国の国の一つ。
大きく小さくもなく、穏やかな気候と温和な国民性の民主主義国。
現在コルテレと戦争中。
・ハニュレオ
大陸北西部に位置する国。
かつてカネス・ヴィナティキ帝国のあった土地にある国で、ヒューバートたちが来訪してよりルオートニスの友好国となる。なんならヒューバートとルオートニス守護神教を崇拝するようになった。
【千年前の亡国】
・大和
千年前、ルオートニス王国がある土地にあった国の名前。
日本によく似た文化文明を持ち、言語も日本語に近い。
技術大国であったらしく、研究塔やギギはその名残りである。
ギア・フィーネを創造したとされる王苑寺ギアンはこの国の出身。
・ミシア
千年前に存在した、海を挟んだ大和の隣国。
産業が盛んだったが利己主義の国民性で、隣国の大和、レネエルを巻き込み共和主義連合国軍を設立。
ギア・フィーネ二号機の登録者に自国の軍人が選ばれたことで、アスメジスア基国とカネス・ヴィナティキ帝国に対して強気に出るようになったため世界大戦に発展した。
・レネエル
千年前に存在したミシアと陸続きの隣国。
温暖な気候と広く豊かな土地で穏やかな国民性の国。
大和に食糧供給しながら技術提供を受けていた。
周りが怖い国ばっかりでとても不憫。
四号機の登録者はこの国の出身。
・アスメジスア基国
七つの軍事主要都市からなる軍事大国。
当時は世界を二分するほどの大国で、カネス・ヴィナティキ帝国と冷戦状態から、ミシアがギア・フィーネを手に入れたことで調子こいて喧嘩を売り、世界大戦に発展した。
王政(選挙君主制)。
なお、ラウトとディアス、一号機の初代・二代目、三号機の登録者はこの国の出身。一番登録者を輩出している。
ラウトは第二軍事主要都市メイゼア出身メイゼア所属。
ディアスは第五軍事主要都市アトバテントス出身、第四軍事主要都市ベイギルート所属だった。
ついでにラウトは市民、ディアスは君主選挙に参加権のある大貴族。
・カネス・ヴィナティキ帝国
現在のハニュレオがある場所からさらに広範囲の大陸を支配していた超大国。
アスメジスア基国と長年冷戦状態だった。
独自技術の人装兵器を有しており、同じ技術特化の国である大和とは割と仲が良かったらしくミシアが調子こいて大和を取り込んだことに真っ先にブチ切れて侵攻開始したのはこっち。
ちなみに世界を混乱に陥れたAI『クイーン』を開発した研究者がいたのはこの国。
ヒューバート・ルオートニス
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の悪役王子。
18歳になると婚約者の聖女レナを一方的に断罪して国外追放し、反王家派に陥れられただけでなく聖女を失って国を守る結界がなくなり、結晶化の大地に打ち捨てられて死亡する運命。
そんな運命を覆すべく石晶巨兵を開発し、終末世界を救う決意をするが、神格化したラウトと戦闘を乗り越え四号機『イノセント・ゼロ』の登録者となってしまう。
一人称は「俺」
涅色髪、赤目。
母はヒュリー
父はディルレッド
レナ・ヘムズリー
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の主人公でヒューバートの婚約者。
ヒューバートが前世で読んだ物語とは打って変わり、溺愛してくる“こちら”のヒューバートの信頼に応えようと急成長し、『王家の聖女』『ギア・フィーネの歌い手』に認定される。
一人称は「わたし」
白菫色の髪、薄花色の瞳。
ランディ・アダムス
侯爵家、宰相の息子。ヒューバート信者と化している有能な側近。
ハニュレオ編でマロヌ姫の教育係としてハニュレオに居残り。
一人称は「自分」「俺」
父は宰相、ルディエル・アダムス(婿)
母はエミリア(側室メリリアの姉)
ジェラルド・ミラー
ミラー子爵家の嫡男。
ヒューバートの乳母兄弟で従者。パティの弟。
なんでも人並み以上にできてしまう天才肌。特に魔力量が人並み外れており、こと魔法に関しては怪物級。
性格はゆるい。
