満月の夜にご注意を! 〜双子の兄弟から迫られて!?〜

姫 沙羅(き さら)

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本編

第十話 告白①*

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「そ、それで……? ライトはなんて……?」
 勉強机とセットの椅子に反対向きで座ったナイトへと、ルージュは単刀直入に口にする。
 さすがにナイトから近いベッドに腰をかけるほど無警戒ではなく、ルージュは少し離れた位置にあるソファーを選んでいた。
「随分直球だなぁ……。少しはオレと話そうと思わない?」
「っ、じゅ、十分、って言った!」
 警戒心を露わにするルージュの姿に、ナイトからはくすりという可笑し気な笑みが零れ落ちる。
「十分で済むならな」
「!?」
 意味ありげな瞳に見つめられ、びくりと肩が震えた。
「聞きたい?」
「! や、やっぱり帰っ……」
「るわけねぇじゃん」
「っ」
 背もたれの上で手を組んで、その上に顎を乗せるような格好で楽しそうに目を細めたナイトに、ルージュは思わず息を呑む。
「っ騙したの!?」
 ライトのことで話があるというから部屋に上げたというのに、やはりそれは嘘だったのか。
 軽蔑も混じった瞳で批難の目を向けるルージュに、ナイトはやれやれとした吐息をつく。
「騙したなんて人聞きの悪い。ライトがルージュに拒まれて落ち込んでたのは本当だし?」
「っ」
 それを言われると弱くなる。
 もう少し一緒にいたいと思って誘ったのに、ライトはルージュの家に寄ることを断った。
 その時ライトがなにを思っていたのか、気になって気になって堪らない。
 やはりそこには、ルージュがライトを拒んでしまったことがあるのだろうか。
「ルージュにとって、自分は頼りにならない存在なのか、って」
「……え……?」
 くす、と笑ってその時のライトの心境を語るナイトに、ルージュの瞳は動揺で揺らめいた。
『それは、俺には相談できないこと?』
 どこか寂し気なライトの瞳を思い出し、胸の奥がツキリと痛む。
 優しいライトは気にしていない様子を見せていたけれど、やはりそんなはずはないだろう。
 もしルージュが反対の立場だったなら、気になって気になって、不安になって仕方がない。
 だから。
「ルージュの気持ちがわからなくなって、自分に自信が持てなくて不安になるライトの姿なんて……、まじで珍しすぎてウケる」
「!」
 その言葉通り、くつくつと楽しそうに肩を震わせて笑うナイトに、ルージュの瞳が見開かれる。
「いや~。なかなかいいモン見させてもらってるぜ~?」
 他人事のように笑うナイトは、本当に楽しそうだ。
「……っ、だ、誰のせいで……!」
 思わず恨めし気な目で睨んでしまったルージュに、ナイトは悪びれもなくくすりと笑う。
「え? オレのせい?」
「っ」
 悪戯っぽく煌めくナイトの瞳は、全てをわかっていてルージュをからかっている様子が見て取れる。
「へー……? オレのせいでライトを拒んだって? それ最高だな」
「な……っ!?」
 本気で嬉しそうに笑うナイトに、返す言葉が見つからない。
 ライトにキスをされそうになったあの瞬間。ナイトとのことを思い出し、身体が咄嗟に拒否してしまっていた。
 だから、ルージュが拒んだのはナイトであって、ライトではない。
 本来拒否しなければならない人物のことを拒否し切れずに、受け入れたいと……、嬉しいと思った好きな人のことを拒んでしまった。
 それは、少なからずルージュの心へ罪悪感という名の影を落とす。
「アイツはオレのことを嫌って、オレの存在を認めないんだ。これ以上の意趣返しがあるかよ」
 だが、そこで苦し気なナイトの吐露が聞こえ、ルージュは一瞬時を止める。
「……嫌い……、なの?」
「あ?」
 顰められるナイトの眉に、再度、おずおずと問いかける。
「ライトの、こと」
 ナイトの存在が隠されていたことからも、元より二人の仲は決していいとは思えなかった。
 それでもライトから“相談”を受けたと聞いたり、二人の関係性がよくわからない。
 ただ、もしルージュがナイトだったらと想像した時、周りに自分の存在を隠し続ける家族のことをどう思うだろうかと考えてしまうのだ。
 そこにどんな事情があるのかわからないけれど、それはとても悲しいことではないのだろうか。
 それこそ、ライトのことを……、家族を憎んでしまったとしても。