千年前のギア・フィーネ三号機登録者の身内の子孫で、顔がよく似ている。
一人称は「ぼく」
青髪、緑目。
パティ・ミラー
ヒューバートが破滅回避のためにレナ付きの侍女兼護衛にするジェラルドの姉。
母と弟の結晶化病を治してもらったことでレナとレナに引き合わせてくれたヒューバートに忠誠を誓う。
母親はアラザ
一人称は「あたし」
青髪緑目。
アグリット・リーンズ
研究塔二階で出会った植物研究者の男性。
当時は学生だったが、ヒューバートと懇意にしたことで正式に王宮植物研究員の地位を得た。
魔樹を始め、様々な植物を研究し育てている。
穏やかな性格だが、植物の着ぐるみを通してしか会話ができない。
一人称は「わたくしめ」
紫紺髪片方目隠れ、紫目。
レオナルド・ルオートニス
ヒューバートの異母弟。側室メリリアの息子。
ヒューバートが13歳の誕生日の時、大好きだった侍女マリヤが辞めたことをきっかけに母親から離反。
兄を尊敬し、いつか辞めてしまった侍女マリヤに求婚することを目標にして聖殿長を頑張っている。
最近ブラコンとして定評を得た。
赤みのある金髪と紫目。
一人称は「僕」
〔聖殿〕
マルティア
聖殿にて新たな聖女に認定された平民出身の娘。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』の物語の中で、ヒューバートを垂らし込んだ浮気相手。
今後も出番の予定が完全になくなっててごめん、ってなってる。
〔無所属〕
トニス
結晶化した大地に浮かぶ村『死者の村』育ちの男性。
デュラハン製の魔道具『晶魔獣使役の首輪』を用いて村の外へ出稼ぎに出かける元凄腕の暗殺者『羊の返り血』、その人。
見た目とは裏腹に人類では最強クラスに強い。
デュラハンが『ディアス・ロス』という医神としてルオートニス守護神に認定されてからはヒューバートの影として同行する。
茶髪茶目のくたびれた中年。
一人称は「オレ」
ナルミ
ルオートニス王国、研究塔の地下に潜んでいた不死者。
千年前の事情にも精通しており、現代の情報収集のためにヒューマノイドの体に人格データをインストールして復活した。
人格データの混在で一人称と口調が不安定。
黒髪紫目。
〔ルオートニスの守護神〕
ディアス・ロス(デュラハン)
ギア・フィーネ一号機サルヴェイションの登録者にしてハイクラスの魔法師。
「人を救うこと」を信条としており、誰に対しても分け隔てなく接する。
千年生きたことで“人間の枠”を超えて神格化し、ヒューバートと志を同じくする者として、ルオートニスの守護神の一人、『医神』となる。
『救国聖女は浮気王子に捨てられる~私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした~』でレナを救い、結ばれる運命の相手は彼らしいがどう見てもそのルートは潰えてる。
戦闘能力や操縦技術は他の二人より劣るように見えるが、知識や勉学の吸収力と発想力は人外組が引くほど天才。
鷲色の髪、青目
一人称は「俺」
ラウト・セレンテージ
ギア・フィーネ五号機ブレイクナイトゼロの登録者であり、神格化した人類の上位存在。
非常に苛烈な性格で、憎悪を糧に結晶病の権能を持ち世界を現在の終末の姿に追い込んだ。
宿敵であり因縁の四号機登録者の思いをも継いだヒューバートを認めてルオートニスの守護神『戦神』となる。
見た目は金髪碧眼の中性的な美青年。
一人称は「俺」
シズフ・エフォロン
ハニュレオ王国結晶大陸で救助された千年前の人類。
ギア・フィーネ二号機、『ディプライヴ・コメット』の登録者。
強化ノーティスという強化人間で、身体強化魔法を使わずとも素手で大型晶魔獣を倒せる上、魔法陣を見れば即座に完コピするなど、戦闘センスの怪物。
結晶化津波を鎮圧する際にギア5に到達して神格化した。
現在はルオートニス王国守護神の一柱『武神』として祀られている。
性格は非常にニュートラルで天然。