「……オレのことを嫌ってるのはあっちの方だ」
 ルージュから目を逸らし、吐き捨てるように小さく告げてきたナイトの反応に心が痛む。
 あの優しいライトが誰かを“嫌う”など信じられないけれど、そこになんらかの理由があってそうなってしまっているのだとしたら、それはどんなに悲しいことだろう。
「……ナイトは?」
 それならば、ナイトの方はどうなのだろう。
 ライトの不幸を笑って楽しんでいる様子を見せるナイトは、やはり双子の兄であるライトのことを嫌っているのだろうか。
「……オレは別に?」
 けれど、そう言ってどこか自嘲気味の笑みを零すナイトに、ルージュは少しばかり不思議そうな目を向ける。
「そう……、なの?」
 今までずっと自分の存在を隠されていて。
 その程度の感情の揺らぎで済むのだろうか。
 そんなことを思って瞳を瞬かせるルージュに、ナイトはなにかを悟っているらしき苦笑を溢して肩を竦めてみせる。
「羨ましいとは思ってるけど、嫌いだとか憎らしいとかは別に。……ただ」
 そこでワントーン落ちた声色に、ルージュはじっとナイトの顔を見つめた。
「……なに?」
「……オレのことを認めたがらないところだけは嫌いだけどな」
「っ」
 ずっと存在を隠されてきたというナイトの話がどこまで本当なのかルージュにはわからない。
 ただ、幼い頃から家族ぐるみで付き合ってきたルージュが、今までナイトの存在を全く感じたことがないことだけは確かな事実。
 これまでナイトはどこにいて、どういった生活をしてきたのだろう。
「……まぁ、アイツの気持ちはわからないでもないけど」
 ぽつり、と呟くナイトは、現状を甘んじて受け入れている節が窺える。
 その、理由。
「アイツは品行方正で生真面目だからな」
 それらの話の前後がどう繋がるのかルージュには理解できないが、少しばかり馬鹿にしたようなその物言いに、つい咎めるような目を向けてしまう。
「……そこがライトの魅力なの」
 いつだって優しくて、清廉潔白なライトは眩しくて。そんな“王子様”みたいなライトにルージュは惹かれた。
 生真面目すぎるところを“つまらない”という人もいるけれど、下品なことを言わなければ冗談が通じないわけでもない。
「あんなくそ真面目なヤツのどこがいいんだよ」
 やれやれ、と呆れたように溜め息を吐き出すナイトは、ライトを“つまらない”と評価する側の人間だ。
「顔か? それならオレだって同じだろ?」
「っナイト……ッ」
 カタン……ッ、と立ち上がったナイトが自分の方へと近づいてきて、ルージュは慌ててその場に立ち上がる。
「……ぁ……っ」
 だが、反射的に逃げようとしたルージュの腕を掴み、至近距離からナイトが顔を覗き込んでくる。
「オレのことを思い出してアイツを拒んだんだ?」
「!」
 思わず目を見張ったルージュに、ライトはくす、と口の端を引き上げる。
「図星?」
「っ」
 ルージュがライトへ、ナイトのことを相談できずにいることを、ナイトは見抜いているのだ。
 ライトへの後ろめたさと……、ナイトとのことを知られたくないと願うルージュの卑怯な心を。
「それなら大歓迎だ」
 ライトの慈しむような優しい瞳とは違う、その奥に激しい感情を覗かせたナイトの視線に射貫かれて、ルージュの身体は固まった。
「オレを選べよ」
「……ゃ……っ、ナイ……ッ」
 抱き寄せようとしてくる腕に、なけなしの声と力で抵抗する。
「ルージュまでオレの存在を否定するのかよ」
「……っ」
 どこか悔し気で哀し気なナイトの言葉に、抵抗する力が緩んでしまう。
「……誰に認めてもらえなくてもいいんだ。ルージュさえオレを受け入れてくれればそれで」
「……っナ、イト……」
 真正面から真っすぐ見つめ下ろされて、その真剣な瞳から逃れられなくなる。
「……好きなんだ」
 ライトと同じ顔で。同じ声で。
 決してライトの見た目を好きになったわけではないけれど、その瞳と声に囚われる。
「……ルージュ……」
「ん……っ」
 そのままそっと唇を塞がれて目を見開いた。
 目の前には、ライトそっくりな、ナイトの綺麗な顔がある。
「んん……っ!?」
 すぐに唇を割り開かれ、生温かなものがルージュの口の中へと潜り込んでくる。
「ん……!」
 咄嗟に逃げようとする舌を絡み取られて目を硬く閉じた。
「ん……っ、んん……っ」
 口腔内を弄られ、抵抗しなければと身体に力を込めるのに、ルージュの意思に反してぞくぞくとした刺激が背筋を昇っていって涙が滲む。