圧倒的な弟属性と人外垂らしぶりを発揮してナルミとデュレオを振り回している。
一人称は「俺」
白金髪、青目。
デュレオ・ビドロ
ハニュレオ王国に巣食っていた不老不死者。
人の血——主に心臓の血を好む、自律起動超速再生被験体D型ヒューマノイドプロトタイプ。
資金集めのために歌手として運用されていた千年前の“遺物”でもあり、ギア・フィーネブースター“歌い手”の一人。
ハニュレオ編でヒューバートとシズフに言いくるめられ、ルオートニス守護神の一柱『美と芸術の神(時々邪神)』に認定される。
性格は明るい邪悪。
一人称は「俺」
黒髪黒目(擬態能力あり)
【世界観用語録】
・結晶大陸
文字通り一部の大地が結晶化している大陸。
結晶化した大地はエリア1~エリア18までナンバーがつけられており、各国で資源として奪い合いになっている。
人類は土のあるところに住み、小国を含めると六つほど国がある。
結晶化した大地には晶魔獣というモンスターに埋め尽くされており、動植物もまた結晶化した大地に長時間いると結晶化してしまう。
・晶魔獣
結晶化した大地に蔓延る魔物。
結晶の体を持ち、多種多様な種類があるが、どれも共通して口と耳しかなく、目と鼻が存在しない。
時折人間の生活圏内に侵入し、人を襲う。
襲われて怪我をすると結晶病を発症して死ぬため、遭遇したら最後。
・結晶病
肉体が徐々に結晶化する奇病。
世界全体がこの病に侵されており、晶魔獣に襲われなくとも突然発症してしまう。
聖女の治癒魔法で治るが、再発する場合もある。
明確な治療法も特効薬も未だ開発されておらず、聖女は国に一人か二人と大変少ないため基本的に発症したらよほど運が良くなければ死ぬ病。
・結晶魔石
結晶化した大地から採取できる魔石。
体内に結晶魔石を持たない人間の魔法を使うための媒体『杖』や『魔道具』の核として使われる。
・結晶化した大地
人間を含めたあらゆる動植物がエリア内に短時間で結晶化してしまう。
年間数センチずつ拡大しており、人類は聖女を用いてその拡大を難み、生活圏を確保している。
ラウト神格化後、拡大化は停止したが立ち入れば結晶化するのは変わらず。
・聖女
体内に結晶魔石を持ち生まれてくるレア体質で、結晶化耐性を持つ女性。
なぜか女性しか結晶化の耐性のある者が生まれてこない。
体内の魔石の魔力を用いて、国を結晶化から守る結界を張る。
なお、聖女の体内に宿る結晶魔石は、結晶化した大地や晶魔獣から採取されるものとは別物であることがわかっている。
・聖殿
体内に結晶魔石を持つ少女を集め、聖女として育成する聖女専門育成機関及び施設。
現在は腐敗した反王家派が淘汰され、次男レオナルドが聖殿長を務め、ルオートニス守護神教を祀る役割も担う。
・魔力と魔法
基本的に誰でも魔力は持っているため、魔法も学べば使える。
魔法を使うには『杖』が必要。
体内魔力量は生まれつき多い者以外は地道に伸ばすしかない。
・結晶化津波
晶魔獣の群れが津波のように押し寄せる、いわゆる魔物大量発生。
・晶魔獣使役の首輪
デュラハンが開発した晶魔獣を使役する首輪。
複数の結晶魔石を命令で縛り、魔樹で加工して作られているこの時代には不釣り合いなほどハイスペックな魔道具。
『死者の村』で晶魔獣を乗り物として使えるように作られた。
・歌い手
ギア・フィーネと登録者の脳波同調率を爆上げするブースターのような存在。
現在の聖女は歌い手の才能がある者を指す。
なお、現時点で歌い手に該当する力があるのはレナ・ヘムズリーとデュレオ・ビドロ。
・ノーティス
共和主義連合国軍(ミシア・大和・レネエルなど)の国民の一部がナノマシンを体内に取り込み、闘争本能や暴力性を下げる手術。
そこから身体強化手術を受けると強化ノーティスと呼ばれる真逆の性質と個々別々の特質を持つ、いわゆる強化人間となる。
ただし、強化手術な副作用が出やすく危険を伴う。
二号機の登録者が当時『遺伝性ノーティス』の研究体となっており、母親の性質を受け継ぎつつナルコレプシー(※睡眠障害の一種)と細胞分裂障害を発症していた。
・ヒューマノイド
ナルミが母親の研究を引き継ぎ完成させた可動式人型量子演算処理システム。
人間の脳を改良、拡張して脳電磁波を用いて複数個体で光速演算を行う人間とAIの上位生命体。
現在容量の問題で自我を与えておらず、ナルミが内一体に自らの人格データを移植して肉体としても使用している。
・ギア
ギア・フィーネの名の由来となっている特性。
ギア1、は機体の機能の全向上
ギア2、出力全向上
※ギア1とギア2は不慣れな登録者が行うと脳への負荷が大きく治療が必要となる。
ギア3、機体全体に光の線が走り、周辺機械類へ影響を及ぼす。主に停止、阻害、故障、異常反応など。
ギア4、機体の自己再生が可能となる。機体の背後に光の翼のようなマントのようなものが現れ、周辺機械類を完全支配下に置く。この状態を『新生領域』と呼称。
ギア5、登録者が神格化。人の枠を超えて神となり、ギア・フィーネは神鎧として進化。物理を始めあらゆる力を受けつけなくなり、登録者は神という一種の概念体となる。この状態を『神性領域』と呼称。
【機体/石晶巨兵】
◆光炎
石晶巨兵完成体一号機。
ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
◆地尖
石晶巨兵完成体二号機。
ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。
人型であるコウエンと違い、狼のような四足獣型。
晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。
[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
◆一花
石晶巨兵完成体三号機。
全長190センチの怪しい花のような姿。
アグリット・リーンズ専用機として、先輩以外は乗らない(着用しない)仕様。
◆【影鉄】
前後に車輪をつけた石晶巨兵完成体四号機。
いわゆるバイク。
扱いが難しいがトニスとジェラルドは難なく乗りこなしている。
小型で燃費がちょっと悪い。
◆気焔
石晶巨兵、光炎型量産機。
ややスリムに簡素化した姿をしており、ミドレ公国の[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。
ミドレ公国との街道整備と、ルオートニスの東部、南部の結晶化した大地治癒に使用されている。
【機体/ギア・フィーネ】
◆サルヴェイション
ギア・フィーネシリーズ一号機。
千年前の技術ですら再現不可能な技術で造られた巨大ロボット。
かつては別の名称であったが、現在の登録者ディアス・ロスにサルヴェイションの名称を与えられた。
ちなみに初代登録者は当時6歳の少女で毒を投与され死亡している。
ディアスは神格化したが、サルヴェイションを通して神格化したわけではないため神鎧には至っていない。
ディアスは現在ギア4。
◆ディプライヴ・コメット
ギア・フィーネシリーズ二号機。
千年前、共和主義連合国軍ミシア軍所有となっていたギア・フィーネ。
世界情勢を幾度となく塗り替えるきっかけとなっており、ラウトの父親の仇でもあり怨敵。
一撃離脱型の高速機であり、唯一可変機能を有するギア・フィーネシリーズの中でも扱いの難しさには定評がある。
登録者はミシアの軍人シズフ・エフォロン。神鎧化済み。
◆アヴァリス
ギア・フィーネシリーズ三号機。
千年前のフリーメカニック『ジークフリート』の母艦『エアーフリート』に隠されている、狙撃特化型の機体。
かつての登録者ザード・コアブロシアにより弱点を補い、得意部分を強化する目的で作られた三つのセクション——換装機能を有し、複数の武器・銃火器ユニットを使いこなしあらゆる戦場で優位に立ってきた。
そのあまりの圧倒的な能力性は当時であっても「悪魔」「化物」と評される。
要するにこいつだけ追加装備を充実させてずるいという話。
現在も所在不明。