「……ふ……っ、ぁ……っ」
 ゆっくりと離れていった唇から銀糸が引いて、その光景に眩暈がする。
「……待……っ、ナ、イト……ッ!」
 力の抜けた身体をソファの上へと押し倒されて声を上げる。
「なにもしない、って……!」
 そう、約束したはずだ。
 なにもしないと言ったから、その言葉を信じてナイトを部屋に上げたのに。
「そんなの、こんなに可愛いルージュを前にして無理だろ」
「……ぁ……っ」
 首筋に吸い付かれ、小さな吐息と共にびくっと身体が反応する。
「アイツもすげーよな。何年も極上の餌を目の前に吊り下げられてる状態でずっと我慢してんだから」
「ぁ、ん……っ」
 舌先が首筋を舐め上げていく感覚に、それだけで背筋がぞくぞくしてしまう。
「っライトはそんなんじゃ……!」
 潤みかけた瞳で咄嗟にナイトのセリフを否定すれば、ナイトは可笑しそうに口の端を引き上げる。
「本気でそう思ってるんだとしたら、ルージュはアイツのことを全然わかってねーよ」
「!」
 ナイトのその嘲笑にドキリとする。
 ルージュだって、思っていたはずだ。
 立派な成人男性であるライトが、そういった欲が全くないなどということはさすがにありえないだろうと。むしろ、ライトがルージュに対してそういった欲を全く抱いていないとしたら、ルージュの方が哀しくなってしまう。
 ライトに愛されている自信はある。
 ルージュだって、いつかライトとそういうことをしたいと思っているというのに、ライトがそう思ってくれていないのであれば、本当は愛されていないのかもしれないとすら思ってしまう。
 だから、ライトだって本当は。
「ライトの本性は飢えた獣だよ」
 ナイトこそ飢えた獣のようにギラリと光る瞳で見下ろされてぞくりとした。
「っそ、んなこと……っ」
 反射的に否定しながらも、喉が渇いて声が掠れた。
 ライトも、あの優しい瞳の奥に、こんな欲望を隠しているのだろうか。
 ――貪欲な、雄の獣のような。
「……うまそう。今すぐ貪り尽くしたい」
「あ……っ!」
 ギラギラと光る瞳でルージュを見下ろしたナイトが覆い被さってきて、怖れとも歓喜ともつかない声が上がった。
「……ゃ……っ。ぁ……っ、あ……!」
 服の上から脇腹を撫で上げられ、胸元をやわやわと揉まれて甘い声が零れ落ちる。
「ぁ、ん……っ」
 そのまま器用に指先で胸の頂を擦られて、身体がびくびくと反応してしまう。
 ――気持ちが……、良くて。
 断続的に与えられる甘い刺激に、そのまま身を任せてしまいそうになる。
「……あ……っ、ぁ……、ん……っ」
 思考が……、甘く白く溶かされて。
「……拒否、しないのかよ」
 耳元でくす、と落とされた囁きに、ぼんやりとした目を上げる。
「……ぇ……?」
「このまま最後までヤっちまうぜ?」
「!」
 それはきっと、ナイトなりの優しさ。
「っだ、だめ……っ!」
 一瞬にして正気に返ったルージュは、ナイトの胸元を押し返すと顔を逸らす。
「帰って……!」
 なんとなく、このままナイトと会い続けたらダメな気がした。
「もう私の前に現れないで……!」
 きっぱりと拒絶して、ぎゅ、と硬く目を閉ざす。
 ナイトの姿を、目に入れたりしないように。
 ナイトの反応を見たくなくて。
「また会いに来る」
「っ」
 耳元を掠めていった囁きに肩が震えた。
 そうして来た時と同じように窓から外に出たと思われるナイトの気配が完全になくなったことを確認してから、ルージュは窓を閉ざすべく手を伸ばす。
「……っ」
 澄んだ夜空には、美しく輝く丸い月。
 思えば、ナイトが現れた夜にはいつも満月が輝いていて。
 窓枠を下ろし、その月光を浴びながら、ルージュはぎゅ、と自分自身を抱き締める。
 ライトのことが、好きなのに。
 それは、間違いない真実なのに。
 それなのに、なぜかナイトのことを拒めない。
「…………ライト……」
 大好きな人の名前を呼ぶ。
 もう、きっと限界だ。
 だから。
「……私のこと、軽蔑する……?」
 ライトに、全部話そうと思った。
 ナイトにされたことを話したら、軽蔑されて嫌われてしまうかもしれなけれど。
 それでも、もう、隠し続けてはいられない。
「……全部、話すから」
 どうか嫌いにならないでと、遠く輝く満月に祈りながら、ルージュは泣きそうに顔を歪ませていた。
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