◆イノセント・ゼロ
ギア・フィーネシリーズ四号機。
ルオートニス王国を襲撃したラウトと五号機に対抗するべく突如姿を表し、ヒューバートを登録者として迎えた。
スピード重視の近接格闘型。ヒューバートはギア3。
◆ブレイクナイトゼロ
ギア・フィーネシリーズ五号機。
ミドレ公国に守護神の御神体として祀られていたが、神格化した登録者が戻ったことにより神鎧として覚醒。
重装備で防御力に優れた機体。鈍足(※ギア・フィーネシリーズ内の話であり、千年前当時ではシリーズ外の機体と比べれば比較にならない機動性を誇る)だが、火力は他の追随を許さない。
登録者はラウト・セレンテージ。
【国】
・ルオートニス王国
大陸中央部に位置する小国。
ヒューバートたちの住む国。
帝国と隣接しており、幾度も侵略にさらされた歴史を持つ。
位置的に千年前『大和』という国があった場所。
・セドルコ帝国
大陸中央部に位置する元大国。
現在は結晶化進行に伴い、ルオートニスとほぼ変わらない国土面積となっている。
他の国々を吸収し、支配してきたがその国々も結晶化に呑まれ、事実上帝国たる所以は崩壊している。
・ミドレ公国
ルオートニス王国の西にある国家。
元々はルオートニス王国の王弟が、西方諸国への緩衝地帯として興した国。
現在は王都のみとなっている。
・コルテレ
西方諸国の国の一つ。
ソーフトレスと隣接する民主主義国。
現在ソーフトレスと戦争中。
・ソーフトレス
西方諸国の国の一つ。
大きく小さくもなく、穏やかな気候と温和な国民性の民主主義国。
現在コルテレと戦争中。
・ハニュレオ
大陸北西部に位置する国。
かつてカネス・ヴィナティキ帝国のあった土地にある国で、ヒューバートたちが来訪してよりルオートニスの友好国となる。なんならヒューバートとルオートニス守護神教を崇拝するようになった。
【千年前の亡国】
・大和
千年前、ルオートニス王国がある土地にあった国の名前。
日本によく似た文化文明を持ち、言語も日本語に近い。
技術大国であったらしく、研究塔やギギはその名残りである。
ギア・フィーネを創造したとされる王苑寺ギアンはこの国の出身。
・ミシア
千年前に存在した、海を挟んだ大和の隣国。
産業が盛んだったが利己主義の国民性で、隣国の大和、レネエルを巻き込み共和主義連合国軍を設立。
ギア・フィーネ二号機の登録者に自国の軍人が選ばれたことで、アスメジスア基国とカネス・ヴィナティキ帝国に対して強気に出るようになったため世界大戦に発展した。
・レネエル
千年前に存在したミシアと陸続きの隣国。
温暖な気候と広く豊かな土地で穏やかな国民性の国。
大和に食糧供給しながら技術提供を受けていた。
周りが怖い国ばっかりでとても不憫。
四号機の登録者はこの国の出身。
・アスメジスア基国
七つの軍事主要都市からなる軍事大国。
当時は世界を二分するほどの大国で、カネス・ヴィナティキ帝国と冷戦状態から、ミシアがギア・フィーネを手に入れたことで調子こいて喧嘩を売り、世界大戦に発展した。
王政(選挙君主制)。
なお、ラウトとディアス、一号機の初代・二代目、三号機の登録者はこの国の出身。一番登録者を輩出している。
ラウトは第二軍事主要都市メイゼア出身メイゼア所属。
ディアスは第五軍事主要都市アトバテントス出身、第四軍事主要都市ベイギルート所属だった。
ついでにラウトは市民、ディアスは君主選挙に参加権のある大貴族。
・カネス・ヴィナティキ帝国
現在のハニュレオがある場所からさらに広範囲の大陸を支配していた超大国。
アスメジスア基国と長年冷戦状態だった。
独自技術の人装兵器を有しており、同じ技術特化の国である大和とは割と仲が良かったらしくミシアが調子こいて大和を取り込んだことに真っ先にブチ切れて侵攻開始したのはこっち。
ちなみに世界を混乱に陥れたAI『クイーン』を開発した研究者がいたのはこの国。
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